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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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ヘンリーは静かな怒りを表情に表した。しかし、それをヴィレッタが見て・・・・。

ヴィレッタ「どうしたの?」

ヘンリー「・・・!?いや・・・・何も・・・・・・。」

ヘンリーはいち早く普通の静かな表情に戻った。

「・・・・あ!そういえばね、紳士同盟クロスが、アニメになるんだって!」

「ああ!あの超人気の少女漫画でしょ?灰音ちゃんがいいわよね~♪」

ヘンリー「・・・・・突然、話し変えるな・・・・・・。」

ヴィレッタ「いいじゃない。楽しければ。楽しければ楽しいほど、幸せは来るって母さんが言ってたもん。」

ヘンリー「本当か?」

ヴィレッタ「ホントホントw・・・・・・ヘンリーさんって何か楽しみたい事ある?」

ヘンリー「何?」

「ほら?ゲームマニアになるとかさ。」 「あ!ファンシー系を愛するのもいいわ!」

「擬人化カービィを描くのもいいわよ。」 「トリックスターやらない?」

ヘンリー「・・・・・・・・・たとえば・・・・・・・・いらない物を壊すってのは・・・・?」

ヴィレッタ「うーん・・・・・それは・・・・・・・幸せじゃないかも・・・・。

他人に迷惑かけるし、自分は損するだけ・・・・。でも、大切な者を守るというなら、みんな幸せになれるよ!」

ヘンリー「大切な者を・・・・・守る・・・・・・・。」

一方、コリス、イチゴ、サキはニューヨークの公園にいた。

イチゴ「・・・・・よし!ここを集合地点にそれぞれ単独行動にかかる。

何か情報をつかめたら、ここに集まって話しあおう。」

コリス&サキ「はい!!」

3人はそれぞれに分かれて行動を開始した。

時は過ぎ、街の背景が夕日になった。ヴィレッタの家では・・・・・。

ヘンリー「・・・・・・では、そろそろ帰るとする。」

ヘンリーと友人たちは玄関でヴィレッタに挨拶した。

「さよならー。」 「また遊ぼうねぇ。」  「今日も楽しかったわね^^」 「おじゃましました~。」

ヴィレッタ「さようなら。また来てね。」

友人たち「はーい!!w」

ヘンリー「・・・・・・・・・・。」

夜の街となったニューヨークのどこかにヘンリーは歩いていた。

ヘンリー「・・・・・・ん?」

ヘンリーの前にコリスが走っていた。そして、コリスもヘンリーが目の前にいたため、突然止まった。

コリス「・・・・・・・・・あ!あなたは・・・・・・。」

ヘンリー「・・・・・・・コリス・・・・・・!!」

ヘンリー「僕の名前を知ってる・・・・やっぱり・・・・君は、ヘン・・・・・・わっ!!」  ドカッ

コリスがヘンリーの名を呼ぼうとすると、ヘンリーが突然、コリスの顔を思いっきり殴った。

ヘンリー「お前なんか・・・・・・大嫌いだ・・・・・・・!!」

ヘンリーは走った。コリスは彼を追うも、さっきの痛みでうまく立てず、歩けない。

コリス「ま・・・・待って・・・・・・・・!!うう・・・・・・・。」

サキ「・・・・!?コリス君!」

サキが通りかかってきたところ、彼女は偶然倒れたコリスを見つけ、駆け寄る。

サキ「大丈夫?あ!」

サキはさらに、前の方を見る。そこに、ヘンリーの後姿があった。

サキ「あの緑髪の少年・・・・・・・・!!」

ヘンリーは薄暗い廃ビルの中に着いた・・・・・。そこには、様々な死体が大勢にいた。

