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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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時は過ぎて、放課後になった。光次郎は弓道部にいた。

弓道部

光次郎「・・・・・えい!」

光次郎は矢を放った。矢は的にあたる。

榊「相変わらずうまいな。高町。」

光次郎「君がアドバイスしたおかげじゃないか。」

榊「はは。そうだったな。」

光次郎と榊は親友のように握手した。そんな二人を桜が外から窓をこっそり覗いて見た。

桜(光次郎君・・・・そういえば榊くんという友達もいたっけ。聡子さんもそうだけど・・・・・・・。)

荒井「調子に乗るんじゃねーよこのガキぃ!!」

中学生「ぎいいっ!ぎっぎいいいいいいい!!!!」

荒井が中学生をプロレス技で固めながら、頭を殴り続けた。

中学生たちはそれを見て恐れ、高校生たちはそれを無視して練習していた。

光次郎「ちっ・・・・・!またかよ・・・・・・!」

池本「お前らも中島と同じ目に会いたくなかったら練習しろ!こら!!!」

光次郎「中島がああなったのもお前たちの・・・・・・!!」

光次郎は我慢の限界か怒って高校生のところへ向かおうとしたが、榊が肩に手を乗せて静止した。

榊「やめろ!また袋たたきにされるぞ・・・・・!」

光次郎「う・・・・・・。」

光次郎は少し落ち着いた。もし、止めなかったら光り次郎は高校生たちに叩かれるところだった。

弓道部専用の施設の外

桜(・・・・・・・ありがとう・・・・榊くん・・・・・・・。)  ピピピピ ピピピピ

桜の携帯電話が鳴り出した。桜は電話をとる。

桜「こちら、月野!」

通信隊員『秋田町に再び吹雪が発生する予測がつきました。十分に警備してください。』

桜『了解・・・・・・・。あ、その前にちょっといい?」

通信隊員『なんです?』

桜「実は・・・・・・・・。」

デス・ナイト日本支部アジト

YUKI・・・もといブリザード・エクシアはパソコンで雪女に会いたい同盟の掲示板を見た。

【早く雪女に会いたいです!】 【秋田町はどう行けばいいんだ!?】

【会ってみたいです。】 【本当に見たいです!!】 【恋人にしたい!】

ブリザード・エクシア「ふふふふふ。随分私に会いたそうね・・・・・・。

なら・・・・・さっさと使命を終わらせたら次はあなたたちを凍らせてあげるわ・・・・・・。」

一方、光次郎は部活を終えて、家に帰ろうと歩いていた。

光次郎「・・・・・・寒くなったな・・・・・・。この寒気・・・・・・・まさか・・・・・・・。」

雪女の声「ゆーきやこんこんあーられやこんこんふってもふってもまだふりやまぬ・・・・・、

いーぬはよーろこびにーわかーけまーわりねーこはこーたつでまーるくなる・・・・・♪」

光次郎「あ!あなたは・・・・・。」

光次郎の前に雪女・・・・いや、等身大のブリザード・エクシアが現れた。

光次郎「ゆ・・・・雪女・・・・・・・。」

ブリザード・エクシア「高町・・・・・光次郎ね・・・・・・・。」

光次郎「え!?なぜ、僕の名前を・・・・?」

ブリザード・エクシア「私ね・・・・・・あなたに会うためにこの町にさ迷っていたの・・・・。」

光次郎「僕に・・・・会うため・・・・・?」

ブリザード・エクシア「そうよ・・・・・あなたをこの町から救おうとしたの。」

光次郎「え?」

ブリザード・エクシア「あなたはこの町の人たちに今まで散々苦しめられて来たでしょう。」

光次郎「でも・・・・その町のなかにも優しくしてくれる人がいたよ・・・・。」

ブリザード・エクシア「でも、その人はもう死んだでしょう?他にも優しくしてくれる人がいるでしょうけど、

実は騙されているのよ。あなたは・・・・・・。だからね・・・・・・私があなたの味方になるわ・・・・。」

光次郎「でも・・・・・・。」

ブリザード・エクシア「大丈夫・・・・・・すぐ楽にしてあげる・・・・・・。

あなたがこれ以上、誰にも苦しめられなくて済むところへ連れて行ってあげる・・・・・・。」

そういうと、ブリザード・エクシアは口から冷気を静かに冷凍ガスを吹いた。

