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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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桜「・・・・・・・だって、なんか光次郎君、私がいない時、いつの間にかっこよくなって・・・・。」

光次郎「・・・・・僕はかっこよくないよ・・・・・。まだ弱虫だし、切れやすいし、

前に子供になんの理由もなく怒ったし・・・・。」

桜「それでも。それでも・・・・・私はあなたの事・・・・かっこいいと思うよ。

あの時・・・・・・ブリザード・エクシア、アドゥス・サイルドやガンズ・スライドをやっつけたじゃない。」

光次郎「・・・・いや、あれはみんなマリオネット・ライターが倒したよ。

本当なら僕、死んでたかも知れなかったんだよ?」

桜「でも・・・・光次郎君のおかげで・・・・。」

光次郎「僕、戦う気なんてなかったんだ。でも、なんでかつい戦ってしまうんだ。

真奈美ちゃんの復讐かな?だったらおかしいよね?

復讐のためだけに戦うって・・・・・悪いことだと思うかもな・・・・・。」

桜「確かにそうかも知れない・・・・。でも・・・・・・。」

桜は光次郎の両手を優しく触れる。

桜「光次郎君は・・・・・悪くない。ただ、倒せばいいんだよ。にくい敵を。

今でもあなたは私に心配してくれたでしょ?」

光次郎「あ・・・・・・・。」

光次郎はさっきの自分に気づく。

光次郎「・・・・・・うん。だから・・・・・死なないで。僕も応援にいくから。」

桜「うん。」

桜は光次郎に笑顔を見せ、彼の手を放し、彼の元から走り、戦いへと走った。

光次郎(・・・・・・桜ちゃん・・・・・・・。)

高町邸の和室では、あかりはテレビを見ながら一人、不安な表情をして、何か悩んでいた。

ちなみに、昨日のニュースのようだ。

アナウンサー『昨夜、SSPと吸血鬼の戦闘が行われていました。

吸血鬼の凶悪な力により、何人もの人間が死亡しました・・・・・・・。

SSPの情報によれば、まさか、ジャンボロイドではないかと思われ・・・・・・・。』

あかり「・・・・・・・・・・・。」

あかりは自分の胸に触れる。彼女は、自分がジャンボ・ロイドである事を思い浮かべる。

あかりの変身体、マリオネット・ライター。彼女の左胸に、青いクリスタルが突き出ている。

それは彼女にとっての命でもある。それはあかり(変身前)の時でも、

胸の形から突き出ているままだった。

あかり「・・・・・この胸を見せたら、光次郎さん、どう思うのかしら・・・・・・。」

そして、彼女は思う。自分の体に中はまるで機械であった。

あかり「・・・・・私は作られた人形。血なんてない。涙は流せるけど・・・・血は出せない。」

そう、あかりは機械・・・・・人造人間なのだ。彼女にとってそれは一番の悩みかも知れない。

あかり「私が機械、マリオネット・ライターだと光次郎だと知ったら・・・・・・。」

あかりは彼女にとって愛している光次郎に自分の正体を見せたくなかった。

なぜなら、光次郎は臆病だからだ。もしもの事があったら、

彼女を正体を見た光次郎は彼女に怯え、逃げて、彼女のもとから離れるかも知れないと思うからだ。

あかり「・・・・・そんなわけにはいかないっ!私、言われたもの。

高町光次郎を守る事。それは・・・私も自ら望んだ事だから・・・・・。」

その時、玄関のドアを開いて光次郎が帰ってくる。

光次郎「ただいま。」

あかり(!?光次郎さん・・・・・・。)

あかりは玄関から光次郎の声が聞こえたので、玄関に来て、彼に返事する。

あかり「お帰りなさいませ。」

光次郎「ああ。・・・・・残念だけど、夜、出るかも。」

あかり「っ!?」

あかりは光次郎がいきなり出ると聞いて、驚く。あかりも夜に吸血鬼が出没する事は知っているのだ。

もしや、彼が吸血鬼と無謀に戦おうではないかと不安していた。

光次郎「・・・・・・どうしたの?」

あかり「!・・・あ、いえ。何しに・・・・夜、出かけるのですか?」

光次郎「・・・・・・・・・・・・・。」

光次郎には言えなかった。吸血鬼と戦う事を。彼は言い訳をしようとする。

光次郎「・・・・・・ちょっと・・・・・自分からジュース買おうと思ってね・・・・・・。

大丈夫!たとえ、吸血鬼に見つかってもなんとかして逃げるから。

それに、桜ちゃんたちSSPが僕を守ってくれるから・・・・・。」

光次郎はそう言って、二階へ歩いた。あかりは彼の背を見つめて、呟く。

あかり「・・・・光次郎さん。」

光次郎(・・・・・あかりさん・・・・・ごめん・・・・・・・。)

光次郎は心の中で彼女に詫びた。

SSP第6分隊支部・ロビー

桜は5Fの司令室にあがろうと歩くところ、偶然にも清水と会った。

桜「あ。清水さん。」

清水「ん?月野。」

桜「野沢さんはどこに?」

清水「・・・・あいつ、夜だけの任務だからといって、今、自宅でくつろいでいるわ!

