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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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モモ「そっか・・・・・・なかには幸せではない人がいる・・・・・・。そんな現実が・・・・・・。」

コリス「はい・・・・・。僕はなんとかルイス君の夢を叶えさせてやりたいんです。」

モモ「え?ニューイヤーパーティに行くことがあの少年の夢だったの?」

コリス「本人からはそんなの夢じゃないと言った事もありますが、僕にとっては彼の夢なんです。

でも、もう時間が過ぎてる・・・・・・・。」

モモ「そうねぇ・・・・・・なんとか代わりのものはないかしら?」

コリス「・・・・・・・・・・・。」

そして、夜が来た。夜の町では、民家が眠りに付くかのように窓からは光の見えなかった。

そんな町に、等身大のビバモークが不気味に歩いていた。

ビバモーク「・・・・・・・・・・・・・・」    シュウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥ

ビバモークは体から霧を発し、それを自らを包んだ。そして、霧が消えて、

そこから紫ローブの少女が現れた。

実は、この少女こそが魔人ビバモークの人間体だったのだ。

ビバモーク(人間)「・・・・・くすっ。」

ビバモーク(人間)は悪巧みをしそうな笑みで歩いていた。

ビバモーク(人間)「出なさい。」

ビバモークが声に答えて、数人の男達が彼女の前に集まった。

その男達はなんと、レイスを泣かせた不良グループだった。

不良「お呼びですか?ビバモーク様。」

不良たちはビバモークの前でひざまついた。

ビバモーク(人間)「よく集まったわね。私の可愛い人形たち。

で、新年初のお仕事はどうだった?」

どうやら、不良たちは人間ではなく、正体はビバモークの手下であった。

不良「は。特にやる事はなく。ただ、子供達の餅つき大会を妨害しただけです。」

ビバモーク(人間)「ふふふ。私の命令がなくとも、自分達でちゃんとやってたじゃない。

人の夢を奪う仕事をね。」

不良「ところで、ビバモークさま。明日はどのような任務が?」

ビバモーク(人間)「ふふふふふふ。では、あなたたちが今までの暇を潰せるような、

ビッグな任務をあたえるわ。」

不良「すると・・・・・?」

ビバモーク(人間)「子供たちをいじめ、マリンナーサの王子、コリスをおびき出し、

奴がウルトラマンクリスタルになる前に殺しなさい。」

不良「かしこまりました。・・・・かかれ!!」   「ははっ!!」

不良は仲間達に命令する。立ち上がって、さっそく任務にかかるべく、走った。

ビバモーク(人間)「ふふふふふ。子供達の夢を・・・・・めちゃくちゃにしてやる・・・・・!

任務は順調ですよ。シャドー様・・・・・・。」

ビバモーク(人間)は奇妙な文字・・・・・シャドーの指示の記した紙を見て、読んだ。

ビバモーク(人間)「『海に眠りし夢の国の王子、夢を望む者たちに、

悪夢を与えたまえ。』・・・・・・・・・私にとっては簡単よ。はっはっはっはっはっはっは!」 カッ

ビバモークが笑い、夜空に大きな閃光が放った。

夜の闇で少女は怪物へと変わった。

ビバモーク「キュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュゥゥ・・・・・・」

次の日。コリスはレイスの家を探すべく、町中をくまなく歩いた。

コリス「レイス君・・・・どこにいるのかな?」

コリスの前に突然、青年が倒れていた。

青年「うう・・・・・・・・。」

コリス「あっ!どうしたんですか!?」

コリスは倒れている青年に駆け寄った。

青年「うう・・・・・・黄色いバンダナをした男をリーダーとした・・・・・・・チンピラグループが、

突然、俺に聞き出したんだ。」

コリス「なんですって?」

青年「気をつけろ・・・・・奴らは・・・・・・お前を・・・・ねら・・・・てい・る・・・・・・・・。」

青年はそう言い残して気を失った。

コリス「僕を狙っている・・・・・・・?待てよ!?」

コリスはシャドーの言葉を思い出した。

シャドー『また来るわ!それまで首を洗って待ってなさい!!』

コリス「・・・・・まさか、シャドーが!?」

「は、放せよ!!」

コリス「っ!?」

コリスは後ろの方を向いた。そこに、例の不良たちが男の子のバッグを取り上げようとしていた。

黄色いバンダナの男「うぜぇ!!それよこせ!!」

コリス「・・・・・黄色いバンダナ・・・・・・まさか・・・・あいつが・・・・・!?」

子供「いやだ!!お母さんのおつかいで買った物が入ってんだよ!!」

「それをよこせっつってんだろ!!」 「殺すぞボケ!!」

子供「いやだ!ごめんなさいぃ!!」

「ごめんなさいじゃねーよ!!」  「・・こ、のやろおおおう!!」

コリス「やめなさい!!!」

コリスが駆けつけてきた。子供がチンピラたちに泣かされている事を放っておくわけにはいかなかった。

黄色いバンダナの男「む!?貴様は!!」

コリス「っ・・・・・・・!!」

黄色いバンダナの男「ちぃ・・・・・引き上げだ!!」

「ははっ!!」

チンピラたちは子供を解放し、逃げていった。子供は喜んでコリスに駆け寄った。

子供「ありがとう。兄ちゃん。」

コリス「うん。もう安心だね。」

子供は家に帰るべく、行った。コリスはレイスの家へ向かった。

コリス「あの黄色いバンダナの人・・・・・・・まさか・・・・・・シャドーの手下かしら?

ん?不良グループらしかったな。もしかして、あいつらがレイス君を!?

とにかく、レイス君に会って、聞いてみよう。」

コリスはレイスの家の前についた。

コリス「ここがレイス君の家か・・・・・。よし!」

コリスは玄関に立ち、チャイムのボタンを押した。  ピンポーン

レイスの母「はーい。」

チャイムに反応した母はドアを開けて、コリスに会った。

コリス「始めまして。DGCのコリスです。」

レイスの母「まあ、可愛い子供がDGCだなんてw」

コリス「ほ・・・本当にDGCの隊員です。」

レイスの母「ごめんなさいね。からかっちゃって。で、どんな御用?」

コリス「レイス君に会いに来たんです。」

レイスの母「まあ。レイスに。レイスなら二階にいますわよ。

ところで、彼とはどんな関係かしら?」

コリス「昨日、落ち込んでる彼に偶然であって・・・・・。」

レイスの母「まあ。ニューイヤーパーティに行けなかった時からあの子、落ち込んでるわよ・・・・・。」

コリス「あの・・・・・昨日、レイス君がおみやげの約束して、それを破った事・・・・・!」

レイスの母「確かに破ったそうね・・・・・でも、安心して。怒ってなんかないわ。

それに、私が可愛い息子に酷い仕打ちするはずないじゃない。」

コリス「・・・・ほっ。」

コリスは安心してほっと息した。

レイスの母「では、どうぞ。」

コリス「おじゃまします。」

つづく

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