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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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ハリー「よっしゃ!じゃあ、準備はいいな?」 ハリーとコリスは家から出た。

コリス「はい!」  ハリーとコリスは一般的男性用の衣装を着ていた。

二人の手にはそれぞれ網や虫かごを持っていた。ちなみにコリスは麦藁帽子を被っていた。

コリス「・・・・・でも、本当にいいのですか?まだ、セミの声が鳴ってませんけど・・・・。」

ハリー「確かに、セミは夏の頃に鳴くしな。今はその頃じゃないけど、さっそく行くか!」

コリス「は、はい!」   かくして、コリスとハリーは昆虫採集に行くべく歩き始めた。

その頃、DGC本部の司令室では、モモやコリスを除く隊員たちがいた。

サキ「・・・・そういえば、コリス君は?」

シュドー「んー?あいつなら、ハリーさんと一緒に昆虫採集に行くってよ。」

サキ「昆虫採集?こんな時期に・・・・。」

テブリッシュ「コリス曰く、何故か殺人昆虫を捕まえようって作戦だとハリーさんが考え出したと・・・・。」

イチゴ「コリス君の保護者って意外と頭いいかもね?」

シュドー「頭がいいかもって?」

イチゴ「昆虫は普段、森に生息してるだろう。ハリーさんは例の殺人昆虫も森にいるんじゃないかとね。」

テブリッシュ「確かに・・・・・。しかし、あの人は一般人だ。コリスも一人で立ち向かうのも・・・・。」

モモ「たとえ、奴らのアジトが森だとしても、そこには未知の罠が待ち構えているわ。

正確な判断が必要よ。それに万が一、コリスがアジトの発見に成功したら、

軽く突入もすべきではないと思う。コリスがうまく敵の戦力を弱らせた場合は、我々の出番よ。

今は・・・・・コリスとハリーさんに任せた方がいいわね・・・・・。」

サキ「・・・・・・・・・。」  サキは何かを思うように辛そうな表情をしていた。

そこに、テーブルに置いてある電話が鳴りだし、イチゴが受話器を取り、電話をする。

イチゴ「もしもし、DGCです・・・・・・。はい・・・・・。え?なんだって!!?」

イチゴが大声を出すと、隊員たちが彼の方に向かう。

テブリッシュ「どうした!?」

イチゴ「パリ40地区で、カマキリ型の怪人が人狩りをしているらしい!」

シュドー「なに!?じゃあ、殺人昆虫か!!」

モモ「よし!テブリッシュ、シュドーはロードラッシュで現場に向かいなさい!」

テブリッシュ、シュドー「了解!!」  シュドーとテブリッシュはロードラッシュで現場に急行した。

町では、カマリキ型の怪人・マンティスが両手の鎌を振り回しながら暴れていた。

マンティス「キリキリキリキリキリキリ!!」 ちなみに、マンティスも人間サイズの怪虫である。

そこに、ロードラッシュが怪人の前に止まり、シュドーとテブリッシュが降りてきた。

シュドー「見つけたぞ!この野郎!!」

テブリッシュ「こいつも殺人昆虫だ!油断するな!!」  二人が銃を構えると、マンティスがそれに気づく。

マンティス「キリキリキリキリ!!」  そして、怪人は二人に向かって走り、切りかかってきた。

テブリッシュ「っ!撃て!!」  テブリッシュとシュドーが同時に射撃する。

