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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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スィール「はい・・・。日下部さんや他の女性を傷つけた宇宙人は、

私を嫁にするためなら手段は選びません。あの宇宙人は、

私を嫁にできないストレスで、様々な悪さをしました・・・。そう。

多くの人たちが星人たちに襲われたのは、

全て私のせいなんです・・・!」

上川「あの星人は君を狙うだけのために、あんな事を・・・。」

叶野「あの星人が君を嫁にしようとする理由は一体・・・?」

スィールは自身の身体を抱きながら言う。

スィール「星人は私のこの身体に魅了し、それを目当てに・・・。

それに私は不幸体質を持っています。ですが、星人はそれを知ってて、

奴隷的に利用しようとしています・・・・。私の不幸体質はいつでも、

起きちゃいます。その不幸体質で、私を狙う星人のせいで、

多くの人たちが・・・。あの人たちを巻き込んじゃった・・・・っ!

私のせいです・・・!私が地球に来なければ、今頃は・・・・!!

やっぱり、私ってば不幸です・・・・・。」

スィールは泣き崩れた。他人を巻き込んだ罪と言う不幸を感じて。

緒川「スィール。・・・あなたは悪くないわよ。

悪いのは全部、あの星人だもの・・・・。」

大神「ちょっと待たんかぃ!?ワレ・・・。

地球に来なければと言ったな?

