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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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光次郎が驚くのも無理はない。ひなまつりは女の子だけの祭りである。

そのひなまつりに男である光次郎が参加しようなどと、本人にとってはありえない事であった。

桜「でも、光次郎君は男の子ですよ?」

光次郎「そ、そうですよ;男の僕がひなまつりなんて・・・・・。」

日向隊長「でも・・・・光次郎君ってなんかモテモテに見えまして、ついそうしようと思いますのw」

光次郎「でもね、僕中身は酷いですよ・・・・・・。」

日向隊長「酷い?ああ、昔の事ですわね。」

光次郎「っ!!!!」   

光次郎は日向隊長が自分の昔の事を知っているのかと聞いて驚く。

日向隊長「確かにあなた(光次郎)は、ジャンボ・ロイドによって両親を奪われ、

心が荒くなりましたわ。そして、親友の真奈美ちゃんも目の前で殺され、

ジャンボ・ロイドと戦う決心をしましたわ。まるで、憎しみに飢えた魔獣のように・・・・。

SSPにも入隊せず、デス・ナイトの一員となった人間の命も奪って・・・・・。」

光次郎「・・・・・はい・・・・・僕は・・・・・・・・。」

桜「・・・・・・・・・・。」

桜は光次郎を心配そうに見ていた。今の彼は悲しかったのだ。自分が戦っている事を・・・・。

桜「・・・・・ごめんなさい、光次郎君。私・・・・・・・・。」

桜は光次郎の昔の事をも日向隊長に語っていたらしい。

日向隊長「でも・・・それだけではありません。」

光次郎&桜「え?」

日向隊長「二次元の女の子でHな妄想したり、赤ん坊の声真似しようと大声出したり、

高校生にいろいろガン飛ばされて時に喧嘩したり、女の子に甘えたり、

いろいろ怖がる臆病者だったり、怒ると口が悪くなり他人をも殴ったりと、

確かに酷いですわね。おほほほほほほほ。」

日向隊長は笑いながら光次郎のやった事を語った。

光次郎「・・・・・・・・なんでそこまで知ってんですか・・・・;」

桜「ごめんなさい。これも私が・・・・・・;」  桜は泣きながら誤った。

光次郎「いや、いいさ。それより、僕は男ですからやっぱりひなまつりは・・・・。」

日向隊長「・・・・・確かに男ですね、あなたは。」

桜「・・・・・・そういえば、あなたは明日、SSPのひなまつりを始めようと・・・・。

でも、光次郎君は一般人でもありますので・・・・・。」

日向隊長「たとえ、そっちでなくても、こっちの方ならやりやすそうですね?」

光次郎「え?どういう事ですか?」

日向隊長「秋田学園でも、聡子さんがこっちでひなまつりをやりたいって言いましたわ。」

桜「まあ。聡子先輩は光次郎君の知り合いでもありますからね・・・。」

日向隊長「・・・・・本当なら私は光次郎君をひなまつりに参加させたかったですがねw」

光次郎「でも・・・・・;」

日向隊長「まあ、無理してやらなくてもいいですけど、あなたは楽しい時間が少ないと思うから、

今の子供にたくさんの友達がいるかも知れませんけど、

大人になったらまた孤独になる事もありますわよ。

今のうちにみんなと楽しんだ方が得すると思います。きっと、素敵な思い出になると思いますよ。」

日向隊長は静かにそう言いながら、二人から離れていった。

光次郎「・・・・・・・・・・・・・。」  光次郎は日向隊長の言葉を聞いて何かを考え込んだ。

桜「・・・・・・・ごめんね・・・・日向隊長は礼儀正しい割りに、

可愛い男の子好きだと言って、すぐに虐めそうな事をするの。」

