不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。
あと、動画も公開する予定です。
光次郎は窓から冬の景色を見つめ、何かを思い出した。
光次郎は幼い日、雪が積もった日に父や母と一緒に雪だるまを作った。 しかし、その雪だるまはたちの悪い若者たちに潰され、それを見た光次郎は泣いた。 幼い光次郎の泣き声を聞いた父と母はもう疲れたから帰っていた。 光次郎は泣き続けた。まるで、雪の世界に残されたかのように・・・・・。 光次郎(・・・・・・・あれから僕は、雪遊びは僕一人で適当に雪に触れたりいじっただけだった。 足踏みもしていた。面白い雪遊びなんてなかった。だから・・・・・・。) 一方、桜はこの町のどこかを歩いていた。 桜「・・・・・・・・あ!!」 桜の前に数人のブラック・アタッカーが現れた。 ブラック・アタッカー「見つけたぞ!!」 「今日こそカンネンしろ!!」 桜「くっ・・・・・・!!」 桜はどこからともなく刀を持ち出した。 桜「ここで何を企んでいるの!!?」 桜は刀を敵に向けながら叫ぶ、ブラックアタッカーは剣を構えて答えた。 ブラック・アタッカー「ふふふふふふ!マリオネット・ライターを居場所をいち早く見つけてな・・・!」 桜「マリオネット・ライターの居場所・・・・!?」 ブラック・アタッカー「俺たちはそこを突き止め奴を倒す!」 「その前のお前を殺してやんよ!!!」 「かあああ!!」 「ぬうううん!」 ブラック・アタッカーは一斉にかかった。 桜「はっ!!えぃ!!やああっ!!!」 カンカン スバッ トショ スパ カン ズバ 桜は苦戦しながらも、華麗な剣さばきでブラック・アタッカー3人を切り倒した。 ブラック・アタッカー「でやっ!!」 桜はブラック・アタッカーの剣を刀で受け止め、それを弾き、敵をひるませた。 桜「はあっ!!」 ブラック・アタッカー「うぎゃっ・・・・・!!」 桜は最後のブラック・アタッカーを一刀両断した。 桜「・・・・・マリオネット・ライターの居場所・・・・そこは・・・・・?」 戸惑う桜の耳にあの雪女らしき少女の冷たい歌声が入った。 雪女の声「・・・・・ゆーきやこんこんあーられやこんこん・・・・。」 桜「・・・・?」 桜は声の主を顔を振って探した・・・そこに雪女がいた。 桜「・・・・!?あなたは・・・・?」 雪女「・・・・・・・・・・・・。」 その少女が雪女だと知らない桜は問うが雪女は答えようとしない。 桜「・・・名前・・・・なんて言うの・・・・?」 雪女「・・・・・・言ったら・・・・・・怖がる・・・・・・。」 桜「・・・怖がらないよ・・・・名前を言うのは・・・恥ずかしくないものよ。」 桜は優しい声で言いながら雪女に近づく。雪女は相変わらず冷たい声で返事した。 雪女「・・・・・YUKI・・・・・・。」 YUKI・・・・・あの「雪女に会いたい同盟」の管理人の名前と同じである・・・。 桜「YUKI(ゆき)・・・か。可愛い名前ね。その白い浴衣も可愛いわよ。」 YUKI「・・・・・・ありがとう・・・・。」 桜「あなた。お家はどこ?」 YUKI「・・・・・昔はあったけど・・・・もうない・・・・戦争のせいで・・・・。」 桜「・・・・・そう・・・・・・。」 桜は辛い表情で思った。 桜(・・・・似ている・・・・けど・・・・・。) YUKI「・・・・・・あなたは・・・SSPの隊員ね。」 桜「え!!?」 桜はいきなりのYUKIの発言に驚く。 桜「・・う・・・・ううん!違うわ!SSP・・・じゃない・・・わ・・・・・。」 YUKI「嘘よ。私、見たの。あなたが刀を持ってブラック・アタッカーを切り殺したの・・・。」 桜「え?」 そして、YUKIの周りに吹雪が激しくなりつつあった・・・・。 桜「あなた・・・・・まさか・・・・・・!!」 YUKI「そう・・・・私は・・・雪女よ・・・・・!! YUKI「・・・・・・あなたは・・・・・・人殺し・・・・・・。」 YUKIは左手を桜に向けた。その時・・・・・・。 桜「きゃっ!!!!」 ヒュオオオオオオオオオオオ YUKIの左手から物凄い吹雪が吹いた。