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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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日下部「その理由は・・・・!?」

緒川「『実家の方に大変な事が起きたからである。

そこで、わしの母親が寿命によって死にそうだからじゃ。

実家では既にわしの父親は死んでおる。そして、今日。

母親はわしに実家の主として継げて、

防衛隊を辞めるように言った。

本来ならまだまだ防衛隊を続けたいところじゃが、

親の言う事を無視する事はできん。すまないが、

今日から実家の主として、静かに暮らす事にした。

許せとは言わん。だが、これだけは言っておく。例え、

わしがいなくても、お前たちなら立派に戦えるき。

頼んだぞ。このBARを。大神より。』との事です。」

灰間「そうか・・・。隊長の故郷の方でそんな事が・・・。」

上川「でも、育ての親が死ぬって何か可哀想だね・・・。

僕も昔、怪獣災害で父親を失ったから、よくわかる気がするよ。」

日下部「でも、親が隊長に防衛隊を辞めろと言うなんて・・・。

何でそんな事を言うのかしら?

私たちにとっては必要な人なのに。」

叶野「仕方があるまい。大切な人が失う前触れを感じると、

心が乱れて、平気でなくなってしまう。

君も、父か母が死にそうな時に、

防衛隊を辞めろと言ったら、どうするのかね?」

日下部「・・・・わかりません。でも、私の親なら、

例え死んでも防衛隊を続けろと言うかも知れません・・・。」

灰間「まあ。日下部の親は軍人だしな。」

叶野「とりあえず、いつまでも隊長がいなくなった時に、

戸惑っている暇はない。今回から我々だけで戦おう!」

上川「そうですね。大神隊長の分も戦わなくちゃ!」

灰間と日下部「うん・・・!」


こうして、灰間と日下部はバルターボで、

ポイントV-8に急行した。

そこは静かな自然に囲まれた村であった。その近くの森では、

二人のターナー星人が空を見上げていた。

ターナー星人A「来るぞ。ボスの声が・・・・!」

ターナー星人B「わかっているわ。」

Aが男の方で、Bが女の方らしい。

そして、空から野太い不気味な声が聞こえる。

これが、ターナー星人のボスの声である。

ターナー星人ボスの声『良いか?よーく聞くのだ。お前たちは、

この地球を侵略するために、この森にある村を前進基地として、

建設しなければならない。それには村の人々を減らす必要がある。

そして、その前進基地で多くのターナー星人を集めて、

そこから地球に総攻撃をかける。我がターナー星は、

度重なる環境破壊と大規模な災害が未だに続き、

滅びゆこうとしている。

そうなれば我らが終わる。我らターナー星人を救えるのは、

お前たち侵略部隊しかいない。

地球を新たなターナー星とするのだ!』

ターナー星人「かしこまりました!!」

ターナー星人B「いきましょ!さっそく作戦を始まるわ!」

ターナー星人A「ああ。我々は多くの仲間を助けるために、

この星の支配者共を全滅させなければならない!」

ターナー星人B「仲間たちを救うためには、この星の生物には、

犠牲になってもらう必要がある。仕方がないけれど・・・。」

ターナー星人A「だが、聞いたところ。

地球人は愚かな人種と聞く。

ほとんどの人間が自分勝手な悪人が多く、同士でよく争うそうだ。

そんな醜い生き物など、殺して当たり前。

むしろ、殺さねばならんだろう!」

ターナー星人B「そうね・・・。では、始めましょう。」

そして、ターナー星人の二人は走った。村へ向かって。


その村にある一つの民家。その家内では、

一人の老婆が布団の中で横になっていた。その近くには、

和服と着ている大神がいた。大神が老婆に切なそうにこう言う。

大神「大丈夫ですかぃ?お母ちゃん。」

そう。この老婆が大神の母親であるのだ。

大神の母「ああ。心配ないよ。