しかし、マンティスがジャンプで、その射撃を避け、二人の前に着陸した。

マンティス「キリ!キリリリ!!」  怪人は鎌を振るい、シュドーやテブリッシュを攻撃してきた。

シュドー「うわ!!」    テブリッシュ「ぐっ!!」 二人は間一髪、それを避けた。

マンティス「キリリ!キリリリ!!キリキリ!」 マンティスは容赦なく両手の鎌を振り続け、二人を襲う。

シュドー「うわ!!ぐ!!」  テブリッシュ「くぅ!でっ!!おわ!!」

二人は怪人の攻撃を必死にそれを避け続けた。そして、シュドーが敵から離れて銃を構える。

シュドー「テブリッシュ!避けろ!!」

テブリッシュ「よし・・・・!」 テブリッシュが怪人から離れると、シュドーがいきなり火薬弾を連射した。

マンティス「キリリ!?キリリリリ!!」 マンティスはシュドーの連射を受けてひるんだ。

しかし、マンティスは死なず、またもジャンプして、二人の後ろに着地した。

テブリッシュ&シュドー「おおっ!!」  二人は後ろの敵に気づいて驚く。

マンティス「キリキリキリキリキリキリキリ!!!!」 マンティスは再び切りかかろうと走る。

シュドー「来るぞ!!」

テブリッシュ「野郎!!」

テブリッシュはウルトラシューターの銃口に青い棒のような機械を取り付けて、それを怪人に向けた。

テブリッシュ「くらえ!!」  ビィィィィィィィィ  テブリッシュのウルトラシューターの銃口に付けた、

青い棒のような機械の銃口から青白い光線が出て、その光線がマンティスに命中した。

マンティス「キリリリリリリリ・・・・・!!」  マンティスはその光線を浴びたら、炎上して倒れた。

シュドー「マンティスが死んじまった!テブリッシュ。お前・・・・この兵器は・・・!?」

テブリッシュ「殺虫光線機。俺が対殺人昆虫用に作ったウルトラシューター強化兵器だ。」

シュドー「おお!やるじゃねぇか!」

テブリッシュ「お前用にも造っておいた。サキ用もイチゴ用、それにコリス用にも造っておいたよ。

本部に帰ったら渡そう。」

シュドー「へへ!ありがとよ。」   二人は笑いあった。マンティスを新兵器で倒せたからだろう。

テブリッシュ「さあ!本部に帰ろう。敵は複数にいると聞いたからな・・・・。」

一方、コリスたちは森についた。二人は相当歩いたので疲れ気味である。

ハリー「ふぅ・・・・・。ここに昆虫がたくさんいるって噂がある。ここを探ってみよう。」

コリス「はぁ・・・はぁ・・・。昆虫がたくさんいるって事は殺人昆虫も混じってる事・・・・ですよね?」

ハリー「ああ!俺の感が正しけりゃそうに違いね!」

コリス「もし・・・・ここに奴らのアジトが・・・・・。っ!何か聞こえる・・・?」

ハリー「ん?この音・・・・どっかで聞いた事あんなぁ・・・・?」  

二人は聞いた事あるような音が耳に入ってとまどった。その音は何故か虫が鳴いている音であった。

ミーンミーンと鳴いていた。それはセミ。セミの鳴き声だ。セミがこの森で鳴いていたのだ。

ハリー「間違いねぇ・・・・!これはセミだ!!」

コリス「セミ・・・・!あの声はやはり!」

ハリー「でも、セミって夏で活動するはずだ!そのセミがどうしてこの時期で・・・・!」

コリス「見つけたんです・・・・・・・。」

ハリー「え?」

コリス「・・・・・・あの鳴いてるセミは・・・・・・・虫人間の一種かも知れません!」

ハリー「虫人間ねぇ・・・・そりゃぁ何様か知らねーが。とうとう俺たちは見つけたってわけだなぁ!

