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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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隊員達は外で、餅つきをしていた。シュドーはきねを持って、サキは餅米をこねる準備をした。

サキ「いいわよ。」

シュドー「よーし!それぃ!!」  ドン

シュドーはきねを思いっきり振り、餅を叩いた。サキは叩かれた餅をこねる。

サキ「・・・よし!次!」

シュドー「よーし!」

シュドーは何度も叩き、サキは何度もこねた。

コリス「わああ・・・・。だんだん餅になっていく。」

テブリッシュ「もうすぐだな。」

シュドー「よし!これでいいか!?」

サキ「・・・うん!いいよ。おいしそう。」

モモ「さっそく食事の準備よ!」

隊員達はテーブルの前で大きな皿に置かれた数個の餅を食べていた。

サキ「うぅぅ~ん。おいしぃぃぃぃい。」

シュドー「やっぱり柔らかくてで食えるなぁぁ。」

テブリッシュ「うむ。他にもこれをつけるとさらにおいしいぞ。」

サキとシュドーは何もつけずに餅を食べてたが、テブリッシュは海苔を餅に巻いて食べていた。

モモ「へぇ。うまそうね。ま、どっちにしろ餅はもっちろんろんおいしいから。」

コリス「これが餅かぁ。おいしいです!」

モモ「そう。よかったわね。」

サキ「餅はいくらでもありますよ。」

テブリッシュ「早くしないと隊長の分もなくなりますよ。」

モモ「ああ!負けるもんですか!!」

コリス「あ!僕だって!」

隊員達「あははははははははははは!!」

みんな楽しそうであった。しかし、そんな一時を遠くから睨む者がいた。

シャドーの城

前に怪獣インキュラスと一緒にウルトラマンクリスタルを苦しめた悪夢のプリンセス・シャドーは、

前にある巨大なモニターを見ていた。モニターには、餅つきを楽しんでいるモモたちの姿があった。

シャドー「ふふふふふふ。いい気になってんじゃないわよ。

私の部下にして、最強の戦士・ビバモークがこの世界を襲い掛かるわ!

出なさい!ビバモーク!!」

シャドーの声に呼応し、等身大で、顔が尖がっていて、それ以外、

全身がトゲに覆われている怪獣、ビバモークが歩いてきて、

シャドーの後ろに近づいたときに足を止め、泣き声を出した。

ビバモーク「キュキュキュキュキュキュキュキュキュゥ・・・・・・・・」

シャドー「来たわね。」

シャドーは後ろを向き、ビバモークを見て笑った。

シャドー「あなたに任務をあたえるわ。受け取りなさい。」

シャドーはビバモークに奇妙な文字が描かれた紙を渡した。

ビバモーク「・・・・・・・・・・・・」

シャドー「これが今回のあなたの任務よ。あなたなら・・・・・できるわ・・・・・。」

シャドーはさらに笑みを浮かべる。

ビバモーク「・・・キュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュゥゥ・・・・・・」

ビバモークは賛成し、消えていった。どうやら人間界に行くつもりだ。

シャドー「頼んだわね。ふふふふふふふふふ。」

夕方、コリスとモモは廊下を歩いていた。

コリス「・・・・・・・・。」

モモ「どうしたの?元気そうにない顔して。」

コリス「・・・・いえ、なんでもないんです・・・・。ただ・・・・・。

ただ、新年を迎えた中に、ちょっと嬉しくなかった人もいるそうなので。」

モモ「へぇ。新年を幸せに迎えられなかった・・・・ね。そんな人と出会ったの?」

コリス「はい・・・・・・・・。」

これは、コリスとハリーがパーティが終わって帰る途中の話であった・・・・。

ハリー「いやぁ楽しかったなぁ。そういえばコリス、大吉だったよな。すげぇなぁ。」

コリス「そういうハリーさんこそ中吉じゃないですか。」

ハリー「いや、俺なんかまだまだだよ。ま、どちらにしろ今年も頑張ろうな。」

コリス「はい。ん?」

その時、コリスは見た。右辺に一人壁の前で泣いている少年を。

少年「うわあああぁぁぁぁぁん!」

ハリー「なんで泣いてるんだ。あの子供。」

コリス「ちょっと話しかけてみます。」

少年「う・・・うう・・・・う・・・う。」

コリス「・・・・どうしたの?」

コリスは少年に優しく声をかける、少年はコリスの方を向いた。

少年「う・・・・・。」

コリス「君・・・・名前は?」

少年「・・・・・レ・・レイスだよ。あんた、誰だよ?まさか!?どこかの詐欺か!!」

少年はいきなり怖がりそうな表情に変わり、コリスから腰が倒れながらも、遠ざける。

コリス「違うよ。僕はみんなの夢を守るDGCの隊員。僕はコリス。」

レイス「そう・・・・じゃあ、なんで僕をニューイヤーパーティへ連れてってくれなかったの?」

コリス「え?君、行ってなかったの?」

レイス「行きたかったよ。友達が待ってるから・・・・・。」

コリス「へえ。じゃあ、その友達に謝っておけば・・・・。」

レイス「いや、僕の友達はあいにくネットでよく話してね。実際に会ったことないさ。」

ハリー「へえ。ネット友達か。そーいや俺もネットでやったよなぁ。よくチャットして楽しかったもんよ。」

コリス「ニューイヤーパーティに行けなかったって、何が起きたの?」

レイス「話せば長いけど・・・・・・。」

コリス「うん。長く聞く。」

レイス「そう。じゃあ、あれは・・・昼ごろだったかな・・・・・・。相変わらずネットで友達のサイトに来た。

ちなみにそのサイトは萌え擬人化サイトだ。しかし、こんなニュースがあった。

『今日は大晦日ですので、ニューイヤーパーティでオフ会しましょう。』・・・と。

僕はチャンスだった。さっそくお母さんに頼んで入場券を買った。

でも、お母さんが変わりに何かおみやげ買えって言い出したんだ。

夜になった約束の時間になり、僕はパーティに向かった。

でも、その途中・・・・・・・幼い頃、僕を泣かせた不良グループたちが僕の前に来て、

蹴ったり殴ったりはもちろん、プロレスのような攻撃もして、とうとう僕の入場券を奪った。

僕は取り返そうとしたけど、僕には力がなく、無意味だった。グループからは、

ちょうど足りないから貸してくれと言った。そして、僕はパーティにいけず、

最悪な新年を迎えた。仕方がないよね・・・・・。でも、僕はいい事したと思ってるのに、

なぜか重いんだ。僕は自分だけの幸せを願って他人のことなんか当てにならなかった。

結局、現実だよ。弱い僕なんか、本当の友達に会うことはないんだ・・・。

ううううううっうっう・・・・ううう・・・・・・。」

少年は再び泣き崩れた。コリスはそれを聞いて怒っていた。

コリス「許せない!!!自分の都合のためだけに弱い人の大切な夢を壊すなんて!!」

ハリー「確かに許せねぇな。その不良どもは。俺がぶん殴ってやるよ。

だから、胸を張っていけよ。」

コリス「そうだよ。前を向いていればいい。前を向いて歩けば・・・・・・。」

そして、現在・・・・・・・・。

つづく

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