光次郎「・・・・いいよ。日向さんからは僕の事、可愛いと言ってるけど、

僕は自分の事を醜いと思ってる。僕はデス・ナイトと戦う事で、

たくさんの命を奪ってしまうと思うんだ・・・・・・。それに、

昔のままからでもキレやすい性格は変わってはいない。」

桜「・・・・・・・・光次郎君・・・・・。私もね、デス・ナイトと戦ってる間にたくさんの人を殺してしまったの・・・。」

光次郎「桜ちゃんならそんな事してる事はもうわかってるよ。

だから、ハーケン・ダイバー事件の時から僕は桜ちゃんの事を殺人者だと思って。」

桜「ごめんね。あの時は・・・・・・。」

光次郎「ううん。もういいんだよ。もう過ぎ去った事だ。それにもうすぐ春が来るんだ。

その春が今までの傷を癒してくれると思う・・・・いや、そう思わなきゃ・・・・。」

桜「・・・・・・そうだね。」   桜と光次郎はお互いに笑顔を見せた。

日向隊長は3階の高等部に戻った。そこに、聡子が彼女の前に来た。

聡子「また、男の子にハァハァした?」

日向隊長「まあ・・・・それに近いことですわね。」

聡子と日向隊長は実は親友同士であった。二人は笑顔を見せあいながら会話をした。

聡子「どうせなら女の子でも襲ったらどうかしら?」

日向隊長「まあ。それでは百合になりますわ。まあ、それでも悪くありませんわね。」

そこに、梶が二人に声をかけていった。

梶「おい、二人とも給食の時間だ!早くしねぇとぶん殴るぞ!!」

聡子「わかってるわよ。五月蝿いわね・・・・。」

梶「は?五月蝿いのはお前だろ?言っとくけど俺は女にだって容赦しねぇから。」

聡子「へぇ・・・・・。あんたって人はとことんキチ○イね・・・・・・。」

梶はその言葉を聞いて怒る。聡子に殴りかかろうとしたが・・・・・。

謎の男「やめろよ。」   すると、謎の男の声を聞いた梶が突然、止まり、震えた。

梶「うっ・・・・!あ・・・・あんたは・・・・・!!」

聡子「・・・・・空手部のキャプテン、桐原零(きりはら・れい)ね。

その凶暴性な力と技で数々の敵を倒したことがある・・・・・。」

謎の男の名前は桐原零であった。梶が何故、この男を恐れるか・・・・・。

梶「・・・・・そんな事いうんじゃねぇよ・・・・・この男は・・・・・!」

桐原「たかが、給食だからって他人に喧嘩売ってどうする?

貴様のやる事は説教ではない・・・・・・・。」

梶「ちっ!わかったよ・・・・・・・・。・・・・・・・もう二度と俺の目の前に現すな鬱女。」

梶は聡子に悪口を言いながら、桐原とともに去っていった。

日向隊長「・・・・・・いけない子でしたわね。」

聡子「だったら、あの男も襲っていいのよ。」

日向隊長「とんでもございません。私はあの人のような性格の悪い人に、

ハァハァなどしたくありませんわ!」

聡子「うふふふ。でしょうね。それで、光次郎君、どう?」

日向隊長「まあ、あの人はまだわからないけど、いずれは面白い事が起こりそうよ。明日ね・・・・。」

聡子「そうね・・・・・うふふふふふふふふふ。」

日向隊長「うふふふふふふふふふふ。」

二人は笑いあいながら給食の準備にかかった。

一方、デス・ナイト日本支部では?

佐野山「ふふふふふ・・・・・!ようこそ我が日本支部へ・・・・・・。

スペイン支部最強の戦士・クライシス・ナイトよ!」

佐野山とジャノサイド・シーザーの前に馬に乗っている某国の戦士らしき衣装を着た女性がいた。

その女性は右手に剣を持ち、左手は馬に乗るためのロープを持っていた。

その女性こそがスペイン出身のジャンボ・ロイド、クライシス・ナイトなのである。

ジェノサイド・シーザー「・・・・・・って、何馬に乗ったままこの部屋にいるのだ!??