お前があんな野蛮な防衛隊を辞めて、

この実家を継いでくれると聞くから、安心できたわぃ。

安心して、もういつ死んでも良いくらいに幸せじゃき。」

大神「そんな悲しい事を言わないでくだせェ。」

大神の母「お父ちゃんは、

お前が防衛隊として戦っている最中に死んでしもうた。

それは寿命。全ての生き物には必ず寿命と言う物があり、

必ず死ぬんじゃき。あたしもその一人じゃよ。勝男。」

大神「そうですか・・・。安心してください。

この家はわしが必ず守って見せますき。

わしを育ててくれた、この家を・・・!」

大神の母「それを聞いて安心したよ。だが

いつ本当に死ぬかわからない。

それまで、あたしがお前の側にいてあげるけ。」

大神「感謝しますわ。それでは、お店で何か食べ物を買います。」

大神の母「ああ。気をつけェや。」

大神「はい・・・。」 大神は静かに外に出た。


家から出て、村を歩いている大神。

その時、男性の悲鳴が聞こえる。

つづく

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ユミ「それって、悪人になるって言いたいワケ!?」

グロッギー「僕は悪い子じゃないよぅ!」

デグス「いや。お前。悪い奴だろ?何かデブく見えるし。

もしかして、我侭で食べ物いっぱいもらったか?」

グロッギー「食べた事以外はあまり覚えていないいぃぃぃ!!」

ユミ「何が何だかわからないけど、私から見れば・・・。

この白熊の子供たちは悪者とはとても思えないわ!!」

ミクス「そ、そうです!この子たちは少なくとも、

良心はあると思います!!いつかは、

立派で善良な白熊さんに成長するかも知れません!!」

デグス「ふん!!そんな理想・・・。叶えるものか!」

ソギー「そんな事ないもん!!

パパがきっと、私たちを良い白熊に、育ててくれるわ!!

ママだって私たちの事、見守ってくれるよ!!」

デグス「じゃあ、そのパパとママはどこにいるんだよ?」

モギー「パパは僕らのプレゼントを探しに行ったまま行方不明で、

ママは友達と一緒に旅行に行っちゃって・・・。」

デグス「ははははははは!!!

それでは、父親はお前らの我侭でいなくなって、

母親はそんな我侭なお前らの事を見捨てて行ったワケだな!?

お前らも俺らが見てきた負け組と一緒だな!?おい!!」

ユミ「何が負け組よ・・・・!?」

デグス「俺が負け組と言ったら、こいつらは負け組なんだよ?

なら、証明させてやろう。お前ら。自分の過去を振り返るが良い。」

3匹の白熊の子供たち「・・・・・・・・・っ。」

3匹の白熊の子供たちは自分たちの過去を脳内に浮かべる。

その脳内で、幼いグロッギーが店から食べ物を密かに持って来て、

勝手にその食べ物を食べていた。

もちろん、店員にバレて怒られる。

幼いモギーがいじめっこに、一万円を渡せと脅され、

家から密かに持って来て、本当に渡した。

その一万円はもちろん、彼の小遣いではない。

幼いソギーが家で大切にされている壺を事故で壊してしまい、

その壺を破片全てを地面の中に埋めた。

もちろん、見つかって怒られる。

3匹はその過ちに気づき、さらに涙を流し、泣き続ける。

デグス「この様子、やはりクズらしい事をしているなァ。」

3匹は図星を感じて泣いている。そして、3匹は、

良い行いはあまりやっていないそうであった。むしろ、

他の白熊の子供たちにいじめられたり、迷惑かけたり、

親に我侭ばかり言った記憶がほとんどである。

デグス「な?この白熊のガキ共。悪者に向いてるだろ?

これからも、他の連中には迷惑かけるだろうなァ?うん。

悪は決まって滅びる。だから、こいつらも例外じゃねーのよ。」

兵士たちは3匹の白熊の子供たちに一斉に銃を向ける。

グロッギー「ごめんなざあぁぁぁい!

もう悪い事なんてじまぜんがらァ。」

ソギー「ごれがら良い子にじますゥ!!

だがら殺ざないでええぇぇぇ!!」

モギー「僕たちだって、パパとママの役に立ちだかった!!

でも、どうじてもでぎないんだ!!でも、僕たち!!

死にたくないよおおぉぉぉぉ!!!