なかには、首を落とされた者、両目を潰され倒れた者、体が真っ二つにされた者も、

他にもいろいろな殺され方で死んだ者がいた。

ヘンリー「・・・・・・・相変わらず非常だな・・・・・・ギェゾン・・・・・・。」

ヘンリーの前に一人の死んだ女性の腕を掴んでいる茶髪の少年がいた。

この少年こそが、ギェゾンであった。ギェゾンはヘンリーと似て無表情だが、

その顔にかつてない狂暴さが秘められていた。ヘンリーとギェゾンは遠くから睨みあった。

ギェゾン「・・・・・あの女に恋したか・・・・・・ヘンリー・・・・・・・。」

ヘンリー「・・・・・恋などしていない。」

ギェゾン「では、なぜ殺さない?恋しなければどうでもよく、殺してしまえばいい。」

ヘンリー「その場で殺したら僕が犯罪者となる。だいたい僕らの住む世界、

ピュレドーワールドの侵略専門組織からその組織のエージェントである僕たちに命令したからじゃないか。」

ギェゾン「ああ、そうだったな。お前は怪獣として破壊活動を行い。

僕が人類の数を減らすべく、密室殺人作戦を行っているな。だが、あの少女はお前に何を語る?」

ヘンリー「・・・・・・・・僕には興味のない事だ。」

ギェゾン「そうか・・・・・あの娘は優しすぎる。お前はあいつの優しさによって裏切るだろう・・・・・と、

僕は思うけど・・・・・・・。君はあの娘を殺す気かい?」

ヘンリー「最初から殺すつもりさ・・・・・・・!」

ヘンリーの体がいきなり緑の光に包まれ、再び緑の鎧の姿となった。昨日の怪人と同じ姿だ。

ヘンリー「僕は・・・・・・この世界に興味ない。ただ、命令に従うだけだ・・・・・・・!!」

ギェゾン「ふふふふふふ・・・・・・そうか・・・・・・・。」

ギェゾンも茶色の光に包まれ、茶色の鎧の姿となった。

ギェゾン「そうだ。僕たち二人がこの世界を我々ピュレドーワールド人の第二の故郷にしようよ・・・・・・。

でも・・・・・あの女の子の優しさに・・・・・気をつけてね・・・・・・・幸せなど考えるな・・・・・・・!!」

ヘンリー「・・・・・・・・・・・・・・。」

そして、二人は鎧を触れずに、外す。外された鎧は光とともに消えた。

ヘンリーは自分が潜んでいるマンションに戻った。彼の部屋は・・・・・家具も何もなかった。

なぜなら、ヘンリーがこの何もない部屋を使うのは、ただ、指令を待つだけためにあった。

ヘンリー「・・・・・・この部屋、実は空き部屋だけど・・・・・誰も気づかないな・・・・・・。

でも、いっか・・・・・・・。見つかるわけない・・・・・・それに・・・・・・・・・・。」

ヘンリーは窓から夜空を見上げた。星がとても綺麗だった・・・・・・。

そして、そんな夜空に・・・・・ヴィレッタの笑顔が移された。

ヘンリー「・・・・・・・・っ!?」

ヘンリーは突然彼女の幻影を見たせいか、窓から離れた。

ヘンリー「・・・・僕は何をしているんだ!?元から僕は彼女を嫌っていた・・・・・それなのに・・・・・・・。」

・・・・・・四週間前、ヘンリーは鎧の巨人となってとある街で暴れた。

ここは、日本の東京であった。

ヘンリー「うおおおおおおお!!!!!」

ヘンリーは力いっぱい殴ると、ビルが崩れる。

ヘンリー「ふん!!であ!!とう!!」

ヘンリーはあらゆる格闘で建物を破壊し続けた。そこに、日本の防衛隊が駆けつけた。

日本防衛隊員「怪獣を迎撃せよ!!!」

四機のマットアロー似の戦闘機が一斉に機関砲を発射し、ヘンリーを攻撃した。

ヘンリー「ぐあっ!ごはあああっ!うあ!!ぐ!」

ヘンリーはひるんだ。さらに、一機の戦闘機がレーザー光線を発射。

ドカァァァァァン  レーザーはヘンリーの右腕に直撃した。

