マイケル「・・・・・・・もう一度、あのフィールドで戦ってくれないか?一緒に・・・・。
来週、大会の決勝があるんだ!」
シュドー「大会!?」
マイケル「そうだ!俺たちは君がいない間でも大会を勝ち続け、ついに準決勝にも勝った。
決勝の相手は強者揃いだ。そいつらに勝つには、お前の力が必要だと思うんだ。
無理ならいい。責めやしねぇよ。」
シュドー「・・・・・・・・・悪いが、俺には別のフィールドがある。そこには、俺たち人類を襲う、
異生物どもがわんさかいる。俺たはDGCというチームでそのフィールドで戦いの日々を送った・・・。」
マイケル「・・・・そうか・・・・・・。じゃあ、気が向いたら俺たちのところに来てくれ。
そして、来週に怪獣がいなかったら、大会に出てくれ。」
シュドー「・・・わかったよ。」
シュドーは笑いながらマイケルたちに背中を向ける。しかし、すぐに顔を彼らの方に向き・・・・。
シュドー「・・・んじゃぁ今のうちに練習すっか!」
マイケル「シュドー・・・・・・!よし!やろう!!みんな、張り切って行こう!!」
部員たち「おおおおおおおおう!!」
DGC基地・司令室
コリス「あの地底人を倒してから、シュドーさん大学に戻ったけど・・・・・。」
サキ「大丈夫よ。シュドーさん、前向きな人だから。」
テブリッシュ「そうだ。あいつは心を簡単に折られはしないさ。」
コリス「そうですか・・・・。」
サキ「あ!シュドーさんからの連絡だわ。」
サキは通信機を使った。
シュドー『こちら、シュドー。仲間達と今、仲良く部活していまーす!』
シュドーは楽しそうな声を出し、その声を聞いたコリスとサキはほっとした。
サキ「そうですかぁ・・・・よかった。」
シュドー『んじゃぁ俺、練習に戻るから興味あったら見に来てくれ。それでは!』
シュドーは通信を切った。
コリス「よかった・・・シュドーさん元気で・・・・・。」
サキ「シュドーさんったら練習に見に行ってもいいって。」
イチゴ「もう一度行くかい?コリス。」
コリス「え?」
モモ「そうよ。たまにはこういうのもアリよ。」
コリス「は・・・はあ。」
サキ「私も一緒に行ってもいいですか?」
モモ「もちろんよ。」
サキ「あは。」
コリス「・・・くすっ。」
NASA大学
コリスとサキは私服を着て、アメフト部の練習場に着いた。
シュドー「そうりゃ!!」
シュドーはボールを投げ、マイケルではないレシーバーがキャッチしていた。
シュドー「なかなかいい腕だな。」
レシーバー「ありがとう!もっと頼む!」
シュドー「うむ!お。」
シュドーは連取場の外部を見る。そこにコリスとサキがいた。
サキ「おーい!」
コリス「シュドーさ~ん。」
シュドー「サキ、コリス。来たのか。」
DGC基地・司令室
イチゴは真剣にレーダーを見ていた。そこにモモが来て・・・・。
モモ「どうしたの?」
イチゴ「・・・あ!いえ・・・・ただ・・・・気になるところがありまして・・・・。」
モモ「ふーん・・・・それって?」
イチゴ「原始地底人はコリス君のZEROによって倒されましたが・・・・・。」
モモ「ええ・・・・もうバラバラに爆発したわ。」
イチゴ「これをご覧ください。」
イチゴはレーダーの画面からUT-地区でのキングボックルの死骸の画面に映した。
怪獣はもはやバラバラである。だが、口に付いていた白いマスク状の物がない。
モモ「ほら、既に粉々・・・・・そんな事に何か問題でも・・・・・。」
イチゴ「・・・・あの怪獣からはB-ウランゼスというエネルギー波が発していました。」
モモ「B-ウランゼス?科学陣の人から聞いたけど、ウラン鉱石から発するエネルギーの事。」