昔はいじめられたり迷惑かけていたけど、

それでも生きたいよォ!!!」

デグス「ふん。無駄無駄。

お前らのような役に立たん下衆は消えるんだよ。

下衆は、昔から何も良い行いもできずに、誰にも愛されず。

うじうじと世間に怯えて切なく生きてきた。むしろ、

悪い行いは何でもできて、誰にも嫌われる事は容易い。

そう言った下衆を狩るのが俺の趣味でなァ。無論、

お前らクラッシャーもその中の側さ。」

ミクス「・・・・・・っ!!」

デグスはユミとミクスにそう言う。

それを聞いたミクスは急に怯える。

そして、デグスはかまくらの家に目をつける。

デグス「さて、この世で、下衆共には何も必要なものはないだろう。

おい!バズーカ兵!!あの雪の塊をぶっ壊してみろよ。」

バズーカを持った兵士「はっ!!」

デグスに命令された兵士は笑顔で、

モギーたちの家にバズーカを向ける。

モギー「あっ!!僕らの家が!!」

ソギー「やめてええぇぇぇぇぇ!!!壊さないでえぇぇぇぇ!!!」

グロッギー「家がないと、何もできないよおおぉぉぉ!!

お昼寝ができないよおおおぉぉぉぉぉ!!!!」

ミクス「お願い!!白熊さんたちの家を壊さないであげて!!!

父親と母親の帰るところもなくなるのよ!!?」

デグス「ふん。その親には、このクソガキ共が、

勝手にぶっ壊して自殺したと言っておくよ。

負の感情に操られて暴走したとなァ!!

あははははははははははははははははは!!!!!」

デグスが笑うと、全ての兵士たちも笑った。その時。

ユミ「ふざけるな・・・・・・!」

ユミが物凄い怒りに震えていた。

そして、両腕と翼を思い切り広げる。

ユミ「ふざけるな!!!!!!」  

ユミがそう言うと、急に消えてしまう。

バズーカを持った兵士「ぐえっ!!?」

そして、

バズーカを持つ兵士が見えない何かに斬られて、倒れる。

兵士たち「ぎゃああああぁぁぁぁぁ!!!?」

ミクスとモギーたちを捕まっている兵士たちも、

同じく斬られて倒れる。

これで、ミクスとモギーたちは自由になり、デグスはこれに驚く。

デグス「な、何いいいぃぃぃ!!?」

そして、モギーたちの前にユミが着地する。そう。

ユミは怒りと共に、高速で兵士たちを倒したのだ。

ミクス「ユミさん・・・。」 モギー「お姉ちゃん・・・。」

ユミ「・・・・もう大丈夫よ。怖かったね。」

ユミはモギーたちに向かって、笑顔で優しくそう言った。

モギーたち「う、うわああああああぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!」

モギーたちはユミに抱き着いて泣いた。

近くでミクスももらい泣きしている。

デグス「何をくだらん事をしてんだよああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

デグスは素早く走り、ユミの背中をパイプで打とうとする。だが。

ユミ「・・・・・最低。」

ユミは手刀を素早く振るい、迫るデグスを斬り付けた。

デグス「ぐえっ!!?な、何だと・・・・!?」

デグスはいきなり攻撃を受けた事に驚き、さがった。そして、

ユミが立ち上がり、デグスに手を向けてこう言う。

ユミ「あんた。最低ね。

散りになるまで切り刻んであげるわ・・・!」

デグス「なめんなよ・・・?クソ妖精がああああぁぁぁ!!!」

ユミ「・・・・・・・・っ!!」

デグスとユミはそれぞれ速く走り、手刀とパイプが衝突する。

デグス「ぬううぅぅぅぅ!!でや!!」

デグスはキックを繰り出すが、ユミは素早くそれを避ける。

ユミ「ふん!!はあああぁぁぁぁぁ!!!」

そして、素早いキックでデグスを斬る。

デグス「うわあああぁぁぁぁ!!?」

ユミ「とう!!!」 ユミは手刀でデグスを突く。

デグス「おおおおぉぉぉぉ!!?(こ、こいつ・・・!?)」

デグスはユミからさがろうと、素早くバックして走る。だが、

ユミがそれ以上のスピードでデグスに急接近して、

再び手刀で攻撃する。

ユミ「せいっ!!!」 デグス「ぐおっ!!?」

グロッギー「す、すごい・・・・!」

ソギー「お姉ちゃんが強くなっているみたい。」

モギー「やっぱり、女って怒ると怖いんだね・・・!」

ミクス(ユミさんは怒りでパワーアップして、

スピードが強まっているんだわ。)

デグス「ちぃ・・・・っ!!」

デグスは物凄いスピードで走り、ユミから離れる。

ユミ「逃がさない!!!」 デグス「兵士共!!!」

兵士たち「ははっ!!!」 

残った兵士たちがユミを射殺しようとする。

だが、ミクスは空気の金縛りでその兵士たちの動きを止める。

兵士たち「うわっ!!動けない!!?」

ミクス「ユミさんの邪魔はさせない!!!」

ユミ「うおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

ユミは速く飛び、手刀でデグスをまたも斬る。

デグス「くううぅぅぅっ!!おるぁ!!!」

デグスはパイプでユミを打撃するが、ユミはまたもこれを避ける。

デグス「ざけんなよ!!!てめーなんかより、

俺の方は速いんだよ!!!

おらああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

デグスは今までよりとても凄いスピードで走り、

まるでユミを囲むように、周囲を走り続ける。

デグス「ははははははははは!!!どうよ!?」

ユミ「く・・・・っ!!」

デグス「うははははは!!そこだああぁぁぁ!!!」

デグスはユミの背後で止まり、

さらに速度をあげてユミに襲いかかる。

ユミ「っ!?そこか!!!」

ユミはすぐに気づき、手刀を繰り出す。だが。

デグス「とおおおおぉぉぉぉぉう!!!」

デグスはジャンプして、

またユミの後ろに着地。しかも、すぐ近く。

デグス「これで終わり・・・・!うぉ!!?」

デグスはパイプで殴りかかるが、

何故か急に動きが止まってしまう。

デグス「う、動きが・・・!?もしや!?」

デグスはミクスの方を見る。そう。

ミクスがデグスに空気の金縛りを発したのだ。

ミクス「やっと捕えました・・・!」

デグス「こ、このクソチビ・・・・・!!!」

ユミ「終わりよ・・・・!フェアリーフライガトリング!!!!!!」

ユミはとても素早い連続キックをデグスに浴びせる。

そして、デグスの身体中が多く斬られ、多く突き刺された。

デグス「ぎゃあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

デグスは倒れた。それを見た生き残りの兵士たちが驚く。

兵士A「で、デグス様が倒された!!?」

兵士B「やはり、ブレンティの戦士はとても強い!!」

ユミ「どうする?次はあなたたちの出番よ?」

兵士C「ひっ!?に、逃げろおおおぉぉぉぉぉ!!!」

残った兵士たちは怯えて、逃げて行った。二人くらいが、

倒れているデグスを背負っている。こうして、ユミとミクスは、

政府の強者の一人であるデグスを倒したのだ。

つづく

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灰間は今日もBARに来た。だが。

灰間「あり?大神隊長は?いないみてーだけど。」

そう。ここに何故か大神隊長がいないのだ。

上川「今日は来てないらしいんだよ。

理由がわからないけど。珍しいよね。隊長が、

このBARの基地に来ないなんて・・・。」

叶野「私もわからないが、恐らく、

何かの秘密裏な任務を受けているだろうか?

