ウルトラマンクリスタル「っ!?こ・・・。凍ってる!?もしや、冷凍光線!!!!」
ライドマン「当然だ!!!これは母から授かったのだからな!!」
ライドマンはそう言いながら、地上に着地した。
ライドマン「まだまだ技はあるぞ!!!はああぁぁぁっ!!!」
ライドマンは両手の拳を合わせ、その二つの拳に冷気を集めた。
そして、その白く輝く両手を左右に広げた。
ライドマン「アイスナックル!!!!!」
ライドマンは白く輝く二つの拳で、クリスタルを殴り始めた。 ガチイィィン
ライドマン「ふん!!!」 ウルトラマンクリスタル「ぐあ!!!」
ライドマンの白い拳がクリスタルの顔を打つ。その顔が一瞬凍りそうになった。
ライドマン「とりゃあぁぁぁっ!!」 そして、ライドマンは次にクリスタルの腹を打つ。
ウルトラマンクリスタル「うはっ!!!」
クリスタルは痛みと冷たさの合わせた苦痛に苦しむ。
ライドマンのアイスナックルはまさに、冷たい凍りの拳であった。
ライドマン「せぃ!!とう!!はあぁぁ!!!」
ライドマンはアイスナックルで次々とクリスタルを殴り続ける。
ウルトラマンクリスタル「くあ!!わぅ!!うおぁ!!!!・・・・っ!!」
ライドマン「うおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
ライドマンは最後の一発としてクリスタルの顔を思い切り殴る。
ウルトラマンクリスタル「ぐわああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
クリスタルは殴り飛ばされて倒れた。クリスタルの身体が少しだけ白くなっている。
これは、身体が凍りつつあるのだ。そのため、クリスタルの動きが鈍くなってしまった。
ウルトラマンクリスタル「く・・・・っ!!恐ろしい氷の拳だ・・・!」
ライドマン「さーて。そろそろとどめといきますか・・・・・。」
ウルトラマンクリスタル「くうぅぅ!!エクセリック光線!!!!!」
クリスタルはエクセリック光線でライドマンを攻撃する。
ライドマン「な・・・・っ!?」 ライドマンはそれに驚き、
避けようとするが、光線がかすかにライドマンの身体に命中し、そこが爆発する。
ライドマン「うわあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
ライドマンはクリスタルの光線を受けて倒れそうになる。もし、
直接命中したら爆発して死んでしまう恐れもあるだろう。
ウルトラマンクリスタル「今だ!!ムーンギロ・・・・・!っ!?」
その時、クリスタルは目の前の空からZEROが飛んで来たのを見た。
スカイラッシュZEROがいきなりディバインレーザーでクリスタルを攻撃した。
ウルトラマンクリスタル「うわああぁぁぁぁっ!!?な、何をするんだ!!ZERO!!」
モモの声『2人とも、喧嘩はやめなさあああぁぁぁぁぁぁい!!!!!』
ウルトラマンクリスタル「っ!?まさか・・・その声はモモ姉さん!??」
ライドマン「何・・・!?モモさんだと・・・・!?」
そう。ZEROに乗ってクリスタルを攻撃したのは、姉のモモであった。
ライドマン「ち・・・・。」 ライドマンは光とともに等身大へ戻った。
等身大でのライドマンは、元の人間の少年だ。
ウルトラマンクリスタル「・・・・・っ!」 クリスタルも等身大のコリスに戻った。
草原では、等身大のコリスとライドマンのところに、モモが来た。
モモ「全く、初対面で喧嘩とはねェ。」
コリス「姉さん・・・。この人(ライドマン)の事を知っているですか?」
モモ「ええ。本当は人間の子供だけど、ファナリナーサから夢の力を得たわ。
それでライドマンと言う巨人に変身できるけど、本当はジャックって言うの。」
ライドマンの本当の名は、ジャックであった。
コリス「ええっ!?ジャックさんって、ファナリナーサから来たんですか!?」
ジャック「ま。俺の生まれたところでもあるからな。」
