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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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コリス(っ!!!こいつら・・・・・!!)

コリスはあのゴダルとシャドーがいた事はもちろん、

あのマジシャンガールも二人の手下である事に気づく。

なお、シャドーとゴダルは黒ずくめの衣装をしている。

マジシャンガールのショーを手伝っていたのも、この二人だったのだ。

シャドー「相変わらず素晴らしい手品ねェ。

マジシャンガール・・・・。いえ、ジリンダス。」

なんと、マジシャンガールの本名はジリンダスであった

ジリンダス「はっ。全てはあなた様の意思のために・・・。」

シャドー「ねぇ、ゴダル。冥界の中で強いのは、この人で最後よね?」

ゴダル「さあな。」

コリス(マジシャンガール・・・・いや、ジリンダスも、

もしかして、冥界の使者・・・!?だとしたら、

あの現代ではありえないマジックは、やはり冥界の者の仕業・・・!)

シャドー「・・・・良い?ジリンダス。もうクリスタルを倒せるのは、

あなたしかいないのよ。あんたが倒されたら、

私はあいつに会わせる顔がないんだからね・・・!?」

ジリンダス「はい。」  ゴダル「待て。」

シャドー「何かしら?」

ゴダル「クリスタルを倒せるのは僕じゃなくて、

こいつ(ジリンダス)だと?僕は冥界の王子なんだぞ!?」

ゴダルは自分ではクリスタルは倒せないかと思われて怒る。

シャドー「何さ?あれだけクリスタルとの戦いから逃げて、

そんな事が言えるかしら?

他の奴等は皆、クリスタルと戦って死んだのよ。

それに比べて、あなただけ逃げて、死なずに生きている・・・。」

ゴダル「俺はいつもクリスタルを倒すつもりでやっていた。だが・・・。」

コリス(・・・何だか、もめているみたいだ。シャドーさんは、

僕を倒してないゴダルに見切りをつけようとしているのだろうか・・・?)

シャドー「戯言はもう良いわ。ジリンダス。行きなさい。」

ジリンダス「はい。あの少年・・・マリンナーサの王子に、

ジョーカーのカードを渡しました。

あのカードは死を予告するためのアイテムです。」

コリス(ちくしょう・・・!あの人は僕を完全に殺す気か・・・っ!こんなもの!!)

コリスは自分の持ってるカードが自身の死を意味する事に気づき、

怒ってそのカードを思い切り床に投げつけて、捨てた。

ゴダル、シャドー、ジリンダス「っ!!!??」 

だが、3人はその音に気づく。

コリス(し・・・しまった・・・・・!!) コリスは慌ててピンチを感じる。

シャドー「誰!?そこにいるのは!!!」 シャドーたちは走って、

コリスのいるところへ向かった。そして、そこへついたが・・・?

ゴダル「っ!?いない・・・・だと!?」

そう。3人が来たところにコリスがいない。コリスは敵に見つかる前に、

密かにワーピルを唱えて、どこかへ瞬間移動して逃げていたのだ。

シャドー「逃げたか・・・・!一体、誰が・・・・!?」

ジリンダス「・・・マリンナーサの王子ね・・・。」

ジリンダスはコリスが捨てたカードを拾い、彼の仕業であると知る。

ゴダル「あいつは僕らが気づいた途端に、すぐに魔法で姿を消しただろう。

あんな事ができるのは、奴しかない・・・。やはり、奴が始末するべしだ。」

ジリンダス「ゴダル様。ここは共に行動しましょう。さすれば、彼奴も・・・。」

ゴダル「断る!!クリスタルを倒すのは、この僕だけだ・・・っ!!」

シャドー「良いのよ。ジリンダス。彼は孤独が好きだから・・・。

あなたはあなたなりに行きなさい。」


サキたちは既にチェリーとクリフに来ていた。

チェリー「どうだった?コリス兄さんとサキ姉さんと遊んで?」

アレルヤ「うん!コリスお兄ちゃんと遊んで、とっても楽しかった!!」

マリー「サキ姉さんも一緒に遊んでくれて、とても嬉しかったわ。」

サキ「うふふふ。そう言って、私も嬉しいわ^^」

モモ「どう?クリフ。私の隊員たちはとても良い子でしょ?」

クリフ「はい。とても最高ですよ。この子たちの面倒を、

見てくれて、凄く感謝しています。ところで、コリス君は・・・?」

チェリー「あら。そう言えば、いないわねぇ。」

モモ「あ、あの人は単独行動が得意なのよ^^;

