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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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SSP第6分隊支部・司令室

桜「月野桜、ただいま到着しました!!」

桜が隊員服を着て、司令室に入り、敬礼した。しかし、そこに全隊員が隊長の桜を待っていたのだ。

清水「まったく!遅いわよ、月野隊員!!」

桜「すみません・・・・・。」

野沢「まーた友人と話してたんでしょ?」

野沢がにやけながら桜に言うと、彼女は赤くなりながら恥ずかしがって返事した。

桜「は・・・・はい・・・・・/////」

春日「全員、揃ったわね?」

春日が言うと、隊員たちが彼女の前に立った。

春日「数日前、ここ秋田町に、女性が何人か死んでるという奇怪な事件が相次いでるのは、

みんな、わかってるよね?」

清水「はい。犯人は吸血鬼だと、民間の人から聞いています。」

野沢「しかし、なぜ、吸血鬼が現れたのでしょうか・・・・?」

春日「そもそも吸血鬼とは、架空の物語の怪人で、現実にはいないはず。

しかし、その吸血鬼は現実に現れ、女性を襲っている。

その原因を確かめるべく、第3分隊とともに、夜で調査してもらいたい。

では、21時より調査を始めるわ。それまで、待機!」

隊員たち「了解!!!!」

桜、野沢は他の隊員である如月隊員、西浦隊員(どちらも女性)とともに夜の街を散歩していた。

野沢「21時まで待機といったけど、今が19時17分じゃねぇ・・・・・。」

野沢は腕時計を見ながら、そう言った。ちなみに、まだ21時になっていない。

桜「清水さんはどうしたんですか?」

野沢「ん?ああ、清水さんは、基地に残るって。」

西浦隊員「他の隊員も同じ事してるわ。」

如月隊員「家に帰って一休みしたい人たちもいるけど、この時間じゃぁねぇ・・・・・。」

西浦隊員「じゃ、私たちはこのまま時間まで散歩しよっかwww」

野沢「そうねw」

桜「あの・・・・・散歩って・・・・・;」

如月隊員「まあまあ。とりあえず、作戦時間までどこかに歩いて羽根を伸ばそうってわけ。」

野沢、西浦隊員、如月隊員は笑いながら歩いていたが、

桜はそんな3人呆れていながら、彼女たちの後ろで歩いていた。

西浦隊員「そういえば、隊長が架空の怪人って言ってたけど、

あの時の雪女も架空の怪人よね?」

野沢「うん。今話題の吸血鬼と一緒よ。」

桜(あの時の雪女・・・・・?まさか、あの雪女?あれは、実はジャンボロイドだった・・・・・・。

まさか、今回の事件も、ジャンボ・ロイドの仕業?)