我々には明かせない秘密があるやも知れん。」

灰間「そうか。大神隊長は今日はいないと言うワケか。」

日下部「まあ。明日になれば、来るでしょう。

それまで、私たちだけで頑張りましょ。」

叶野「そうだな・・・。では、今回は私が、

隊長の代理を務めよう。上川は副リーダーとして頼む。」

上川「はい。わかりました。」

こうして、大神隊長のいないBARは、

何とか残りのメンバーだけで頑張っていた。


そして、夜となった。空から青い光がある森に落ちた。

その森で激しい発光が出る。すると、

森からは、二人の人間らしき者が現れた。だが、

その二人の衣装は、長く白い髪をしている。

そして、全身タイツに鎧を付けているような衣装。

頭に角などが生えているそうだ。

この者たちは、地球人ではなく、宇宙人であった。

この者たちの名はターナー星人である。


ウルトラマンティアーズ第45話・あるの防衛隊

宇宙妖魔・ターナー星人
変身魔獣・ターナーザウルス
登場


次の日となった。灰間は今日もBARの司令室に入る。

灰間「ありゃ?大神隊長は??」

今日も大神隊長の姿がない。他のメンバーがいるらしいが。

日下部「そう言えば、今日も来てないわね。

一体、隊長に何があったのやら・・・。」

上川「多分、何かの都合で休んでいると思うよ。

・・・となると、僕たちだけで頑張るしかないみたいだね。」

叶野「しかも、昨夜。ポイントV-8で、

宇宙人らしき怪人を発見したとの情報が入っている。」

灰間「普段なら大神隊長の命令で動いていたんだが、

その隊長がいない今。どう活動すれば良いのかね?」

日下部「例え隊長がいなくても、

私たちだけで何とかしないといけないでしょ?それに、

私たちは防衛隊でしょ?隊長がいなくても、

地球の平和は私たちだけで守らないと!」

灰間「そうだな・・・。」

叶野「よし。では、灰間と日下部はポイントV-8に向かい、

調査を行ってくれ。上川と私は現場の状況を分析する。」

灰間、日下部、上川「了解!!!」

その時、緒川が入って来た。

緒川「あの・・・。少し良いかしら?」

灰間「ん?何だぃ?緒川さん。」

緒川「前から大神隊長が来ていないのは、知っているわね?」

上川「ええ。多分、何かの都合で・・・。」

緒川「そう。実は隊長・・・。詳しくはこれを見てほしい。」

緒川が手に持っているのは、辞表らしい物であった。

日下部「辞表・・・・!?」

叶野「ま、まさか・・・!」

緒川「そう・・・。大神隊長はBARを辞めるつもりらしいわ。」

灰間たちは緒川の言葉に驚く。

灰間「そ、そんな・・・!?何で、急にそんな事・・・!」

日下部「そうよ!信じられないわ!!」

緒川「理由はこの辞表に書かれているわ。さっそく、

読んでみるわね。」

緒川は辞表を読み始める。

緒川「『親愛なる我が部下たちへ。わしはそろそろ、

BARを辞め、魔獣たちとの戦いを君らに任せる事にした。

その理由は・・・・。』」

つづく

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ユミは翼を広げて、物凄いスピードでデグスの方へ跳ぶ。

ユミ「はああぁぁぁっ!!!」 デグス「ぬおっ!?」

ユミは手刀で攻撃するが、デグスは間一髪避ける。

デグス「ちぃ・・・・!!おら!!」

デグスは素早く走り、ユミから右側のところにつく。

そこから、パイプで打撃しようとする。だが。

ユミ「ぬっ!!せやああぁぁっ!!」

ユミは腕でガードし、キックでデグスを斬った。

デグス「ぐああぁぁぁっ!!?」

ユミ「まだまだ!!!」

ユミは再びキックを繰り出すが、

デグスは素早く後方へ走って避ける。

デグス「く・・・・っ!!こらああぁぁぁぁぁ!!!」

デグスは物凄いスピードで跳び、屈強した手でユミを殴る。

ユミ「ぐふっ!?」 ユミは倒れるが、すぐに立ち上がる。

ミクス「ユミさん!!!」

ユミ「大丈夫よ!!はああああぁぁぁぁぁぁ!!!」

ユミはデグスに迫ろうと走るが、

デグスは別の方向へ素早く走る。

ユミ「そこかっ!!!」 デグス「むん!!」

ユミは手刀で攻撃しようとするが、

デグスはパイプでガードする。

そして、デグスが素早く逃げるとユミが素早く追う。

さらに、両者はまた互いの技をぶつけ合う。

これが数回続き始める。

ソギー「どっちも速くて、ほとんど見えないわ・・・!」

モギー「まさにスピード対決だね!」

グロッギー「できればお姉ちゃんに勝って欲しい。」

ミクス「この速さでは、空気の金縛りで捉える事ができない・・・。

それでは、ユミさんを援護する事ができない・・・・!」

ユミ「とりゃあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

ユミは飛びながらドロップキックでデグスに迫るが、

