ブライアの言う通り、彼の周りに複数の黒い狼がいた。
黒い狼「グルルルルルルルルル・・・・」
ユミ(こんなところで暴れては、
ホックたちはもちろん、プルレスやミクスまで巻き込んじゃう!)
ボトルズ「かくなる上は!!」
その時、バンジョーたちは部屋から出て逃げ出す。
一同はこれに驚く。
ブライア「何と!?」 プルレス「に・・・逃げた!!?」
ホック「ま、まさか!?いきなり見捨てた!!?」
果たして、バンジョーたちはホックたちを見捨てただろうか。
ブライア「野郎・・・!逃がすなァ!!!」
黒い狼たち「ギャオオォォォォウ」 「グエエェェェェ」
ブライアたちはバンジョーたちを追うように、部屋から出た。
ホンタ「や、奴らも部屋から出た・・・!?」
ホーコ「もしかして、彼らは敵をおびき出すために!?」
そう。バンジョーたちは被害を最小限にするために、
ブライアたちに自分たちを追わせたのだ。
ミクス「わ、私も行かなきゃ!!」 ミクスも部屋から出る。
プルレス「ま、待ってよ!!」 さらにプルレスも出た。
残された三羽のフクロウはぽかんとしていた。
ホック「な、何なんだろう。あの人たち・・・。」
洞窟の中を走るバンジョーたちを追うブライアたち。
黒い狼たち「グルオオォォォォォ」 「ガアアアァァァァ」
カズーイ「しつこいわねェ・・・!!タマゴミサイル!!!」
カズーイはタマゴミサイルを連射して、黒い狼を2匹倒した。
黒い狼「グピッ」 「キャウウゥゥゥン」
そして、バンジョーたちは巣のロビーである場所に来て、
足を止めて、迫るブライアたちの方を見る。
ブライア「へっ!!ようやく戦る気になったか!!行け!!」
黒い狼「グアアアァァァァ」 「アオオオォォォォォン」
ブライアの命令で全ての黒い狼が飛び掛かる。
ユミ「はああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
ユミは飛びながら両手を猛スピードで回して、
多くの狼を切り裂いた。
バンジョー「ツメツメパンチ!!!!!!!!」
バンジョーは連続ラッシュで残りの狼を全て殴り飛ばす。
黒い狼たち「ゥオオオオオオォォォォォォ・・・・ン」
ブライア「な、何だと・・・・!?」
ブライアは黒い狼が全て倒された事に驚く。
フクロウA「す・・・凄ェ・・・。」
フクロウB「たった3人で狼どもを倒しやがった・・・!」
隠れていたフクロウたちはバンジョーたちの強さに感心する。
バンジョー「残るはお前一人だ!!」
ブライア「ぬうぅぅ・・・・!!だが、まだだ。」
ブライアは悔しがるが、何故かすぐに笑みを浮かべる。
カズーイ「な、何がまだなのよ!?」
ブライア「俺たちがフクロウどもだけを襲っていると思うか?」
ユミ「どう言う事!?」
ブライア「ウェヘヘヘヘ!ウェヘヘヘヘヘヘヘヘ!!!」
ブライアはジャンプして、この洞窟から出た。
バンジョー「あ!待て!!」 ミクス「ユミさあぁぁぁん!!」
ユミ「っ!?ミクス!!ホックたちまで・・・。」
その時、ミクスとプルレス、
ホックたちが来たので、バンジョーたちはそれに気づく。
プルレス「敵幹部は逃げたそうですね!?」
ミクス「私も行きます!!早く追いましょう!!」
ユミ「ミクス・・・。わかったわ。」
バンジョー「よし!ボトルズとプルレスはここで待ってて。」
カズーイ「それじゃ、行くわよ!!」
そして、
カズーイはバンジョーを乗せて、ユミはモクスを抱えて、
洞窟から出て、空を飛んだ。ブライアを追うために。
ホック「・・・・あの人は勝てるのだろうか?」
プルレス「心配ないよ。あの人たちは強いから。
グランティのモンスターたちを多く倒しているよ。」
ホーコ「だと、良いけど。問題なのは谷の主よ。」
ホンタ「グランティどものせいで、
主が起きなきゃ良いけど・・・。」
カズーイとユミはブライアを探して、谷の上空を飛んでいた。
ユミ「・・・・っ!見て!!」 ミクス「え?ああっ!!」
4人は下の方を見る。そこには、黒い狼たちが、
あのグレースルを襲っているではないか。
黒い狼たち「グオオオオォォォォォォォウ」
グレースルたち「ひいいいぃぃぃぃぃ!!!!」
「うぎゃあああぁぁぁぁぁ!!!!」 「きえええぇぇぇ!!」
グレースルたちは狼たちに喰われて、悲鳴をあげていた。
カズーイ「グランティの狼がグレースルを食べている!?」
ユミ「まさか・・・・!他の種族の悲鳴で主を起こそうと!!」
謎の声「その通り。」 バンジョー「っ!!?」
その時、謎の声が聞こえて、バンジョーたちはそれに驚く。
カズーイ「だ、誰よ!?今、あたいたちに話しかけたのは!!」
謎の声「ワオオオオオオオォォォォォォォォォン!!!!!」
ミクス「っ!!あそこよ!!!」 ユミ「えっ!?」
一同はミクスが指をさした方向を見る。そこには、
岩山のような天辺に立っている怪人がいた。
4足方のような体勢をしているワーウルフに似た者であった。
つづく
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