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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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ヴィレッタ「・・・!!やだ!放して!!!」

ギェゾン「やだね。君は僕の仲間の心を奪った・・・・・この罪は重いよ・・・・・・・・!!」

ヴィレッタ「仲間・・・・・・・?」

ギェゾン「そう・・・・・・君を愛してしまった・・・・ヘンリーは・・・・僕の仲間だったのさ・・・・・!!

奴はお前と出合う以前は殺人者だったんだよ!!!!」

ヴィレッタ「・・・・・・・っ!!?」

ヴィレッタはその言葉を聞いて、驚きの表情を表し、目から一粒の涙が溢れた。

ギェゾン「君には罰を与えなきゃいけない・・・・・・・。」

ヴィレッタ「あっ!!!!」    ゴッ

ヴィレッタはいきなりギェゾンに顔を思いっきり殴られ、気を失って倒れた。

ギェゾン「ふん・・・・・!あと少しで処刑の準備は完了する・・・あとは・・・・・・・!」

ヨーロッパの公園

コリス、サキ、ヘンリーはベンチに座りながら会話していた。

コリス「・・・・・・そうだったのか・・・・・・。」

ヘンリー「それから僕はヴィレッタに助けられてから、彼女に近づくようになった。」

コリス「でも、君はそのヴィレッタが嫌いだって思ったでしょ?」

ヘンリー「そうだ!僕はあいつなんか大嫌いだった・・・・・・でも・・・・・・。」

サキ「それは・・・・・・恋って事じゃないかな?」

ヘンリー「恋?」

サキ「そう。あなたは・・・・そのヴィレッタちゃんの優しさに恋をしたのよ。」

ヘンリー「でも、僕はこの世界を破壊する使命を持っているんだ。この世界の人など・・・・・・!」

コリス「だったら、やめればいいじゃない!」

ヘンリー「無理だ!!一度与えられた使命を途中でやめたら処刑が待っている・・・・・・。」

サキ「じゃあ、私たちが守ってあげる!」

ヘンリー「守る・・・・・・?でも、僕は君たちの・・・・・・。」

サキ「ううん。あなたは・・・・もう悪人なんかじゃない。この世界に暮らそう!」

サキは笑顔ではっきりと言った。ヘンリーはきょとんとした。

ヘンリー「暮らす・・・・・?しかし・・・・・・僕の世界に・・・僕の家族が・・・・・・。」

コリス「大丈夫、君が元いた世界ともきっと共存してみせる!いつか!!」

ヘンリー「共存・・・・・・?」

コリス「大丈夫・・・・・・僕は・・・・いや、僕たちは全ての世界を共存するように頑張ってるんだ!」

サキ「だから安心して、ヴィレッタちゃんと一緒にいてもいいんだよ。」

ヘンリー「・・・・・・・・僕は・・・・・・・。」

その時・・・・・・・どこからともなく、ギェゾンの笑い声が響きだした。

ギェゾンの声『はははははははははは!!!!!』

ヘンリー「・・・・!ギェゾン!!」

ヘンリーはギェゾンの声を聞いて、急にベンチから立った。そして、怒りの表情を表す。

ギェゾンの声『ヴィレッタは捕まった!お前を裏切らせたヴィレッタはいつものところにいる!!』

ヘンリー「なんだって!!?その娘をどうする気だ!!!」

ギェゾンの声『殺すよ・・・・・。あいつは君にとって殺すつもりの人だっただろう・・・・!?』

ヘンリー「確かに・・・・・そうだけど・・・・・・・。」

ギェゾンの声『では、彼女を殺す!!そうすれば、お前の気持ちは・・・・・・!!』

ヘンリー「くっ・・・・・・・・。」  ヘンリーはヴィレッタが殺される事に辛かった・・・その時・・・・・。

サキ「それは違うわ!!!!」

ヘンリー「え・・・・・?」

サキ「ヘンリー君は・・・・・・ヴィレッタちゃんが好きなのよ!!

なのに、あなたは・・・・・その娘を殺そうとするなんて・・・・・!!」

コリス「そうだ!!ヘンリーだって・・・・・・好きで君の言うことを聞いてるわけじゃない!!