コリス「けど・・・・フェナリナーサから来たのに、人間の子供って・・・・?姉さん。」
コリスは疑問を持っている。人間の子供なのに、何故フェナリナーサで生まれたのか。
夢の国に住む者は人間ではないハズ。それをモモに聞こうとした時、2人の大人が来た。
男性「それは我々からお話しよう。」 コリス「っ!?誰ですか!?」
ジャック「父さん・・・・!母さん!!」 そう。2人の大人はジャックの両親だ。
あたり前のように父の男性と母の女性である。男性はカウボーイのような帽子を被り、
顎にイカすようなヒゲをした。女性は青か紫かわからないような長い髪をしていた。
コリス「この2人がジャックの両親・・・・!?」
モモ「ええ。この2人は正真正銘の人間なの。」
男性「私は妖精ハンター・ランドル。妖精をこよなく愛する男だ!!」
女性「私はアイリーン。ワケのわからない物はなんでも凍らす女科学者よ!!」
コリス「・・・・なんだか、過ごそうだね;ジャックさんのパパとママって・・・・。」
モモ「いやいや。本当に凄かったわよ。あの昔、ランドルさんは妖精に対する欲望で、
アイリーンさんはワケのわからない物は凍らせなきゃ気が済まないと言う、
恐ろしい執念で、どれだけで子供の頃の私を振り回した事か・・・・・。」
そう。かつて、少女時代のモモは妖精ハンターランドルと、
恐るべし冷凍銃の使い手アイリーンと何度も出会っていたのだ。
しかし、絶滅しようとする動物たちを救うために、
アイリーンとランドルはその動物たちと一緒にフェナリナーサへ向かった。
2人はそこで結婚して、一人の子供を誕生をした。それが、ライドマンことジャックだろう。
その事をランドルとアイリーンが話して、コリスはそれを知った。
コリス「・・・・それで、アイリーンさんとランドルさんは、
フェナリナーサで子供を生み、それがジャックさんだったなんて・・・・。」
モモ「そのジャック君が、フェナリナーサの夢の力を浴びて、
普通の人間が夢の力を使えるようになったと言うワケね。
そして、ランドルさんの力とアイリーンの力を合わせ持つ最強の戦士となったワケね。
まあ。コリスとは及ばないそうだけどね。本来なら・・・・。」
ジャック「・・・・っ!?それはどう言う事ですか!?モモさん!!!」
モモ「え!?だ・・・だから、ジャック君はコリスに負けそうだったじゃない?;だから・・・。」
ランドル「モモちゃん!!!うちの息子を馬鹿にすると言うのかね!?」
モモ「あ・・・・;いえ、その・・・・・^^;」
ジャック「くぅ・・・・っ!!貴様!!コリスとか言ったな!?」
コリス「は、はい・・・・?;」
ジャック「今回は俺の負けにしてやる・・・・。だが、俺の方が絶対に強い!!
だから、俺はお前を越えてやる!!!
そして、父と母の故郷であるこの地球を俺が守る!!!」
モモ(・・・・ジャック君、すっかり親の性格が移ったみたいね・・・・・;)
アイリーン「ところで、モモちゃん。あんたの弟ってこぉんなに可愛いのに、
あーんなかっこいいウルトラマンになれちゃうなんて、ワケがわからないわァ~っ!!」
モモ「ちょ、ちょっとアイリーンさん・・・・。まさか、うちの弟を凍らす気じゃ・・・・;」
アイリーン「そのつもりっ!!!」 アイリーンはコリスに向かって、冷凍銃を構えた。
ランドル「げげっ!!まさか、モモちゃんの弟をも・・・・・!!!」
アイリーン「・・・・と、言いたいけどやめたわ。どうせ、マリンナーサで生まれたんだから、
夢の力とかで変身してたんでしょ?そのくらいはわかるわ。たぶん・・・・。」
モモ「良かった・・・・。じゃあ、コリス。基地へ帰りましょ。」
コリス「あ、はい・・・・。」 2人はDGC基地へ帰ろうとするその時・・・・。
ランドル「待ちたまえ。モモちゃん!!」 モモ「ん?何ですか?」
つづく
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