不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。
あと、動画も公開する予定です。
コリスは急いで喫茶店から出て、ロードラッシュに乗る。
コリスの運転するロードラッシュは急いで本部に戻ろうアスファルトを走っていた。 コリス「・・・・・・・っ!?」 しかし、コリスの耳には何か爆発したような音が聞こえた。 そして、ロードラッシュの前には無数の戦車が入り乱れて戦っていたのだ。 そして、空では無数の戦闘機が狂ったように飛び回り撃ち落し合っていた。 コリス「せ・・・戦争だって・・・・・!!?なんでいきなり・・・・・!一体何が起こってるの!?」 コリスは何故、ここに突然戦争が起こったか理解できなかった。 コリス「くっ!今は本部に戻らないと・・・・・・!コースを変えよう!!」 ロードラッシュはさっきの道に戻り、別の道から本部に帰還しようとした。 ロードラッシュは戦争をやってない別の町を走っていた。ロードラッシュはひたすら走っていた。 しかし、この町はやけに静かであった。 コリス「・・・・・人気がない・・・・・?一体何が・・・・・。あっ!!」 コリスは目の前の何かを見て驚いた。 ロードラッシュの前には複数のゾンビたちが蠢いていた。この町はゾンビたちの巣窟となっていた。 コリス「この平和な町もいつの間にゴーストタウンに・・・・!?何がどうなっているんだ・・・・!?? でも、この道を通らなきゃ、本部には帰れない!こうなったら全速前進だっ!!!!」 ロードラッシュは物凄いスピードで無数のゾンビが群がる町並みを走り抜けた。 コリスは急いでロードラッシュを走らせやっとDGC本部へ帰った。 慌てて走ったコリスは司令室に戻ったとたんに、疲れたように息をした。 コリス「はぁ・・・・・はぁ・・・・・。ただいま・・・・・。」 モモと隊員たちがコリスを迎える。 モモ「戻ったわね!あなたがパトロールしていた時の状況は?」 サキ「シュドーさんとイチゴさんはそれぞれ他の地域で調査に行ってるわよ!」 コリス「もう大変でしたよ・・・・・!いきなり戦争やってたり、ゾンビたちがさ迷っていたり・・・・・・。」 サキ「その事なら私たちもモニターで見ていたわ!人々がいきなりゾンビになったの。 別の町でも、突然戦車部隊や戦闘機部隊がそれぞれ紛争を起こしているの。」 モモ「それだけじゃないわ。さらに事件が多彩に発生しているの。これを見て!」 隊員たちの前にモニターが出てきて、そこに4つの画面が映されていた。 少女たちが全裸で不良たちからの酷い仕打ちを受けている場面、 巨大なゴキブリが走り回っている場面、カービィらしき者たちが公園で遊びまわっていたり、 学校のある教室があの世の地獄のような世界になっている場面など。それが、 それぞれモニターに映されている恐るべし映像である。 コリス「こんなに事件が・・・・・・・・!!」 モモ「この4つの映像の物だけじゃないわ。」 サキ「シュドーさんからの連絡によれば、両手にハサミを持つ男が子供の食べ物を全部、 盗んでいた事や女性たちが高度な科学で街を攻撃している事の報告が入ったわ。 イチゴさんからの連絡では、ヒーローたちが人々を弾圧している事、 少年たちが大人に急成長して暴力を振るっている事、ビルが怪獣のように動いている事の報告よ。」 モモ「それだけじゃない。自警隊や警察からの情報によれば、 様々な異常事態が起きてるらしいわよ。どれも現実ではありえないアンバランス現象よ。」 コリス「そんな・・・・・・。そんなに数多かったら僕たちだけでは手に負えない・・・・・・。」 サキ「っ・・・・・!そうだ!テブリッシュさんに連絡しなきゃ!!」 モモ「待って!!」 サキ「しかし・・・・・・・!」 モモ「どうせ全員そろっても、あれだけの数の事件を全部止める事はできない。 それに、テブリッシュはせっかくの休暇を楽しんでると思うわ。今は我々だけでなんとかしましょ。 明日は彼を呼ぶわ。それまでに私たちが少しずつ事件を解決しましょ。」 サキ&コリス「はい!!」 二人はモモの前で敬礼をした。その後、コリスは右手に持つ、 テブリッシュやコウの描いた漫画を見ていた。モモも彼の手に持つ物に目をつけた。 モモ「っ!コリス・・・・・・。これは・・・・・?」 コリス「え?はい・・・・・。実は・・・・・コウさんとテブリッシュさんが・・・・・・。」 コリスはそう言いながら、モモやサキにテブリッシュやコウの描いた漫画の原稿を見せた。 サキ「これって・・・・・漫画の原稿?」 コリス「はい。二人がくれたんです。皆で読むように・・・・・って・・・・・。」 