桜はその吹雪に包まれてしまう。 桜「っ・・・・・・・・!!」 YUKIの放った吹雪は止んだ。YUKIは前を見る。 そこにはまだ吹雪によって覆った霧で見えなかった。 YUKI「・・・・・・・・・・。」 そして、YUKIは右手を自分の前で振った。その時、彼女の周りを吹雪が覆う。 その吹雪から、白い浴衣を纏った巨大な雪女が現れた。 少女は肌が青く、目は青白く瞳がない。 巨大な雪女「アアアアアアアアアァァァァァァ・・・・・・・」 ズン・・・ズン・・・・ズン・・・ズン・・・・ 雪女は鳴き声を出し、進行していった。 高町邸、光次郎の部屋 光次郎「・・・・・真奈美ちゃんさえいたら・・・・・・・・・でも・・・・・。」 光次郎は真奈美がまだ生きてればもう一度雪遊びができると思った。 しかし、真奈美は死んだのだ。 光次郎「・・・・はああ。雪女・・・・本当にいるかなぁ・・・・・。 もし出逢えたなら・・・・・・っ!?」 光次郎は窓の方を見かけ、外に何かがいた。 光次郎「あ・・・あれは!!」 光次郎は窓を覗いた。そこに、吹雪であまり見にくいが、白い浴衣を着た美しい少女が見える。 しかし、彼女は周りの民家と同じ大きさをしていた。 光次郎「あ・・・・・あれは・・・・・・もしや!!」 光次郎は自分の部屋から出て、一階に降りる。 あかり「・・・・・ん?」 キッチンで料理しているあかりの耳に光次郎の足音が入る。 あかり「光次郎さん・・・・どうしたの・・・・?」 光次郎は必死に走り、家から出た。目の前にいる雪女に会うために。 雪女「ハァァァァァァァァァァァァ・・・・・・・」 光次郎「聞こえる・・・・雪女の声だ・・・・・!」 光次郎はさらに走った。同じく、あかりが光次郎に密かに尾行していた。 あかり「何か見つかったのですか?雪女って・・・・・?・・・・っ!?」 あかりは光次郎の前にいる巨大な雪女を見た。雪女から吹雪が出てきた。 光次郎「うわっ!!」 あかり「光次郎さん!!・・・・・・まさか・・・・・・!!!」 光次郎は吹雪に吹き飛ばされる。しかし、すぐに立ち上がる。 光次郎「くっ・・・・・。あ!!」 光次郎は前を見る。そこにいつの間にか雪女がいなくなった。 光次郎「さっきの吹雪は雪女の仕業だ・・・・・!雪女が・・・・僕の町に来たんだ!!」 光次郎はすぐに自宅に向かった。光次郎がいなくなったところで、再び雪女が現れ、 さらに、マリオネット・ライターもが現れ。彼女に戦いの体勢を構える。 マリオネット・ライター「ええいっ!!」 マリオネット・ライターはいきなり、先手を取り、雪女に飛び蹴りを繰り出すが、 雪女が袖を振り、マリオネット・ライターの攻撃を避けた。 マリオネット・ライター「あうっ!!」 マリオネット・ライターは飛び蹴りを避けられ、地面に倒れる、そしてすぐに立ち上がった。 雪女「アアアアアアアアァァァァァァァァ・・・・・・・・」 雪女は袖を交互に振り回し、マリオネット・ライターを襲うが、ライターは必死によける。 マリオネット・ライター「うあ!うっ!っつ!!でっ!!」 マリオネット・ライターは雪女の腹に正拳突きを決まる。 雪女「・・・・・!?」 マリオネット・ライターはそのまま雪女に迫るが、雪女が両方の袖を振り出す。 ヒュオオオオオオオオオ 雪女はそうして吹雪を起こした。 マリオネット・ライター「うっ!!」 吹雪は止んだ。だが、そこに雪女の姿はなかった。 マリオネット・ライター「・・・・・新しい・・・・ジャンボ・ロイド・・・・・・!!」 一方、別のところで・・・・・・・。桜は果たして雪女によって凍らされただろうか?いや・・・・・。 桜「う・・・・ううう・・・・・。」 雪女に襲われたはずの桜は凍りつけにされず気を失っただけだった。 その桜は今、目覚めて起き上がった。 桜「・・・は!!私・・・・生きてたんだ・・・・・・。あの雪女・・・・まさか・・・・。」 一方、光次郎は自分の部屋に戻り、ネットで「雪女に会いたい同盟」に来て、 掲示板に書き込もうとした。 つづく PR |
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