恐らく、この船に宇宙人がいるんじゃないと思い込んでるわ・・・。

(・・・コリス。まさか、あいつらのところへ・・・・!?)」

サキ「・・・私、ちょっとコリス君を探して来ます。」

サキはコリスを探そうと、部屋から出ようとする。ところが・・・。

そのコリスがこの部屋に来た。それを見て驚くサキ。

コリス「ただいま・・・。」 サキ「っ!!コ、コリス君!?」

アレルヤ「お兄ちゃん!お帰りぃ~っ!」

アレルヤはコリスを見て、喜んで彼に近づく。

コリス「えへへへへ・・・。ジュースを買っちゃいました。」

コリスは手に持つ白い袋をサキたちに見せる。

袋の中には、ジュースが何個かある。

アレルヤ&マリー「ええっ!?本当!?」 子供たちがジュースと聞き、喜ぶ。

コリス「全員、コーラにしたよ。それぞれ違うと、ちょっと大変だしね。」

アレルヤ「わーい!僕、コーラが大好き。」

マリー「ありがとうございました。私もアレルヤもコーラが好きです。」

コリス「そうか。じゃあ、あげるよ。ほら。」

コリスは袋を置き、そこからコーラを取って、それぞれ二人の子供に配った。

アレルヤ「あははは。見て、ママ。ジュースもらったよ。」

チェリー「本当!?ますます良かったわねえぇぇ~っ!!」

チェリーは笑顔でアレルヤの頭を撫でながら、コリスにこう言った。

チェリー「コリス君。ありがとう!あなたは本当に優しい人ね♪」

コリス「い、いえ・・・。ただ、皆が喜べるなら・・・と。」

コリスは恥ずかしながら、微笑む。

アレルヤとマリーは既にコーラを美味しく飲んでいる。

コリス「あっ!サキさんたちの分もありますよ!」

コリスはまたコーラを取り出す。サキはそのコーラを手にとる。

サキ「ありがとう。コリス君。」 モモ「うん。ちょうど喉が渇いちゃったわ。」

チェリー「私も一つ良いかしら?」 クリフ「僕も・・・・。」

こうして、コリスからもらったコーラを皆で美味しく飲んでいた。

そして、コリスも自分の分も飲んでいた。

クリフ「いやはや。子供はもちろん、

僕らのような大人に気を使ってくださるなんて・・・。」

コリス「いえ・・・。」

クリフ「ところで、コリス君とサキちゃんは、

あのマジックショーは見たかぃ?」

コリス「ええ。見てました。」 サキ「モモ隊長も見てましたしね。」

モモ「ま、まあねェ・・・・^^;」

チェリー「私達も見てたの。すっごく凄かったんだから!」

アレルヤ「本物の怪獣は怖かったけど、凄く面白かった!」

マリー「マジシャンガールも可愛かったです。」

モモ「そうそう!カードで鉄を斬っちゃう凄腕のマジックをしたもんね!!」

チェリー「現実では全くできない方法だったわよね!」

クリフ「爆弾の方も凄かったよ。」

マリー「シルクハットの方がマジックらしかったわよ。」

アレルヤ「とにかく、面白かったよね。マジックショー。」

コリスは皆が楽しく会話している内に、部屋から出ようとしていた。

コリス「くす・・・。ちょっと、行ってきますね。」

そして、コリスは部屋から出た。だが、モモは知っていた。

モモ(・・・ついに戦うのね・・・。) モモは気づいていたのだ。この船に、

シャドーの軍団が潜んでいる事を。マジックショーを見て、すぐに・・・。

コリスはそんなシャドーたちと戦うつもりなのだ。

アレルヤ「ねえ。コリスお兄ちゃん、どこ行ったの?」

モモ「ん?戦いに行ったのよ。悪い人たちと。」

アレルヤ「・・・そうだね。お兄ちゃんはDGCだもんね。」

サキ「そうよ。安心して。コリス君は負けないよ。」

アレルヤ「うん!!」 チェリー&クリフ「ふふ・・・。」


コリスは廊下を走り、ついに船の甲板に来ていた。

そこにシャドーがいた。

シャドー「・・・・来たわね。モモの弟・・・コリス。」

コリス「シャドーさん・・・。今度は何を企んでいるんですか・・・!?」

シャドー「ふふふふ・・・。決まってるじゃない。

あんたの命(タマ)を取るためよ。」

コリス「あのマジシャンガールもあなたの手下ですね・・・・!」

シャドー「そうよ。冥界怪獣の一人・ジリンダス。

マジックショーを開いたのも、彼女の力をわからせるためよ。

言っとくけど、あなたはジリンダスには勝てないわ。」

コリス「どう言う事・・・!?」

シャドー「あの怪獣はゴダルの戦力を上回っている。

ジリンダスは絶対にあなたを殺すわ。

あなたに渡したカードの予告通りね・・・!!」

コリス「そうはさせない・・・・!」 コリスはクリスタルに変身しようとするが・・・。

シャドー「待って!良いのかしら?ここで変身しても・・・。」

コリス「・・・・・・っ!??」 コリスはそれを聞いて、変身の構えを解く。

シャドー「今、ゴダルとジリンダスが船内であなたを探しているわ。

彼らは本当はキレやすい性格でね。もし、あなたを発見できなくて、

イライラしたら・・・・あなたが知っている人たちを人質するかもね?」

コリス「な、何ですって!!??」

シャドー「嫌なら、彼らに会ってあげた方が良いわよォ・・・?」

コリス「く・・・・っ!!あなたは卑怯です・・・・!!」

シャドー「あら?私はそのつもりじゃないけど?

ただ、あいつら自身がそれを望んでいるのよ。」

コリス「・・・・あの人たちには、手を出させない!!!」

コリスはシャドーから離れるように、走った。

つづく

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