ここは偉大なる日本支部の佐野山支部長がおられるメインルームなのだぞ!!!」

佐野山「やめたまえ。ジェノサイド・シーザー!・・・・・クライシス・ナイトよ。

はるばるスペインよりこの日本支部に来てくれた。戦士らしき衣装がよく似合うわ・・・・!」

クライシス・ナイト「ホトギリス支部長より日本支部の救援に向かえとの命令が入りました。

私は偉大なデス・ナイトのジャンボ・ロイドの中での最強の騎士と呼ばれました。

私は最強の称号をかけて、この日本支部に協力しましょう。」

ジェノサイド・シーザー「貴様。今、最強とか言ったそうだな?」

クライシス・ナイト「ああ、そうだが?」

ジェノサイド・シーザー「だったら、裏切り者の、

マリオネット・ライターにも負けないと言う勇気はあるのだな?」

クライシス・ナイト「そんな質問を聞かなくとも私は元よりその者を絶ち切るつもりだ。」

佐野山「ふふふふふふふ・・・・!では、日本の大阪に襲撃し、

その大いなる力を我々に見せてくれたまえ・・・・・!」

クライシス・ナイト「かしこまりました・・・・・。」

ジェノサイド・シーザー(ちっ!気が合わぬ女だ・・・・・!どっかの武将気取りしおって!!)

そして、放課後となり、部活となった。光次郎は弓矢の練習をしていた。

光次郎「・・・・・・ふん!」

光次郎の放った矢は的にあたった。真ん中に近いところだった。

光次郎(こんなんじゃ駄目だ!こんなんじゃ・・・・・デス・ナイトを滅ぼせない・・・・・!)

「おい!!」    光次郎は後ろから声が聞こえたので、後ろに向く。

そこに一人の同級生の少年、霧島がいた。

光次郎「霧島。どうしたんだ?」

霧島「俺たち、もうすぐ高校生だろ?」

光次郎「まあ。そうだけど・・・なんだ?」

霧島「俺さ、高校生になったら部活変えようと思うのさ。演劇部だ。

もうこんな部とはおさらばしたんでな!ま、あんたもせーせー考えるんだな。」

まるでこの部活を飽きたように言う霧島は光次郎から離れた。

光次郎「・・・・・部活を変えるか・・・・・・・。」  そこに、また喧嘩の声が聞こえた。

池本「は?なんで部活かえんだよ!!お前らが高校生になっても、

俺らが立派に鍛えてやっからこのままここにいろ!!!」

池本にそう怒られた中3の少年、西条は怒りながら言い返した。

西条「うるさいよ・・・・・・!もうお前らの説教は飽きたんだよ!!!!」

他の中学3年生「そうだそうだ!!」 「もう疲れたんだよ!!!」

山本「ふっざけんな!!!他の部活だって同じだろ?俺らのほかにも高校生は決まって、

こーなんだよ!!」     すると、中3の一人の少年、田村がこう言った。

田村「だから、僕たちも高校生になって、

後輩どもに説教してやるんだよ!!てめーらと同じようにな!!!」

他の高校生「てめーらぁ!?喧嘩売っちょん!??」  高校生はてめーらと言われたので怒った。

他の中3「あんただって・・・・・・・!!本当は中学の頃、よく虐められたくせに・・・・・!!!」

梶「るっせーよ!!!所詮、ガキが俺ら大人に敵うわけねーだろ!!!」

梶が中学生たちに弓を投げつけると、中学生たちは突然、狂い出して暴れだした。

中学生たち「うああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!」

高校生たち「このやらあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」

こうして、高校生たちと中学生たちとの喧嘩が始まった。それを見た光次郎と榊は。

榊「あーあ・・・・まーた始まっちまったぜ!」

光次郎「全く・・・・・・これだから人間は・・・・・・!!」

榊「そういうお前も人間だろ?」

光次郎「うん・・・・でも・・・・・。あ、そういえば、榊君は高校での部活は?」

榊「まだ決まっちゃいねー。そういうお前は?」

光次郎「・・・・・・まだわからないよ。」

榊「ははははっ!よかったよ、お前も考えてよ。」

光次郎「・・・・僕たちはこのままでいいのだろうか?」

榊「気にすんな!俺たちはどの道、春の光にあたるんだよ。その時が答えの出る時だ。」

光次郎「・・・・ふふ。そうだな。」

そして、高校生たちと中学生たちとの喧嘩が終わった。

両者とも傷だらけである。中学生たちは涙を見せながら、高校生たちはさらに怒りを増した。

つづく

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