あかり「おかえりなさいませ。光次郎さん。」
光次郎は自分の部屋でパソコンをしていた。相変わらずニコ動を楽しんでいるらしい。
光次郎「・・・・ん?」
光次郎は時計を見た。今、20時30分である。
光次郎「あと・・・・・半か・・・・。そうだ!念のため、一応早くいくか。」
光次郎は部屋から出て、1階へ降りた。
光次郎(たしか・・・・地図では・・・何も持ってこなくていいって書いてあったよな・・・?)
そこへ、あかりが声をかけてきた。
あかり「お食事ができました。」
光次郎「え?ご飯!?」
あかり「・・・・?何か・・・ありました?」
光次郎(どうする・・・・・?あかりさん、ご飯つくったけど・・・・。時間、間に合うかな?
いや、あと30分だし・・・・・・。あかりさん・・・・怒るかな・・・・・?)
光次郎は迷っていた。
光次郎「あかりさん・・・・・・。」
あかり「?」
光次郎「悪いけど・・・・・これから真奈美ちゃんの家にいかなきゃいけないんだ。
理由は・・・・言えないけど・・・・・。」
あかり「・・・・・・良いですよ。」
あかりは笑顔で答えた。
光次郎「ご・・・・・ごめん・・・・。すぐに帰ってくるから!」
あかり「いってらっしゃいませ。ご飯は・・・・・そのままにしてあげますね。」
光次郎「・・・・・ありがとう。いってきます。」
松村邸
真奈美は自分の部屋にクリスマスツリーをはじめとする様々なクリスマスグッズを飾っていた。
真奈美「獄道さんに買ってもらった物だけど・・・・・勝手に使わせていただくわ。
光次郎くんと・・・一緒になりたいもん・・・・。」
真奈美が呟いているとこに、突然、ドアが開いた。
真奈美「・・・!?」
真奈美は開いたドアを見た。しかし、誰もいない?
真奈美「獄道さんじゃない・・・・?誰もいないのに・・・・ドアが開くなんて・・・。あ!」
真奈美は下の方を見た。そこに・・・・・青い液体があった。
真奈美「ま・・・まさか・・・・・!?」
青い液体はぬるぬると怪しくゆっくりと真奈美に迫ってゆく。
真奈美「あ・・・ああ・・・・・!!」
真奈美は怯えて、液体から遠ざかっていく。そして、液体は突然、姿を変えてゆく。
そして、除々にゆっくり変わっていき、色も変わり、少女の姿となった。
真奈美「ハ・・・・ハーケン・ダイバー。」
ハーケン・ダイバー「へぇ。覚えていたんだ。じゃあ、私が液体の時に怯えてたのは何故?」
真奈美「し・・・知らない!あなたこそ、何しに来たの?」
ハーケン・ダイバー「別に?ただあなたに会って質問しようと思って・・・・。」
ハーケン・ダイバーは真奈美に近づいた。
真奈美「し・・・・質問?」
ハーケン・ダイバー「光次郎って人、ここに来るでしょ?」
真奈美「え・・・・?きゃっ!?」
ハーケン・ダイバーは真奈美を押し倒した。
ハーケン・ダイバー「私、知ってるよ。あなた、彼をここに誘って、
私たちの真実、伝えようとしてるでしょう?」
真奈美「ち・・・・違う・・・・。私は・・・・・。」
ハーケン・ダイバー「ふぅん。本当は?」
真奈美「こ・・・・答えたくない!!」
ハーケン・ダイバー「じゃあ。ここはどうかな?」
ハーケン・ダイバーはそう言うと真奈美の胸の膨らみに触れた。
真奈美「ひゃっ!?」
ハーケン・ダイバー「触っただけで感じるんだ?それより、君、
もしかして彼の事、好きでしょ?」
真奈美「す・・・・好き・・・だけ・・・・ど・・・・・。」
真奈美は胸を触られて、頬が赤くなり、声に力が抜けている。
ハーケン・ダイバー「ふーん。それで・・・・・?」
真奈美「そ・・・・それだけ・・・・!」
ハーケン・ダイバー「でも、この胸からなんか聞こえてくるよ・・・・・。」
ハーケン・ダイバーが触れている胸からトクントクンと鼓動が聞こえてくる。
