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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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ボトルズ「はい!彼らはグランティと戦うための力をつけているのですから!」

ヒゲの生えたスピニット「そ・・・・そうかの・・・・・?」

プルレス「それに、バンジョーさんとカズーイさんは何か特別な力があると噂されているんです。」

ボトルズ「ですが、彼らがその力を本当に持っているかどうかはまだわかりません・・・・。」

バンジョー「ふん!!せやあぁ!!おおおぉぉぉっ!!!」  バンジョーは迫る4匹のスピニットに、

殴ったり蹴ったりでダメージを与える。打撃を受けたスピニットたちは裏返る。

スピニット「ぐえ!!」 「おぅ!!」 「ぎゃぁっ!!」 「うわあぁぁぁ!!!」

カズーイ「ふん!!むん!!」 カズーイは嘴で一匹のスピニットを弾き、裏返らせた。

スピニット「ぎゃっ!!!」 敵の赤い部分をにカズーイはもう一度、嘴攻撃を決めて粉々に倒した。

エレナ「こいつらをまとめて裏返らせて、一気に決めなきゃ!!」

エレナは素早い剣さばきで次々とスピニットを弾き飛ばし裏返らせた。

バンジョー「ツメツメパンチ!!!!」 バンジョーは素早いラッシュで一匹の敵を攻撃した。

スピニット「ぶっ!うげ・・・!あうぁぁ!!」  ラッシュをくらったスピニットは弾かれて裏返る。

バンジョー「とおぉぉぉう!!!」 バンジョーはそのスピニットの赤い部分を思いっきり殴った。

スピニット「あひぇっ!!」 スピニットは赤い部分を殴られて、バラバラに吹き飛んでしまった。

エレナ「はあぁぁっ!!」 エレナは剣を力いっぱい前に倒して、一匹のスピニットを弾いた。

スピニット「うわあぁぁっ!?・・・・・っ!!」 スピニットは裏返るが、すぐに立ってしまう。

そして、裏返った他のスピニットたちも次々と立ち上がっていった。

カズーイ「また復活したわ!!!」  プルレス「これでは、戦いが長引くだけだ・・・・!!」

スピニット「ち・・・いぃぃ・・・・!たかが3人に俺たちが負けるはずなどおぉ・・・・っ!!」

エレナ「このままでは、私たちが体力限界で倒れるのも時間の問題だわ!どうする!?」

バンジョー「く・・・・っ!こうなったら・・・・・・!カズーイ!!奥の手を使うぞ!!」

カズーイ「OK!!くちばしバスターね!!!!」

バンジョー「うん・・・・!」  そう答えたカズーイにバンジョーは正解だと言うように頷く。

そして、すぐにバンジョーがしゃがみ、カズーイが両方の翼を上へ思いっきりあげた。

バンジョーとカズーイ「とんぼがえりジャンプ!!!!」  カズーイが翼を縦に思いっきり振り、

バンジョーが同時にジャンプ。とんぼがえりジャンプで、物凄い高さへと跳んだ。

ヒゲの生えたスピニット「おおっ!!なんという高いジャンプじゃ!!!」

バンジョー「エレナ!!敵のところから離れて!!!」 エレナ「え・・・ええ!!」

エレナはバンジョーの言うとおりにすぐに走って敵スピニットのところから離れて行った。

バンジョーとカズーイ「くちばしいぃぃ・・・・・バスタアアアァァァァー!!!!!!!」

バンジョーとカズーイはくちばしバスターを繰り出した。嘴を突きたてたカズーイと、

バンジョーが地上へと速く落下していく。そして、彼女の嘴が一匹のスピニットを突き刺した。

そのスピニットが急降下による嘴攻撃のあまりの重さに粉々に砕き、嘴が次に地面に刺す。

その時、くちばしバスターの強い重力に周りの地面が勢いよく大きく抉れた。それにより、

その周りの地面に立ったスピニットたちが衝撃と風圧により吹き飛んではバラバラに砕け散った。

一般のスピニット「す・・・・すげえぇ・・・・!!」 「あれだけの数の敵を一気に倒せるなんて!」

