ウルトラマンクリスタル 第1話・ウルトラマン・デビュー!
火山怪獣・ギルゾング登場
むかし、むかし、というよりもそれは199x年のお話。
一人の女の子がいました。
彼女は魔法で大人に変身でき、他の魔法も使えます。
その魔法で人々に夢と希望を、
取り戻させる役目を果たそうとしました。
しかし、残酷な現実の壁を超える事ができず、その役目も果たせず、
海の底に沈んでる彼女の故郷、マリンナーサが、
地球の外まで、浮上してしまいました。
そして、数年の時が過ぎようとしました。
2010年 アメリカ
ある町で、一人の少年が歩いていた。まるで、
誰かを探しているように。その少年は、
ピンク色の短い髪をしていた。顔が少し女寄りである。
右腕には腕時計をしていたが、何か普通のとは違うそうだ。
少年「・・・・どこにいるのだろう?姉さんは。」
少年は姉をだがしていたそうだ。その姉とは一体。
少年「・・・・・ん?」
その時、少年は何やら多くの人々が騒がしいところを見ていた。
少年はその中の一人である青年に話しかける。
少年「どうしたんですか?」
青年「ん?ああ。何だか、
ホット山で数百年ぶりに噴火しそうだってよ。」
少年「ホット山?何ですか?それ。」
少年の言葉に青年は驚きそうになる。
青年「ええっ!?お、お前・・・。有名な山を知らねーの?」
少年「すみません・・・。知らないんです・・・・。」
少年は残念そうに答える。その時、青年は笑顔でこう言う。
青年「ふぅ。しゃーねっ!教えてやっか。
良いかぃ?ホット山ってのは太古から存在した火山なんだ。
数百年に一度だけ噴火して来るらしいんだよ。
噂では、怪獣ってのが潜んでると聞いてるよ。」
少年「怪獣・・・・?」 少年は怪獣と言う言葉に反応する。
青年「おっ。お前、怪獣の事を知ってるのか?」
少年「は、はい。多少の事なら・・・。」
青年「はははっ。お前とは何故か気が合いそうだな!」
青年は笑って言うが、少年は不安そうにこう聞く。
少年「でも、怪獣って確か人間を脅かす存在なんでしょ?
もし、ホット山からその怪獣が出てしまったら・・・・。」
青年「大丈夫だって。どうせ、DGCが何とかしてくれるよ。」
少年「【DGC(ディー・ジー・シー)】?」
青年「知らないか?このアメリカを守っている特捜部隊の事さ。」
少年「特捜部隊・・・・。少し、ホット山に行っても良いですか?」
青年「まあ、良いけど。危険だから早めに逃げた方が良いぜ。」
少年「・・・・・・っ。」
ドリーム・ガード・クルー。通称、DGCは、対怪事件捜査隊である。
国際防衛科学局に所属し、人々の夢を守るため、そして、
怪事件調査に使命を背負い日々戦っているのだ。
そのDGCの拠点は港町にあり、戦闘用メカ、
サポート用メカ、本部である基地、そして、
様々な施設が全てこの港にあるのだ。
本部であるビルに、司令室がある。そこでは、
一人の女性である隊長や3人の隊員がいる。
女性隊長「サキ隊員!例のホット山の状態はどうなってるの?」
女性隊長はコンピューターで調べている水色髪の女性に聞く。
その女性がサキ隊員である。
サキ「はい。捜査班の警告によりますと、
ホット山の内部が溶岩で満ち溢れているかと・・・。」
女性隊長「う~ん。一体、どうなる事やら・・・。」
悩む女性隊長に、茶色い髪の熱血漢らしき青年が話しかける。
熱血漢らしき青年「隊長。これもきっと、
怪獣災害の前触れに違いありませんよ!」
女性隊長「怪獣・・・!?」 女性隊長は怪獣と言う言葉に反応する。
その時、緑髪の冷静そうな青年が話しかける。
冷静そうな青年「いえ。これは単なる異常な自然現象かと思います。
いつまでも怪獣が出るとも限りませんしね・・・。」
女性隊長「待って。テブリッシュ。シュドーの言い分が正しいかも。」
つづく
[0回]
PR