バンジョーとカズーイの大冒険・THE・FIRST
第22話・必殺!!ワンダーウィング!!
クランカーの体内に入ったバンジョーとカズーイは、
恐るべしミューティーアニマルと戦い、これを辛くも勝利する。
同じ頃、マンボはデスブラザーの真実を探すため、旅立った。
物語は着々と進みつつあった。
フラエとガンズはバンジョーたちを追うために、
無断でクランカーの中に入る。二人は今、廊下へを歩いた。
フラエ「ち・・・っ!何が生物だ。まるで潜水艦に入っているみたいだ。」
ガンズ「グランティはこのクランカーを改造してしまっているだろう。
奴らを倒して、あの熊と鳥を止めなければ・・・・っ!」
フラエ「そうだなァ。けど・・・そうはいかんみてーだ。」
フラエがそう言ってると、急に止まる。そして、ガンズも。
そう。二人の前に、グラントリングとスピニットが数人いるからだ。
スピニット「クラッシャーのブレンティか・・・っ!」
グラントリング「気を引き締めてかかれ・・・・!!」
フラエ「は?お前らはミューティーズより弱い連中だろ?」
ガンズ「命が惜しいなら、今のうち引き返した方が良いがなァ?」
グラントリング「ククク!!そうつはどうかな?
俺にはまだ奴がいるんだぜ!!」
グラントリングは指をパチンと鳴らすと、連中の後ろから巨大な怪物が現れる。
フラエ&ガンズ「むっ!!?」 二人はその怪物に警戒するように構える。
その怪物はネコを中心とした姿であった。だが、顔が三つもあり、
どれも一つ目。尻尾も3つある。背中から無数のトゲがある。色も黒い。
まるで、ネコ版のケルベロスみたいな怪物であった。
グラントリング「ミューティーキャットが貴様らを粉砕してくれるぜ!!!」
フラエ「ほう・・・!少しは殺り甲斐があるなァ・・・っ!」
ガンズ「ああ・・・。恐ろしそうな力がありそうだ。」
ミューティーアニマルと遭遇したのは、フラエとガンズだけではない。
ユミとミクス、プルレスもミューティーズの開発室にて、
ミューティーオクトパスと遭遇していたのだ。
ミューティー・オクトパス「ウ”アアアアアァァァァァァァン!!!!!」
ミューティーオクトパスは数本の触手でミクスを巻きついてしまう。
ミクス「きゃあああぁぁぁぁっ!!!」 プルレス「ミクスちゃん!!!」
そして、怪物はそのままミクスを縛り付ける。
ミクス「く・・・っ!あああ・・・・!!」 ミクスは身体が潰れそうで苦しむ。
ユミ「はああああああぁぁぁぁぁっ!!!!!でやっ!!とう!!」
ミクスを助けるために飛んだユミは、チョップやキックの連続で、
ミクスを縛った触手を切る。落ちそうになるミクスはユミに助けられる。
ユミ「大丈夫!?」 ミクス「え、ええ・・・・。」
ミューティーオクトパス「ウ”アアアアアァァァァァァン!!!!」
怪物は触手を切られて怒ったか、口から黒い溶解液を吐いた。
ユミ「危ない!!!」 ユミはミクスを抱えてジャンプ。敵の溶解液は、
床を溶かしてしまった。その床に穴ができる。ユミは着地し、ミクスをおろす。
その時、ミューティーオクトパスが一本の触手を振るう。
ユミ「きゃああぁぁぁっ!!」 ユミはその触手に打たれ吹き飛ぶ。
ミクス&プルレス「ユミさん!!」 そして、ユミは、別の一本の触手に捕まる。
ユミ「う・・・っ!!?はっ!!!」 そして、彼女に複数の触手が迫る。
ミューティーオクトパスが笑みを浮かべている。どうやら、
恐ろしい事をするつもりだ。だが、それを阻止しようとミクスが両手を向ける。
ミクス「えええええぇぇぇぇぇぇい!!!!!!」
ミューティーオクトパスの動きがミクスの強大な空気の力で止まった。
ミクス「今ですっ!!ユミさん!!」 ユミ「OK!でやあぁぁぁっ!!」
ミューティー・オクトパス「ウ”アアアァァァ・・・・!!!」
ユミはチョップで一本の触手を切り、怪物から離れて飛ぶ。やがて、
猛スピードでミューティーオクトパスに迫りながら、両手をクロスする。
ユミ「くらえええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
ユミは敵と衝突する寸前に、両手を左右に広げた。それにより、
ミューティーオクトパスは巨大な身体を切断された。
ミューティー・オクトパス「ウ”アアアアアァァァァァァァン!!!!!!!」
つづく
[0回]
PR