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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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青井の隣の席はアルキスの席。しかし、その席にはアルキスがいなかったのだ。

青井「・・・・・っ!」 青井はその席にアルキスがいないというところを見て、腹立っていた。

そこに光次郎と桜も青井のところに来て、彼女の隣席にアルキスがいないところを見た。

光次郎「・・・・アルキスは今日、来てないんだな・・・・・。」

青井「ええ・・・。さては、正体がバレたから逃げたとでも・・・っ!!」 そう思ってさらに苛立つ青井。

桜「・・・・とりあえず、またSSPの仕事でアルキスの捜索を再び始めましょ。」

青井「了解っ!!見つけたら、捕まえてやりますわ!!抵抗したら撃ちますっ!!」

光次郎「・・・・了解。(・・・・アルキス・・・・。お前の姉さんは本当に・・・・。)」

光次郎は心の中に、アルキスに姉のアルリアは真に自分の家にいるのだと呟いた。


時間がたち、学園は放課後の時間を迎えた。光次郎たち3人は学園から出ようとしたその時・・・・。

不良「うわあぁぁぁ・・・・っ!!!」 一人の不良がいきなり3人の前に倒れた。

光次郎たち「っ!!??」 3人はいきなり自分たちの前に人が倒れたので驚く。

桜「こ・・・これは・・・・・!?」  光次郎「・・・・っ!あっ!!」   その不良を倒したのは、

なんと榊であった。光次郎は彼を見て、驚いたのだ。彼がいきなり不良を倒したからである。

榊「ふぅ・・・・・こんなもん・・・・・かな?」  榊はケンカをしたので、顔に傷が付いていた。

不良「ぐぅ・・・!・・・・っ!!」 立ち上がった不良はよろよろ歩いて逃げ去った。

光次郎「さ・・・・榊君・・・・・・。」

榊「・・・・・ん?おう、光次郎。見ただろ、俺の活躍w」

桜「何故・・・・?今のような事を・・・・??」

榊「・・・月野か。実は、さっきの野郎がこいつがな・・・・・。」

榊の言うこいつとは、何所か気弱そうな中学部の少年であった。

青井「・・・・そう。あなた、なんで不良に絡まれたの?」  青井は少年に質問する。

少年「・・・・・・僕の姉さんはモンスロイドに殺されてこの世を去った・・・・。

それで僕が泣いている時、さっきの奴が僕にうるさいって怒ってきたんだ・・・・。ただ、

姉さんが死んで悲しんでるだけなのに・・・・っ!」  涙目になるこの少年にも、姉がいた。

しかし、その姉が死んだのでもういないのだ。その少年の悲しげな顔を見た光次郎は思った。

光次郎(アルキスと同じように、この少年にも姉がいた。しかし、その姉はもう死んでしまった。

・・・・・・もし、アルキスの姉、アルリアさんが死んでしまったら・・・・・。それを、

アルキスが知ってしまったら・・・・・・。いや、そうはさせない・・・・!!アルリアさんは、

必ず死なせない・・・!彼女とアルキスを再会させるんだ・・・・っ!!必ず!!!)

榊「・・・・ところで、光次郎。」   光次郎「・・・・っ!?な・・・なんだ?」

ハラオウン姉弟の事を考えている光次郎だが、急に榊に声をかけられ、彼と会話する事に。

榊「・・・・・あのさ。忙しい事があるなら無理しなくてもいいんだけど・・・・・。」

光次郎「・・・・僕も部活に行って欲しい・・・・って事だろ?」

榊「え・・・・!?」 榊は驚いた。光次郎が何故、そう言ったのかと。

そして、光次郎は深く考えた。あの姉弟を助ける事がまじ大事であるが、他にも問題がある事を、

考え始めた。最近、榊とは部活に行ってない。このままでは何が起きるかわからない・・・・。

光次郎「・・・・・桜ちゃん。悪いけど・・・・僕・・・・・・。」 光次郎はついに何か決断したそうだ。

桜「・・・・・・わかったわ。でも、終わったら早く来てね。」

桜は笑顔でそう言った。何故なら桜はわかっていたのだ。光次郎は実は・・・・。

光次郎「ありがとう、桜ちゃん。・・・・榊。僕、部活に行くよ!」

青井「ちょ、ちょっと・・・・!」  青井はまさか光次郎がSSPの仕事に行かないのかと思っていた。

光次郎「・・・・・ごめん。奈々ちゃん。でも、今日だけ・・・・でいいよね?」

青井「・・・・まあ、勝手にやってもいいけど・・・・?」

榊「光次郎・・・・・・。」

光次郎「・・・・・うん。じゃあ、行こうか!」

榊「・・・・・・ああ!行こう!!」 こうして、光次郎と榊の二人は、部活へと向かった。

その部活は弓道部。光次郎にとって榊と一緒にやる部活は懐かしいものであった。

青井「・・・・・何よ!SSPの仕事より、学校の部活とかさ・・・・・。」

桜「いいのよ。今はあれで。光次郎君も望んでいる事だし・・・・。本当は、

アルキスの捜索は大事だけど、彼は友達の事もちゃんと考えている。それに、

人は誰でも青春したい事もあるのよ。奈々ちゃんだって・・・何か青春があるじゃない?」

青井「は、はあ・・・・・。私の・・・・・青春・・・・・・。」

桜「・・・・無理に考えなくてもいいのよ^^青春は、いつでも作れるんだから。」

青井「・・・・・はい。ありがとうございます。月野先輩。」

桜「さあ。私たちは先にSSPの仕事に行きましょ!光次郎君も後で必ず来ると信じて!」

青井「・・・・・はい!」  こうして、二人はSSP第6分隊支部へと向かった。


こうして、光次郎は懐かし?の弓道部に来た。光次郎は榊と一緒に練習をしていた。

光次郎が弓矢を持っているのも久しぶりな感じがした。

光次郎(僕が今、持ってるこの弓矢・・・・。今は懐かしい感じがする・・・。

そうだ!僕はこの弓矢で、たくさんのジャンボロイドを弱らせたんだっけ・・・・。)

