第１５話・怪獣退治は戦士の青春 パート５

キンガー「キィィィィィィヨン」

キンガーはトラックを持ち出し、それを投げる。地面に叩きつけられたトラックは爆発する。

イングラム「間もなくＬＡＦの地上部隊が駆けつける！さあ！逃げるんだ・・・・・・！」

理事長「だが、この工事を終われせるわけには・・・・・・！！」

イングラム「こうしている間でも犠牲者が増え続けているんだぞ！！

理事長は他人の命を大事にする気ないのか！！？？」

理事長「くっ！確かに私も人が死ぬのを見たくない・・・・・・！」

イングラム「じゃあ、逃げるんだ！！」

理事長「くっ・・・・・。」

理事長は工事に失敗したことを悔やみながらイングラムとともに非難した。

そして、キンガーの前に複数の戦車と歩兵が走ってきた。

これぞＬＡＦの誇ると地上部隊である。

イングラム「おお！来てくれたか！！」

キンガー「キイイッ！キヨオオオッ」

キンガーがＬＡＦの部隊に迫る。部隊も戦闘隊形に入る。

ＬＡＦ隊員「撃てぇぇぇぇぇぇえ！！！！」

リーダーらしき隊員の命令で多くの隊員たちはマシンガンやショットガン、

バズーカにランチャーなどそれぞれ多彩な武器で怪獣を攻撃した。

タタタタタ　ドドドドド　ズドン　ドゥン　ドカァァァン　ズドォン

キンガー「キキキキッ！グゥゥゥゥヨン」

キンガーは攻撃を受けながらも進撃していった。

続いて戦車部隊も一斉に砲撃を開始した。

キンガーはその砲撃を受けて、ひるむが、すぐに進行する。

キンガー「・・・・・・・！！」　ボォォォォォォォォォォ

キンガーは炎を吹いた部隊を攻撃。隊員たちは逃げるが、少数が逃げ遅れ焼かれてしまう。

「ぐあああああぁぁぁぁっ！！！！」　　「ぎゃああああぁぁぁぁあ！！」

一部の隊員たちは敵怪獣の炎にひるみつつも、射撃を続ける。戦車部隊も砲撃を続けている。

キンガー「キイイィィィッ」

キンガーは火炎を吹いて戦車部隊を攻撃。３、４機の戦車が爆発した。

そして、空から、スカイラッシュ１(シュドー)、スカイラッシュ２(テブリッシュ)、

ＺＥＲＯ(コリス)が駆けつける。サキやイチゴも地上から怪獣攻撃にかかる。

テブリッシュ「ＬＡＦの部隊が押されている！！」

シュドー「攻撃開始だ！！」

コリス「よし・・・・！ゼロレーザー！！」

スカイラッシュＺＥＲＯが先攻にゼロレーザーでキンガーを攻撃。

キンガー「！？キイイィィィッ」　　ビ―――　ドカァァァン

キンガーは左目にレーザーを撃たれてしまい、爆発して目が潰れてしまった。

キンガーは左目を傷つかれたため、そこに手を押さえ苦しむ。

シュドー「いいぞ！敵の急所を撃って大ダメージを与えたな！」

テブリッシュ「我々もＺＥＲＯに続く！」

スカイラッシュの一号機や二号機も続いて機関砲で怪獣を攻撃した。

キンガー「キイイィィィィイッ」

キンガーは空から攻撃を受けたため、火炎を吹いてスカイラッシュに反撃しようとする。

スカイラッシュ二機はトリッキーな空中プレイでそれを避ける。

スカイラッシュ１はさらに、レーザーを発射して、キンガーの頭に撃つ。

攻撃を受けたキンガーは怒って近づいてきた一号機に拳を振るうが、タイミングが悪く避けられる。

テブリッシュ「でぃっ！！」

スカイラッシュ２も機関砲でキンガーを攻撃。

キンガーは近づいてきた二号機も殴ろうとするが、またも避けられる。

キンガー「キキキキキッ」

イチゴやサキも地上からウルトラシューターのでキンガーを攻撃。

しかし、銃の攻撃にキンガーはひるまなかった。