デグスはこれを避ける。

ユミ「っ!?ちょこまかとォ!!!」

ユミは後ろから迫るデグスを攻撃しようとする。だが。

デグス「ぬおりゃああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

デグスはパイプでユミを打撃する。

ユミ「ぐうぅぅ・・・っ!!であああぁぁぁ!!」

ユミは手刀でデグスを突き刺す。

デグス「ぐおっ!!でええええぇぇぇぇぇい!!!」

デグスはユミを思い切り蹴り飛ばす。

ユミ「うあああぁぁぁぁっ!!?」 ミクス「今だ!!!」

ミクスはデグスの動きが止まったところを見て、

空気の金縛りを発動する。

だが、デグスにそれを気づかれ、

発動される寸前に素早く逃げた。

ミクス「しまった!!」 デグス「見えているんだよ!!!」

デグスがパイプでミクスを襲おうとする。その時。

ユミがミクスの前に来て、

代わりにデグスの打撃を受けた。ミクスを守るために。

ユミ「くあああぁぁぁぁっ!!」 ミクス「ゆ、ユミさん!!?」

デグス「何・・・・っ!!?」

ユミ「ぬ・・・っ!!おおおおぉぉぉぉぉっ!!!」

ユミはパンチでデグスを殴り飛ばす。

デグス「ぬわあああぁぁぁぁぁ!!?」

ユミ「ミクスに手を出すなあああぁぁぁぁぁ!!!」

ユミはチョップでデグスを斬る。

デグス「ぐえっ!!?・・・ぐふっ。」

ユミ「っ!?な、何がおかしいのよ!?」

デグス「知ったぞ?てめーの弱点を。兵士共!!!」

兵士たち「ははっ!!!」

その時、兵士たちが一斉に銃を構えて、

ミクスや3匹の白熊の子供たちに近づこうと走る。

白熊の子供たち「ひ、ひいいいぃぃぃぃぃ!!!?」

ユミ「逃げてええええぇぇぇぇぇぇ!!!」

ユミはミクスたちを助けようと走るが、

そんな彼女の前にデグスが走る。

デグス「はあああぁぁぁぁぁ!!!」 ユミ「ぐあっ!!?」

デグスはパイプでユミを殴り飛ばす。

兵士たち「死ねええええぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

兵士たちが銃弾を一斉に連射して、ミクスたちを襲う。

白熊の子供たち「いやあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

ミクス「く・・・・っ!!」

ミクスは空気の金縛りで全ての銃弾を止めて、地面に落とす。

それで、とても怯えている3匹の白熊の子供たちを守る。だが。

デグス「むん!!!」 ミクス「がっ!!?」

デグスがパイプでミクスの頭を打った。ミクスが倒れた。

そして、

兵士たちがミクスや3匹の白熊の子供たちを捕まえてしまう。

ユミ「み、皆・・・・・!!?」

モギー「は、放せええぇぇぇぇ!!!」

ソギー「助けてえええぇぇぇぇ!!パパあああぁぁぁぁ!!!」

グロッギー「死にたくないよおおぉぉぉぉ!!

うえええぇぇぇぇん!!」

3匹の白熊の子供たちは泣きながら叫び続ける。

ミクス「ゆ・・・・ユミさん・・・。」

ユミ「皆を放しなさい!!!」

デグス「ふふふふ・・・・!!お前が救いたいらしい連中だからな。

少しでも動いてみろよ。こいつらを撃っちまうぞ?おい。」

ユミ「白熊の子供たちに罪はないわ!!!」

ミクス「人質なら私だけ十分です!

だから、白熊の子供たちは助けてあげて・・・!」

デグス「はぁ?んなもん関係ねーだろうが。

お前らクラッシャーは罪人。

そして、その罪人と一緒に住んだ白熊共もまた、

罪人と言うワケさ。」

ユミ「そんなの、ありえないわよ!!」

デグス「口答えは許さん!!

お前にその人質を見捨てる事ができるか?

まっ。他のクラッシャーの戦士なら、

簡単に行えるかも知れないけどなァ?」

デグスは3匹の白熊の子供たちにパイプを向ける。

3匹は恐怖のあまり、泣いている。

3匹の白熊の子供たち「びええええええぇぇぇぇぇぇぇん!!!」

ユミ「く・・・っ!!政府の軍人は普通なら良い人のハズよ。

その良い人たちが、

何で白熊の子供たちに酷い事をするの!!?」

デグス「うるせェ!!!」

デグスはユミをパイプで殴る。

ユミ「うあ・・・・っ!!」 ミクス「ユミさん!!」

デグス「言ったハズだ。この白熊共はお前らと同じ罪人だと。

それに、

この山の住人たちは最近、甘いって感じがするからなァ。

いつも欲しい物をプレゼントとしてもらってるんだろ?

この山の子供たちは。つまり、この山の子供たちは将来、

しょうもない我侭になるって事だ。」

つづく

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デグス「そこに、あのブレンティの女がいそうだな。

行ってみる価値がある!!」

その時、1匹の白熊がデグスたちの姿を見て、驚く。

白熊「あっ!!政府の軍人!!良かった・・・!

