灰間「な、何だ!?これは・・・・!」
日下部「見ての通り。宇宙に存在する隕石よ。
それも、ただの隕石じゃないわ・・・・!」
上川「データによると、この隕石には、
強力な宇宙放射線がある事がわかったんだ!」
灰間「その隕石が地球に衝突するってのか!?」
叶野「ああ。だが、
大きさは魔獣と同じくらいの大きさだから、
多分、落下地点に異変が起きるだけで、
地球全体に問題は起こらないと思う。だが、注意が必要だ。」
大神「上川。落下地点はどうなら?」
上川「すぐに検索してみますっ!」
上川はコンピュータに近づいて、隕石の落下地点についての、
データを調べてみる。すぐに判明し、
上川は安心して、こう言う。
上川「ポイントF-E3。ただの山地で、近くには、
町も村も人もいません!安心して良いでしょう・・・!」
他の隊員たちも安心して、ほっとする。大神ただ一人を除いて。
大神「そうかぃ・・・。それは良かった。じゃが、
隕石が落下してからが、
本当の問題が起きるかも知れん・・・。」
灰間「本当の問題?何ですか?それは・・・。」
大神「・・・・今にわかる。」
そして、ついに隕石が地球に入り、夜の山地に落ちて来た。
落ちた隕石が大爆発を起こし、辺りには炎が燃え上がる。
隕石は粉々に砕けずに、ちゃんとそのままの形になっている。
その時、隕石が少しずつ青く光り始める。
次の日。灰間はテレビでマリオネットライターを見ていた。
自宅の2階にある、自分の部屋で。灰間宅には、
テレビが2台あるらしい。母専用は1階の和室。
翔専用は2階のこの部屋にあるのだ。
灰間はライターVSジャンボロイド軍団の映像を見ている。
その時、
灰間の腕のシーバーが鳴り出した。灰間はそれに気づく。
灰間「むっ!?こちら、灰間・・・。」
日下部の声『大変よ!すぐにBAR基地に来て!!』
灰間「また新しい隕石とか出たのか?」
日下部の声『違う!昨日、落ちた隕石が変なのよ!!』
灰間「マジか・・・・!?」 灰間は驚き、すぐ部屋を出る。
BAR基地の司令室に来た灰間。大神がそれを迎える。
大神「来たんか・・・!灰間。」
灰間「ええ。隕石が変だと聞きましたので・・・!」
大神「そうじゃ。上川。説明してやらんかぃ!」
上川「はいっ!えと・・・。今、落ちた隕石のデータを、
調べてみましたが、
その隕石からは機械反応がある事に気づきました。」
灰間「それじゃ・・・・。あの隕石は機械だって言うのか!?」
上川「うん!
あの隕石はどこかの惑星で作られた機械なんだ・・・!」
日下部「つまり、あれは宇宙船と言うワケよ・・・。」
灰間「宇宙船だと!?ま、まさか・・・・!」
灰間は驚き、少し震えながら言う。日下部が冷静に答える。
日下部「ええ。久しぶりに宇宙人が来たと言うワケよ!」
叶野「その証拠に、隕石からは生命体らしき物体が出たそうだ。」
上川「はい。きっと、あれが宇宙人かと思います・・・。
姿は見てませんが、宇宙人が出たと言うのは確かです・・・。」
大神「その宇宙人が今、どこにいるかわからん!
その宇宙人が、悪人であった場合は、放っておけん!ただちに、
宇宙人を探して、捕まえるんじゃ!
決して、殺すんじゃないんど!!」
隊員たち「了解!!!!」
こうして、BARは宇宙人を探すために出撃した。
上川と叶野はバルワンダー1号で、空から探索。そして、
灰間と日下部はバルターボで地上から探索していた。
まずは、バルワンダーを操縦している上川と叶野。
つづく
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