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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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だが、モヅラー星人には全く通用しない感じであった。

モヅラー星人「ケケケケケケケケケケエエエェェェ!!!!

効かねェよ!!んなもん!!BARの動きが止まった今、

この星で俺様は自由に暴れ放題と言うワケよ!!!」

緒川「あなた・・・!魔族と戦っているんじゃなかったの!?

それとも、魔族とは同盟を組んだりとか・・・!!?」

モヅラー星人「あぁ?そうだよ!!

誰が組むかよ、あんなクソな連中と!

俺らモヅラーわ、奴らに迫害され続けて来たんだよ!!

そして、他の星人たちも同じように、

魔族に虐げられ続けている・・・!!

だが、てめーら地球人だけ、その迫害を退いてやがるのを聞いた。

ムカツクんだよ!てめーらだけ、幸せに生きやがって・・・!!」

緒川「確かに私たちは、BARの科学で、

これまで何度も魔族の攻撃を防いだわ・・・。でも、

その魔族の攻撃で、

不幸になっている人間が多くいるハズよ!!」

モヅラー星人「その不幸になっているのは、

俺らの方が多いんだよ!!

俺様は幼い頃、

魔星人に家族を殺されたんだよ!!!俺らわ、

魔族から星を守るのに、多くの犠牲を得てしまった・・・!

しかし、てめーら地球人だけ、ろくな犠牲も出さずに、

ウルトラマンに守られ続けやがって・・・・!!」

緒川「・・・・・・・っ。」

モヅラー星人「だから、決めたのよ・・・!この俺が、

魔族の代わりに、地球を侵略してやろうってなァ!!!

ケケケケケケケケケケケケケエエエエェェェェェ!!!!!」

緒川「そんな事、許せないわ!!

魔族に迫害されてるからって・・・!

そんなの八つ当たりに過ぎないわ・・・!!」

モヅラー星人「うるせええええぇぇぇぇぇ!!!

他人の不幸を無視する下等生物が、

俺に歯向かうんじゃねェ!!

てめェら地球人を奴隷として魔族に売り飛ばし、

魔族からの迫害を消してやるよ!!

お前らを犠牲にしてなァ!!!

ケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケ!!!!!!!!」

モヅラー星人は笑いながら、消えてしまった。

その時、緒川の辺りが明るくなった。

緒川「モヅラー星人・・・・!」

緒川はモヅラー星人を許せなくなった。

自分の八つ当たりだけのために、地球を襲おうとする者を。


そのBAR基地では、機能停止しているため、

ほとんどのスタッフたちは混乱していた。

廊下を歩いている隊員たちが、その様子を見ていた。

灰間「皆・・・。いかにも大変って感じだな。」

日下部「そりゃ、そうよ。この基地の機能が、

おかしくなっているもの。全てのコンピューターはおろか、

BARのメカも使えなくなっているのよ?」

上川「これ程の大規模的な感じじゃ、

機能が回復するまで一体、何日かかる事やら・・・。」

叶野「とにかく、一刻も早く修理しなければならん!

私も科学班と共に、

基地で壊れた機能の修理にかかる・・・!!」

大神隊長「うむ!まずは、

コンピュータールームへ急ぐど!!」


コンピュータールームへ来た隊員たち。

叶野がその部屋にいる一人の科学者に聞く。

叶野「おい!!コンピューターの方に、

回復できそうな部分があるか!?」

科学者「既にありました!!ですが、

その部分を回復しようにも、

エラーが起きているんです!!」

叶野「エラーだと!!?」

上川「直す事はできないのかぃ!?」

科学者「ええ・・・!

何かのウィルスが入って来たかも知れません。

そのウィルスがある限り、

この部屋のコンピューターの回復は、

無理かと思います!!このままでは、

BAR基地は本当に駄目になっちまいます!!!」

その時、別の科学者が大神に向かって、こう言う。

別の科学者「基地の機能を停止されているのは、

謎のウィルスである事が判明しました!!

残ったデータでは、そのウィルスは、

司令室のコンピューターから出たそうです・・・!」

大神「司令室のコンピューターからじゃと!?」

日下部「もしや、あのディスクが原因では・・・・!?」

灰間「急いで、司令室へ向かおう!!!」


緒川は町の道路を歩いていた。

とても切なく、悲しそうに歩いていた。

緒川「・・・・私のせいだわ。私が、

モヅラー星人なんかを信じていたから、BARは・・・。

灰間君たちは絶対に許さないでしょうね。

宇宙人を信じた私の事を・・・。まあ、仕方がないわよね。

・・・・そう言えば、あの星人。こう言ってたね・・・。」

緒川の脳裏に、モヅラー星人の言葉が響く。

モヅラー星人『てめェ!!

