第５１話・魔族の巣窟 パート６(終

ティアーズはアームシュートで、

グランボーをさらに攻撃する。

グランボー「ピチョオオオオォォォォォオウ」

ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・・・！！」

ティアーズはグランボーに迫るべく、走る。その時、

グランボーが高くジャンプして、ティアーズから離れる。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・・！！？」

ティアーズはグランボーのジャンプの高さに驚く。

グランボーはティアーズの後ろに着地した。

グランボー「ピチョオオオオオォォォォォォオウ」

グランボーは両手をティアーズに向ける。その両手が光ると、

ティアーズの身体から電撃が発した。

ウルトラマンティアーズ「ウワアアアアァァァァァァ！！！！！」

どうやら、グランボーは電撃魔法で、

ティアーズを攻撃したそうだ。

電撃が消え、ティアーズは倒れそうになる。

グランボー「ピチョオオオオォォォォォォオウ」

グランボーはティアーズを蹴り上げる。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・・・！！！」

ティアーズは倒れるが、すぐに立ち上がる。

グランボー「ピチョオオオオオオオォォォォォォオウ」

グランボーは口から巨大な閃光を発した。

その閃光を浴びたティアーズの身体が爆発してしまう。

ウルトラマンティアーズ「・・・・！！・・・・・・・・！！」

徳丸「つ、強い魔獣だ・・・・！」

森下「ティアーズ。勝てるかなァ・・・？」

日下部「勝つ！勝てるわ！！

ティアーズならきっと・・・！！」

野口「そうよ！！信じなきゃ・・・・！！そして、

私たちは魔族に封印された人々を救わないと！！！」

楠「ええ！まずは、ホテルの中を探索しましょ！！」

グランボー「ピチョオオオオオォォォォォォオウ」

グランボーはティアーズを持ち上げ、投げ飛ばす。

ティアーズはあるビルと衝突してしまう。

そのビルが崩れ落ちる。

グランボーは口から閃光を発し、

ティアーズの周りの地形を爆発させた。

ウルトラマンティアーズ『うおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！』

その爆発の中からティアーズが立ち上がった。

グランボー「ピチョオオオオォォォォォォオウ」

ウルトラマンティアーズ『友達が懸命にやってんだ・・・！！

俺だって懸命にやらねェとなああぁぁぁぁぁ！！！』

ティアーズは物凄いスピードで走り、グランボーに接近する。

グランボーは電撃魔法を発動し、

ティアーズの身体が電撃に包まれる。

ウルトラマンティアーズ『ぅおらああああぁぁぁぁぁぁ！！！！！』

だが、今のティアーズにそのような技は通じず、

このまま一気にグランボーを蹴り飛ばす。

グランボー「ピチョオオオォォォォォォオウ」

グランボーは倒れた。それと同時に、

ティアーズの身体から電撃が消える。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・！！」

ティアーズはグランボーに馬乗りになり、

グランボーの顔を連続で殴る。

グランボー「ピチョオオオォォォォォオウ」

グランボーは両目からのビームで反撃するが、

ティアーズはバック転でグランボーから離れて、

ビームから避けた。

グランボー「ピチョオオオオオオォォォォォォォオウ」

グランボーは立ち上がり、口から閃光を発する。

ティアーズは身体の数ヶ所に爆発が起きた事に苦しむ。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・！！！プラズマレイガン！！！」

ティアーズはプラズマレイガンでグランボーの口を攻撃。

口の中が爆発し、グランボーは物凄いダメージを受ける。

グランボー「ピチョオオオオオォォォォォォォオウ」

ティアーズはまたも走る。

だが、グランボーに新たな技があった。

グランボー「ピチョオオオオォォォォォオウ」

グランボーは腹の無数の角を全て伸ばし、

近づいたティアーズの身体の複数を刺し、突き飛ばした。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・・・・・！！！！！」

ティアーズは身体を多く刺されて、倒れた。そして、

グランボーの全ての角が元の大きさに戻る。

ティアーズは立ち上がるが、今度はグランボーが走る。

このまま、腹の複数のトゲを前に突き出し、

ティアーズに突撃する。

ティアーズは複数のトゲを受けて、また倒れる。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・・・！！？」

