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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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プリムロン「キイイィィィィヨゥ」

プリムロンはビル一つも破壊せずに、ゆっくりとダークティアーズに近づく。

ウルトラマンダークティアーズ「グルルルルルルル・・・・!!!」

ダークティアーズもプリムロンの方に気づく。

日下部「魔獣を攻撃しますか!?」

叶野「いや、待て!あの魔獣は暴れていない様子だ。

それに、あの巨人に何かするつもりだ。しばらく、様子見だ!!」

上川「本当だ!あの魔獣、偽のティアーズに近づいているぞ!!」

プリムロン「キイイィィィィヨゥ」

ウルトラマンダークティアーズ「ガアアアァァァァッ!!!」

ダークティアーズは自身に近づくプリムロンを蹴り上げる。

プリムロンは痛みで一度さがるが、再びダークティアーズに近づく。

ウルトラマンダークティアーズ「ラアアァァァッ!!」

ダークティアーズはパンチでプリムロンを攻撃。

プリムロン「キイイィィィヨゥ!キイイィィヨィ」

だが、プリムロンは負けずにダークティアーズに抱き着き始める。

ウルトラマンダークティアーズ「グルル!?ギオッ!!ヴアアアァァァ!!!」

ダークティアーズは膝蹴りで打撃し、パンチでさがらせる。

プリムロン「キイイィィィヨィ」

プリムロンは反撃にキックでダークティアーズを攻撃。

ウルトラマンダークティアーズ「ユ”ッ!!ギャアアァァ!!」

ダークティアーズは怒って、キックを出すが、

プリムロンは手を振って受け流す。

プリムロン「キイイイィィィィヨゥ」

魔獣はビンタでダークティアーズを打つ。

ウルトラマンダークティアーズ「ユンヤアアアアアァァァァァァ!!!!!」

ダークティアーズは物凄い威力の拳をプリムロンの顔に叩きこむ。

警察の男「河島さん!!魔獣がティアーズの偽物と戦っています・・・!」

河島「何故だろうな。何故か、魔獣の方を応援したくなっちまう。

魔獣は俺らの敵なのによ・・・。まっ。あの偽物なんか死んだ方が良いし。」

プリムロン「キイィィヨィ!キイイィィィョゥ」

プリムロンは連続でビンタをする。

ウルトラマンダークティアーズ「ア”アアアアアアアァァァァァァ!!!!!」

ダークティアーズは連続でプリムロンを殴りまくる。その時。

プリムロンがダークティアーズを再び抱く。

プリムロン「キイイイィィィィヨゥ」

ウルトラマンダークティアーズ「ヴアアァァッ!!

