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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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サキ「で・・・・でも、死んだ人の霊は宇宙に行けるなんてとても・・・・・。」

ティアラ「・・・・・あの世に行かずに、プサ星いう惑星に行くなんて、とても考えられない・・・・。」

コリスたちは信じられなかった。死者の魂は必ずあの世へ逝くはず。

しかし、その死者の魂がこの世の宇宙に行く事など不可能だと思っていた。

しかし、ハヤマの発言では、死者の魂がこの世の宇宙に行き、プサ星という惑星で住む事ができるのだ。

しかし、コリスたちにとって、それは決してありえない事であったのだ。

ハヤマ「ふむ。確かに、死んだ者の魂がプサ星に行くというのは、ありえない事だな。

詳しく言えば・・・・・・・。プサ星は、この世の星であるが、

その星は数々の惑星から幾多の魂が集めって、テルテル坊主状の姿となって、

その星で静かに暮らしているんだ。地球の死者の魂の一部もその星にいる事がわかった。

何故、プサ星は誕生したか・・・・?そこまでは俺にもわからんが、これだけは言える。

たぶん・・・・無人の惑星がある星の亡霊によって築き上げ、あの世みたいになった惑星だと思う。

では、死んだ人間の魂が何故、プサ星に行けるか?

たぶん、霊がそのプサ星が見えるらしく、どの霊でも、プサ星が見えれば、

すぐ、その星に行けるというわけだ。ただし、生きていた時までの記憶は消されるがな・・・・。

たぶん、プサ星の者たちは仲間を増やそうと、

なんらかの科学で、数々の星の霊たちに自分の星が見えるようにして、誘っていると思うんだ。」

サキ「でも、霊って・・・・そんなにプサ星が見えるのかしら?

それに、見えただけで、簡単にその星に行けるなんて・・・・・・。」

ハヤマ「まあ、そこまでは俺もわからないかもしれないけど。

宇宙には色々不思議があるからなぁ・・・・。それに、今でも死者の魂は、

プサ星で怪人となってゆっくり静かに暮らしている。それでもいいと思うよなぁ。俺は。」

ティアラ「・・・・私も死んだら・・・・・その星に行けるのかな・・・・・・?」

コリス「え・・・・・?」

サキ「確かに・・・・・もし、それが本当にあったら・・・・・・私も・・・・・・・。」

暗くそう言ったサキにコリスは落ち込んだ表情で静かにこう言った。

コリス「・・・・・確かに、それがあったら、死んだ人にとって、誰もが行きたがるかも知れない・・・。

でも、死んだら・・・・その先に夢も希望も人生もありません・・・・・・。」

サキ「コリス君・・・・・・・・。そうだよね。今は死んだ後の事を考えるより、

今生きている事を感じなくちゃね・・・・。」

サキは死ぬ先の事より、生きる喜びの方が先であると気づき、微笑んでそう言った。

コリス「サキさん・・・・・。」 コリスもサキが気づいてくれたので、微笑んだ。

コリスとサキはお互いに笑顔を見せる。それを見たティアラは何故か切ない表情となった。

ティアラ(・・・・・羨ましいわ。コリス君・・・・・。あなたには、優しいお姉さんがいる。

でも、私にはそんなお姉さんがいない・・・・・・・。雄一優しくしてくれたのは、

イズミさんだけ・・・・・・・・。私も・・・・捨てられさえしなければ・・・・・・・。)

