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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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その事を思い出したイチゴは、さっきの事を思い出して、顔に不愉快さを表した。

イチゴ「その時の少年からは物凄い殺気を感じたんだ・・・・・。」

テブリッシュ「その少年がまさか犯人だとでも・・・・?」

シュドー「まさか・・・・これは侵略作戦の一つじゃあないだろうな?」

イチゴ「わからない・・・・・もし、見つかったら捕まえて、事実を聞かねばならない。」

モモ「・・・・・よし!今日もヨーロッパの調査を命ずるわ!全員、出動!!」

隊員たち「了解!!!!」

隊員たちは司令室から出て、再びヨーロッパに向かう。モモは司令室に残っていた。

ヨーロッパの街でヘンリーは一人歩いた。

ヘンリー「・・・・・・どの人間もこの人間も・・・・・みんな、どうでもいい。

なのにどうして僕はこの人間など・・・・・・。ん?」

ヘンリーは見た。女の子が風船を持っているところを。

しかし、その女の子はくしゃみしてしまい、そのせいで風船を放して、風船が飛んでしまった。

女の子「くしゅん!・・・あ・・・・・・。」

ヘンリー「・・・・・ふん!!」

ヘンリーはジャンプした。そのジャンプ力はあまりに高く、高く飛んだ風船を見事取った。

ヘンリーは着地し、女の子に風船を返した。

女の子「ありがとう。お兄ちゃん。」

ヘンリー「次はちゃんと守れよ。」

ヘンリーは女の子から離れ、また歩いた。そこに、ヴィレッタが嬉しそうに走ってきた。

ヴィレッタ「ヘンリーさ~ん!」

ヘンリー「ん?またお前か・・・・・・。」

ヴィレッタ「見たわよ。ヘンリーさん、やっぱり、あなたは優しいんだね。」

ヘンリー「・・・・・これは僕の意思でやったんじゃない。ただ、体が勝手に動いただけだ。」

ヴィレッタ「いいじゃないいいじゃないwだって、あの時のあなたも優しかったもん。」

ヘンリー「いや、僕は優しくなんかない・・・・。」

ヴィレッタ「それでもいいの。それでも・・・・・・。」

今から3週間前、ヘンリーはヨーロッパの街に来た。だが、ヘンリーは不満だった。

元々はここに来るつもりはなかったのだ。しかし、彼女の優しさに触れたせいか、

その優しさを忘れることはできないため、再び彼女に会おうとした。

ヘンリー「この街がヨーロッパか・・・・・ここに彼女がいるならば・・・・・・・!」

ヘンリーは手を強く握った。そこに、いきなり、ヴィレッタに会った。

ヘンリー「え?」  ヴィレッタ「あ!」

二人は前を向き合った。そして、いきなり会った驚きでヘンリーはびっくりした。

ヘンリー「うわ!!お・・・お前、あの時・・・・・!!」

ヴィレッタ「くす。やっぱり、ここに住んだんだね。ヘンリーさん。」

ヴィレッタは笑って答えた。ヘンリーは落ち着いてヴィレッタにこう言った。

ヘンリー「・・・・・・・実は・・・・・君に会いに来た。」

ヴィレッタ「え・・・・・・。」

ヴィレッタはきょとんとして、赤くなった。

ヘンリー「あの時・・・・・君に助けられて、君の事が忘れられなくて・・・・・・。」

ヴィレッタ「じゃあ、友達になる?」

ヘンリー「え?」

ヴィレッタ「私の事、忘れられないのでしょ?じゃあ、ずっといられるように、友達になろ!」

そして、現在・・・・・・ヘンリーとヴィレッタはいつの間にか彼女の家の二階にいた。

部屋では、いつも通り友達もいた。彼女たちが楽しくゲームしているもの、ヘンリーは一人佇む。

ヘンリー(・・・・・・・あの時から友達に・・・・・いや、僕はそのフリした。あいつらなどどうでもいいから。

でも、なんで手を出せないんだ。それに、この暖かな気持ちは・・・・・・。)

ヴィレッタ「やったぁ!!」   ヴィレッタは友達と対戦して勝った。

「うひゃ~負けた~!」  「ほら、次、ヘンリーさんの番!」

ヘンリー「え?もう僕の出番か・・・・・?なら・・・・・。」

ヘンリーはWIIリモコンを持ち出した。どうやら、皆はスマブラXをやっていた。

ヴィレッタ「ついに勝負だね!ヘンリーさん。」

ヘンリー「・・・・・・ふ。負けるつもりはないけど?」

ヘンリーは一瞬、笑った。それは一緒に遊べる嬉しさだろうか?

ヘンリーはメタナイト、ヴィレッタはゲームウォッチである。対戦は既に始まっていた。

凄い勝負だ。友人たちも応援していた。そこに、窓の外から何者かが見ていた。

外では、ギェゾンが他の家の屋根からヴィレッタの家・・・・彼女の部屋を覗いていた。

ギェゾンはその部屋で・・・・ヘンリーやヴィレッタたちが楽しくやっているところに不愉快さを感じた。

ギェゾン「・・・・・・ヘンリーめ・・・・・・・!あの女・・・・・・始末する必要があるね・・・・・・・・。」

一方、ヴィレッタの部屋では・・・・・・・。

ヴィレッタ「負けちゃった~。」

ヘンリー「か・・・・・勝ったのか?」

テレビの画面ではメタナイトが勝利のポーズをとっていた。ヘンリーは勝ったのだ。

ヴィレッタ「ヘンリーさん、結構、強いのね。」

ヘンリー「悔しがらないのか?楽しそうな表情してるけど・・・・。」

ヴィレッタ「だって、楽しいんだもん。楽しければ勝ち負けもないよ。」

「次、私やるぅ~。ヴィレッタちゃん、交代ね!」 友人が嬉しそうに言って、ヴィレッタも嬉しそうに答える。

ヴィレッタ「うん!ヘンリーさん、強いよ。」

ヘンリー「いや、僕はそんなに・・・・・・。でも、僕はやるつもりだ。・・・・・・・・・!」

ヘンリーは窓のほうを見た。なぜなら、そこにギェゾンが自分を見ているからだ。

ギェゾン「・・・・・・・・・・・・・。」

ヘンリー「・・・・・・・あいつ・・・・・・・!」

一方、コリス、テブリッシュ、シュドー、サキ、イチゴは再び現場で調査した。

イチゴ「これより、二人の少年・・・・・緑髪の者と茶髪の者を探して捕まえる!