本当に科学者か!?おい!!』

緒川「・・・私、本当に科学者なのかな・・・。何だか、

辛い感じがするわ・・・。

科学者から何かに転職しようかしら・・・・。

・・・あら?何か、

懐かしい感じがするわ。その言葉・・・。

科学者から何かに転職しようと・・・。そうだ!

これは、お父さんが言ってた言葉だわ!!」


緒川は何かの過去を思い出した。それは、

幼い緒川の前に、緒川の父がこう言ったところだ。

緒川の父「娘よ。実はな・・・・。

父さんは科学者から何かに転職しようと思うんだ・・・。」

幼い緒川「どうして?」

緒川の父「この前、新兵器を造ろうと思ったら、

星人の罠で、その新兵器が暴走してね・・・。そのせいで、

多くの人が怪我をしたんだ。私は、それを見て、

立派な科学者にはなれないと思ったんだ。私の科学は、

人を傷つけてしまう。だから・・・。」

幼い緒川「そんな事ないよ。お父さんの科学は、

皆を守るためにあるんでしょ?だから、

お父さんは科学者を続けても良いと思うわ。」

幼い緒川は笑顔で励ますように言う。

緒川の父「娘よ・・・・。」

幼い緒川「お父さんは科学で皆を守る事ができるんだよ。

そして、私もいつかは立派な科学者になって、

この地球を守るの!だからね。

お父さんは科学者を止めちゃ嫌よ?お父さんの科学は、

地球を守るためにあるんだから、私もその科学が欲しいの!」


そして、現在。

緒川「そうだわ・・・。お父さんの科学は確かに、

地球を守るためにあったんだわ・・・。そして、

私はその科学を求めていた。

そうよ!何を諦めているの!?

お父さんにもあるように、私にもあるハズ・・・!

私の科学だって地球を守るためにあるんだ・・・・!!」

緒川はそう言って、走った。BAR基地へと。


BAR基地の司令室に戻った隊員たち。

叶野「このコンピューターに、

まだデータが残っているハズだ・・・!」

叶野がコンピューターからデータを探す。だが。

叶野「・・・畜生!!

機能停止のせいで、うまく探せない・・・!!」

上川「とりあえず、例のディスクを出してみましょう!」

上川はそう言うと、緒川の入れたディスクを取り出した。

日下部「このディスクのせいで、基地の機能が・・・!」

大神「このディスクの事を、

調べる必要があるけ。しかし、

どこの研究所で調べれば良えか・・・。」

灰間「それに、ディスクを取り出したとしても、

基地の機能は回復しちゃいません!!しかも、

強大なウィルスが・・・。何か、方法はねーのか・・・。」

その時、緒川が急に入って来た。

緒川「一つだけ方法はあるわ・・・!!」

灰間と日下部「緒川さん!!?」

叶野「今更何をしに来たんだ!?

宇宙人なんかに騙されやがって!!」

緒川「ごめんなさい・・・。あと、上川さん。

そのディスクを私にくれませんか?」

上川「え・・・?このディスクをどうするの?」

緒川は上川からディスクを取る。

緒川「井手市の研究所に行って、調べるんです!

そうすれば、

このディスクで機能回復できるかも知れません。」

日下部「緒川さん。話は聞いたの?

この基地全体の機能を、

謎のウィルスが蝕んで回復を妨害しているのよ!?

まずは、そのウィルスをどうにかしないと・・・!」

緒川「恐らく、ウィルスはこのディスクから出たんだわ。

でも、このディスクのデータを改良して、

ワクチンを造り出す事ができるかも知れない!!」

灰間「マジか!?それ、できるのかよ・・・!?」

大神「うむ。では、緒川。さっそく、

井手氏の研究所へ向かえ!おどれの科学で、

このBAR基地を救ってみるんど!!!」

緒川「はい!!」

叶野「い、良いのですか!?」

大神「良えんじゃぃ。悪いのは、宇宙人じゃけ。」

上川「そうですね。ここは、緒川を信じましょう。」

緒川「・・・・では、行ってまいります。」

灰間「・・・待ってくれ!俺も行くぜ。」

つづく

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