サキはティアラが悲しい気持ちになっている事に気づき、彼女に声をかけた。

サキ「どうしたの?ティアラちゃん。」

ティアラ「っ!あ・・・・。サキさん・・・・・・・。」 その時、イズミもティアラに声をかけた。

イズミ「・・・・・寂しいのね。やはり・・・・・・私だけでは・・・・・・・。」

ティアラ「はい・・・・・・。」

サキ&コリス「え・・・・・・?」

イズミ「・・・この娘(ティアラ)は、一人も友達いませんでした・・・・。私も子供の頃はそうでした・・・・・。」

イズミの言うとおり、ティアラには友達がいなかった。ティアラはうんと頷く。

コリス「・・・・・・じゃあ、僕たちが友達になってあげるっ!!」

サキ「私も!」 孤独なティアラのために、コリスとサキはそう発言した。

ティアラ「私の・・・・・友達に・・・・・??」

コリス「うん。君の友達に・・・・・・・。」

ティアラはそう聞くと、涙が溢れながらも笑顔で喜ぶ。初めて友達が出来る瞬間を迎えるからだ。

ティアラ「コリス君・・・・・・・・!」

サキ(よかったね・・・・・・。ティアラちゃん・・・。) サキは微笑んで、心の中でティアラの幸福に喜んだ。

イズミ(・・・・・ティアラ・・・・・・・・。) そして、イズミも少しだけ微笑んだ。

今まで無愛想であった彼女が久しぶりに笑顔になった。しかし、すぐにまた落ち込んだ表情になった。


一方、山では、プサ星人の子供は目覚めつつあり、復活しようとしていた。

プサ星人・子「アウ・・・アウウウ・・・・・・!」

そして、プサ星人の子供はとうとう起き上がった。そして、プサ星人の子供は急に暴れだした。

プサ星人・子「アアアァァァァァァァァン!!アアアアァァァァァァン!!!」

プサ星人の子供はピョンピョン飛び跳ねながら、村に向かっていた。


コリスたちは既にイズミの家に帰っていた。

コリスとティアラはゲームウォッチをしていた。

コリスは【マンホール】。ティアラは【ジャッジ】をやっていた。

コリス「へぇー。ティアラちゃん、ゲームウォッチやってたんだ。」

ティアラ「うん。ずっと一人だから一日はほとんどこれをやっていたの。」

コリス「でも、面白いね。このゲーム。」

ティアラ「うん。面白いよね、ゲームウォッチ。」 二人はゲームウォッチを楽しんで、喜んでいた。

サキとイズミはテーブルに座りながら、その様子を見ていた。

イズミ「・・・・子供たちがこんなに仲良く・・・。素晴らしいですね・・・・・・。」

サキ「ええ・・・・・・。」

イズミ「サキさん。すみません。ティアラのために・・・・・。」

サキ「いえいえ。困っている人を助けるのが当たり前ですから。」

イズミ「そうですか・・・・・。自分の息子も生きてさえすれば・・・・・・。」

ティアラはゲームの最中にコリスに話しかける。

ティアラ「イズミさんの息子は病気で亡くなったらしいの。それから、

イズミさんは笑顔を見せず、いつも暗い感じになったの・・・・・・。」

コリス「そう・・・・・。だから、イズミさんが暗いわけだ・・・・・・。」

イズミ「イズミさんは・・・・・母として息子を愛していたの。でも、その息子は死んでしまった・・・・。」

コリス(・・・・・もし、僕が死んだら・・・・・やはり、ママとパパは悲しむのかな・・・・・。

いや、そうはさせない!だから、僕は頑張って戦っているじゃないか・・・・・!)

サキ(私が死んだら・・・・・・・父さん・・・・泣いてくれるのかな・・・・・・?いえ・・・・・。)