ガアァァッ!!ガァ!!ガァ!!」

ダークティアーズは両手を振るい、魔獣から離れ、3回も蹴り上げる。

だが、プリムロンはまたもダークティアーズを抱く。

ウルトラマンダークティアーズ「ギャアアアアアァァァァァァ!!!!!」

ダークティアーズはプリムロンの頭に、数回の拳を打つ。だが。

上川「見てよ。魔獣の目を・・・。」

プリムロンはダークティアーズを抱きながら、目から涙を流していた。

プリムロンは福崎を助けたいと言う想いでいっぱいであるのだ。

日下部「泣いているわ・・・!」

ウルトラマンダークティアーズ「イ”イイイイイイィィィィィィィ!!!!!!」

ダークティアーズはプリムロンを思い切り投げ飛ばす。

プリムロンはビルにぶつかり、そのビルが破壊される。

だが、プリムロンは、

少しだけ立ち、ダークティアーズに近づこうとした。

魔獣は訴えかけ続ける。

プリムロン「キイイィィィィヨゥ!キイイィィィィヨィ」

ウルトラマンダークティアーズ「フウウウゥゥゥゥゥッ!!!」


大神たちはパソコンから、

プリムロンとダークティアーズのバトルを見ていた。

緒川「大神隊長!これは一体・・・。」

大神「恐らく魔獣は、福崎を救おうとしとるかも知れん。しかし、

何故魔獣があの少年を・・・。さっぱり、わからん。

魔族。あいつらは一体、何がしたいんじゃ・・・。」

大里「もし、魔族が私たちを受け入れるなら、

その魔族に下ろうかしら・・・。」


ウルトラマンダークティアーズ「グルルルル!!ガアアアァァァッ!!!」

ダークティアーズはプラズマレイガンでプリムロンを攻撃した。

プリムロン「キイイィィィィヨィ」

攻撃を受けたプリムロンは倒れた。その時。

ウルトラマンダークティアーズ「ア”アアアアアァァァァァァァ!!!!

ギャアアァァァッ!!!

ギャアアァァッ!!ギャアアァァッ!!ギャアアァァッ!!」

ダークティアーズはさらに怒っているのか、足で地面を強く踏み続ける。

その時、プリムロンは立ち上がり、再びプリムロンを抱いた。

プリムロン「キイイイィィィィィヨィ」

そして、魔獣は泣き続けた。ダークティアーズを哀れむために。


灰間「あいつは・・・傷ついているのかも知れねェ。

けど、それでも福崎の野郎を止めようとしてやがる。

ヤバイ気がするぜ・・・。

・・・こうなったのも俺の責任かも知れねェ。だったら、

俺が止めねーと・・・!そして、助けてやらねーと・・・!!

あの魔族の女が傷だらけになってんのに、

こっちが黙っているワケにはいかねーだろが!!」

灰間は感じていたのだ。

プリムロンがダークティアーズの攻撃を受け続けていると。

灰間「・・・・うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」

そして、灰間は自身を縛っている鎖を壊そうと力を入れ始めた。

灰間「俺はミラクルマンだ!!こんな鎖くらい何でええぇぇぇぇぇ!!!」


ウルトラマンダークティアーズ「オギャアアァァッ!!」

プリムロン「キイイイィィィヨゥ」

ダークティアーズはキックでプリムロンをさがらせる。そして。

ウルトラマンダークティアーズ「グオオオオオオォォォォォォォォォ!!!!!!」

ダークティアーズは黒い色のティアーズナックルを発動し、

プリムロンを容赦なく殴り続ける。それも素早く。

ウルトラマンダークティアーズ「ヴアアァァァッ!!

ヴアァァ!!ヴアァァ!!ヴアァァ!!」

ダークティアーズは蹴り上げでプリムロンを倒し、

そんな魔獣を何度も蹴り付ける。

そして、馬乗りになり、プリムロンを連続で殴り続ける。

ウルトラマンダークティアーズ「ア”アアアアアアアァァァァァァァ!!!!!!

ギャアアアアァァァァァァ!!!!