真奈美「う・・・ん・・・・・。」
真奈美はずっと胸に触れられているため、少しずつ気持ちよくなってくる。
ハーケン・ダイバー「私にはわかるんだよ。人の隠れた気持ちが。
ほら、あなたの胸の中から気持ちが・・・・。」
そう言うとハーケン・ダイバーは真奈美の胸を撫で回した。
真奈美「いっ!いやああぁぁぁ!!」
ハーケン・ダイバー「ほら・・・・・あなた、光次郎が好きだよね。
でも、それは辛い気持ちを隠すために利用しただけ。
そして、パーティは真っ赤な嘘。あなたは・・・私たちの事を彼に・・・・・・。」
真奈美「やめて!やめ・・・ああっ!!!」
真奈美が叫んでる途中に、ハーケン・ダイバーが彼女の胸を強く握った。
ハーケン・ダイバー「静かになさい・・・・・。」
真奈美「い、いや・・・・!やめて・・・よ・・・・。」
ハーケン・ダイバー「もうすぐ彼が来るわ。その前に、私があなたと遊んであげる。」
ハーケン・ダイバーは真奈美の胸を嬲っていた手を放し、今度は服を脱がし始めた。
真奈美「い・・・・いやぁ・・・・・。」
一方、光次郎は真奈美の家の前に到着した。
光次郎「よし・・・・・。ちょうど9時になったな。」
光次郎は家のチャイムを押した。
ピンポ――――ン
部屋にチャイムが鳴った。それを聞いたハーケン・ダイバーは・・・・。
ハーケン・ダイバー「ちっ・・・・・!来たか・・・・・・。」
真奈美「こ・・・・光次郎・・・・くん・・・・・・。」
ハーケン・ダイバー「よかったわね。彼が来てくれて。じゃあ、私は基地に戻る。
このくらだないパーティを一緒に楽しむといいわ・・・・・。」
ハーケン・ダイバーは液体となり真奈美のもとから消えた。
光次郎「入るよぉ~。」
光次郎はドアを開けて、玄関に来た。そして、真奈美の部屋へ。
真奈美(こ・・・光次郎くん・・・・・。来てくれたんだ・・・・・・。)
光次郎「おじゃまします。」
光次郎は真奈美の部屋に入った。真奈美は笑顔で答える。
真奈美「こ・・・・こんばんわ。光次郎くん。」
光次郎「・・・!!真奈美ちゃん、その姿は!?」
真奈美はハーケン・ダイバーに服を脱がされていたため、胸部に白いブラが露出していた。
真奈美「あ・・・////」
真奈美は急いで服を着た。
光次郎「な・・・・何か・・・あったの・・・・?」
真奈美「あ・・あはははは。私ね、実は変態さんなの。だから自分で服脱いだのよ。」
光次郎「そ・・・・そう・・・・・・。」
真奈美「じゃ、せっかくだけど、早すぎたクリスマスパーティ、やろうか・・・・。」
光次郎「うん。・・・・・。」
一方、ハーケン・ダイバーは獄道と一緒に夜の道路を歩いていた。
獄道「なに?真奈美が高町光次郎と一緒にパーティだと。」
ハーケン・ダイバー「うん。最悪な場合、我々の秘密がバレるかもね。」
獄道「ぬうう・・・・!む!!」
獄道たちの前にパトロールをしていたSSPの第5分隊員が来た。
隊員A「あ!DEATS・NIGHTの連中だ!!」
隊員B「撃て!撃ちまくれ!!!」
隊員たちは獄道たちを撃ち始めた。
ハーケン・ダイバー「ふん!!」
ハーケン・ダイバーは手を刃物に変え、弾をはじき返した。 ピピピピピピピ
獄道「む?通信機が鳴っている。こちら獄道!」
獄道は通信機を使った。そこから佐野山の声が。
佐野山『SSPの第5、6、3分隊が君たちを倒すために君たちのいる町にうろついている。
ハーケン・ダイバーにジャンボ・アップさせて、それらを一双したまえ。』
獄道「了解・・・・・・!!ハーケン・ダイバー!ジャンボ・アップしろ!!」
ハーケン・ダイバー「わかった。」
つづく
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