ヘンリー「うぎゃあああぁぁぁぁぁぁっ!!!」

ヘンリーは右腕を痛がり、のたうちまわる。

ヘンリー「ちいいい・・・・・!!ここまっでだ!!」

ヘンリーはすぐに立ち、テレポーテーションで消えて行った。

・・・・・時は過ぎ、ヘンリーはとある山で傷ついた右腕を痛めながらも必死に歩いた。

ヘンリー「はぁ・・・・はぁ・・・・・・おのれ!人間どもめ・・・・・・!!」

ヘンリーは苦しそうだった。そんな彼の前にヴィレッタが来た。ヘンリーは彼女を見た。

ヴィレッタ「・・・・・・あなた、怪我してるの・・・・・・・?」

ヘンリー「・・・・・余計なお世話だ・・・・・・・!」

ヴィレッタ「駄目よ!!手当てしなきゃ!!」

ヴィレッタは無理やりヘンリーの右腕を掴んで傷を見た。

ヘンリー「よせ!僕は・・・・・・・!!」

ヴィレッタ「怪我したまま生きてるだけじゃ幸せになれないよ!」

ヴィレッタはそう言うと、真剣な表情でポケットから包帯を取り、それで、ヘンリーの右腕を巻いた。

ヴィレッタ「これでよしっと!」

優しい笑顔のヴィレッタは優しくヘンリーの右腕から放れた。ヘンリーはきょとんとした。

ヘンリー「・・・・・・なんでだよ・・・・・・・。」

ヴィレッタ「・・・・・・ごめん、困ってる人を見かけると、つい・・・・・・・。」

ヘンリー「お前・・・・・名前は・・・・・?」

ヴィレッタ「・・・・・私はヴィレッタ。ヨーロッパに住んでるの!そこから日本旅行に来たの。

あなたは?どこから来たの?」

ヘンリー「・・・・・・僕はヘンリー・・・・・・・・・・・同じくヨーロッパだ・・・・・・・。」

ヴィレッタ「ヘンリーか。いい名前ね。」

それから現在、今でもヘンリーの右腕は包帯に巻かれたままだった。

ヘンリー(・・・・・・僕は別に助けて欲しくなかった・・・・・・でも、あの眩しい笑顔の少女に助けられてから、

不思議にこの胸を癒す気持ちが残っている・・・・その気持ちが、

なぜか、行くつもりのないヨーロッパの・・・・ここに住み着いて・・・・・・・・・。

なぜだ・・・・・なぜ、僕はあの少女を憎めないんだ・・・・・・ここの人間なんかどうでもよかったのに・・・・・・!)

ヘンリーは自分が何をしているか理解できず悔しがっていた。

次の日、DGC本部の司令室では・・・・・。

モモ「・・・・・・緑色の髪を持つ少年、ヘンリー・・・・・・あの人が犯人だって言うの・・・・?」

サキ「ええ・・・・・コリス君がそう言ってたので・・・・・。」

コリス(・・・・・まさか・・・・・ヘンリー・・・・・・君が・・・・・・!)

シュドー「ようするに、あいつはある時は子供、ある時は巨人か・・・・・くだらねぇ奴だ!」

テブリッシュ「もし、そいつが本当にこの事件を起こしたなら・・・・・・容赦はできんな!」

イチゴ「いや、ヘンリーとやらだけではありません。」

イチゴの発言に、隊員たちはイチゴの方に目線を向けた。

コリス「イチゴさん・・・・・?」

モモ「どういう事?」

イチゴ「・・・・・・僕はあの夜、とある道、一人の茶色い髪の少年を見かけたんだ。

彼の手には・・・・人間の血が塗られていた・・・・・・・いや、たぶん殺した跡らしい・・・・・・。」

イチゴは夜の街を歩いている途中、偶然、ギェゾンの横姿を見かけた。

彼の手には人間の血が滴っていた。イチゴはそれを見て驚く。ギャゾンがイチゴの方を見ようとした時、

イチゴはその瞬間に、後ろに走っていた。ギャゾンは気のせいかと思い、再び前を歩いた。

つづく

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