やはり俺の感は鋭いぜ・・・・・・・!」  ハリーはついに敵のアジトが見つけたので、笑みを浮かべた。

コリス「はい。ハリーさんの予想はあたりました・・・・・・。奴らのアジトは・・・・・、

この森の中です・・・・・・・!」  コリスは真剣な顔で森の方に指を指した。

ハリー「そんじゃ、行くか。コリス。」

コリス「はい・・・・・!」  二人はゆっくりと歩き、森に入った。セミの声は未だに響いたいた。

DGC本部の司令室に、テブリッシュとシュドーが戻ってきた。サキが笑顔でお迎えした。

シュドー&テブリッシュ「ただいまぁ~!」

サキ「お帰りなさい。二人とも。」  テブリッシュはモモのところに行って、彼女に報告した。

テブリッシュ「隊長。殺人昆虫マンティスは殺虫光線機で見事撃破しました。

新兵器の威力は凄まじいもの。」

モモ「ご苦労だったわ。あなたの造った新兵器。なかなか頼もしそうね。」

テブリッシュ「はい。みんなの分も既に完成しています。今からみんなに配ろうと思います。」

モモ「お願い。」   テブリッシュは隊員たちの方に向かってこう言った。

テブリッシュ「みんな、これを見てくれ。」  テブリッシュの声を聞いた隊員たちは彼の方に向く。

そして、テブリッシュは隊員たちに殺虫光線機3個を見せた。

シュドー「お!早速くれるな。」  シュドーは嬉しそうにテブリッシュに近づく。

テブリッシュ「ほら、シュドーの分だ。」

シュドー「ありがとよw」   そして、サキやイチゴもテブリッシュに近づいて、殺虫光線機に興味を持つ。

サキ「テブリッシュさん、これはどんな武器ですか?」  シュドーはにやけながら教える。

シュドー「それはなぁ・・・・殺虫光線機と言ってな。これをウルトラシューターの銃口に取り付けるんだ!」

テブリッシュ「俺が集めてきた昆虫に害するアイテムを参考に、造ったんだ。

そして、どんな虫でも倒せる殺虫効果のある物質を光線エネルギーに変えた、

殺虫光線を出せるようになるんだ。」

イチゴ「つまり、殺人昆虫を倒すために作られた、全く新しい殺虫剤って事だね。」

テブリッシュ「ああ。似たようなもんさ。だが、これなら、奴らを倒せるかも知れない。」

イチゴ「ふふふふふ。これで、殺人昆虫どもも全滅させられるね・・・・・!」

モモ「しかし、奴らのアジトはまだ見つかったわけじゃないわ。

ハリーさんと一緒に昆虫採集とやらに行ったコリスの連絡を待ちなさい。結果はその後よ。」

隊員たち「了解!!!」

サキ「・・・・・そういえば、コリス君のは?」

テブリッシュ「あいつのも造ったよ。だが・・・・・今は・・・・・。」

シュドー「本当にあいつ一人で大丈夫かねぇ・・・・・。」

イチゴ「僕は必ず見つかると思うよ。コリス君が奴らのアジトをね・・・・・。」

テブリッシュ(畜生・・・・・こんな時なら、先にコリスに渡しておくべきだった。)

テブリッシュは自分の手に持つコリス用の殺虫光線機を握りながら、辛い表情をした。

サキ「アジトには殺人昆虫たちがたくさんいる・・・・。もし、コリスが敵わなかったら・・・・。」

シュドー「大丈夫だ。あいつは死なねぇよ。」

テブリッシュ「信じるんだ。今はあいつを・・・・。」

イチゴ「コリス君なら生き残れる。ハリーさんも一緒にね・・・・。」

サキ「・・・・・・はい・・・・。」

一方、コリスとハリーは森の中にいた。なんだかとても暗く、様々な虫の声が聞こえ、

それ以外の動物の声がない。二人はその森の中を歩きながら、殺人昆虫を警戒していた。

コリス(・・・・鳥の声が聞こえない・・・・・。まさか・・・殺人昆虫の仕業じゃ・・・・。

いや、そんな事はない・・・・・。虫人間たちは・・・・。)

ハリー「セミやらコオロギやらいろんな虫の声が聞こえてくるぜ・・・・!気をつけろ、コリス。

もし、この森がアジトだったら、殺人昆虫どもがいつ来るかわからねぇぜ・・・・!」

コリス「はい!」

つづく

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