ヒゲの生えたスピニット「あの熊と鳥・・・・。なんていう力を持っておるのじゃ・・・・!」

エレナ「凄すぎるわ。多くの敵を一撃で消せるなんて・・・!もし、私が離れなかったら、

私も今の攻撃に巻き込まれ、今の奴らのようにやられていたのかも知れない・・・・・・!!」

かくして、バンジョーは地上へと着地した。しかし、敵部隊はまだ全滅していなかった。

カズーイ「・・・・むっ!まだ残ってる奴がいるわ!?」 バンジョー「なんだって?!」

カズーイが右の方に向くと、バンジョーがそこに向く。そこに2匹残っている敵スピニットがいた。

スピニット「ひ・・・ひいいぃぃ・・・いぃ・・・!!」 「た・・・助け・・・て・・・・っ!!!」

どうやら、そのスピニット2匹はさっきの事か怯えて逃げようとしていた。

エレナ「逃がすかあぁぁぁっ!!!」  エレナが逃げるグランティ兵たちを倒そうと走る。

カズーイ「バンジョー!あたいたちも!!」 バンジョー「おおう!!」

バンジョーは逃げるスピニットたちを倒そうと走り、ジャンプした。

エレナ「えぃ!!たあぁぁぁっ!!!」  エレナは剣を横に払って、一匹の敵を弾き裏返らせた。

スピニット「わっ!きゃん!!」 そして、エレナは次に剣を縦に振ってスピニットの赤い部分を斬る。

それにより、そのスピニットは真っ二つとなって死んでしまった。そして、最後に残った奴も・・・。

バンジョー「もう一度行くぞ!カズーイ!!」 カズーイ「いいわよおぉぉっ!!」

ジャンプしてスピニットの真上に近づくバンジョーはカズーイを前に出した。

スピニット「う・・・うわあぁぁ・・・・!!」  スピニットは自分の真上にバンジョーとカズーイが、

飛んでるところを見てさらに怯える。そして、カズーイが真下の敵に向かって嘴を向けた。

バンジョーとカズーイ「くちばしバスター!!!!」 バンジョーとカズーイは再び、

くちばしバスターを繰り出し、素早い落下による攻撃でスピニットを攻撃した。

スピニット「・・・・・・・!!!」 カズーイの嘴による重い突きにスピニットは体を貫かれ、

粉々に吹き飛び、ハサミや足などがそれぞれバラバラに散った。これで敵部隊は真に全滅した。

バンジョー「ヒュゥー・・・・。これで全滅か。」 着地したバンジョーはすぐにほっと息をして安心した。

戦いは一時終わったので、ヒゲのスピニットがバンジョーたちの方に来る。

ヒゲの生えたスピニット「おお・・・・!熊と鳥よ。君たちは・・・・一体・・・・・!?」

カズーイ「ん?別にあたいたちはあんたらを襲っている奴らをやっつけただけだけど?」

バンジョー「僕はこう見えても普通の熊のつもりです・・・。カズーイは赤い鳥族のものですが・・・。」

エレナ「それより・・・・・・何故、グランティがこの村の住人の拉致を・・・?」

ヒゲの生えたスピニット「話せば長くなる事じゃが・・・・・とりあえず、わしの家に来とくれ。

そこでゆっくりと話そう。さあさあ、遠慮はいらんからついておれぃ。」

ヒゲのスピニットが横歩きすると、バンジョーたち5人は黙って彼についていった。


平和を愛するスピニットの村にある一つの大きな砂の山。ここが、ヒゲのスピニットの家である。

入り口である洞穴を覗くと、そこがヒゲのスピニットの部屋である。その部屋には、

その当主であるヒゲのスピニットとバンジョーたちがいた。彼らは部屋の中央にある、

ちゃぶ台に座って話し合っていた。ちなみに、この部屋はちゃぶ台を初め、

古そうな布団に、どこか昔の日本でよくあるタンスに本棚、さらにジュークボックスまで。

レトロなテレビやあってまさに、昭和くさい部屋であった。パソコンもあるらしいが。

バンジョー「それで・・・・・グランティの奴らは、この村の住人たちを・・・・・?」

ヒゲの生えたスピニット「ああ。実は、この島を拠点としておるグランティの第6海軍に、

所属しておるスピニットたちは元々ほとんどがこの島の住人だったんじゃ。」

