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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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二人は思っていた。光次郎が何故、アルキスが基地にいる事がわかっているのかと。

桜「何故・・・・?そんな事が言えるの?」

青井「ってゆーか、奴の基地ってどこにあるか知ってるの?あんた。」

光次郎「・・・・・・この前、僕たちは3F地区の山地でアルキスを探しに行ったには覚えてるね?

そこに、ブラックアタッカー部隊とグラビティベースが現れた事は覚えるだろう?」

桜「確かに・・・・・奴らが現れたそうね。私たちが来たとたんに・・・・・。」

青井「けど、奴らとあの地区とどう関係があるのよ?」

光次郎「・・・・・・僕の考えによると、あの地区にはデスナイトの秘密基地があると思うんだ。

たぶん・・・・だけどね。もし、なかったら申し訳なさそうな気がするけど・・・・・・。」

青井「もし、なかったって・・・・・。あんた、ちゃんと理解して言ってるの?」

光次郎「・・・・わからないけど、そんな気がするんだ・・・・。ごめん・・・・・。」

桜「・・・・・わかったわ!ここは光次郎君を信じてみる価値があるわね。」

青井「月野先輩・・・・。」  光次郎「桜ちゃん・・・・。」

桜「確かに、奴らが単に現れてただ私たちを攻撃しようと動いていたちは思えないと私は思う。

もし、光次郎君の言うとおりが現実だとしたら、デスナイトはその秘密基地とやらを、

防衛してるそうに見えるわね。そのために、グラビティベースも出てきたかも知れないわね。」

青井「・・・・・・高町隊員の言い分が真なら、あそこにアルキスがいるかも知れない!」

光次郎「・・・・本当はわからないけど、アルキスがいるなら・・・・・・っ!!!」

青井「・・・・わかったわ、高町隊員。あんたの事、信じてみるわ!」

光次郎「・・・・ありがとう、奈々ちゃん!」 光次郎は自分を信じると言った青井に笑顔で感謝する。

青井「でも、もし外れたら、い・・・一生信じないからね!」

光次郎「その時は・・・・そうしてくれ。」 光次郎がそう言いながら微笑むと、青井はきょとんとする。

桜「とりあえず、放課後にはSSPの仕事であの地区を調査しましょ。」

光次郎と青井「・・・了解!!」


3F地区の山地の湖の中にあるデスナイトの前進基地。

そのメインルームで、レゴとアルキスがいた。その二人の前にあるスクリーン。

その中の映像では、桐原支部長とダークネスセイバーが映っていた。

桐原「ご苦労だったな。諸君。流石は元イギリス支部の特別破壊部隊のリーダーと、

グラブティベースのマスターだけあって、見事に立派な活躍であったぞ・・・・!」

アルキス「今さら何言ってるの?本当はまだ、高校生じゃね?」

レゴ「貴様!何を言うか!?」

アルキス「あー?ごめんなたーい。つい口にしたうんでつうぅ~っ!」

アルキスは怠けそうに言う。しかし、桐原はそんな彼を褒めるように笑う。

桐原「ふははははは。子供らしきマスターよ。それこそが凶暴性を持つ子に相応しかろうに・・・。」

アルキス(てめぇ(桐原)もガキだろうが。ガ・キ。)