モモ「・・・・わかったわ。じゃあ、平和な時にシュドーやイチゴを入れて皆で読みましょ。」 コリス「・・・・・はい。」 コリスはそう聞くと微笑む。モモやサキもコリスの嬉しそうな表情を見て微笑んだ。 夕方になった。テブリッシュはコウの家にまだいた。 現在、部屋でコウと一緒にテーブルでカレーを食べながらテレビを見ていた。 アナウンサー『今日はこれまでよりとんでもない怪事件の数々が起こっています。 燃える街、市民たちの殺し合い、二次元のキャラたちが入り乱れての戦い、 奇怪な建物、無数の触手が少女たちを襲うなど、その他にも様々な事件が起きています。 国際防衛科学局、自衛隊、警察などが総力をあげてこれらの事件に立ち向かっています。』 テブリッシュ「コリスたちが戦っている・・・・・・・!」 コウ「お前の友達。結構頑張ったりしているんだな。」 テブリッシュ「ああ。・・・・・・コリスたちが頑張っているのに俺だけこんなのんきに・・・・・・。」 コウ「でも、漫画を描くことだってのんきなわけにはいかないだろう?」 テブリッシュ「ああ。でも、DGCとしての任務の方が大事だと思うんだ・・・・・。 ちょっと、隊長に連絡しよう・・・・・!念のため持っていった携帯電話で。」 テブリッシュは携帯電話でモモと話そうとした。その間にコウはテレビの映像を見て何かを思った。 コウ(・・・・・この映像・・・・・。なんか僕が描いたのと似ている・・・・・・。 いや、偶然、バランスが崩れた現象かも知れないな・・・・。でも・・・・・・。) テブリッシュ「テブリッシュより隊長へ!テブリッシュより隊長へ!!」 モモ『こちら、モモ。どう?久しぶりの休暇は。』 テブリッシュ「テレビで聞きました!無数の怪事件が起きているんですね・・・・・!だったら私も!」 モモ『いえ。あなたは今日休んだ方がいいわ。』 テブリッシュ「しかし・・・・・・っ!」 モモ『テブリッシュ。あなたは毎日よく頑張っているわ。でも、その事で疲れがたまる事もあるでしょう? だから、たまには休んで疲れを癒した方がいいと思う。今日は私たちに任せて。 明日はあなたも頑張っていいから・・・・・。じゃ。』 モモはそう言うと通信を切った。 テブリッシュ「隊長・・・・・・・。」 コウ「・・・・・テブリッシュ。たとえDGCとしての仕事ができなくとも、他にやるべき事があるだろう?」 テブリッシュ「え・・・・?ああ、そうだったな。今度の夏コミに出す同人誌・・・・決めないと・・・・。」 コウ「ああ。もう日が暮れそうだし、いち早く決めるか。」 テブリッシュ「ああ。・・・・・じゃあ、ドナルドとバンパイアってのはどうだ?」 コウ「ドナルドとバンパイア?」 テブリッシュ「そう。ドナルドがロザバンの世界に乱入して、萌香たちがドナルドに立ち向かい、 ギャグバトル本。どうだい?」 コウ「なかなか面白そうだけど、俺は別のもんを考えちまったよ。」 テブリッシュ「別のもん?」 コウ「ああ。バンジョーとカズーイと春香お姉さまの大冒険ってタイトルなんだが・・・・。」 テブリッシュ「バンジョーとカズーイと春香お姉さまの大冒険。もしや、 みなみけの春香がバンジョーとカズーイと一緒に冒険するんじゃ・・・・・・!?」 コウ「そそっ!内容は妹たちがグランチルダに捕まった事を知った春香が、 バンジョーとカズーイと一緒に魔女の操る魔獣たちを倒しながら魔女を追う大冒険漫画! ・・・他にも、バンジョーとカズーイとXハヌマーンの大冒険や、月光仮面のおじさんとカズーイの大冒険、 バンジョーとカズーイとのび太とア=クィラの大冒険VSダイナミックランランルーズなど・・・・・。」 テブリッシュ「はははははw相変わらず創造力が激しいなw でも、これではどれが夏コミに出す物に相応しいかわからんな・・・・・。」 コウ「うん。・・・・・じゃあ、メインは二人で決めるか。さっきのはサブにしよう。」 テブリッシュ「ああ。」 二人はじっくり考えた。二人で描ける面白い同人誌を・・・・・。 そして、時計の針が一秒ごとに動き、赤い石もゆっくりと赤く光っていた。 テブリッシュ&コウ「・・・・・・決めた。」 二人は同時に言った。彼らが決めた事とは・・・・・? コウ「・・・・・・DGCの活躍・・・・・・・。」 テブリッシュ「ウルトラマンの活躍・・・・・・・・・。」 コウ「そうだ!ウルトラマンクリスタルの同人誌を出そう!!」 テブリッシュ「よし!決めたぞ!ウルトラマンクリスタルの同人誌だ!!」 コウ「よっし!決めたな、テブリッシュ。」 テブリッシュ「ああ!今度の夏コミはこれで決めよう!」 