プルレス「な、なんですって!!?」 カズーイ「ふーん。許されない事するわねぇ、奴ら・・・!」

ヒゲの生えたスピニット「・・・・・この島のスピニットたちは皆、平和な暮らしをしておった。

じゃが、2年前。この島に見慣れない巨大なヤドカリの怪獣とその怪獣の部下たる、

貝人間の美少女と凶暴な兵士たちが上陸して島全体で破壊活動を始め、

ついにはこのわしらの村を襲い始め、多くの住人たちを捕らえておったんじゃ・・・・・。

しかし、しばらくして捕らえられたハズの住人たちが急に帰ってきた。じゃが、

その者たちは既に何故かグランティの部下となって、村を襲ったんじゃ・・・・・。彼らはもう、

・・・・っ!わしらの仲間でなくなってしまったんじゃ・・・・っ!!」

ヒゲのスピニットは話をしている間に涙を流した。彼にとって、とても悲しい出来事であっただろう。

ボトルズ「そうですか・・・・・。だから、この島のスピニットたちほとんどが、僕らを襲うように・・・・!」

バンジョー「ところで・・・・貝人間の美少女って・・・・・・!あの少女の事ですか!!?」

ヒゲの生えたスピニット「なんじゃと!?知っとるのかね!!?」

カズーイ「ええっ!あいつは確か、アルシェルと言って、第6海軍のサブリーダーらしいわよ!」

エレナ「・・・・・私も一度戦ったけど、彼女はとても強い力を持っていました・・・・。」

ヒゲの生えたスピニット「そうか・・・・。わしも一度、あやつと会ってな。奴らが襲撃してる間に、

彼女はわしにこう語ったんじゃ。ニッパー様に歯向かわずに怯えて暮らせ・・・とな。」

ヒゲのスピニットの脳裏の中には、昔の自分に銃を向けているアルシェルの姿が浮かんでいた。

その頃の彼女は、笑みを浮かべて、ヒゲのスピニットに語るように口を動かしていた。

バンジョー「・・・・そのニッパーという名なら聞いたけど、巨大なヤドカリの怪獣って・・・・・。」

ヒゲの生えたスピニット「そう!そのヤドカリの怪獣こそがニッパーなのじゃっ!!!」

カズーイ「なんですってえぇぇ!!??」 カズーイはもちろん他の人たちも、

ニッパーが巨大なヤドカリの怪獣である事に驚いた。では、その恐ろしさとは?

プルレス「じゃあ、どんな奴なのかも知ってますか!?」 プルレスが恐る恐るヒゲのスピニットに聞く。

ヒゲの生えたスピニット「うむ。ニッパー。奴はグランティの第6海軍のリーダーで、

性格はいたって残虐で凶暴。生き物の命などなんとも思わず、自分のアジトに入ったものは、

老若男女問わず、生きて帰ったものはいなかったんじゃ。なんとも恐ろしい奴やら・・・・・。」

ボトルズ「そんな奴だったんですか・・・・!確かに、想像するだけで恐ろしそうですね・・・・・!!」

バンジョー「許さないっ!!!」  バンジョーはグランティに対する怒りでちゃぶ台を叩く。

カズーイ「そうだわ!!そんなニッパーと言う奴のためにこの島を渡してたまるかっての!!!」

エレナ「グランティ・・・・・・!!やはり許せない!!罪のない者たちの平和を、

都合よく壊すなんて!私も・・・・その犠牲者だった・・・・・。」

プルレス「えーと・・・・村長さん・・・・でしたよね?この件は僕らに任せてみませんか!?」

ヒゲの生えたスピニット「そうじゃのぉ・・・・。さっきの戦いで見たから、

お前たちならきっと、この島を救えるハズじゃ・・・・・。お前たちに任せよう。」

バンジョー「ありがとうございます!」 バンジョーはそれを聞いて笑顔になる。

ヒゲの生えたスピニット「・・・・・ところで、海賊の娘よ。お前さんは財宝を探してるとな?」

エレナ「・・・っ!?え、ええ・・・・。そうですけど・・・・・。」

ヒゲの生えたスピニット「では、この島の荒地に大きな湖がある事は知っとるかの?」

エレナ「え・・・・・っ!?」

つづく

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