もしかして、お前は・・・・!?」

スィール「・・・・今にわかります。」

スィールはそう言って、日下部に近づく。

そして、彼女の身体に右手で触れる。

その右手から白い光が出た。上川、叶野、大神はこれに驚く。

大神、叶野、上川「おお・・・・っ!?」

そして、白い光が消えた。その時、日下部が目を覚ます。

日下部「ん・・・っ。はっ!!こ、ここは・・・!?」

日下部は起き上がる。日下部が復活したのだ。

緒川「あんなに重症だったのに・・・・!?」

スィール「回復魔法です。一日3回しか使えませんけど・・・。」

大神「おどれ・・・。やはり、地球人じゃなかったんか・・・!」

スィール「はい。実は私。魔族の一人なんです。ですが、

私は地球が好きです。緒川さんや灰間さんのおかげです。ですが、

私が星人から逃げているせいで、多くの地球人が不幸になっています。

これ以上、地球人を不幸にしたくありません・・・。」

スィールはメディカルセンターから出ようと歩き始める。

緒川「す、スィール!?」 日下部「どこへ行くのよ!?」

スィール「終わりにします・・・・。」

スィールはついに出てしまった。灰間はそれを追う。

灰間「ちょっと待て!!」 灰間も出てしまった。

日下部「・・・・あの娘。本当に魔族なの?」

緒川「・・・・・うん。ちょっと変わった魔族なの。」


スィールと灰間は夜の町を歩いていた。

灰間「スィール・・・。まさか、行くんじゃねェだろうな?星人に会いに。」

スィール「ええ・・・。バム星人は私を探し求めて、今でも、

この星の人たちを襲っているハズ・・・。だから。

私。バム星人と戦います!これ以上、あの宇宙人を許せない・・・!」

灰間「そうか・・・。なら。俺も一緒に・・・!」

スィール「駄目です。星人があなたが私を守っていると思って、

あまり私を襲う事が難しいと感じて、現れる事はないでしょう。

それに、私は知ってます。

あなたが姫君の涙を受け継いでいる事を・・・。」

灰間「じゃあ、お前一人で行くと言うのか!?」

スィール「はい。私でないと、あの星人は倒せない・・・・。でも・・・。」

灰間「でも・・・・?」

スィール「怖い・・・。あの星人と戦うの怖いです・・・・!」

スィールは少しだけ怯え、泣きそうになる。そして、灰間に抱きつく。

スィール「本当は・・・・。あなたに守られたい。でも、駄目なの。

魔族がティアーズに守られるなんて、他の魔族に笑われちゃう・・・。

あの星人は強いから、私一人じゃ勝てるかどうかわからないけど・・・・!」

灰間「スィール・・・・。」 そして、スィールは灰間から離れる。

スィール「でも、やっぱり私一人だけで行きます。

あの星人と決着のために。

私ってば・・・・・不幸です・・・・・。」

スィールは微笑んで、泣きながらどこかへ走った。

灰間「スィール!!」


日下部「そう。あのスィールと言う魔族が・・・・。」

緒川「ええ。あの娘は、気弱で不幸だけど、

優しくて少し無邪気で性格が良いの。私。あの娘と友達になりたい。

灰間君・・・。彼なら、宇宙人からスィールを守ってくれるかも。」


夜の町を歩くスィール。そんな彼女の前にある親子がいた。

女の子「ふえええええぇぇぇぇぇん!!」 

スィール「っ?あっ!!」

スィールは驚いた。

泣いている女の子と血まみれで倒れている母親がいた。

スィール「どうしたのですか!?」

女の子「ひっく。ひっく。お母さんが、変な化け物に・・・・。」

スィール「また、バム星人が・・・・!!」

母親を襲ったのは、バム星人のせいであった。それを知って、

怒りを感じたスィール。だが、すぐの落ち着いた表情になり、

母親の身体に右手で触れ、その手から白い光が出る。回復魔法だ。

そして、母親の傷が全て消え、母親は蘇って立ち上がる。

母親「うう・・・。い、生きている・・・?」

女の子「お母さああああぁぁぁぁん!!」 女の子は母親に抱き着く。

スィールは親子に再び平和が戻ったと感じ、

笑顔になる。そして、親子も笑顔に。

女の子「お姉ちゃん。ありがとう!」

母親「あなたが救ってくださったのですね・・・。」

スィールは女の子の頭を撫でて、優しくこう言う。

スィール「・・・幸せになってね。」

スィールは親子から離れて、走って行った。バム星人を倒すために。

女の子「お母さん!あのお姉ちゃんと友達になりたい!」

母親「あの人・・・。きっと、天使だわ。」


スィールは夜の草原に来た。そして、

彼女の身体から水色の光が溢れる。

そして、その光と共に巨大化し、魔獣となった。

魔獣になった後、その光が消えた。

巨大な魔人となったスィールだが、

その美しい容姿は全く変わっていない。

スィール「バム星人!!もう逃げません!!