桜は、西浦隊員と桜の会話を聞いて、思っていた。今回もジャンボロイドの仕業ではないかと。

高町邸・光次郎の部屋

光次郎はネットをしていた。今日は珍しくニュースサイトに来ていた。

光次郎「・・・・・・・。『最近、秋田町の夜に、吸血鬼らしき怪人が現れ、

次々と女性を襲っています。SSPも調査に出ていますが、犯人は見つからず。』か・・・・・。

桜ちゃん・・・・・大丈夫かなぁ・・・・・・。」

光次郎は桜を心配していた。

そんな時、あかりがドアを開き、光次郎の部屋に来て、呼んだ。

あかり「お食事の用意ができました。」

光次郎「うん。今、いく。」

光次郎はあかりについていった。

一方、桜たちは散歩していた。どうやら先ほど、自動販売機でジュースを買っていたので、

野沢はコーラ、如月隊員はスプライト、西浦隊員はファンタグレープ、桜はCCレモンを飲んでいた。

野沢「・・・・・ん?もう20時30分かぁ・・・・・。」

それを聞いた如月隊員はスプライトを飲んだ後、すぐに言った。

如月隊員「じゃあ、そろそろ支部に戻ろうか。」

西浦隊員「そうね。」

桜「そうしましょう・・・・。」

「きゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

桜たち「!!!!??」

西浦隊員「女の声!!?」

野沢「行ってみましょ!!」

桜たちは女性の悲鳴を聞いたため、すぐ、その女性のところに行った。

桜「・・・・・ああ!!」

如月隊員「倒れている・・・・・!!」

桜たちが来たのも、既に女性は倒れていた。西浦隊員はその倒れた女性に駆け寄る。

野沢「西浦さん、どう?」

西浦隊員「!!?大変よ!!首筋が!!」

桜たちは女性のところに近づく。女性の首筋には、吸血鬼に噛まれた跡があった。

桜「・・・・!?これは・・・・・!!」

西浦隊員「見ての通り、死んでいるわ・・・・・。」

如月隊員「もしかして、吸血鬼の仕業じゃ!!」

野沢「まさか、吸血鬼が既に動いているかも・・・・早く支部に戻りましょ!!!」

桜、如月隊員、西浦隊員「了解!!!!」

SSP第6分隊支部・指令室

清水たち6名の隊員が司令室で作戦時間を待っていた。

清水「3分隊の様子はどう?」

清水が通信機の前に座っている通信女性隊員に聞くと、

すぐに通信隊員が、清水の顔を見て返事する。

通信隊員「はい。現在、作戦時間まで全員集合したという報告が先ほど受けております。」

清水「そう。それに比べ、野沢たちは今頃・・・・・・・。」

そこに、野沢たち数名の隊員たちが司令室に入ってきた。

清水「あ!みんな、もう戻ったの?」

野沢「吸血鬼が動き出したわ!隊長は!!?」

清水「隊長はもうすぐ戻ってくるわ!それより、吸血鬼が動いたというのは・・・・・!」

桜「一人、女性がやられました!」

桜が報告すると、他の女性隊員も報告した。

「それだけではない!私たちもたくさん女性が死んでいるところを確認しました!!」

「私たちも見たわ!!」 「私も!!」

清水「・・・・吸血鬼とやら・・・・・早くも活動とは・・・・・・!!」

清水は吸血鬼が既に動き出したと知って、怒りも表情を表した。野沢は腕時計を見て、呟く。

野沢「20時49分だわ・・・・もうすぐ・・・・・・。」

春日「やはり、みんな揃ったわね。」

春日隊長が司令室に入ってきた。

隊員たちは隊長が速くも来るなんて思いもしなかったので、驚いた。

桜「た・・・・隊長・・・・。どうして?」

春日「ふふ。やっぱり、みんな、早く集まるんじゃないかって思って私も速く来ちゃった。

実は、私も吸血鬼が既に動き出したところを見たわ。」

野沢「なんか今回の展開、早いわ・・・・・・;」

清水「仕方がないわよ。吸血鬼め!早くも罪のない女性を・・・・・!!」

春日「時間が早いけど、全員、揃ってる?」

隊員たち「はい!!!」

春日「それでは、作戦時間が早いけど、ただちに行動開始!!

吸血鬼を捜索、対処しなさい!出動!!」

隊員たち「了解!!!!」

その頃、高町邸のキッチンでは、光次郎はもう夜食を終えていた。

光次郎「ごちそうさまでした。」

光次郎はテーブルから立って、そう言った。

あかり「はい。」

光次郎「あ、あかりさん。」

あかり「なんですか?」

光次郎「・・・・・あの時・・・・・・・・桜ちゃんがこの家に来た日の事だけど・・・・・。」

あかり「・・・・はい・・・・・あれは・・・・・切なかったですね・・・・・・。」

光次郎「あかりさんも・・・・泣いたよね?僕と桜が泣きながら抱き合っているところを見て。」

あかり「っ!!?」

あかりは光次郎にあの時、泣いているところを彼に気づかれたと思って、驚いていた。

光次郎「・・・・ごめんね・・・君まで巻き込んで・・・・・。」

あかり「・・・・いえ。私は・・・・あなたと桜ちゃんが仲直りできた事だと思って感激しています。」

あかりは光次郎に謝られると、急に笑顔を見せてそう発言した。

光次郎「そう・・・・・じゃ、僕、部屋に戻るから。」

光次郎は後姿であかりに言ったが、実は寂しくも嬉しそうな表情をして、そのまま二階に戻った。

午後20時58分、秋田町で桜たち数名の隊員が吸血鬼を探すべく、調査していた。

清水「・・・・・確かに、展開が早いわね。でも、吸血鬼を探さなきゃ!!」

野沢「・・・・でも、もう21時になるわ。本来なら作戦時間まで後2分だったわね。」

桜「では、早く吸血鬼を探しましょう。」

清水「うん!私と野沢はA班で行動するわ!月野隊員はB班で行動しなさい!」

桜「はい!」

つづく

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