イチゴ「もう一度やるんだ！」

サキ「はいっ！！」　　ビ――――ビ――――

サキとイチゴは再びキンガーを撃つ。そして、ＺＥＲＯも機関砲で怪獣を攻撃した。

そこに、イングラムがイチゴとサキのもとに駆けつける。

イングラム「イチゴ君！！！」

イチゴ「イングラム！」

二人はお互い正面に向かい呼び合った。

サキ「あなたが、ＬＡＦの隊員ですね？」

イングラム「そうだ。」

イングラムが二人のところについたとたん、サキに質問される。

サキ「なぜ、コリス君たちを試したんです！？」

イングラム「・・・・すまない！ただ、あいつら、ただ者じゃなくて、つい・・・・・・。」

イチゴ「それより、怪獣が！！」

イチゴが指さすところをイングラムとサキが見る。そこに、怪獣と防衛隊の戦いが展開されている。

ＬＡＦの戦車部隊が一斉に砲撃をし、キンガーを攻撃するが、

反撃に出た怪獣は火炎を吹いて、戦車を複数、大破させた。

残りの戦車たちは後方に下がり、キンガーはその戦車を追うように歩いていた。

イングラム「うむ！奴は我々の思惑通りに北ルートに向かっている。

そこには我がＬＡＦが誇る特殊ミサイル発射台と地雷が無数に設置されている。

よし！別のＬＡＦ部隊より自走砲部隊を投入しよう！！」

イチゴ「サキ！僕らもＬＡＦとスカイラッシュを援護しよう！」

サキ「はいっ！！」

イングラム、イチゴ、サキも怪獣の戦おうと走った。

コリス「いけ！！」

スカイラッシュＺＥＲＯはダブルレーザーでキンガーを攻撃。キンガーはひるむ。

テブリッシュ「なんとしても怪獣を北ルートに追い込め！そうすれば我々の勝利だ！！」

コリス「はい！！・・・・えぃっ！」

スカイラッシュＺＥＲＯはレーザーを撃つ。キンガーの胴体に直撃した。

キンガー「キイイイィィィィッ」

キンガーは火炎を吹いて攻撃、しかし、ＺＥＲＯは巡回して避ける。

キンガー「キイイイッ」　　　　ボオオオオオオオオオオオォォォォォォ

キンガーは周りにまわって、火炎を吹いて周囲の森を燃やした。

シュドー「畜生！好き勝手にやりやがって！！」

テブリッシュ「このままでは、いつ北ルートにたどり着くか持たないぞ！！」

シュドー「ちっ！発射！！」

スカイラッシュ１とスカイラッシュ２はレーザーバルカンを一斉に発射した。

キンガーは無数のビームを受けるが、ひるまず。

キンガー「グゥゥゥゥゥゥゥヨン」　ボオオオオオォォォォォォォ

キンガーはしつこく火炎を吹く。スカイラッシュ１とスカイラッシュ２はまたも避ける。

イチゴ「ちいいっ・・・・・・！！」

サキ「怪獣はしぶとすぎる！！」

イングラム「くそぅ！・・・・・・む！？」　　ピ―――

イングラムは通信機が鳴ったので、それを使い。

イングラム「こちら、イングラム！！」

どうやら通信の相手は別のＬＡＦ隊員だ。

『北ルート付近に自走砲部隊を配置させました！』

イングラム「そうか！ありがとう！！」

『しかし、あくまでも付近に配置しましたので、

怪獣が北のトラップにかかるかどうかはわかりません・・・・。』

イングラム「わかってる！あとはＤＧＣがなんとかしてくれるさ！！」

『では、健闘を祈ります！！』

イングラム「了解！！」

隊員は通信を切った。

北ルートの付近に、無数の自走砲が並べていた。そこの隊員たちは命令が来るまで待機している。

イングラム「北ルートに自走砲部隊が駆けつけた。」

サキ「では、遠くからの攻撃も可能ですね！」

イチゴ「では、さっそく攻撃命令を！！」

イングラム「わかってるよ・・・・・！」

つづく