桐原「この基地のメンバーたるお前たちの最大の目的は、この地区を本格的に攻撃し、

攻撃基地として造り上げるのだ!そのためには、なんとしてもグラビティベースと、

そのマスターアルキスが必要なのだ!それまでに彼はこの組織のメンバーでありたい。」

ダークネス・セイバー「ようは、アルキスは一生、この組織を抜けてはいけないと言う事だ。」

桐原「では・・・・・幸運を祈る。」 そして、スクリーンより、桐原とダークネスの映像が消えた。

レゴ「・・・・・ふふっ!よかったなぁ、ガキ。一生、この組織から出れなくてよw」

アルキス「・・・・・・・っ!!(許さん・・・許さんぞクズどもが・・・・・っ!!俺の家族を殺しといて、

俺を一生メンバー扱いする気かよ!?いつかは必ず反乱してたやらぁ・・・・!!)」

アルキスは心の底よりデスナイトを許す気などなく、いつかは滅ぼそうとも思っていた。


放課後の秋田学園。光次郎は廊下で、榊と話していた。

榊「今日は部活に行かないのか?」

光次郎「ああ。急用ができてな・・・・。」

榊「そうか・・・・。じゃ、行って来い。またいつか部活やろうな!」

光次郎「ああっ!またいつかな・・・・。」 二人はお互いに笑顔を見せた。

青井「高町!早く行かなきゃ!」 その時、青井の声がしたので光次郎は急ごうとする。

光次郎「おっ!いけね。またな、榊君!!」 光次郎は榊に手を振りながら走った。

榊「ああ。」 榊も光次郎に手を振った。光次郎は桜と青井と一緒に学園から出た。


3人は学園の外を走って、急いで6分隊の支部へ急ぐ。その時、3人の前に小牧がいた。

小牧「・・・・・・っ。」  光次郎「・・・・・っ!小牧・・・・ちゃん。」

光次郎は小牧の前で立ち止まった。青井は光次郎が止まってるところを見て、こう言った。

青井「っ!高町!今はその子と話し合ってる場合じゃ・・・・!」

光次郎「・・・・すまない!悪いけど、彼女が僕に話を聞きたそうなんだ・・・!」

小牧「・・・・・っ!」  小牧は光次郎が自分の気持ちに気づいたのかと感じた。

桜「・・・・わかったわ。奈々ちゃん。先に行きましょ。」 青井「・・・・・っ!」

こうして、桜と青井は光次郎と小牧を二人にして、先に支部へと急いだ。

小牧「・・・・・光次郎・・・・・さん・・・・・。」

光次郎「・・・・・あの時の話、続けてよ。」 光次郎は笑顔でそう言う。

光次郎は今の小牧の気持ちを知っていたのだ。小牧が今何をしたいのかとも知っていたのだ。

小牧「え・・・・・っ?・・・・・っ。」 しかし、小牧は戸惑っていた。まだ言う勇気はないらしいのか。

光次郎「ほら・・・・。言ってごらんよ。」

小牧「・・・・・・。」  光次郎が応援するが、小牧は恥ずかしがっていた。

光次郎「君は言っただろ?君は・・・・僕の事が・・・・。その後は何を言うつもりだったかしら?」

小牧「っ!わ・・・・私・・・・・。」

光次郎「・・・・待つよ。」

小牧「っ!!」

光次郎「今度はちゃんと聞く。君が本当の気持ちを伝えるまで。ほら、言って。」

小牧「・・・・・・じゃあ・・・・・。もう、言っても・・・・いいですか?」

光次郎「ああ。いいとも。」

小牧「私・・・・あなたの事が・・・・・・。」

小牧は必死で言おうとする。光次郎は真剣にそれを見ている。まるで彼女を応援するように。

小牧「私・・・・・・あなたの事が・・・・・。好きです!!」

ついに小牧は自分の気持ちを言えた。光次郎はこれにどう反応するか・・・。

光次郎「・・・・・・・それが、君の気持ちか。僕の事、好きなんだね・・・・。」

小牧「はい・・・・。私は始めて、あなたを見たとき。その時のあなたから、何か寂しい気持ちと、

優しい気持ちが私の心に感じました・・・・・。それから、あなたの事が気になって・・・・・。」

これは、光次郎が中学部にいた頃の話。彼は当時、弓道部で弓矢の練習に励んでいた。

同じ頃、小牧が外を歩いている時に偶然、弓道部から出た光次郎の姿に目線を合わせた。

その時の彼の顔には、何所か辛そうな表情をしていた。そんな彼の前に、桜と、

今は亡き真奈美が来た。二人の笑顔を見た光次郎は優しさに満ちた笑顔になった。