あなたを倒しに来ました!!」

その時、スィールから少し離れた場所が爆発する。だが、

その爆発がすぐに消え、そこから巨大化したバム星人の姿が現れた。

バム星人「ぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

スィール「ここで雌雄を決します・・・!!」

スィールはどこからともなくヤリを出し、バム星人に襲いかかる。

スィール「はあああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

スィールはヤリを突き出すが、バム星人は両手で受け止める。

バム星人「は?俺様を殺すのかよ?おみぇーのような雌が、

できると思ってんのかや!?なめるんじゃねェよ!!」

バム星人は怪力でヤリを持ち上げ、スィールを地面に叩きつける。

スィール「きゃ・・・・っ!?くっ!!」

スィールは立ち上がるが、バム星人が殴りかかる。

バム星人「・・・・・・!」 スィール「っ!!えぃ!!」

スィールは再びヤリを突き出し、バム星人を攻撃する。

バム星人「・・・・・・・・!?」

バム星人は攻撃を受け、さがる。だが、すぐに反撃しようとする。

バム星人「・・・・・・!!」 バム星人はスィールを蹴る。

スィール「あぅ!?でや!!やぁ!!!」 魔獣はヤリで星人を斬る。

さらに、再び突き出そうとする。だが、

バム星人はチョップでそのヤリを打ち、回避。

スィール「・・・・っ!?くあ!!」

バム星人はスィールを思い切り殴る。

さらに強烈なキックで蹴り飛ばす。

スィール「きゃあああぁぁぁぁっ!!?」

スィールは倒れるが、すぐに立ち上がる。

スィール「はっ!!」 スィールは左手から激しい放水を出す。

バム星人「・・・・・・!?・・・・・・!!」

バム星人はそれを浴びてひるむが、ダメージは一つもない。

星人がひるんでいる間、魔獣はヤリを縦にして、パワーを込める。

スィール「・・・・・っ!はあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

そして、スィールはヤリをバム星人に向ける。そのヤリの先端から、

少し大きな魔方陣が出る。その魔方陣から無数のビームが出る。

バム星人はその無数のビームを浴び、身体中が爆発する。

バム星人「・・・・・・!!・・・・・・・!!」

倒れるバム星人だが、素早く立ち、どこからともなく棍棒を出した。

バム星人「てめえええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」

バム星人は自分に嫁にならず、自分を痛めつけたスィールに、

とうとう怒りを限界に達し、殺してしまおうとした。

バム星人「・・・・・・!・・・・・!・・・・・!」

スィール「ふん!せぃ!でや!!」

バム星人の棍棒とスィールのヤリが何度もぶつかり弾き合っていく。

二人の巨人が戦っている間に、空が徐々に明るくなろうとしていく。

間もなく、朝がやって来ようとしているのだ。


灰間は町を走った。スィールとバム星人が戦っている草原へと。

灰間「やっぱり、心配だ・・・!スィールの奴。あの星人の野郎!!

かなり凶悪なパワーを増してやがる!!こりゃ、やべーぞ!!!」

灰間のペンダントが、スィールに危機が訪れる事を教えたのだ。

スィールのヤリとバム星人の棍棒がぶつかり合う。その時。

スィール「えい!!!」 スィールはパンチでバム星人を打つ。

バム星人「・・・・・・・!?」

スィール「せい!!」 さらにスィールはチョップで追加攻撃。

バム星人はひるむ。そして、

魔獣はヤリを少しさげて、思い切り横に振るう。

すると、ヤリが振るった場所から冷たい風が出て、

やがてその風が氷となる。星人の足を包んだ風も氷となる。

これでバム星人の両足が凍ってしまった。

バム星人「ざけんな。ボケ。これで勝ったと思ってんのか?おい・・・!」

バム星人は棍棒を自身の両足に向ける。

その棍棒から電撃光線を発射し、

自身の足を封じた氷を粉々に破壊してしまう。

スィール「そ、そんな・・・・!?」

バム星人「死ねえええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

バム星人はキックとパンチの連携攻撃で、スィールを攻撃した。

スィール「うぐっ!?うああああぁぁぁぁ!!!」

バム星人「・・・・・・・・・・!!!」

バム星人は棍棒からの電撃光線でスィールをさらに攻撃する。

スィール「あああああああぁぁぁぁぁぁ・・・・・!!!」

攻撃を受けた魔獣はヤリを地面に落としてしまう。

バム星人「・・・・!・・・・!!・・・・!!!」

バム星人はスィールを何度も殴り続ける。もはや袋叩きだ。

スィール「ぐっ!?うっ!?くぁ!!きゃ!!ぎゃ!?あっ!!」

さらにバム星人は棍棒でスィールをさらに何度も攻撃してしまう。

スィールは倒れそうになるが、何とか耐えている。

スィール「・・・・・・・っ!」 バム星人「・・・・・・・・!!!!」

星人はそんなスィールに怒りをさらに爆発。バム星人は、

スィールの胸元に棍棒を突く。その棍棒から電流を流し、

スィールの全身がかなり強烈な電撃を浴びてしまう。

スィール「ぎゃあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

電流が流れる間、スィールの身体から骨が見えるようになってしまう。

そして、スィールは倒れてしまう。

スィール「ぐ・・・っ!うう・・・・!!」

バム星人「ひゃはははははははは!!!もう貴様は終わりだ!!

だが、まだまだもっと苦しんで死んでもらうぞォ・・・・・!!」

スィール「はぁ・・・。はぁ・・・。はぁ・・・。はぁ・・・。」

バム星人はスィールをさらに襲おうとした。その時であった。

ついに灰間がこの草原に来た。

灰間「スィール!!!ティアーズ!!!!!」

灰間はウルトラマンティアーズに変身した。

つづく

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