叶野「ティアーズを援護しろ！！」　上川「はい！！」

叶野と上川はバルガンの銃弾を連射して、

グランボーを攻撃する。

グランボー「ピチョオオオオオオオォォォォォォオウ」

グランボーは両目からのビームで叶野と上川を襲う。

だが、避けられる。

グランボー「ピチョオオオオオォォォォォォオウ」

グランボーは再びティアーズに向け、腹から全てのトゲを、

ミサイルのように飛ばした。

そのほとんどがティアーズに命中してしまう。

ウルトラマンティアーズ「ウワアアアアァァァァァァァ！！！！！」

ティアーズは物凄いダメージを受ける。

カラータイマーも点滅を始めた。

上川「ティアーズ！！！」

そして、最後の１発がティアーズに迫る。その時。

謎の電気ビームがその１発の角を破壊した。そう。

夜空からバルワンダーＤＸが飛んで来たのだ。

大神隊長が一人で乗っているのだ。

大神「この町に魔獣が現れたと聞いて、

このわし自らが出撃したけ。

ティアーズ！！早く、この外道な魔獣を倒さんかぃ！！！」

バルワンダーＤＸはレーザーバルカンでグランボーを攻撃した。

グランボー「ピチョオオオオオォォォォォォオウ」

その間にティアーズが立ち上がる。だが、もう時間がない。

ティアーズは強大な技で一気に倒してしまおうとした。

ウルトラマンティアーズ「ティアーズサンシャイン！！！！！」

ティアーズはティアーズサンシャインを、

グランボーに投げつけた。

そして、グランボーの身体から、

太陽のような光が出る。そして、

すぐにグランボーの身体が大爆発し、粉々になった。

こうして、グランボーはこの世から去り、

篠塚町は救われた。


次の日。篠塚町に平和が戻った。この町に、

元々住んでいた人々が全ている。そう。野口たちは見事、

封印された人々を救ったのだ。こうして、

篠塚町には、いつもの賑やかさが戻ったのである。

灰間たちの前で、楠がお礼を言う。

楠「本当にありがとうございました。

あなたたちのおかげで、

この町は平和な町に戻ったわ。」

灰間「いや。俺たちだけじゃねェ。ティアーズが、

魔獣を倒したから、

魔族はこの町に二度と訪れないだろう。」

日下部「ってか、あんた。

私たちが町の人たちを助けている最中に何をしてたの？」

灰間「・・・・・悪いが、それわ言えん・・・。」

徳丸「でも、そろそろこの町とも御別れかァ・・・。」

森川「星饅頭、食べたかったなァ・・・・。」

楠「その星饅頭なら、ここに・・・。」

楠はどこからともなく、星饅頭の入った箱を持ち出す。

徳丸と森下「おおおおおおぉぉぉぉぉぉ！！！！」

星饅頭を見た徳丸と森下は満面の笑顔になる。

楠「これは、町を助けてくれたお礼よ。

あまり大した事はない気もするけど。」

野口「いえ。これだけでも充分、お礼になりますよ。」

灰間「ああ。今度は毒など入ってねーしね。」

灰間のペンダントが、

星饅頭に毒が入ってない事を教えた。

森下「やったああああぁぁぁぁぁ！！！

星饅頭だああああぁぁぁぁ！！！」

徳丸「ようやく、食べられるぞおおおおぉぉぉぉぉ！！！！！」

そこに、柏先生が灰間たちに向かって、こう叫ぶ。

柏「君たち！！！そろそろバスに乗るんだァ！！

早くしないと、

帰れなくなっちゃうぞおおおぉぉぉぉ！！！」

野口「あ！はい！！それでは、私たちはこれで。」

徳丸と森下「星饅頭、ありがとうございました！！」

日下部「また何かあったら、ＢＡＲにご連絡ください。」

灰間「それじゃ！」

灰間たちは急いで、バスへ向かった。

楠「ありがとう。皆。また、この篠塚町に来て頂戴。

いつでも、歓迎してあげるから。」

こうして、篠塚町を占領した魔族は全て倒され、

捕らわれた人々は救われました。魔族は、

あなたたちの知らない間に、いつの間にか、

あなたの身近に潜んでいます。もしかしたら、

あなたの住む町も、

既に魔族の巣窟になっているかも知れませんよ。

魔族はいつでも、人間たちの中で暗躍を続けているのです。

次回につづく