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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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緒川「ええっ!急ぎましょう。

人の命を無駄死にしてはいけない。」

灰間と緒川は走った。他の科学者を探すために。

その科学者も魔族に狙われる恐れがあるからである。


一方、

日下部はとある港町で3人の男性科学者と一緒に歩いていた。

科学者A「いやぁ。魔族に狙われているとかは知らんが、

BARの君が守りについてくれるとは、ありがたいよ!」

日下部「・・・一つ聞いて良いでしょうか?

アンチM線の開発は成功すると思いますか?」

科学者B「成功するとも!私たちの最新科学で、

魔獣のエネルギーを人間のためのエネルギーに、

してやれる事ができるんだから!!」

科学者C「科学の力は素晴らしい。科学の前では、

どんな困難にでも打ち勝てるのだ・・・・!」

科学者たちが余裕な表情をしているが、

日下部は何故か不安そうな表情をしていた。

日下部「だと・・・良いですね・・・・・。」

科学者A「ぎゃっ!!?」

その時、後ろから謎の剣が飛んできて、科学者Aを貫いた。

科学者Aが倒れたところを見た日下部たちは驚く。

科学者たち「おお・・・・っ!!?」 日下部「こ、これは!?」

日下部は後ろの方を向く。そこには、黒い衣装の少年がいた。

少年「グヒヒヒ・・・・ッ!!魔族でーす!!」

少年が歪んだ表情で笑いながら逃げて行く。

日下部「くっ!!待ちなさい!!魔族!!!」

日下部は魔族と名乗る少年を追おうと走る。その事で、

二人の科学者から離れて行く。だが、これは敵の罠である。

科学者たちの声「うわあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

日下部「え・・・・っ!?ああっ!!!」

日下部は科学者たちの悲鳴を聞き、彼らの方を見る。そこには、

二人の男に襲われている科学者たちの姿があった。

ある者は身体のあらゆるところを包丁で突き刺され、

ある者は鉄の棒で顔を強く打撃され続けて破壊された。

日下部「魔族め!!このォ!!!」

日下部はバルガンで二人の男を射撃する。

男A「ぐわっ!!!」 男B「ぴゃっ!!」

二人の男は倒れて死んだ。この二人は魔族だったのだ。

日下部「しまった・・・!ボディガードするハズだったのに。

全員死なせてしまった。魔族どもめ・・・・っ!!!」

日下部は科学者たちを守れなかった事を凄く悔しかった。

その時、日下部のシーバーが鳴り出した。

日下部「っ!?こちら、日下部!!」

シーバーの声から叶野の声が出た。

叶野の声『こちら、叶野!!先ほど、一人の科学者が、

複数の子供に化けていた魔族に喰い殺された・・・!』

日下部「私の方も、3人とも魔族に虐殺されました・・・。」

叶野の声『そうか・・・。魔族め!とんでもない方法で、

科学者たちを次々と殺すつもりだ。上川からの連絡でも、

二人の科学者が謎の爆破で死んだらしい。

残りの科学者たちは、

絶対に守れ!!これ以上、

魔族の好きにはさせてはいかん!!!』

日下部「了解であります!!」


灰間と緒川は別の町を歩いていた。

灰間「それで、アンチM線の開発はどこで行うんだ?」

緒川「それは、神戸の研究所で行うつもりよ。

魔獣の死骸から採取した物質は全て、

その研究所に運ばれているわ。政府の手によって・・・。」

灰間「そうですか。では、他の科学者たちは全て、

そこへ向かっているか。急いでそこへ向かおう!!」

緒川「そうね・・・・っ!!」 

その時、男性の悲鳴が響きだす。

男性の声「助けてくれええええぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

灰間&緒川「っ!!?」 二人は上の方を向く。

そこに、宙に浮きながら苦しんでいる男の科学者がいた。

科学者「うああああぁぁぁぁぁ・・・・・!!!!」

緒川「あれは・・・っ!!」 灰間「魔族の仕業か!!」

そして、空高く浮かんだ科学者は急に地面に落ち始める。

その科学者は高いところから落ちたために、

物凄い苦痛で血を吐く。

科学者「ぐふぇ!!!」 緒川「ああ・・・・っ!!」

そこに、黒い衣装の少年が嬉しそうに踊りながら現れた。

少年「きゃーっ!!おっちた!おっちた!!!」

少年は倒れた科学者を物凄く蹴り飛ばした。

灰間「あいつは・・・・魔族だ!!」 緒川「そ、そんな・・・!?」

少年「あ?あっ!!雌豚だ!!!

ん~まそぉああああぁぁぁぁ!!!」

少年は緒川を狙うかのように物凄いスピードで跳びかかる。

灰間「なろおおおぉぉぉぉ!!!」

だが、灰間はそうはさせまいと少年を蹴り飛ばす。

少年「ぐぎぇ!!ぎゃああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」

少年は両手を灰間に向ける。すると、灰間は突然、浮き始める。

灰間「うぉわ!?な、何だこりゃ!!?」

灰間は自身の意思で浮いているのではなく、

少年が魔法で灰間を浮かせているのだ。

少年「ケケケケケ!!とても高いところから落としてやるっ!!」

その時、少年の後ろに日下部が走って来た。

日下部「見つけたわよ!!さっきの魔族!!!」 

少年「何っ!?」

日下部はバルガンで少年を撃つが、少年は間一髪これを避ける。

少年「うひょーっ!?」 灰間「うわわっ!?」

少年は物凄く驚いたか魔力が解け、灰間は落ちてしまう。

少年「わおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!!!!!!!」

少年は激しく走って逃げて行った。

日下部「もっとしゃきっとしなさいよ!軍人らしく・・・。」

灰間「いてててて・・・・!攻めて、ゆっくり降ろして欲しかったぜ。」

緒川「大丈夫?灰間君。・・・ありがとう。日下部さん。」

日下部「いえ。それより、

魔族たちが魔族たちを次々と暗殺しています。

一刻も早く残りの人たちを、

神戸の研究所へ誘導しなければなりません!

開発する人が少なくなるとアンチM線の開発が遅れ、

失敗作になりそうな可能性が高くなってしまいます。」

緒川「・・・・いえ。アンチM線は失敗するわ。」

日下部「どうしてです!?成功を信じないと・・・!確か、

アンチM線は魔獣のエネルギーを科学で改造して、

人間に害を与えず魔獣に、

害を与える放射能にする物のハズです。

エネルギーや物質を改造できるシステムは、

既に作られているでしょ?」

緒川「それは確かに造られているわ。でも、

魔獣のエネルギーはそのシステムには通用しないわ。」

灰間「どう言うこった!?」

緒川「三日前、私の父はアンチM線を完全にするために、

試作品を造る形として実験を開始していたわ。

魔獣の死骸から、

採取したエネルギーを物質変換システムに入れて、

アンチM線を開発していたわ。その時、

最悪な結果が起きたわ。やっとの思いで、

アンチM線の試作品が完成したかのように見えて、

それを見た科学者たちは喜んだ。

でも、その放射線を浴びた一人の科学者が、

苦しみだし、異形の姿へと変えて行った。

アンチM線は失敗した。

その放射線を浴びた者は魔獣になってしまいつつあった。

他の科学者たちが、

銃弾でその人を殺してしまった。この時点は私は思ったわ。

アンチM線は作ってはいけないと。けど、父は、

今のは試作品だから仕方がないと言って、

完璧なアンチM線を造るつもりよ。

もし、それがさらなる絶望を招くかどうか気づかずに・・・・っ!」

灰間「それで、あんなに反対してたのか・・・・。」

つづく

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