ブリザード・エクシア「ヒュウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ・・・・・・。」

光次郎「これ以上・・・・・誰にも苦しめられずに・・・・・・・・・・・・・。」

光次郎は次第に冷気に包まれていく・・・・・・。

光次郎「だったら・・・・・いっそこのまま・・・・・・・・・・・。」

ブリザード・エクシアの冷凍ガスによって光次郎の体は少しずつ凍っていく・・・・・・。

桜の声「光次郎くん!!!!!」

光次郎「!!!!!!!!!」

光次郎は桜の叫び声を聞いて正気に戻った。ブリザードはこれに気づき、冷凍ガスを止めた。

ブリザード・エクシア「ちっ・・・・・・・・!!」

遠くに人影が見えたブリザード・エクシアは一瞬に消えた。

光次郎「誰・・・・・?僕を呼んだのは・・・・・・・。」

光次郎は後ろを向き、人影を見た。人影の正体は桜であった。

桜「はぁ・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・・・。」

桜は光次郎の側についたら疲れて息をした。

光次郎「・・・・・・・さ・・・・・桜・・・・ちゃん・・・・・・・。」

桜「はぁ・・・はぁ・・・・会いたかった・・・・・・・・。」

光次郎「え・・・・・?」

桜は光次郎に抱きついた。光次郎にとってはわけがわからなかった。

桜「会いたかった・・・・・会いたかったよぉ・・・・・・・!」

光次郎「でも・・・・・・・君は・・・・・・・。」

桜「・・・・・・・確かに私は人を殺した・・・・・・・。でも・・・・・・・私はデス・ナイトと戦っているの!」

光次郎「・・・・・・・君は・・・・・今まで何をしたの?僕に何か隠してたの・・・・・?」

桜「ごめんね・・・・・・・でも・・・・・・・・。」

桜は光次郎と少し距離をおいて話した。そして、吹雪が少し止み、雪がゆっくり降り注ぐ・・・・。

桜「今日は・・・・・雪だよね?」

光次郎「・・・・・・・うん・・・・・・吹雪が・・・・・弱まってる・・・・・・・。」

桜「・・・・雪遊び・・・・・しようよ・・・・・・。」

光次郎「え?」

桜「・・・・・・ね?雪で・・・・・何か遊ぼうよ・・・・・・。」

光次郎「・・・・・・うん。」

光次郎は何だかわからずそのまま桜と公園に来た。

桜「ねえ。雪合戦しない?」

光次郎「うん。」

桜と光次郎は雪合戦をした。お互い雪を投げ合っていて、すごく互角であった。

桜「やるね!光次郎くん!!」

光次郎「桜ちゃんこそ!!」

今度は二人は雪だるまを作っていた。

桜「るんるん♪」

光次郎(・・・・・不思議だ・・・・・・・・。ハーケン・ダイバー事件の後、

僕は真奈美ちゃんを狙っていた男を殺したのは、紛れもなく桜ちゃんだった・・・・。

それ以来、僕は桜ちゃんが・・・・人殺しだと思って・・・・・怖かった・・・・・・。

関わりたくなかった・・・・・・本当は会いたいのに・・・・・・会えない・・・・・・・。

でも・・・・・・・今日・・・・なんか久しぶりに桜ちゃんと・・・・・・・・。

しかも、懐かしい雪遊び・・・・・・でも、泣いてばかりの雪遊びではなく、

何か・・・・・優しい感じのする雪遊びだった・・・・・・・・・。)

桜「できたー!」

二人はいつの間にか雪だるまを完成させた。とっても丸い雪だるまであった。

桜「可愛いでしょ?」

光次郎「うん・・・・・・まるで、優しさの固まりで・・・・・・・。」

桜「え?」

光次郎「いや、なんでもない。」

桜「そっか・・・・・じゃ、今度はかまくらを作ろうか。」

光次郎「え?」

桜「雪で家を作るの。光次郎くん、やってなかった?」

光次郎「やって・・・・・ないけど・・・・・。」

桜「じゃあ、私が教えてあげるから一緒に作りましょ!

そのために、いろんな道具も・・・・・持ってきたわ。」

光次郎「・・・・・うん・・・・・・。」

光次郎と桜はかまくらを作っていた。少し時がすごると・・・・・・。

まるくて少し大きな雪の家ができあがった。

桜「できた!やったね、光次郎くん。」

光次郎「うん。」

桜は楽しそうに・・・・光次郎は優しさに触れた感じで・・・・・喜んだ。

つづく

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