急に多くのミサイルがこの村を襲って・・・・。」

デグス「ああ。それ、俺らがやったから。」

白熊「え・・・っ!?嘘!?な、何で!?どうして・・・ぐぇ!!?」

デグスの指示で、一人の兵士が銃でその白熊を撃ち殺した。

デグス「さっさと進むぞ。また馬鹿な奴に気づかれないようにな。」

デグスたちはそう言って、ジープから降りる。

そして、坂道の方を登り始める。

燃えている村の中で怪我をしている白熊や、

あまりの恐怖に泣き叫んでいる白熊の子供が多くいる。だが、

デグスたちはその白熊たちを助けなかった。政府の人間が、

救助をしなかったのだ。だが、白熊たちを襲ったのは、

その政府の人間であるデグスなのだ。

彼には正義などないのである。


ミクス「来る!!!」

そして、ついに。デグスたちが、ユミとミクス、

3匹の白熊の子供たちのいるかまくらの家の近くに来た。

ユミたちの前に、デグスたちが来ている。

デグス「ここにいたか。ブレンティの女たち・・・!」

ユミ「せ、政府の人間・・・!?な、何をしに来たの!!?」

デグス「知れた事を・・・。お前たちを倒しに来たのよ!」

ミクス「私たちを倒しに・・・・!?」

デグス「そう・・・。俺は知ったんだよ?お前らが、

この村のどこかにいる事をね。そして、

ブレンティの中には、

翼を持った妖精の女と空気を操る人間の少女がいると。」

ミクス「ちょっと待ってください!!・・・あなたたち政府も、

グランティと戦っていますよね?

私たちもグランティと戦っています。

もし、できれば・・・。

一緒にグランティと戦うために、同盟しませんか!?」

デグス「は?そんなもんは無理だよ。無理。大体、

お前ら。グランティを倒す事以外に、好き勝手してるだろ?

そのせいで、世間に嫌われているよね?お前らクラッシャーはな、

世間の事を無視してるんだろ?そんなお前らと俺ら政府が、

仲良くなれるワケないじゃねーか。俺は世間のためなら、

どんな事だってする系だから。」

ユミ「・・・・だそうよ。ミクス。

私たちクラッシャーと政府は、決して仲良くなれないわ。」

ミクス「そ、そんな・・・・。」

デグス「やれやれ。お前たちを探すのは面倒くさかったぜ。

ミサイルで白熊共の村を攻撃する事で、

お前らをあぶり出そうと言う作戦も、

この地点の事を早く気付けば、

行わずに済んだかもねェ・・・。」

ソギー「ま、まさか!村にミサイルが降って来たのも・・・!」

モギー「あんたら政府の仕業だってのか!?」

グロッギー「こ、怖い・・・・。」

デグス「うん。そうだよ。しょうがないよ。

ブレンティを倒すためだから。」

ユミ「私たちを倒すために・・・。

罪のない白熊たちに手を出したの!!?」

ミクス「どうして、そんな事をするんです!?」

デグス「うん。悪い。」

ミクス「私たちを探すためだけに、

どうしてあんな酷い事をするんです!?」

デグス「それが、俺のやり方だから。今までそうして来たのよ。」

デグスの言葉に、ユミは怒りを爆発させた。

ユミ「ふざけんじゃないわよおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」

ユミがデグスに急接近し、手刀で斬りかかる。だが。

そのデグスの姿が消えてしまう。

ユミ「っ!?き、消えた・・・!?」

モギー「お姉ちゃん!!後ろ!!」

ユミ「えっ!?」 ユミは後ろの方を向く。

そこにデグスがいた。右手に持つパイプでユミを殴りつける。

ユミ「ぐはっ!!?」 ユミは倒れた。

グロッギーとソギー「お姉ちゃん!!!」

ミクス「スピードが速すぎて、

一瞬でユミさんの背後に・・・!!」

ミクスは理解したのだ。デグスはとてもスピードが速く、

そのスピードでユミの背後について、打撃したのだ。

デグス「察しが良いなァ。そう。

俺は最も速いスピードが武器なのよ!!」

デグスは物凄いスピードで走り、ミクスに近づく。

ミクス「く・・・・・っ!!」

ミクスは空気の金縛りを出そうとする。だが、

その前にデグスがミクスに近づいてしまう。

デグス「遅いんだよ!!!」 ミクス「きゃっ!?」

デグスはミクスを思い切り殴り飛ばす。ミクスは、

空気の金縛りを発動する寸前に、デグスの攻撃を受ける。

ユミ「ぐ・・・っ!!最も速いスピードが武器ですって!?

けど、スピードならこっちの方が上よ!!!」

つづく

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