まあ、後で来るけど・・・・・・。」

桜「・・・・・・・・・・;」

清水「まあ、あいつは能天気だからね。あなたは?」

桜「私は・・・・一刻も早く吸血鬼を倒すために、先に司令室で待とうと・・・・・。」

清水「同意ね。実は私も。それにくらべ、野沢は・・・・・・!」

桜「でも、野沢さんもきっと戦ってくれます。いえ、絶対私たちと一緒に・・・・・。」

清水「くす。・・・・・そうね。」

清水は桜にそう言われて笑い、先に階段に登った。

桜「あ!待ってください!!」

一方、野沢は自宅にいた。どうやら彼女は古そうなマンションに個室に住んでいるらしい。

野沢はそこで、のんびり横になりながら、マンガを読んでいた。

野沢「・・・・・はぁ・・・・・・。」

野沢はため息をしていた。

野沢「・・・・・夜に吸血鬼が出るから、その時に待て・・・・か。

だから、こうしてるのよねぇ。でも・・・・・まあ、後で行くかぁ・・・・・。」

一方、SSP第6分隊支部の司令室では、桜や清水はもちろん、他の少数も来ていた。

桜「あれ?・・・・・春日さん、いえ、隊長は?」

清水「・・・・・・まさか・・・・隊長も・・・・・・;」

桜「で、でも。誰だって家でくつろいでるわけじゃないし^^;」

清水「・・・・・・そうかも知れないけど・・・・どこかでのんびりする事もあるのよ・・・・・。」

清水の不安は当たっていた。春日は、どこかのラーメン屋でのんびりラーメンを食べていた。

春日はゆっくりとラーメンの麺を口にしていた。

春日「・・・・・・・・・・。」

しかし、春日も考えていた。いかに吸血鬼に立ち向かおうかと。

時は過ぎ、夜となった。一人の女性が歩いている。しかし、血の運び屋がいきなり現れる。

女性「ひっ!」

血の運び屋「ふふっ・・・・!」

ザク 血の運び屋は女性をナイフで刺した。そして、ナイフは銀色から血の赤色に変わっていく。

ナイフは女性の血を吸っていたのだ。その後、血の運び屋はナイフを放し、女性は倒れる。

一方、光次郎は自宅の二階でパソコンを見ている。

光次郎「・・・・・・・・む!」

光次郎は時計を見る。今、8時37分である。

光次郎「・・・・少し早いけど・・・・・・!」

光次郎は立ち、机から放れ、弓と矢が複数入った箙を持つ。

光次郎は一階に下りて、あかりと顔を向ける。

あかり「あ・・・・・・・。」

光次郎「・・・・・・・ごめん、やっぱ行ってくる。」

光次郎はそう言って、家から出た。あかりは不安そうな顔をする。

一方、野沢も夜の町の中で、支部へ走った。

野沢「やっぱり、早く行かなきゃ!そうしなきゃ皆に笑われるもんね・・・・・・!」

野沢が走っているところに、血の運び屋とブラッド・アサルトが後ろから見つめていた。

血の運び屋「ふふふふふふ・・・・・・・!行け。」

ブラッド・アサルト「キエエエェェェェェェェ!!!!」

ブラッド・アサルトはジャンプした、野沢の前に着地した、

野沢「っ!?あなたは・・・・・・!!」

血の運び屋「そいつの血を吸いたまえ。」

ブラッド・アサルト「キィエエエエエエエエエ!!!!!!」

ブラッド・アサルトは勢いで野沢を押し倒す。

野沢「きゃあっ・・・・・!」

ブラッド・アサルト「きききききき・・・・・・・!頂くぞ!お前の血を・・・・・・!!」

ブラッド・アサルトはそう言って野沢の首に牙を向ける。

野沢「い、いや!いやぁぁぁぁぁぁ!!やめてええええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

野沢は悲痛の叫びが響く。ブラッド・アサルトは容赦なく野沢の血を吸おうとする。

ブラッド・アサルト「きききききき・・・・・キエッ!!!??」

ブラッド・アサルトはいきなり、右肩に矢を刺され、痛がり野沢から離れる。

血の運び屋「なにぃ!!!?」

血の運び屋と野沢は矢を放った者を見る。その者は、光次郎であった。

血の運び屋「あいつは・・・・・ええい!場所を変える!!」

血の運び屋とブラッド・アサルトは野沢から退き、どこかに消える。光次郎は野沢のところに駆け寄る。

光次郎「だ・・・・大丈夫ですか!?」

野沢「あ・・・・・ありがとう・・・・・。あ!あなたが・・・・・桜ちゃんの言った・・・・・・。」

光次郎「え・・・・・・?」

つづく

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