二人はやっと夏コミに出す同人誌が見つかったので、喜んでいた。 コウ「よーし!じゃ、休憩としてストライクウィッチーズのDVD見ようか^^」 テブリッシュ「うむ。そうしよう!」 二人は仲良くテレビアニメを見ていた。 そして、楽しい時は過ぎ、夜となった。テブリッシュとコウは玄関にいた。 テブリッシュはそろそろ帰ろうとし、コウはお見送りをしようとした。 テブリッシュ「じゃ・・・・明日も君の家に行くよ。」 コウ「ああ。その時はウルトラマンクリスタルの同人誌を書こうな。」 テブリッシュ「うん!じゃ、おじゃましました。」 コウ「ああ。またね。」 テブリッシュは笑顔でコウ宅から出た。 コウ「よし!明日に向かって落書きで練習しよう・・・・。」 コウは部屋でまた何か落書きをしていた。 そして、今までコウが書いた多くの紙には多くの絵があった。戦争の絵、ゴーストタウンの絵、 辱めを受ける奴隷の少女たち、ヒーローたちが悪に走る絵、侵略する女たち、 両手がハサミの男、手足の生えたカボチャ、足が10本目が6つの魔物、 首がなくとも歩く男、あの世の地獄のようになった学校、巨大なハンバーガーなど色々書かれてあった。 コウはまた何かを書いた。結婚式の絵らしいが、その絵に怪物や機械とかも書き加えていた。 そして、赤い石がまたも赤く光った。一体赤い石は何をしたいのだろうか? 夜のとある協会では結婚式が行われていた。花婿と花嫁が一緒に歩いて、 周りの人々がそれを祝って、花びらを投げていた。しかし、その人々の中に、 奇妙な怪人たちも混じっていた。そして、花婿と花嫁はピンクのタワー型のメカに乗っていた。 前の部分には4つほどの花が咲いていた。そのタワーは動き出して、協会から出ようとしたのだ。 しかし、そのタワーの前に銀と黒が混じって目が大きく黄色い、手足のない巨大生物が現れた。 その時、タワーの花の部分から無数のハートが飛び、暗い夜の空間から明るいピンクの空間になる。 しかし、生物が奇怪な音を出し、顔を上下に振ると、また暗い夜の空間になる。 タワーの花から無数のハートが出ると、また明るいピンクの空間になった。 そして、別の街では、動くガイコツや幽霊が大暴れをして人々はこれに逃げるが、 その街の一部に雪が降っており、そこに雪が積もっている。 そこの家では複数に人々が休んでいた。だが、その家の屋根に黄色と赤の橋があった。 その橋は天までに続いているようだ。しかし、その天に赤い目と口があり悪人面で笑っていた。 ここはテブリッシュの家である。コウの家と同じく普通の一般の民家に見えるらしい。 テブリッシュは自分の部屋で、ベッドで寝ていた。寝てるときも静かな感じがしていた。 しかし、その部屋に急に光が発して、雷の音が鳴り出した。 ピシャアアアァァァァン ドドオオオオォォォォォォン テブリッシュは雷の音を聞いて驚いて起きた。 テブリッシュ「うわっ!??なんだ!?なんだ!?いきなり雷か・・・・!?」 テブリッシュは窓を開けて外の状況を調べる。雨は降ってないが雷が振っていた。 テブリッシュ「雨が降ってないか・・・・。しかし・・・・・・。むっ!??」 ガシャン ガシャシャァァァン テブリッシュはキッチンから何か音がしたので、そこに向かう。 テブリッシュ「う、うわああああぁぁぁぁぁぁ!!!??」 キッチンに来たテブリッシュは何かを見て、 いきなり驚いて腰を抜いた。お菓子、皿、箱、袋、牛乳など他にも様々な物に目が生えて、 それらがテブリッシュに向かって動いていた。その時に、キッチン中にも光が発していた。 テブリッシュ「ど・・・・どういう事だ!??キッチンの物に生命を吹き込んだ者がいると言うのか!?? いや、これは夢だ!そうに違いない!!!」 テブリッシュは動く物を見ながら慌てて、 自分の部屋に戻り、急いでベッドで眠りについた。 テブリッシュにとって、今のキッチンの物が生きているように動いているのは、 現実だとはありえないと思い、自分が見ている夢だと思っていたのだ。 一方、コウは部屋で切ない表情で何かを思っていた。ちなみに彼の前には、 目が生えて生きているようにピョンピョン跳ねている絵があった。石は赤く光っている。 コウ「・・・・・・・なんか・・・・。今、思うと色々切ないよな・・・・・。 そうだ・・・・・。俺が・・・・・18年前・・・・・・・・。その時は何もできない独りぼっちだったなぁ・・・・・。」 これはコウが18年前のお話である。ここは子供の頃のコウがいる町の公園である。 つづく PR |
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