小牧はそんな彼を見て、何かトキメキを感じるように顔が少し赤くなる。そう。

小牧は光次郎に恋したのだ。内気な小牧はその時からこっそりと光次郎を見ていたのだ。

そして、現在。小牧は光次郎にやっとの思いで、その気持ちを伝える事ができたのだ。

小牧「・・・・・あなたは・・・・私の事なんか・・・・・。まだ・・・・・知りませんよね・・・・・?」

光次郎「確かに、僕は君の事がわからない。でも、君の事をもっと知れば・・・・・。

本当の友達になれると思う。僕は・・・・君を愛せるかも知れない。その時を・・・・待ってくれかい?」

小牧「・・・・・・・うん・・・・・!!うう・・・・っ!」 小牧は涙を流しながら笑顔になる。

そして、小牧は光次郎に抱きしめて泣きじゃくる。これは嬉し涙。恋した相手が自分を愛してくれた、

嬉しさの涙であったのだ。そして、光次郎は優しくこう言った。

光次郎「・・・・・じゃあ、僕はもう行っていいかい?友達が待ってるんだ・・・・・。」

小牧「・・・・・はい・・・・・。もう・・・終わりましたから・・・・。」 小牧は涙を流しながら笑ってそう言った。


かくして、小牧との話を終えて隊員服を着た光次郎は、SSP第6分隊支部の司令室に入った。

そして、光次郎、桜、青井の3人は春日の前に立つ。

春日「・・・・・また、あの3F地区に行って、調査したいのね?」

光次郎「はい。僕の考えによると、奴らの前進基地が隠されているのかと思います。」

春日「・・・・わかったわ。念のため、調査を認めるわ。あと、モンスロイドの出現も考えて、

野沢と清水には、フライング・ファイターに乗って戦ってもらうわ。では、作戦開始!!」

隊員たち「了解!!!!」 かくして、光次郎、桜、青井、清水、野沢の5人は、

それぞれヘルメットを持って被って、司令室から出た。


3F地区の山地。ここに、光次郎と桜と青井の3人が歩いていた。

デスナイトの秘密基地を探すために。空中では、フライング・ファイターが飛んでいた。

フライングでは、前のコクピットで野沢、後ろのコクピットで清水が乗っていた。

野沢「いやあぁぁ~!そういえば初めてだわあぁ~wフライングファイターに乗るの。」

清水「初めて乗れたからっていい気になってはいけないわ。木を引き締めて!」

野沢「了解了解w」  野沢は初めてフライングファイターに乗ったのでご機嫌であった。

清水「・・・・っ!本当に、ここに奴らの基地があるのかしら・・・・・?」

森を歩いている3人は、一人の見張りのブラックアタッカーがいた。

光次郎「っ!?見張りか・・・・!」 桜「これは幸運だわ。こいつから基地について聞きましょ!」

青井「そうと決まれば・・・・!え~い!!」 そして、3人は一人のアタッカーに襲い掛かる。

ブラックアタッカー「っ!?貴様ら、SSPか・・・・!わああぁぁっ!??」

ブラックアタッカーは光次郎たち3人に取り押さえられ、青井はナイフを敵の首筋に近づけた。

青井「さあぁぁ!言いなさい!!デスナイトの秘密基地はどこ!!?」

ブラック・アタッカー「ひ・・・・・!?い・・・言うものか・・・・・!!」

桜「早く言いなさい!あなたとて人間の一人・・・・。命だって惜しいんでしょ!!?」

ブラック・アタッカー「うう・・・・・!わ・・・わかったよ・・・・・!!」


こうして、見張りのアタッカーが3人にアルキスとレゴのいる基地について話した。

それをスクリーンで見たレゴは怒り爆発しそうになって、壁を叩いた。

レゴ「くそ・・・・・っ!!SSPめ!なんでここに俺らの基地があるってわかったんだよ!!

おい、アルキス!!!グラビティ・ベースを呼んで奴らを叩き潰せっ!!!!」

アルキス「はいはい・・・・・。グラビティ・ベース!!行けえぇぇぇぇっ!!!!」


湖の中に潜む基地。そこの巨大なゲートが開き、そこからグラビティ・ベースが出撃した。

グラビティ・ベース「ギャアアアァァァァァァァァオン」

そして、グラビティベースが湖の水中からゆっくりと出てきた。SSPを迎え撃つために。

つづく

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