第１話・魔獣出現

ウルトラマンティアーズ　　　第１話・魔獣出現

凶悪魔獣・ガブダロン登場

２０１Ｘ年。人類は怪獣と言う恐るべし巨大な種族との戦争に、

苦しんでいた。そんな時、ウルトラマンと言う巨人たちの活躍で、

多くの怪獣たちを倒していった。そして、新たな光の戦士である、

ウルトラマンクリスタルと言う戦士がアメリカで、

怪獣たちと戦い、恐ろしい侵略者たちである使徒から、

アメリカと日本、全世界を守り抜き、彼の戦いは終わった。

その終末から数年後、怪獣の出現は減少しつつあり、

もはや地球は完全に平和になるのではないかと予測する人類。

だが、そんな人類の前に新たな脅威が迫ろうとしていた・・・。


とある夜の町では、黒いローブを身に纏った者が複数いて、

それぞれ違う道を走り、空き家の方に集結していった。

黒いローブの者Ａ「いよいよ、時は来た。」

黒いローブの者Ｂ「そう。我らがこの世界を支配する時が・・・。」

黒いローブの者Ｃ「それにはｍこの【大鳥町(おおとりちょう)】を、

我々の前線基地にする必要がある。」

黒いローブの者Ｄ「我が同志、【魔獣】が今、ここにやって来る。

それまでに準備に取り掛かるのだ。」

黒いローブの連中はこの世界を侵略する気だ。だが、

彼らは一体何者だろうか。宇宙人なのか。それとも、

別の種族だろうか。そして、魔獣とは一体何なのだろうか。


翌朝、この大鳥町における学校、大鳥学園。

ここでは、この町に住む子供たちが通う大きな学校である。

その２階の中等部である、２年１組のクラスでは、

多くの生徒たちが賑わっていた。だが、このクラスに、

この物語に大きく関わる、一人の少年がいた。

その少年は机の前の椅子に座りながら、

ぼーっと窓から青い空を見ていた。この少年の名は、

【灰間翔(はいま・しょう)】。髪は青く、少し長そうに見える。

灰間「・・・・・・っ。」　その時、彼に話しかける声があった。

謎の声「灰間君！！」

その声はおとなしそうな少女の声だった。

灰間「・・・・ん？またお前か。」

灰間は反対の方向を向く。そこには、

髪が白く、ツインテールをしている少女がいた。

この少女は、野口明子(のぐち・あきこ)。

野口「また体育があるらしいけど、行くかな？」

灰間「・・・・知らね。俺の気分次第だ。」

野口「でも、灰間君はスポーツが上手いから、

みんな、灰間君の事をすっごく褒めてくれると思うわよ。」

その時、新しく、謎の声が二つも二人に話しかける。

明るそうな青年の声「でも、スポーツだけじゃなくて、

勉強もすっごく得意らしいもんな。」

幼げな少女の声「翔ちゃんは何でもできる、ミラクルマンだから。」

野口「・・・・あっ！森下さんに徳丸君。」

明るそうな青年の声は【徳丸蓮(とくまる・れん)】、

幼げな少女の声は【森下静香(もりした・しずか)】である。

徳丸は髪は緑で短く、ひ弱そうな体格の少年である。

森下は髪は水色で長い。スレンダー体格な少女である。

徳丸「ほら。先生が来るそうだから。皆で準備しようよ。」

森下「早くしないと、柏先生がすっごくキレちゃうよ～っ。」

灰間「先生に怒られるのはもう慣れたから。

今日、行こうかどうか考え中だよ。」

灰間はやる気なさそうに言う。ちなみに、彼は笑顔ではない。

野口「そんな事を言わないで、一緒に行こうよ。」

灰間「・・・・・ったく、しょうがねーな。」

灰間は嫌々と立ち上がった。どうやら、体育に行くつもりだ。


廊下では既に体操服を着た灰間たち。そこに。

キレていそうな男の声「灰間！！！」

灰間「・・・・ん？」　灰間たちは立ち止まり、後ろへ向く。

そこには、少し大きく屈強した身体に、

短いが少し派手な茶髪の男がいた。

灰間「・・・何だ？またお前か。大岩。」

この屈強した男の名は【大岩弦(おおいわ・げん)】。

大岩「何だ・・・じゃねーやろが、コリャ。

おどれがスポーツが得意っちゅーんは、皆知っとんのじゃぃ！」

灰間「だから、何だってんだよ？」

大岩「いつも授業をサボっとるおどれが、その授業を、

得意としとるのが噂しちょるのはどう言う事じゃぃ。

上手いのは喧嘩だけと思ったがのォ。」

灰間「・・・・何だと？」

つづく