謎の目「ウィキキキキキキキキキキキキ・・・・ッ」
謎の目はいじめられている男の方を見て笑っていた。
灰間「何だ!?あの目は・・・・!」
日下部「どうしたの?灰間君。」
灰間「見えないのか!?あの目が!?」
灰間は日下部に謎の目を見せる。だが。
日下部「え?あの目って何?何もないけど・・・。」
どうやら、謎の目には灰間だけには見えて、
日下部を初めとする他の人たちには見えないそうだ。
そして、その目はすぐに消えてしまった。
灰間「あ・・・・っ!」
徳丸「何やってるの!?翔ちゃん!!」
徳丸の言葉に我に返る灰間。そして、森下が慌てて言う。
森下「早く止めなきゃ!!」 灰間「ぬ・・・っ!」
屈強した男「この野郎!!」 ひ弱そうな男「ひっ!?」
屈強した男がひ弱そうな男を殴りかかる。その時。
灰間「うらああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
灰間は屈強した男を思い切り殴った。
屈強した男「ぐえ!!?」 屈強した男は倒れた。
すると、ひ弱そうな男は解放され、灰間に感謝して逃げる。
ひ弱そうな男「あ、ありがとう・・・・。」
森下「すっごおぉぉ~い!さっすがミラクルマン!!」
徳丸「君さえいれば学園に悪は栄えないよ!!」
灰間「・・・・だと、良いけど・・・・。」
灰間はゆっくりと歩いて行く。謎の目の事を考えながら。
夕日の商店街にある書店から出た、灰間と、
野口、徳丸、森下の3人。どうやら全員、雑誌を買ったそうだ。
野口「少年ヴァンプ。今日発売だったから買っちゃったね。」
森下「でも、良いじゃない。今週号がティアーズ連載だし。」
徳丸「そうだね。今から読まない?」
森下「あっ!それ、良いねェ~っ♪」
3人が楽しそうに会話しているが、
灰間は何故か険しい表情であった。
灰間「(あの時、謎の目は俺に見えて、
野口たちには見えなかった。
そして、今更気づいたが、あの時にペンダントが光っていた。
あの謎の目は・・・やはり魔族だ。
今度は何をする気なんだ?)うっ!?」
その時、灰間は胸にペンダントが光っているところを見て、
夕日の空に浮かぶ謎の目がいる事に気づく。
謎の目「ウィキキキキキキキキキキキキ・・・・・・」
謎の目は商店街の人々を見ていた。特に、
迷子になって泣き叫んでいる子供を見ていた。
灰間「魔族だ・・・・!」
灰間は謎の目を見て、驚く。
野口「灰間君!」 灰間「ん!?な、何だよ・・・?」
野口に呼ばれて、彼女の方を見る灰間。
野口「皆で読もうよ。ウルトラマンティアーズの漫画。」
灰間「そ、そうだな・・・。」
次の日。BAR基地の司令室では、
大神隊長や4人の隊員がいた。
上川「昨日も今日も魔獣は出てこないなァ。もしかして、
魔族の奴ら。
魔星って惑星から援軍を送るのに時間がかかってるかな?」
叶野「いや。わからんぞ。我々を油断させて、
そのスキについて暗躍しているかも知れないぞ。」
灰間「・・・・そうかも知れませんね。」
日下部「あら。何か目撃したの?」
灰間「うん。信じられねーようだが、
空に浮かぶ奇妙な目のような物体がいるんだ。」
日下部「何それ?見てないわ。そんな物体・・・。」
上川「僕は見てないなァ。そもそも、そんな情報なかったよ?」
叶野「最近、怪奇反応は全く出ていない。きっと幻覚だろうな。」
つづく
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