夜の秋田町。高町邸にあかりと光次郎は既に帰っていた。
光次郎は和室でアルリアに夕べの事を話していた。アルリアは悲しい気持ちであった。
アルリア「・・・・そう。アルキスが・・・・・デスナイトの一員に・・・・・。」
光次郎「・・・・ごめんなさい。それでも、彼を連れ戻す事ができなくて・・・・。
でも、彼も・・・!あなたの事を想って、あんな恐ろしい事を・・・・・!」
アルリア「いえ、いいのです。それより・・・・あのアルキスが・・・・・。う・・・・っ!
デスナイトの戦士として、悪事を行っていたなんて・・・・信じられない・・・・・・!ぐす・・・・。」
アルリアはあまりの衝撃に涙を流していた。光次郎は険しい表情で静かにこう言った。
光次郎「・・・・・次こそは、必ずアルキスの野郎を連れ戻します!
彼をデスナイトから引き離します。たとえどんな時が起こっても・・・・・!!」
アルリア「すみません・・・・。こんな事を頼んで・・・・。」 それを聞いた光次郎は少し笑って返事する。
光次郎「いえいえw謝ることはありませんよ。むしろ謝るのは僕の方です。
あなたの弟を連れ戻せなかった事をね・・・・・。しかし、次は絶対に・・・・・!!」
そこに、あかりが来た。ちゃんと空気を読んでいるか少し辛そうな表情でこう言った。
あかり「・・・あの・・・・・。食事の用意が・・・・できました・・・けど?」
光次郎「・・・・あっ!そうかそうかwでは、話はここまでにして行きましょう、アルリアさん。」
アルリア「・・・・は、はい。そうですね・・・・・。」
アルリアも少し笑顔になり、光次郎やあかりと一緒にキッチンルームで夜食をしようとした。
あかりと光次郎とアルリアの3人は仲良く食事を楽しんでいた。そして、
その夜食がいつの間に終わったか光次郎は二階でパソコンをしていた。
光次郎は今、擬人化カービィのエロサイトへ来ていた。ピンクの髪の少女。
それが女体化したカービィである。光次郎はそんな彼女が得体の知れない怪獣に、
襲われそうな絵を見て、少し興奮していた。ちなみに15禁らしい。
そこにドアからコンコンと音が鳴る。光次郎は誰かが来たと思って慌ててページを小さくした。
アルリア「失礼します・・・・。」 ドアが開き、そこからアルリアが来た。
光次郎「あ、アルリアさんか・・・・・。僕に何か用ですか?」
アルリア「・・・実は、光次郎さんの部屋がどんなものなにかと知りたくて・・・・・/////」
アルリアは恥ずかしがりながらそう言った。彼女は光次郎が普段何をしているか知りたいそうだ。
光次郎「そうですか^^でも、ご覧の通りこの僕の部屋ではあまり派手じゃないもんですよ。
・・・・・僕も人間だから一般らしい事だってしますよ。ちなみに趣味は今やってるネットです^^」
アルリア「はあ・・・。では、少し見せていただけないでしょうか?」
光次郎「・・・まあ、アルリアさんは大人だからいいですけど、ちょっと恥ずかしいですよ?」
アルリア「え・・・?///は・・・はい・・・////」 アルリアは光次郎に近づいてパソコンを見る。
画面ではいつの間に開いていた擬人化♀カービィのエロ(15禁)絵があった。
アルリア「・・・・こ・・・・これは・・・・・・///////」 アルリアはあまりに恥ずかしい絵を見て赤くなる。
光次郎「すみません・・・・^^;僕、このようなHなサイトに行く事もありますが、
他にもいろんなサイトに行ってますよ。たとえば・・・・・。」 光次郎はネットのページを変えた。
そのページは、アニメ版・大怪獣バトルの公式サイトであった。それを見たアルリアは感心する。
アルリア「光次郎さんって、アニメが好きなんですね。」
光次郎「そりゃそうです^^今はアニメや特撮がブームですから。友達のサイトにも行ってるんです。」
光次郎は再びページを変えた。これは懐かしい真奈美のサイトであった。
アルリア「へぇ・・・・。可愛いサイトですね。これが、あなたの友達さんのサイトですか?」
光次郎「ええ。でも、そのサイトの管理人にして、僕の愛した人はもう・・・いないんです・・・・。」
アルリア「いないって・・・・・?そういえば・・・・閉鎖って書かれてありますね・・・・。」
光次郎「はい・・・・。そのサイトの管理人の名は真奈美ちゃん。僕のかつての愛人でした。
何故そのサイトを閉鎖したのか・・・・。それは、彼女がデスナイトの奴らに・・・・・っ!!!」
光次郎は真奈美がデスナイトに殺された事を思い出して、怒っていた。
アルリア(・・・・そうだったの・・・・・。あの人も・・・・・デスナイトに大切な人を・・・・・・。)
しかし光次郎はすぐに笑顔になり、悲しそうになりかけるアリルアにこう問う。
光次郎「ところで、アルリアさんはネットでどんな事してますか?^^」
アルリア「・・・・あ。そうですね・・・・。少女漫画系とかはよく行きますわねw」
光次郎「そうですか。ははははは・・・・w」 アルリア「うふふふふふふw」 二人は笑いあった。
光次郎のかつての愛人、真奈美を殺した憎きデスナイトが日本に派遣した、
対日本攻撃支部。夜の山の湖の中に、奴らの前線基地があった。そのメインルームでは・・・・?