イチゴ「もっともこのエネルギー波を受けた者はその体からそのエネルギーを発しているでしょう。
ですが、死んだらそのエネルギーは消えます。」
画面は再びレーダー画面に戻る。ちなみにB-ウランゼスとは作者が適当に考えt(撃
イチゴ「見ての通り、この死んだ怪獣よりもうエネルギー反応はありません。
ですが・・・・・・その怪獣と同じエネルギー反応を持つ者がいると確認しました。
レーダーには別のところに光る点があった。
モモ「・・・・・!?」
イチゴ「ただし、反応がわかっても、怪獣らしき存在が見当たりません・・・・・・。
もしかしたら奴は死ぬ間際に何か仕出かしたのかも知れない・・・・・・。」
モモ「これは大変ね・・・・・・。」
テブリッシュ「私が調査してきます。」
モモ「え?」
テブリッシュ「あの3人にはせっかくの休憩なんです。ここは私が行くべきかと・・・・。」
モモ「そう・・・・お願いね、テブリッシュ。」
イチゴ「場所は・・・・・第49地区だ。」
テブリッシュ「了解!」
テブリッシュはヘルメットを取って、司令室を出た。
テブリッシュはスカイラッシュ1で第49地区の上空を飛び回った。
NASA大学・アメフト部
サキ「はい。これは皆さんへの差し入れです。」
サキはテーブルにいろんなお菓子やいろんなジュースを置いた。
「うわーお!」 「いいんですか!?」 「これはいい!」 「さっそく食べよう。」
マイケル「へえ、あんた。気が利くじゃないか。」
サキ「だって、いつもシュドーの仲間ですから・・・・。」
シュドー「それでいいじゃないか!じゃ、俺も頂くか!」
サキ「ふふ。じゃあ、私も。」
コリス「あ!僕も。」
シュドーはコーラやドーナツなどを食べたり飲んだりと、
サキはソーダをゆっくり飲んで、マイケルはポテチを食べたりと、
まるで、パーティのような雰囲気であった。DGCの3人にとってはこれは楽しい束の間であろう・・・・。
第49地区ではスカイラッシュ1が空を飛んでいる。
テブリッシュ「うーむ・・・おかしい・・・・・。レーダーによると、確かこの辺なんだが・・・・。
よし!地上に降りてみるか。」
街の中では大勢の人がいっぱい歩いていた。車も多かった。
その中に色が白く、ボロイ衣装の少年が歩いていた。
少年「・・・・・・ふぅぅぅぅぅ・・・・・・。」
少年の目つきはとてつもなく悪く、歩き方もまるで立ったばかりの赤ん坊だった。
テブリッシュは地上に降りて、探していた。
テブリッシュ「ふぅ・・・・一体・・・どこにいるんだ?」
テブリッシュは走っていた。そんなテブリッシュを少年が睨みついた。
少年「・・・・・DGCの野郎・・・・・・・!」
少年は逃げ出した。しかし、テブリッシュは少年を気づかなかった。
少年「ふぅ・・・・ふぅ・・・・ううっ!!」
少年はチンピラにぶつかった。チンピラはいきなり、どつかれたと思って怒って、
少年の肩を掴み、怒鳴った。
チンピラ「おい!!」
少年「・・・・・っ!!!」
少年とチンピラはにらみ合った。
チンピラ「いきなりぶつかっといて怒んのかよ・・・・・俺に喧嘩売ってんのかよ?」
少年「・・・・・・・は?」
少年は両目から緑色の光が出た。
チンピラの声「ぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
テブリッシュ「む!?悲鳴・・・・・あっちか!!」
テブリッシュはチンピラのところに来た。すると、チンピラは黒こげにされて倒れていた。
周りの人たちがそんなチンピラを見ていた。
テブリッシュ「こ・・・・・これは・・・・・・・!!」
つづく
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