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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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隊員たち5人は部屋から出た。残されたメンバーの一人、桜は・・・・・・。

桜「・・・・・・・光次郎くん・・・・・・。」

桜は切なそうに呟いた。そんな桜を春日がひっそり見つめた。

春日「・・・・・・・・・・。」

桜(光次郎くん・・・・・もう・・・・わかってるんだよ・・・・・・・。)

吹雪で少し周りが暗い秋田町で。清水たち5人の隊員が歩いていた。

野沢「うひゃぁぁぁぁぁ~寒いぃぃぃぃぃぃ~!!」

清水「これくらい寒がってどうするのよ!我々は軍隊よ!!」

野沢「ご・・・ごめんなさい・・・・でも~がくがくぶるぶる・・・・・。」

清水「全く・・・・・・・それでは、私と野沢隊員は左の方へ、残り3人は正面へ。

では、幸運を祈る!」         隊員たち「了解!!」

隊員たち別々の道にわかれ、行動した。

野沢「がくがくぶるぶる・・・・・・ん?」

寒がる野沢はいきなり清水に抱かれて、頬を赤く染めた。

野沢「ちょ・・・・し・・・清水さん/////」

清水「こうすれば、寒くなくなるでしょう?」

野沢「で・・・・でも・・・・・///(・・・・なんて暖かいんだろう・・・・清水さんの体・・・・・。)」

清水「どうしたの?野沢。」

野沢「う・・・ううん。だいぶ温まったわ。もういいです・・・・。」

野沢は少し恥ずかしがり笑いながら、返事した。清水は野沢から離れる。

それから清水と野沢はしばらくして、調査すると・・・・・・・。

野沢「う~ん、見当たらないなぁ。雪女・・・・。」

清水「仕方がない。戻りましょう。」

高町邸・光次郎の部屋

光次郎はネットで、【雪女に会いたい同盟】のトップページを見て、考えていた。

光次郎「・・・・雪女か・・・・・・・。」

光次郎はページにある絵を見た。アニメに出てきそうなかわいらしい少女だった。

光次郎「な・・・・なんて可愛い雪女だ・・・・・・。でも・・・・・管理人は?」

光次郎は【自己紹介】のリンクをクリックした。すると、自己紹介ページが開いた。

光次郎「うむ・・・・・・。『HN・YUKI』・・・・・か。・・・・・『私はいつか雪女の存在を信じます。

母は雪女に会うため、氷山に向かいましたが、発見できず、死んでしまいました。

私は母の無念を晴らすため、彼女に会いたい。そのためには皆さんの協力が必要です。

皆さんで雪女を探しましょう。』・・・・・か。イラストや小説もあるから見てみるか。」

光次郎はまず、イラストの方を見た。そこには、数々の雪女のイラストがあり、

中には怖い絵だったり、可愛い絵だったり様々な絵が多かった。

あまつさえ、小説では、雪女による小説がいっぱいあった。

これによって、頬を赤く染めた光次郎は・・・・・・・・。

光次郎「現実でも・・・・・可愛いだろうか・・・・。」

とうとう光次郎はこのサイトの雪女に萌えてしまったそうだ。んでもってどうなる?

光次郎「・・・・参加してみようか。」

光次郎は【会員登録・名簿】にクリックした。

光次郎「始めまして、ライターです。ここの雪女絵に萌えてしまい、

この同盟に参加する決意をしました。でも、この現実世界に雪女はいるでしょうか?

でも、もし会ったら嬉しいですね。私なら、

どんな要求でも許してくれる萌え~な雪女がいいです。それでは。」

光次郎はついに登録してしまった。

場所は変わって、光次郎の部屋とは違う暗そうな部屋では、

パソコンをしている少女がいた。少女もこの同盟の会員登録・名簿を見ていた。

謎の少女「・・・・・・ライター・・・・・か。面白そうな名前ね・・・・。」

どうやらこの少女が雪女に会いたい同盟を作った人らしい。

SSP第6分隊基地・司令室

清水「・・・・結果、雪女は現れませんでした。」

春日「そう・・・・・それで、変わった事は?」

野沢「はい。近々、何故か凍りつけにされた人が多くいます。」

桜「・・・・・!?」

春日「これも雪女の仕業・・・・・・!では、今日は解散。」

桜は辛そうな顔でいきなり部屋から出た。

清水「ちょっと!月野!!」

野沢「桜ちゃん!!」

春日「待って!!!」

清水と野沢が桜を追おうとすると、春日が叫んで、二人を止めた。

春日「今は・・・・放っておきましょ・・・・・。」

野沢&清水「・・・・・・・はい・・・・・・。」

司令室は静かな雰囲気になった・・・・・・。

桜は外で走っていた。凍りつけにされた人を見かけると、急に近づいた。

桜「・・・違う!!」

桜は走った。そして、次に凍りつけにされた人を見かけると・・・・・。

桜「違う!!!」

桜はまたその人に近づくとそう叫び、走り出す。

桜「光次郎くん・・・・・光次郎くん・・・・・!!」

桜は雪女に光次郎が凍りつけにされてないか心配していた。

桜「違う・・・・違う・・・・・違う・・・・・・!!!」

桜は次々と凍りつけにされた人を確認した。しかし、どれもこれも光次郎ではなかった。

光次郎は自宅でネットをし続けているのだ。桜はそれに気づいていないだけ・・・・・。

桜「はぁ・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・・・・。」

桜は走りすぎたので、疲れていた。

桜「・・・・・・・・もし、生きてるなら・・・・・・・。」

桜は空を見上げて呟いた・・・・・。その時、再び静かに雪が降っている景色に戻っていた。

桜「・・・・・・雪が・・・落ち着いている・・・・・・・光次郎くん・・・・・私と・・・・・。」

高町邸・光次郎の部屋

光次郎「・・・・・・あ!そろそろ時間か。」

雪女のブロック崩しをしていた光次郎は時計を見る。午後18時30分。

光次郎はその時間を見た。瞬間、【戻る】をクリックし、ブロック崩しを中断。

パソコンから離れ、テレビを付けた。

光次郎「間に合ったか・・・・・。」

テレビには、【ツバサ・クロニクル】のOP映像が流れていた。

光次郎はツバサを見ていた。

光次郎「さーて。今日の小狼やサクラたんはどんな活躍するだろうね?」

光次郎がツバサの第19話を見ている途中、あかりが部屋に入ってきた。

あかり「失礼します。」

光次郎「ん?なんだい?」

あかり「明日、雪・・・積もるそうですよ。」

光次郎「そうか・・・・。」

あかり「・・・・・明日、雪遊びしませんか?」

光次郎「・・・・・・いいよ・・・・・。」

あかり「え?」

光次郎「昔・・・・遊んだけど・・・・・雪合戦では負けるし、雪だるまも作れはしない。

それに、僕と遊んでくれる人は少なかった・・・・・・。

だから・・・・・・・。」

あかり「そう・・・・・ですか・・・・・・・。」

あかりは辛そうな顔しながら部屋から出た。

光次郎「・・・・・・・・・・雪・・・・・か・・・・・・・。」

つづく

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