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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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老人「これで三度目かのぅ。現代の勇者。灰間翔よ!」

そう。あの老人であった。ガブダロンの時や、

キングジンジャーの時に灰間と出会い、

姫君の涙の事を教えた、

あの老人であった。灰間の呼び出したのは、彼だったのだ。

灰間「聞き覚えがあるから、

つい会わなきゃならんって気がしたよ。

・・・で、今度は何の用だ?」

老人「・・・・あの時の話の続きをやろうと思ってな。

覚えておるか?あの時の話を・・・・。」

灰間「・・・・俺の親父が発掘しようとした、

遺跡が崩れる理由の事か?」

老人「そうじゃ。今こそ、

あの遺跡を破壊した者の事を教えよう。

あの遺跡を崩し、わしとお前の父、

鉄郎を襲ったのは・・・。魔族じゃよ。」

灰間「やはり・・・奴らだったのか・・・・!」

老人「そう。魔族はあの遺跡に眠る姫君の涙から、

ティアーズが復活する事を恐れていたのじゃ。

そのため、わしと鉄郎を、

ティアーズを蘇られる者として抹殺しようとした。」

灰間「・・・っ!?じゃあ、親父は・・・もう・・・・!?」

灰間は悲しそうな表情をする。

父、鉄郎が死んだのかと思ったからだ。

果たして、鉄郎は本当に死んでしまったのだろうか。

老人「・・・・確かに、今はこの世におらん。じゃが。」

灰間「・・・・何だ?」

老人「そうじゃの・・・・・・・今なら言って良いかの。

灰間翔よ。これから、わしの言う事をよーく聞くのじゃ。

お主の父は今、わしの脳内の中におる。」

灰間「お、親父があんたの脳内の中に?

つまり、頭の中か!?」

老人「うむ。魔族に襲われる寸前、あの姫君の霊が、

鉄郎の肉体と魂をわしの脳内に入れたのじゃ。

鉄郎を守るためにな。遺跡を破壊した魔族は、

わしらが死んだと思って、地球を去った・・・。」

灰間「もし、

俺の父があんたの脳内の中にいるんだったら、

今すぐ、その脳内から出してくれねェか!?

親父を・・・会わせてくれよ!!」

老人「・・・・そうじゃの。そろそろ・・・。」

謎の声「はははははははははははははは!!!!!」

灰間「っ!?誰だ!?」

老人「その声は・・・奴か!?」

そして、灰間と老人の前に、謎の怪人が現れる。

その怪人は、まるで騎士のごとく、全身が鎧である。

しかし、口元が露出しているようだが、不気味に、

歯が左右に動いている。右手に剣を持っている。

老人「魔族の騎士・・・!ゲルナイト!!!」

灰間「騎士だぁ?」

ゲルナイト「僕の名前を知っているとは、

有名になった気分になっちゃうなァ。」

老人「以前、わしを襲おうとした時に、

お主が名乗ったからのォ。」

灰間「何!?あんた。この魔族に追われているのか!?」

老人「うむ・・・。」

ゲルナイト「クククク!!そうさ!この地球に、

紅の巨人であるティアーズが復活したと聞いてね。

もしかして、

このジジイが生きてるんじゃないかと確かめに来た。

すると、まさか生きていたとはな。僕は、このジジイと、

ティアーズを始末するために、やって来たのさ!」

灰間「・・・・まさか、てめェか!?

あの時、遺跡を襲ったのは!!?」

ゲルナイト「遺跡?もしかして、

姫君の涙の眠る遺跡の事かぃ?

それなら、僕の父さんが部下の魔族と共に襲ったよ。

父さんは僕に、

復活したティアーズを倒せた命じたのさ。・・・むっ!?」

ゲルナイトは灰間の胸のペンダントに目をつける。

ゲルナイト「これは・・・姫君の涙!?そうか。

お前が、姫君の涙を手にして、

ティアーズを蘇らせたのか!?

灰間「まあな。俺は、ウルトラマンティアーズとなり、

お前ら魔族をこの地球から守るために、

戦ってんのよ!その力、見せてやるよォ!!!」

灰間はペンダントを光らせる。

ゲルナイト「させるかァ!!!」

ゲルナイトは口から火炎を吐いた。

灰間「うぉ!?」 

灰間はその火炎にひるみ、変身できない。

直接、受けていないのが幸いであるが。

ゲルナイト「うふふふふふふ!!ちょうど良い・・・!

お前たちをまとめて、斬り捨ててやるううぅぅぅぅ!!!」

ゲルナイトは物凄い走りで、灰間と老人に斬りかかる。

灰間「ま、不味い・・・・っ!」

老人「ぬぅ・・・!!姫君よ!!

我とこの少年をお救いしたまえ!!!」

老人はそう叫ぶと、老人と灰間の身体が光り始める。

ゲルナイト「・・・・・・!?」

そして、灰間と老人は光と共に、消えてしまった。

ゲルナイト「・・・・っ!?瞬間移動魔法か・・・!

奴らは人間。人間に魔法が使えるなど・・・・。

待てよ。もしかして、あの姫君と言うのは・・・・!?」

その時、ゲルナイトの前に、

大神たちBARのメンバーや、

防衛軍の歩兵たちが大勢に来た。

大神「魔族!!ここで何やっとんじゃぃ!!?」

日下部「この基地を破壊するなら、容赦しないわよ!!」

緒川「この基地には、

魔族を探知するレーダーを持っているの。だから、

すぐにあなたのような魔族を発見する事ができるわ。」

ゲルナイト「ふん。別に僕はあんたたちを殺すつもりはないさ。

まあ、ある人たちを探して殺してから、

この地球を侵略するつもりだけどね。」

大神「そうはさせんわぃ。一斉射撃じゃ!!

撃てええぇぇぇぇい!!!」

BAR隊員と歩兵たちは一斉射撃でゲルナイトを攻撃する。

大神、上川と叶野はバルガンだが、

日下部はバルガトリングであった。

ゲルナイト「・・・・・・!!・・・・・・・・!!」

一斉射撃を受けたゲルナイトはゆっくりと倒れた。

だが、そのゲルナイトの身体が消えて行く。

日下部「消えた・・・・!?」

ゲルナイトの声『はははははは!!

それは、僕の残像さ!!』

つづく

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