マンボ「・・・・マンボ。今、悟った。」
ベス「何を・・・?」
マンボ「真実は・・・自分で探す。そのために、マンボ、旅立つ。」
チャック「・・・・じゃあ、もうこの山を去るつもりか?」
マンボ「・・・・・そうだ。」
それを聞いたグラブリンたちは動揺する。そう。マンボは、
デスブラザーの事を自分で探そうと、旅に出るのだ。
エルマー「どうして、ジュジュに真実を聞かないんだぃ?
俺たちも、その真実を知りたいけど?」
マンボ「デスブラザーの正体、皆に知ってもらいたくない。」
スコット「知ってもらいたくない?」
マンボ「知ったら・・・お前たち、あの熊と鳥を襲いに行く。
マンボ、できれば無駄な血、流したくない・・・・。」
ニラ「あの熊と鳥って、バンジョーはんとカズーイはんの事かぃな?」
マンボ「そうだ。もし、デスブラザーの正体、そうであったら、
間違いなく、君たち悲しむだろう。だから、マンボ。旅に出る。」
ニラ「そんなのありえへん!!この村にはマンボはんがいてくれたおかげで、
平和なんや!!もし、あんたがいなかったら・・・・!!」
ニラは悲しそうなそう言う。マンボにこの村から去って欲しくないのだ。
マンボ「その時、君たちが村を守れば良い・・・。」
エルマー「俺たちで・・・?」
ニラ「もし、強い奴が出たらどないすんねん!?」
マンボ「大丈夫。お前たちなら、あらゆる敵も倒せる。」
スコット「つまり、我々はあなたの意思と共に、
愛すべき者たちを守れと言うワケか。」
マンボ「・・・・・ああ。」
チャック「任せてくれよ。これからは、
俺たち自身が俺たちの村を守り切ってやるよ!!」
チャックや数人のグラブリンたちが張り切ってそう言う。
マンボ「ありがとう。これでマンボ、旅立てる・・・。」
ニラ「マンボはん・・・・。」 ベス「お前・・・・。」
ニラとベス、数人のグラブリンは寂しそうにマンボを見る。
マンボ「心配するな。マンボ、必ず帰ってくる。それまで、しばらくお別れだ。
・・・・ジュジュ。デスブラザーの事、グラブリンに話さないでくれ。」
ジュジュ「・・・・承知した。マンボよ。お前の旅は、
とてつもなく、困難となるじゃろう。命を捨てるつもりで行くが良い。」
そう聞いたマンボだが、汗一つも流していない。覚悟はできているそうだ。
マンボ「・・・・わかった。マンボ、戦う。命の限り。」
スコット「つまり、恐ろしい敵と戦って死んでしまう事もあると言うのか。」
エルマー「・・・・・今のうち、やめた方が良いんじゃない?」
マンボ「いや、やめない。マンボ、旅立つと決まったのだ。」
ベス「・・・そうか。そこまで言うなら、仕方がないや。だろ?皆。」
マンボの意見を受け入れたベスは他のグラブリンたちに聞く。
チャック「・・・・良いだろう。」 スコット「それが、あなたの望む道とあらば。」
ニラ「・・・・絶対、帰ってきてや。」 エルマー「死んだら承知しないよ。」
エルマーが笑顔で言い、
ニラは涙目で言った。チャックとスコットは真剣であった。
マンボ「・・・・そのつもりだ。ベス。」 ベス「マンボ・・・・・。」
マンボと見詰め合うベスの表情には、少しだけ寂しさがあった。
ベスは本当はマンボと別れたくなかったが、男として彼の旅を、
見送ろうとしているのだ。マンボはベスの肩に触れて、こう言う。
マンボ「心配するな。マンボ、必ず生きる。だから、お前も生きろ。
グラブリンの皆。感謝する。マンボ、お前たちと別れ、旅に出る。」
そして、マンボはついにグラブリン村から離れて、歩く。
それを見送るグラブリンたちは、それぞれマンボに別れの言葉を叫ぶ。
グラブリンたち「さようならああぁぁぁぁ!!!」 「元気で!!!」
「お土産買って来いよおぉぉ~っ!!」 「死なないでねェ~っ!!!」
ニラ「絶対、生きて帰ってやああぁぁぁぁぁ!!!!」
エルマー「尻尾巻いて逃げて来んなよおぉぉぉぉ!!」
スコット「戦え!!!その命がある限り!!」
チャック「負けるなよおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
ベス「勝てよ!!!!マンボ・ジャンボ!!!!!!!」
マンボ(皆・・・。ありがとう。マンボ、お前たちの意思を乗せて、
デスブラザーの真実、必ず暴いてみせる・・・・っ!!)
こうして、マンボはグラブリン村から去っていった。
一方、クランカーの体内では、バンジョーとカズーイが、
ミューティードッグと戦っていた。だが、そろそろ決着がつく。
ミューティー・ドッグ「ワオオォォォォウ!!!」
バンジョーとカズーイ「ぐあぁぁっ!!!」 二人は敵の打撃を受けてさがる。
ボトルズ「バンジョー!!カズーイ!!」
バンジョー「くっ!!とりゃああぁぁぁ!!!」
バンジョーはアッパーでミューティードッグの顎を殴り、さがらせた。
ミューティー・ドッグ「キャウゥゥゥン!!」
バンジョー「今だ!!」 カズーイ「よっし!!」
バンジョーが跳び、カズーイが嘴をひるんだミューティードッグにとどめをさす。
バンジョーとカズーイ「くちばしバスター!!!!!!」
二人はくちばしバスターでミューティードッグを攻撃した。
ミューティー・ドッグ「キャアアアアアァァァァァァァン」
強烈な必殺技を受けたミューティードッグは、吹き飛んだ。
そして、壁に叩きつけられて倒れていった。ミューティードッグは死んだ。
バンジョー「や・・・やった。」 カズーイ「手強い敵だったわね。」
ボトルズ「・・・・大丈夫ですか?」 ボトルズは疲れた二人に近づく。
カズーイ「あーんな犬、大した事ないわよ!!」
バンジョー「・・・行こう!このクランカーから、
グランティの連中を追い出すために・・・っ!!」
そして、バンジョーたちは走った。クランカーの体内を・・・。
そのクランカーの事だが、実は彼の上で、フラエとガンズがいた。
ガンズ「あの熊と鳥がお前の中にいるのは本当か?」
クランカー「そうだけど・・・?」
グルウプ「もしや、あの二人を倒すつもりか!?ブクブク!!!」
グルウプはフラエとガンズに怒ってそう聞く。
フラエ「当たり前だろ!?俺たちはあいつらを倒すためなら、
この馬鹿でかい魚野郎の中で大暴れだってできるから!!」
グルウプ「ブクブク・・・!!クランカー!!この二人を入れるな!!!」
クランカー「む、無理だよおおぉぉぉぉ・・・!!背中のネジが、
飛んだ瞬間に、奴らが入ってしまったよおおぉぉぉぉぉ!!!」
グルウプ「何っ!!?」クランカーが泣きそうに言うと、グルウプは驚く。
そう。クランカーの背中のネジを飛ばした穴の中を、
フラエとガンズが素早く入り、クランカーの体内に入ったのだ。
こうして、マンボは旅出しました・・・・。ですが、
復活したフラエとガンズもクランカーの体内に入ってしまったのです。
ミューティーアニマルと戦うブレンティの戦士たち。
果たして、バンジョーたちはクランカーを救い、
チャズ男爵を倒せるでしょうか?
次回につづく
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