榊「何考え込んでいるんだ?光次郎。」

光次郎「・・・っ!いや、なんでもない・・・・。ただ、懐かしいなと思っただけさ・・・・。」

榊「そうなのか。じゃあ、あの的を狙って、久しぶりの矢を放ってくれ。」

光次郎「うん!・・・・えぃ!!」 光次郎は弓矢を構え、勢いよく矢を放った。

久しぶりに放たれた光次郎の矢は的の真ん中の近くにあたった。腕は変わってない模様らしい。

光次郎「よし!(なんとか腕は下がってはいない・・・・。)」

榊「相変わらずやるなぁ。でも、俺だってお前に負けないくらい腕をあげたんだ・・・!」

光次郎「え・・・・・?」 光次郎はきょとんとする。そして、次は榊が弓矢を的に向けて構える。

榊「見てろおぉ・・・・!そぃや!!」 榊は思いっきり矢を放った。その矢は的の真ん中に、

見事命中した。光次郎は驚き、感心した。榊の方が弓矢の腕が上と言っていいだろう。

榊「見たかい?俺は今日まで弓矢の練習をし続けたんだ。毎日な・・・・・。」

光次郎「へえぇぇ・・・・・。(そうか・・・・。榊の奴、あんなに練習をしていたなんて・・・・。

それに比べ、僕なんか最低限して練習できてない。なのに、何故だろう・・・・?

何故、今までジャンボロイドとデスナイトの人間を殺せたんだろう・・・・。練習とか腕とか?

・・・・わからない。でも、一つだけならわかる気がする。倒したいという意思・・・・かも知れない。)

榊「・・・・どうする?またやるかい?」

光次郎「・・・・・ああ!やるよ。(そうだ!今からこそ、弓矢の練習をしよう!SSPの隊員だから、

弓矢みたいな武器はない。似た武器ならボウガンくらいだけど。でも、もっと強くなりたい!

桜ちゃん、あかりさん。そして、皆を守るために・・・・っ!!それには今しかないと思う・・・・・。)」

そう思った光次郎はすぐに弓矢を構えて、矢を放った。その矢は真ん中へと向かうが・・・・。

榊「・・・・むっ!?(あの矢、真ん中に向かってるぞ!?あそこには俺の矢が・・・・・。)」

そう、光次郎の矢は榊の矢が刺さっている真ん中へと真っ直ぐに向かっていた。そして。

ドッ 光次郎の矢の先に刺さったのは、榊の矢の矢羽の付いてる後ろの部分であった。

そう、光次郎の放った矢が榊の矢に刺さったのだ。しかし、これはありえないはず。

矢が矢に刺さるなど、普通ではないはずだと思うだろう。しかし、光次郎はこれをやったのだった。

光次郎と榊はその様子を見て驚き、声すら出ないようだ。しかし、一定な時間になると、

光次郎の矢が榊の矢からぽろりと離れて、落ちていった。

榊「す・・・・すげええぇぇぇぇぇ!!!すげーぞ!光次郎!!今の技はよぉ!!」

光次郎「ぼ・・・・僕もこんな事をしているのは始めてだ!!こっちもビックリしたよ・・・・!!」

榊「・・・・・はははは。お前も、毎日練習してたのか?」

光次郎「・・・・いや、僕は・・・・。確かに練習してるけど、毎日じゃないんだ・・・・。(・・・・なのに。

なのに、僕のさっきの矢が榊の矢と重なるように刺さった!普通じゃできない事・・・・。

・・・今思ってるけど。僕は今のを見て、どうりでデスナイトと戦えたワケだとも思っていた・・・・・。)」

榊「・・・・それで、どうする?光次郎。」

光次郎「う~ん。・・・・さっそくで悪いけどもうやめるよ。そろそろ桜ちゃんたちの、

ところへ行かないと・・・・・。」  光次郎の言う桜ちゃんのところとはSSPの仕事の事である。

榊「そうか。・・・・じゃあ、またやろうなw」

光次郎「うん^^」 こうして、光次郎は部活を終えて急いでSSPの6分隊支部へと向かった。


夕方。SSP第6分隊支部の司令室に、隊員服を着た光次郎が慌てて入ってきた。

光次郎「遅れてすみませんでした!!><;」

青井「遅いっ!!!もう何時間立ったと思ってるの!!?」

光次郎「いや、何時間って言われても・・・・^^;」

桜「まあまあ、奈々ちゃん。とりあえず、準備はいいわね、光次郎君。」

野沢「あら、3人とも。またアルキスって子を探すのね。」

光次郎「はい。それに、あいつは・・・・・・。」

清水「デスナイトの戦士として戦っている。でも、それでも彼を姉のところへ連れ帰る・・・・。

そう言いたいんでしょう?ちなみにこれは、月野隊員から聞いたわ。」

光次郎「はい!僕はアルキスをどうしても姉のアルリアさんに会わせなきゃならないんです!

それが、僕とアルリアさんの約束ですから・・・・・っ!!この約束は果たさないといけないんです!!」

桜「そうだね!・・・・約束は守るものだよね!」

春日「そう。月野隊員の言うとおり、約束を守る事で何か価値があるかも知れないわね。

では、月野隊員、高町隊員、青井隊員の3名はアルキスという子の捜索にかかりなさい!!」

光次郎、青井、桜「了解!!!!」

つづく

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