レゴ「馬鹿野郎!!!グラビティベースがこうもやられそうになろうとは!!」
レゴがいきなりアルキスを殴った。アルキスは何故殴られたかわからず痛がった。
レゴ「SSPの奴らが退いたから良いものの・・・・!もし、最悪であった場合、
俺たちは終わっているかも知れないんだぞ!!戦士の誇りも持てぬ愚か者がっ!!!」
アルキス「・・・・・・・そんな誇り持ってないから・・・・・。」 レゴは怒ってアルキスの胸倉を掴む。
レゴ「うるせぇんだよ!!誇りなくしてデスナイトの戦士が務まるか!!」
アルキス「・・・・・失敗しても怒るなつってんだろうが・・・・。お前のストレスを僕に振り上げるな。
先輩だと思って調子のんなよ?この某おもちゃの名を持つ哀れなおっさんが・・・・!」
レゴ「だ・・・誰がおっさん・・・・!!!」 レゴは怒りを爆発させたかアルキスに殴りかかった。
ダークネス・セイバー「やめなさいっ!!!!」 その時、ダークネスセイバーの声が響く。
その声を聞いたレゴは殴るのを止め、アルキスから離れた。そう、ダークネスセイバーが、
いつの間にかこの部屋に来ていたのだ。二人は恐る恐る彼女の方を見る。
レゴとアルキス「ダ・・・・ダークネス・・・セイバー・・・・・!!」
ダークネス・セイバー「お前たち・・・・。せっかく私が新たな指令を与えに来たと言うのに・・・・。」
レゴ「あ・・・・新たな指令だと・・・・・!?」
ダークネス・セイバー「深夜の時。グラビティベースに高エネルギー工場を襲わせる。
そこにSSPが駆けつけた場合、グラビティに奴らをぶつけ、その隙に・・・・・。」
レゴ「我ら特別破壊部隊が破壊工作で工場を占領する・・・・という事だな?」
ダークネス・セイバー「そう言う事だ。ところで、アルキス。」
アルキス「な・・・なんだよ?」
ダークネス・セイバー「・・・・・お前はグラビティをあやうくピンチにされそうになったな?」
アルキス「ぼ、僕は悪くないよ。おっぱいに宝石みたいなのを付けたでっかい女が強いし・・・・。」
おっぱいに宝石みたいなのとは、ライターの胸にクリスタルが付いていたと言っているだろう。
ダークネス・セイバー「奴は強い。だが、敗北は許される事ではない。
それを自分の胸に刻み込むのだな。では、明日の深夜に行え。では・・・・。」
ダークネス・セイバーはこうして去って行った。アルキスは心でこう思っていた。
アルキス(・・・・・あの機械女のおっぱい・・・・いつかぐちゃぐちゃにしてやらぁ・・・・!!!)
アルキスはそう思った後すぐに走って、この部屋から出た。
レゴ「アルキスめ・・・・・・・!!」
廊下では、アルキスが座り込んで泣いていた。とても切ない気持ちであった。
アルキス「う・・・っ。うう・・・・。う・・・・うえええぇぇぇぇん・・・・・・・!!!」
アルキスは大きな不満に耐えられずただひたすら泣いていた。
自分は一体どうすればいいかわからない。そして、いつになったら姉に会えるかと・・・・。
アルキス「・・・・・会いたいよ・・・・・。姉さん・・・・・・・。」
アルキスはその昔、姉・アルリアと一緒にいた頃を思い出した。
虐められて泣いているところをアルリアが助けに来てくれて彼女に抱きついて泣き叫ぶアルキス。
姉からお菓子を貰って喜ぶアルキス。家族と一緒に買い物に行って楽しい気分のアルキス。
姉といつまでも一緒にいて明るいアルキス。それらは全て幼き日のアルキスであった。
そして、忌まわしき過去が今明かされる。デスナイトのブラックアタッカー軍団が、
アルキスたちのいる街へ襲撃したのだ。街が燃え、人々が血まみれとなって死んでいき、
そして、両親までも死に・・・・・・。アルキスとアルリアは必死に逃げたが、
アルキスがデスナイトに捕まってしまった。そして、アルキスはデスナイトのある基地に拉致された。
そして、幹部とも言える謎の男が放心したような表情のアルキスにこう言った。
「お前がデスナイトの戦士として戦い抜ければ、姉は殺さないでおいてやろう・・・・・。」
そして、現在。その言葉によってアルキスは今でもデスナイトの戦士として戦っていたのだ。
アルキス「・・・・・・あと、どれくらい戦えば・・・・。姉さんに会えるんだろう・・・・・・。」
しかし、アルキスは長年戦っても姉さんに会えないのかと思って大きな不満を抱いていた。
そして、次の日。秋田学園の光次郎たちのクラスでは・・・・・。
つづく
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