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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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かくしてスカイラッシュ部隊はターボ・タウンに到着。

3人の隊員は機体から降りて、街の住人たちの相談を聞こうとした。

テブリッシュ「DGCのテブリッシュです。」

シュドー「同じく、シュドーです。」

コリス「コリスです。」

3人が挨拶したら、今度はボロそうな作業着を着た老人が言い返した。

老人「ようこそ、DGC諸君。わしはこのターボ・タウンの管理人じゃ。

このターボ・タウンは人が自動車を極めるという夢を叶えるために建設された地域じゃ。

我々は夢のような自動車を造りつづけてきた。」

テブリッシュ「その事はとっくに昔に隊長から聞きました。」

シュドー「ところで、車が消えたというのは・・・・。」

管理人「そうじゃのぉ・・・・・・。確か・・・・・。」

サオリ「バンです。」

コリス「え?」

管理人が話している途中で、サオリが突然、コリスたちの前に来て、そう言った。

テブリッシュ「バン?」

シュドー「なんぞそれ?」

管理人「これ、サオリ!人の話に勝手に入ってくるんじゃない!」

サオリ「ごめんなさい・・・・・でも、バンは自らこの街から去ったと思います。」

テブリッシュ「車が自ら?」

サオリ「はい。バンは・・・・・・。」

管理人「・・・!?まさか・・・・?」

サオリ「バンは・・・・・生きた自動車です。」

コリス「生きた自動車?」

管理人「サオリ・・・・・・お前・・・・まさか・・・・!!」

そこへ、一台の車がコリスたちに迫ってくる。

シュドー「・・む!おい!あの車!!」

テブリッシュ「こっちに向かってくる!!しかも、車に目が・・・・・・!?」

コリス「・・・・・・・・!!」

コリスは目を青く光らせた。これは、コリスの視力を強化でき、彼はそれによって、

目に見えないものや、遠くのものを見抜くことができるのだ。

コリス「・・・・!?あの車・・・・・誰も乗ってない・・・・・?)

コリスは自分の目の光の輝きは消し、普通の視力に戻った。

サオリ「バン!!!」

コリス「バン?あれが・・・・。」     キキィィィィィィッ

バンはコリスたちに近づいた時、急に止まった。

サオリ「バン!一体どこいってたの?」

バン「ああ、ごめんごめん。でも、走ればすばらしい車になれるって君が・・・・。」

よく見れば車のバンに目が生えている。

サオリ「確かにそうかも知れないけど・・・・・あなたはまだ・・・・・・。」

バン「何言ってんのさ!僕だって走りたいんだ。立派な車になりたんだ!!」

管理人「・・・・・とうとう、秘密がばれたようじゃな。」

テブリッシュ「え?どういうことですか?」

管理人「詳しくは彼女に聞きたまえ・・・・・。」

管理人はそう言うと去ってしまった。

シュドー「おいおい。この車!無生物のお前が何でしゃべってんだ!?」

バン「僕は車だい!車がしゃべって何が悪い!」

シュドー「車ってのは普通しゃべらねぇぞ?お前は怪生物か!」

バン「怪生物じゃない!車だ!!」

サオリ「待って!」

サオリはシュドーとバンを止めた。

サオリ「ごめんなさい・・・・・。さ、バン。格納庫へお帰り。」

バン「ちぇっ。わかったよ・・・・・。」

コリス「待って。」

バン「なんだよ?」

コリス「君の夢は・・・・何?」

バン「・・・・ふん。あんたにゃ関係ないね。」

バンはそんなセリフを言い残し、格納庫へ向かった。

コリス「サオリさん・・・あの車・・・・・。」

サオリ「・・・・・・・。・・あ!」

コリスたち「おお!!」

コリスたちは空を見上げた。するとそこには飛びながら回転している車があった。

テブリッシュ「車が空を飛んでいる!?」

シュドー「それにグルグルと急回転してやがる!どーいうこった!」

ドカァァァァァァァン   回転しながら飛んでいた車が突然爆発を起こした。

コリス「いきなり爆発だなんて・・・・いったいどうなっているの?」

「わあああぁぁぁぁぁぁ!!」

シュドー「・・・?あ!乗ってた人が!。」

さっきの車に乗っていた人は、車が爆発で粉々になったため、落下していた。

「ぎゃうっ!!いててててて・・・。」    ドドン

さっきの車に乗っていた運転手は地面に落ちたが、なんとか生きていた。

ただし、爆発のせいか、服が黒こげだ・・・・・。

テブリッシュ「おい。どうした?」

運転手「ああ・・・・実は・・・・・。」

アキオ「こらああああぁぁぁぁぁぁぁ!!」

運転手「ひっ!?」

さっきの騒ぎに駆けつけたアキオはいきなり運転手に怒鳴った。

アキオ「また実験に失敗したか!?」

運転手「す・・・・すみません・・・・・;でも、機能が・・・・・。」

アキオ「そうか・・・・・・。空を飛ぶイメージで創り上げたんだが・・・・・・。

まあいい。また建造し直そう。」

コリス「あの・・・・。」

アキオ「ん?ああ、俺はアキオってんだ。新しい車を造ってたんだが、

失敗が多くてな。」

コリス「新しい車?」

アキオ「そうだ。空飛ぶ車ってのを造ってるんだ。それがまた失敗してしまった・・・・。」

シュドー「だから、さっきの騒ぎになったのか。」

テブリッシュ「シンプルな自動車を造ってはどうですか?」

アキオ「シンプル?とんでもない!我々の使命は夢の自動車を造ること。

シンプルなんて全く普通で、安っぽいよ。」

シュドー「でも、その安っぽい車も結構面白いと思うぞ。」

アキオ「面白い?」

サオリ「アキオ先輩。・・・・実は・・・・・・・。」

サオリはアキオにバンの事を話していた。

アキオ「・・・・何!!お前がバンが動き出したというのか!!」

サオリ「ごめんなさい・・・・・。」

アキオ「バンは恐ろしい車だぞ!それをお前という奴は・・・・・・!

もし、大変な事になったらどう責任を取る!!?」

サオリ「す・・・・すみません。」

アキオ「話にならん・・・・・!」

アキオはサオリから離れて、どこかへ行った。

つづく

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