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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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この洞窟には左右の壁に複数の扉がある。色が違うそうだ。

そして、ホックとユミは水色の扉の前に止まる。

ホック「ここが僕の家さ。」 ホックはそう言って、ドアを叩く。

そのドアから、別のフクロウの声が出る。

フクロウの声「ホォ!ホォ!どなたですか?」

ホック「僕だよ。ホックだよ。また客人を連れて来たんだ!」

フクロウの声「おお!またか。じゃあ、

その客人、連れて来てよ。」

ホック「わかった。」 ホックは水色のドアのノブを羽で回す。


そして、そのドアを開けたホックとユミは部屋に入って来た。

ホック「ただいま!」 ユミ「お邪魔します。」

部屋にいる眼鏡をかけていた、

フクロウとリボンのついたフクロウがいた。

眼鏡をかけたフクロウ「お帰り!ホック!」

リボンのついたフクロウ「あら?また客が増えたわね。」

ホック「眼鏡の男の子がホンタ。リボンの女の子がホーコだよ。」

ユミ「そ、そう・・・・。」

ホックは元気そうに2匹のフクロウに紹介する。

ユミは緊張しそうな声で2匹のフクロウに話しかける。

ユミ「あ、あの・・・。ここに、

人間の女の子とジンジョーの男の子がいると聞きましたけど・・・。」

ホーコ「うん。それなら、隣の部屋で遊んでるわよ。」

ホンタ「あの二人はとても良い子だったよ。」

ユミ「そう。じゃあ、入らせて頂くわ。」

ユミは近くにあったドアを開けて、別の部屋に入る。

そこに、積み木で遊んでいるプルレスとミクスがいた。

二人の元気な姿を見たユミは物凄い喜びで叫ぶ。

ユミ「プルレス君!!ミクス!!」

ユミの声に気づいたプルレスとミクスは、彼女の方に向く。

ミクス「あっ!!ユミさん!!」 プルレス「え!?本当!!?」

ちなみに、今3人がいる部屋はホックたちの私室であり、

ホックたちがいる部屋は、キッチンが中心らしい。

ユミは二人と再会できて嬉しすぎたか、涙が出そうになる。

ユミ「二人とも・・・・無事だったんだね・・・。」

プルレス「うん。フクロウさんたちが助けてくれたんです!!」

プルレスは笑顔で言うが、ミクスは突然泣きそうな表情になる。

ミクス「・・・・ユ、ユミさああぁぁぁぁぁん!!!」

ミクスはユミに抱き着いた。ミクスは嬉し涙を流した。

とうとうユミに会えたのだから。ユミもまた嬉し涙を流す。

二人をついに見つけて、また会えたのだから。


一方、バンジョーとカズーイはギャンビの突進を受けて、

大ダメージ。その苦痛に耐えて、必死に立とうとしている。

バンジョー「く・・・ううぅぅぅ・・・!!」

カズーイ「何て重い一撃・・・!あたいの身体にも響いたわ・・・。」

ギャンビ「我が巨大サイ族の突進を受けても、

耐え抜くとは流石だな。

貴様たちは一体、何者だ!?」

バンジョー「・・・・っ!僕はバンジョー。こっちはカズーイさ。」

カズーイ「実はあたいたち、

伝説の熊と鳥と呼ばれたりしているのよ。

本来なら、そう呼ばれる事が本望じゃないけどね・・・・っ!」

ギャンビ「何ィ?それでは、

貴様たちは噂のデスブラザーと言うワケか?」

バンジョー「違うね。僕らはただの動物さ・・・・!」

ギャンビ「そうか。では、満足できんなァ!!」

ギャンビはそう言って、

再びバンジョーとカズーイに突進しようと走る。

ボトルズ「危ない!!もう一度くらえば・・・・!!」

カズーイ「くっ!!タマゴミサイル!!!!」

カズーイは口からタマゴミサイルを連射して、ギャンビを迎撃。

ギャンビ「ぬおっ!?ぐうぅぅぅ・・・!!」

ギャンビは複数のタマゴを受けて、さがる。

バンジョー「今だ!!」 今度はバンジョーが跳びだした。

ギャンビ「むっ!?」 

ギャンビはバンジョーが急接近した事に気づく。

バンジョー「でやあああぁぁぁぁっ!!!」

バンジョーは渾身のパンチでギャンビを攻撃した。

ギャンビ「ぐはあああぁぁぁぁぁぁ!!!?」

ギャンビは殴り飛ばされて、岩壁に叩きつけられる。

バンジョー「よし!!大きなダメージを与えたぞ・・・!!」

カズーイ「ざっとこんなもんよ・・・・!」

二人は勝ち誇るが、ボトルズはまだ不安している。

ボトルズ「いえ!まだ終わってません・・・・!!」

そう。ギャンビは負けていないのだ。壁からゆっくり落ちた、

ギャンビがすぐに起き上がる。

ギャンビ「ぬぅ・・・!これ程の力を持つとは。

久しぶりに良い勝負ができそうだ・・・・!!」

バンジョー「そんな・・・!!まだ倒れてないなんて・・・!!」

バンジョーは驚き、カズーイは舌打ちをする。

カズーイ「ちっ!あいつは相当のタフね・・・・。」

ボトルズ「気をつけてください。巨大サイは、

並みの打撃では倒れません。」

バンジョー「もっと強力な技で対抗するか・・・・!」

ギャンビ「行くぞォ・・・・!とう!!」

ギャンビが走り出す。また突進をする気だ。

バンジョーとカズーイ「くちばしアタック!!!!」