確かにヘンリーはこの世界に来る前はどうでもよかったけど、ヴィレッタちゃんに出会ってから、

変わって・・・・・・優しい気持ちを持てたんだ!!」

ヘンリー「二人とも・・・・・・・。」

ヘンリーはコリスとサキの想いに、初めて自分の本当の気持ちに気づき、頷いた。

ギェゾンの声『黙れ!!とにかく彼女の首を取る!!!』

それから、ギェゾンの声は聞こえなかった。ヘンリーは歩いた。

コリス「ヘンリー・・・・・・。」

ヘンリー「ヴィレッタは僕を助けてくれた・・・・・・だから・・・・・今度は僕が助ける番だ!!!!」

ヘンリーはそう言って、走り出した。愛するヴィレッタを救うために・・・・・。

サキ「私たちも追いましょ!コリス君!!」

コリス「はい!!!」

サキやコリスもヘンリーに続いて走った。

ヘンリーはギェジンのいる灰ビルにいた。

周りには相変わらず醜い死体が多く倒れていた。

ヘンリー「ギェゾン!!出て来い!!!」

ギェゾンの声『来たな、ヘンリー!5階まで来い!!』

ヘンリー「わかった!!」

ヘンリーはビル内の階段を走り、5階にたどり着いた。そこに、ギェゾンがいた。

ギェゾン「よく来たな・・・・・ヘンリー・・・・・・・。」

ヘンリー「・・・・・・・・・・ヴィレッタはどこだ・・・・?」

ギェゾン「・・・・・・・ここだ。」

ギェゾンは右のところに向かって指を指す。そこに、血まみれになって倒れているヴィレッタがいた。

ヘンリー「ヴィレッタ!!!!」  ヘンリーはいきなり倒れているヴィレッタに駆け寄る。

ギェゾン「安心しろ・・・・まだ死んではいない。だが、本当の処刑はこれからだ・・・・・。」

ヘンリー「処刑?」

ヘンリーはギェゾンを睨んだ。大切な人を傷つけた人への怒りだ。

ギェゾン「やはり・・・・・お前はこの娘が好きだったんだね・・・・・。」

ヘンリー「・・・・・・好きだ!」

ギェゾン「・・・・・やっぱり・・・・・この娘を殺す・・・・・お前を殺した後でな!!」

ギェゾンは怒りの声でそう言うと、光とともに、茶色の鎧を纏い、怪人の姿になった。

ギェゾン「君だって・・・・この世界を憎んだろ・・・・それをなぜ裏切る?」

ヘンリー「・・・・・・・・ヴィレッタ・・・・・・・・・。」

ヴィレッタ「・・・・・・・・ん・・・・・・・・。」

ヴィレッタはまだ意識があるので、少し目を開けた。彼女の目の前にはヘンリーが近くにいる。

ヴィレッタ「・・・・へん・・・・・リー・・・さ・・・ん・・・・・・・。」

ヘンリーはヴィレッタに背中を向いた。

ヘンリー「・・・・・・ごめん・・・・・・これが・・・・・僕の姿だ・・・・・・・。」

ヘンリーはそう言って、光とともに緑の鎧を纏い怪人となる。二人とも同じ姿の怪人である。

ヴィレッタ「・・・・・・!?(ヘンリーさんが・・・・・・あの時の怪人だったなんて・・・・・・!)」

ヴィレッタはまだ回復してないせいで意識が薄れているが、

ヘンリーが怪人に変身しているところをちゃんと見て、心の中で驚きと苦悩でいっぱいだった・・・・。

ヘンリー「確かに僕はこの世界を嫌った。でも、この娘が僕を助けて、

大切な人を守るとか、友達とか、優しさとか言って、この世界の素晴らしさを教えてくれた・・・・・・。

僕はそんな彼女に恋をした・・・・・だから・・・・僕は、使命を裏切る!!!」

ギェゾン「では、散れ。むん!」

ヘンリー「ふん!!」

ヘンリーとギェゾンはお互い近づいた後、キックやパンチを打ち合った。

ヘンリー「はああっ!!うっ!!うお!だぁぁ!!」

ギェゾン「ぐっ!どあ!!でぇぇい!!おあ!!」

ヘンリー「でええええぇぇぇぇぇ!!!!」

ヘンリーがギェゾンの顔にハイキックを決める。ギェゾンはひるんだ。

ギェゾン「ぐああああ・・・・・っ!!!」

ヘンリー「おおおおおおっ!!!」

ギェゾン「くっ・・・・・てやあああ!!」

ギェゾンは迫るヘンリーにアッパーを繰り出す。ヘンリーはその痛みと衝撃に飛んだ。

ヘンリー「うはっ・・・・・!!」

ヘンリーは地面に落ちた。ヘンリーは大ダメージを受ける。

ヘンリー「ぐっ・・・・・うあ・・・・・!!」

ギェゾン「そろそろ終わりにしてやる・・・・・・!!」

ヘンリー「いや・・・・・まだ・・・・終わりたくない!!」

ヘンリーはそう言って、立ち上がり、ギェゾンに向かって走る。

ギェゾン「遅いな・・・・・・ブラウン・レーザー。」

ギェゾンは左手から茶色の光線を発射した。

ヘンリー「うわああああぁぁぁぁぁ!!!!」

ヘンリーはその光線を受け、吹っ飛び、壁に叩きつけられた。

ヴィレッタ「・・・・へ・・・・ヘンリー・・・・・さん・・・・・・・!!」

ヴィレッタはじょじょに意識を取り戻しつつあった。ギェゾンはそんな彼女を見る。

つづく

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