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・

突然、部屋中が揺れだした。コリスたちは部屋が揺れだした事に驚く。

ティアラ「きゃっ!!な・・・・なんなの・・・・!!?」

コリス「じ・・・・地震か・・・・・!?」

サキ「い・・・いえ!怪獣がこの村に来たのよっ!!皆、非難して!!」


サキの指示で、皆はイズミの家から出た。そして、皆は右の方向を見る。すると・・・・・。

コリス「あっ!!プサ星人だ!!!」

コリスが指さしたところに、プサ星人の子供がいた。

星人はピョンピョン飛び跳ねながら、進行する。その間に、次々と民家を踏み壊してしまう。

プサ星人・子「アアアアァァァァァァァン!!アアアアアァァァァァァァァン!!!!」

しかし、プサ星人の子は好きで暴れているだけではない。

ただ、怯えているだけであった。星人の子にとって、この世界は見知らぬ場所。

いつ自分の身に何が襲い掛かるかわからない。星人の子は、それに怯えて、

その怖がりに暴れまわっていたのであった。

しかし、村人たちから見れば、星人は侵略しようと暴れてるようにしか見えなかった。

村人は当たり前のように、巨大な姿で暴れ狂うプサ星人の子供から逃げていった。

「星人だあああぁぁぁぁ!!!」 「逃げろおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!」

コリスたちも暴れるプサ星人の子供を見て、驚きの表情を隠せなかった。

コリス「そ・・・・そんな・・・・・!プサ星人が起き上がって暴れだした・・・・!?」

ティアラ「こ・・・・この怪獣が・・・・プサ星人・・・・・・!!?」

イズミ「・・・・・・・っ!!!??」  イズミはプサ星人を見て、何か別のものと見て驚いた。

コリス「っ!イズミさん・・・・・・??」

どうやらイズミには、プサ星人が別の何かに見えた・・・・。その何かとは・・・・?

サキ「くっ!とりあえず、隊長に連絡しなければっ!!」

サキは携帯通信機を使って、モモに通信する。

サキ「サキより隊長へ!!サキより隊長へ!!」


本部の司令室で、サキからの通信をキャッチした。モモはサキと通信会話する。

モモ「こちら!モモ!!」

サキ『隊長!R254地区で、星人が覚醒!暴れています!」

モモ「わかったわ!こちらも出動するわ!!」

サキ『お願いします!』 そして、サキとの通信は終わった。モモは立ち上がって、

二人の会話を聞いたか、既に横列に並んでいるシュドー、テブリッシュ、イチゴの前に向いた。

モモ「聞いたわね!?R254地区で星人が暴れている!

シュドーはスカイラッシュ1、テブリッシュはスカイラッシュ2で出撃!!

私とイチゴもDGC専用車で行くわ!全員出動!!!!」

シュドー、テブリッシュ、イチゴ「了解!!!!」

3人の隊員は敬礼した後、すぐにヘルメットを手に取り、司令室から出た。

そして、モモもヘルメットを手に取って、司令室から出た。


プサ星人・子「アアアアァァァァァァァァン!!!アアアァァァァァァァァァァァン!!!」

プサ星人の子供は暴れ続け、次々と民家を踏み潰したり、

あまつさえ、ある家を無理やり持ち上げては、それを他の家に投げつけて、壊していった。

イズミ「・・・・・・ぼ・・・・・・や・・・・・・・・。」

イズミは震えながらも静かに言った。しかし、あまり聞こえなかった。

コリス「え?イズミさん・・・・・。今・・・・なんて言いましたか・・・・・!?」

イズミ「ぼうや・・・・・・!私のぼうや・・・・・・・・!!」

イズミはどうやらプサ星人の子供を自分の子だと見えているようだ。

そして、イズミの目線では、プサ星人の子供の姿がイズミの幼い息子に変わっていった。

まだ幼い姿で髪が青く短く、可愛い顔つきであった。そう、それがイズミの息子であった。

イズミ「わ・・・・・・・・。」

その姿を久しぶりに見たイズミは驚きの表情と口を大きくして・・・・・悲痛の叫びをした。

イズミ「私の坊やああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」

コリス「イ・・・・イズミさん・・・・・・・??」

コリスから見れば、イズミは何故狂うように叫んでいたかは理解できなかった。

ティアラ「イズミさん・・・・・・。まさか、あの星人が自分の息子に見えるんじゃ・・・・!?」

サキ「っ!!?まさか・・・・・・・!!」

その時、サキはある事を思い出した。

つづく

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