アンドロイド少女・マリオネットライター 第11話・春の萌芽
情熱ジャンボロイド・クライシス・ナイト登場
DEATS・NIGHT日本支部が誇る最強の機械人形兵士・ジャンボ・ロイド。
しかし、そのジャンボ・ロイドもその同士であり今は裏切り者である、
マリオネット・ライターにことごとく倒されていった・・・・。
日本支部の支部長である佐野山は巨大液状テレビで、
前回のマリオネット・ライターVSスカイハイ・イーグルの戦闘シーンを見ていた。
スカイハイ・イーグルの敗北を見て。佐野山は苦悩した。
佐野山「ぬう・・・・・・我が日本支部のジャンボ・ロイドが次々と・・・・・・!
やはり、マリオネット・ライターに宿る【あの娘の憎しみ】には勝てぬか・・・・・!!」
そこに、ジェノサイド・シーザーが来て、佐野山に報告した。
ジャノサイド・シーザー「支部長、スペイン支部からの入電です。」
佐野山「わかった・・・・繋いでくれ・・・・・。」
そして、テレビの画面に長い黒髪にヒゲの生えた男が映された。
佐野山「おお!あなたは・・・・・スペイン支部の支部長、
【ジェイル・ホトギリス】殿ではありませんか!」
ホトギリス『これはこれは、佐野山殿。随分と困ってらっしゃいますな。』
佐野山「ええ。これも何もかもマリオネット・ライターとSSPの仕業にございます。」
ホトギリス『マリネット・ライターの反乱は各支部で噂になってしまいました。
我がスペイン支部の最強の戦士が今、そなたの支部を救いに、
我が国より日本に来る頃でしょう。』
佐野山「おお!ありがとうございました。」
ホトギリス『クライシス・ナイト!奴の闘争心には誰にも止められませぬぞ。
十分にお扱いください。』
佐野山「かしこまりました。ふふふふふふふふ・・・・・・!!」
秋田学園・中学部3-1組
桜「ねえ、光次郎君。」
光次郎「何?」
桜「今日は何月だと思う?」
光次郎「えーっと・・・・・・最近、雪が降らないし・・・・・・。」
桜「・・・・3月よ。」
光次郎「あ!そうか・・・・今日で3月になったんだな・・・・・。」
桜「ああ、それとね・・・・。」
先生「こらっ!!!!!」
桜&光次郎「げげ;」
先生「今、授業中なのに何をこそこそ話をしている!?」
桜と光次郎がいきなり先生に怒られて当然である。
今は光次郎と桜は授業を受けていたのだ。
先生「全く、こんな大事な時間にこそころ話しているようでは、
来るべき高校時代で一体どうなる!?」
光次郎&桜「すみましぇん・・・・・・;」
生徒たち「あははははははははははははははは!!!!!」
生徒たちもそんな光次郎や桜を馬鹿にするかのように笑っていた。
桜「・・・・・・・うふ。」
光次郎「・・・・・くすっ。」 しかし、二人は笑われながらも、何故か自分たちも一緒に笑っていた。
とりあえず、授業は終わった。光次郎と桜は廊下を歩いていた。
光次郎「これで4時間目は終わった。」
桜「後で給食が出るわね。」
光次郎「今日は確か、グラタンとかあるっけ。あと、デザートではプリンだって。」
桜「私、プリン大好きなの。」
光次郎「僕はグラタン好きだけどね。」
二人は笑っていた。そこに、二人の前にくすくすと笑う高校生の少女がいた。
光次郎&桜「っ?」 二人は少女を見て、笑いを止めた。
少女「うふふふふふふふふ。最近、仲良しですね。」
光次郎「?なんですか?あなたは?」
桜「ああ!あなたは、SSP第2分隊の日向沙耶(ひなた・さや)隊長!!」
日向隊長「あらあら。そんなに大声で言うとバレますよ?」
光次郎「でも、まだ若いのに隊長だなんて・・・・・。」
日向隊長「うふふふ。私の父は元第2分隊長でしたの。でも、ジャンボ・ロイドとの戦いで、
敵の粉砕と同時に死亡してしまいましたの・・・・・。」
日向隊長は切ない表情ながらも笑顔で語った。
桜「日向さんは・・・・・父の意思を次ぐために、いち早く隊長になったの。」
光次郎「そうですか・・・・・。すみません。いきなり・・・・。」
日向隊長「ううん。いいですの。それより、あなたは光次郎君ですね?」
光次郎「え?あ、はい。そうですけど。」
日向隊長「桜ちゃんから聞きましたわよ。こないだの学校の帰りで。
前はあんなに暗かったのに、今はすっかり桜ちゃんと仲良しになりましたね。」
光次郎「い・・・いやぁ・・・・自分はそう・・・・・。」
日向隊長「恥ずかしがらなくてもいいですのよ。桜ちゃんと一緒に戦ってくれたところも、
桜ちゃんから教わりました。」
光次郎「そ・・・・そうかい?桜ちゃん;」
桜「うん!日向隊長。放課後はどうなされていますか?」
日向隊長「音楽部の部活に出ます。」
光次郎「日向さんって音楽がうまいのですか?」
日向隊長「はい。自分はハープです。今度、聞かせますね。
それにしても、光次郎君、すっかり可愛くなりましたね。」
日向隊長が笑顔で言うと、光次郎が恥ずかしがる。
光次郎「そ・・・・そうです・・・かねぇ・・・・・//////」
日向隊長「桜ちゃんは光次郎君と仲良しになった事はお気づきですか?」
桜「はい。とっても仲良しです!」 桜はそう言うと、光次郎の腕を抱く。
光次郎「げげっ////さ・・・桜ちゃん、それは・・・・////」
桜「だって仲良しなんでしょ?私たち。」
光次郎「ま・・・まあ、そうだけど・・・・^^;」
日向隊長「うふふふふふ。光次郎君、可愛いですわ。そうだ!明日の3月3日に行われる、
ひなまつりに、光次郎君を入れましょう!」
光次郎「ひなまつりですか・・・・って、ええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!????;」
つづく
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