対する二人はくちばしアタックで対抗。そして、

ギャンビの角とカズーイの嘴が激しくぶつかり合う。

カズーイ「・・・・・ん!?」

その突撃により、カズーイは嘴に苦痛を感じてしまう。

ギャンビ「にや。おりゃあああぁぁぁぁぁ!!!!」

ギャンビは角をかち上げて、バンジョーとカズーイを投げ飛ばす。

バンジョーとカズーイ「うあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!??」

ボトルズ「何て硬く強力な角なんだ・・・!」

このままバンジョーとカズーイは岩壁にぶつかるのだろうか。

否、バンジョーは両足で岩壁につく。

それを蹴って、ギャンビの方へ飛び込む。

バンジョーは岩壁を利用して両足によるバウンドを使ったのだ。

ギャンビ「何っ!?」 バンジョー「とあああぁぁぁぁぁ!!!」

驚いたギャンビは急接近したバンジョーの強烈なパンチを受ける。

ギャンビ「うわあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!??」

ギャンビは倒れるが、少しだけ立とうとする。

バンジョー「どうだ!!」 バンジョーは着地した。

ボトルズ「凄いです!!バンジョー!!

岩壁を跳び台に使うなんて!!」

ボトルズはバンジョーのひらめきに感激する。

カズーイ「さぁ!!覚悟しなさい!!サイ君!!!」

ギャンビ「ぐうぅぅ・・・・っ!」


ホックたちフクロウ族のマンション。ホックたちの私室では、

ユミはホックたちの話を聞いていた。6人は、

テーブルを囲むように座っていた。

ユミ「・・・そう。あなたたちが、ミクスたちを救出したのね・・・。」

ホック「うん。でも、実際に助けたのは僕らじゃないんだ。」

ユミ「え・・・?どう言う事??」

ホック「三日前に倒れていたミクスちゃんとプルレス君を、

その当時にグレースルどもが食べようとしていたんだ。

僕らは戦う力がないから、どうすれば良いかわからなかった。

そんな時。ある亀の子供が助けてくれたんだ・・・・。」

ユミ「亀の子供・・・?」

プルレス「はい。僕とミクスちゃんはこの家につくまで、

眠っていたので、よくわかりませんが、

ホックさんが確かにそう言ってたんです・・・。」

ホンタ「でも、その亀の子供は僕らにこう言ったんだ。

確か、俺たちクラッシャーの仕事の邪魔するなと・・・。」

ユミ「っ!?もしかして、その亀の子は、私たちの仲間なの!?」

ミクス「はい・・・。クラッシャーの中には確か、

その亀の子らしい姿を見た事があります・・・。」

ホーコ「でも、驚いたわ。ミクスちゃんもユミさんも、

あの亀と同じクラッシャーの一員だったなんて・・・。

それにしても、あの亀。かっこ良かったわァ。」

ホーコはあの謎の亀の事を想像をして、

頬を赤くして笑みを浮かべる。

ホンタ「うん。あの亀、二つの剣を使って、

グレースルを斬りまくったよね。」

ホンタもあの謎の亀の活躍を見たか、

それを思い出して笑みを浮かべる。

ユミ「そうだったの・・・・。そうだったわ!!」

ユミは何かを思い出したそうだ。ホックはそんなユミに聞く。

ホック「ん?何かあったのかぃ?」

ユミ「ちょっと、外に出て良いかしら?

一緒に探していた仲間たちに報告しなきゃ・・・!」

ホック「・・・・良いけど、できるだけ谷の主が、

起きないような事はしない方が良いよ・・・?」

ユミ「谷の主・・・・?ああ。この谷を支配している、

モンスターの事ね。その噂は聞いているけど・・・。」

ホック「その谷の主は、とても凶暴で、

自分を怒らせるような事をした者は容赦なく喰ってしまうんだ。」

ホンタ「普段はよく寝るけど、

その眠りを妨げた者は必ず死ぬらしいよ。」

ホーコ「2週間までにグレースルどもが多くの人間を料理して、

宴をしていた頃はよく思い出しているわ。その宴で、

主は目を覚まして、奴らを一人残らず喰ったの。」

ユミ「そう・・・。何だか、とても恐ろしい奴ね。」

ミクス「おまけに、一度怒ると自分が気の済むまでに、

暴れるのは止めないそうです。」

プルレス「それによって、

谷の住人たちが少数被害を受けたらしいんです。」

ミクスとプルレスは谷の主に恐怖しているか、暗そうに語る。

ホック「おまけに・・・この谷にグランティと名乗る連中も、

出たと聞いている。奴らは一体、何を企んでいるんだろう・・・。

谷の主に関わる悪事でなければ良いんだけど・・・。」

ユミ「・・・・要するに、その谷の主を起こさないように、

大声を出さなければ良いんでしょ?」

ホック「うん。できるだけ大声は控えた方が良い。」

ユミ「わかったわ!じゃあ、行って来る!!」

ユミは走って、ホックたちの家から出た。

ホック「・・・・行ったか。うまく行けば良いけど・・・。」

ミクス「そんなに・・・恐ろしいのですか?谷の主は。」

ホック「うん。政府の部隊が大半の戦力でかかっても、

勝てない程の最強の力を持っているんだから・・・・。」


バンジョーとカズーイはギャンビと戦っていた。

つづく
 

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