コリスとサキ、テブリッシュとシュドー、僕は単独でそれぞれに分かれ、行動する!」

隊員たち「了解!!!」

こうして、コリスとサキ、テブリッシュとシュドー、イチゴで三組に分かれ、それぞれ行動開始した。

テブリッシュ「俺たちは茶髪の奴を追おう!」

シュドー「よし!正体を突き止めてやるぜ!!」

サキ「私たちは緑髪の・・・・ヘンリーって人を追いましょ!」

コリス「はい!(ヘンリー・・・・・・。)」

コリスの心は不安でいっぱいだった。彼の旧友が悪の手先になってしまったのかと思ったからだ。

イチゴ「さて・・・・僕は誰を追おうか・・・・・茶髪の奴は狂暴な気がするけど・・・・・・・。

あの緑の髪の奴も問題だな・・・・・・!」

夕日になった。友人たちはいつも通り、ヴィレッタの家から出て帰っていった。

しかし、玄関で、ヘンリーはまだヴィレッタといた。

ヴィレッタ「またね、ヘンリーさん!」

ヴィレッタの表情は楽しさと喜びを表していた。しかし、ヘンリーの表情は不安に満ちていた。

ヘンリー「ヴィレッタ・・・・・・。」

ヴィレッタ「どうしたの?」

ヘンリー「もし、君が僕に出会ってなかったら・・・・・・・どうなっただろうな・・・・・。」

ヴィレッタ「え・・・・・?」

ヴィレッタはヘンリーの言葉を聞いて、少し不安な表情を見せた。

ヘンリー「あなたは・・・・・・悪魔の仲間と出会ってしまったんだ・・・・・。」

ヴィレッタ「そ・・・・そんな事ないよ!ヘンリーさんは悪魔なんかじゃないよ!!」

ヘンリー「・・・・僕の仲間が・・・・・君を襲うかも知れない・・・・・・・。」

ヴィレッタ「襲う?どういう事・・・・・・?」

ヘンリー「元々僕はあなたが嫌いだった・・・・・でも、あなたの優しさが・・・・・僕を変えた。」

ヴィレッタ「変えた?・・・・じゃあ、あなたは・・・・一体・・・・・・・・。」

ヘンリー「僕は・・・・・・・・・。」

ヘンリーは自分の真実を語ろうとするが、彼の脳裏に組織の上司からの声が聞こえた。

『お前たちエージェントは、自分の正体を決して、敵に見せてはならぬ。』

ヘンリー「・・・・・・・・・殺人者の仲間だから・・・・・・!」

ヴィレッタ「さ・・・・殺人者・・・・・・・!?」

ヘンリー「・・・・・・すまない・・・・・・・・。」

ヘンリーはヴィレッタに後ろを見せ、走り去った。ヴィレッタは悲しげな表情であった。

ヴィレッタ「・・・・・・・ヘンリー・・・・・さん・・・・・・。」

夜の街でヘンリーが走っていた。そこに、彼の前にコリスとサキが来た。

コリス「ヘンリー!!」

ヘンリー「・・・・・!?貴様は・・・・・・!!」

サキ「あなたね!コリス君を殴ったのは!?」

ヘンリー「・・・・・・そうだ・・・・・・。」

コリス「ヘンリー・・・・・・僕の話・・・・聞いてくれないかな・・・・?」

ヘンリー「お前たちに話す権利はない・・・・・・・・!」

コリス「でも・・・・・・わかるんだ・・・・・・。君は・・・・・誰かが好きになったんでしょ?」

ヘンリー「・・・・!?なぜ、わかる!!??」

サキ「それは・・・・・・あなたの友人から聞いたのよ・・・・・。」

ヘンリー「な・・・・なんだと・・・・・?」

サキとコリスはヘンリーを探している間に、ヴィレッタの友人と出会い、

彼女に、『緑髪の男は知らないか?』と聞いた。友人は知っていたので、彼の事を教えたのであった。

一方、ヴォレッタは自分の部屋にいて、ベッドで寝転がって、悩んでいた。

ヴィレッタ(・・・・・・・ヘンリーさん・・・・・・なんであんな事いうんだろ?

でも・・・・・・私とヘンリーさんは・・・・友達だよね・・・・・・・。)

ヴィレッタはベッドから起き上がって、出た。そこに、彼女の目の前にいつの間にギェゾンがいた。

ヴィレッタ「・・・・・・っ!!?」

ヴィレッタはいきなりギェゾンが自分の部屋にいたため、驚いて後ろにベッドの方に扱けた。

ギェゾン「驚いては当たり前だね・・・・・・なぜなら僕は君を殺すため、ここに入ったんだからね。」

ヴィレッタ「か・・・母さん!!!」

ギェゾン「君の母なら眠ってるよ。安心しな、命は奪ってない。」

ギェゾンはヴィレッタの手を掴み始めた。

つづく

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