ギャッ!!ギャッ!!ギャッ!!ギャッ!!ギャッ!!」

ダークティアーズは激しく殴り続けた後、プリムロンに某プロレスにあった、

某固め技に似たような暴力技を仕掛けた。

魔獣の身体を徹底的に潰すつもりだ。

ウルトラマンダークティアーズ「グギャゴオォォギガアアァァァァァァ!!!!!」

プリムロンの体力はもはや限界である。目から血の涙が出始めた。

日下部「やめろおおおぉぉぉぉぉ!!!」

バルワンダー1号はミサイルでダークティアーズの顔を攻撃する。

ウルトラマンダークティアーズ「ユ”ッ!!グオオオオォォォォォ!!!」

攻撃を受けたダークティアーズは怒って、プリムロンを投げ飛ばす。

そして、アームシュートで1号を攻撃した。

日下部「しまった・・・・!!脱出!!!」

1号は墜落するが、日下部は何とか脱出した。

上川「よくも日下部隊員を!!」 叶野「この偽物めが!!!」

バルワンダーDXはアンチMミサイルを発射するが、

ダークティアーズはジャンプで避けて、空中キックでDXを攻撃する。

上川「うわああぁぁぁっ!!!」

叶野「大丈夫!!これくらいではDXは壊れん!!」

バルワンダーDXは空を飛び続け、

レーザーバルカンでダークティアーズを攻撃する。


灰間は力いっぱい鎖を破ろうとしていた。

灰間「おおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」

鎖にヒビが大きく入る。もうすぐで身体が自由だ。

灰間「だああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

そして、鎖が粉々に砕け、灰間は身体を思い切り広げた。

灰間「おっしゃあああぁぁぁ!!!」

身体が自由になった灰間は落ちていたペンダントを手に取る。

灰間「行くぜ!!ティアーズ!!!!!」

灰間はウルトラマンティアーズに変身した。


ウルトラマンダークティアーズ「ジャアアアァァァァァ!!!!」

ダークティアーズはアームシュートでDXを襲う。だが、避けられる。

上川「叶野隊員!!レーザーエネルギーがかなり減少しています!!

アンチMエネルギーも同じく!!このままでは・・・!」

叶野「安心しろ!!来てくれたぞ!!本物が!!!」

叶野の言う通り、空から本物のティアーズが飛んで来た。

ウルトラマンティアーズ「シュワッチ!!!」

ティアーズは着地した。ダークティアーズの前に。ここに、

二人のウルトラマン。二人の少年が互いを向き、対峙する。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・!」

ウルトラマンダークティアーズ「グルルルルルルルルル!!!」

倒れていたプリムロンがゆっくり立とうとする。

その時、ダークティアーズがあの必殺光線を繰り出そうとした。

ウルトラマンダークティアーズ「ギャアアアアアアァァァァァァァ!!!!!!」

ダークティアーズは黒いファイティウム光線でプリムロンを攻撃した。

光線を受けたプリムロンの身体中が多く爆発を起こしていく。

ウルトラマンティアーズ『プリムロン!!!!!』

プリムロン「・・・・・・・・・!」

プリムロンは身体中が燃え、黒焦げになっていた。

そして、ぐったりと倒れてしまった。そして、

ダークティアーズは不気味に笑う。

ウルトラマンダークティアーズ「ケッケッケッケッケッケッケッケッケッ!!!」

ティアーズは拳を強く握りしめ、ついに怒った。

ウルトラマンティアーズ『てっめええええええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!

許さねえええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!』

ウルトラマンダークティアーズ「ア”アアアアアアァァァァァァァァ!!!!!!」

ウルトラマンティアーズ「シュワアアアアァァァァァッ!!!」

ここに、ついに正義のティアーズと悪のダークティアーズ。

二人のティアーズの喧嘩が始まった。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・!!」

ティアーズはキックをするが、ダークティアーズは素早く避ける。

ダークティアーズ「ギャアアアァァァァァッ!!!」

ダークティアーズはキックで攻撃するが、

ティアーズもキックで相打ちに持ち込む。

ウルトラマンティアーズ「ハアアアァァァァ!!!」

ウルトラマンダークティアーズ「ヴアアアアアァァァァァ!!!」

ティアーズとダークティアーズは互いにパンチとキックを打ち合うが、

どれも相打ちで二人ともノーダメージだ。しかし。

ウルトラマンダークティアーズ「グオオオオオオォォォォォ!!!」

ダークティアーズはパンチでティアーズを殴る。

つづく

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鈴木「良いぞ。福崎・・・!このまま暴れてしまえ。まずは、

多くの住人たちが歯向かえぬように恐怖を与え続けろ。」

大里「魔族の連中も、奴の狂気に恐れを感じるだろう。

幸田。次は魔族に宣言するように喋れ。」

マイクを使っている少年の名は幸田らしい。

幸田「はい。・・・聞こえるか。我らが天敵とされし魔族よ。

汝らは世にいてはならぬ異形の悪魔。その悪魔を、

我は大いなる怒りと共に消し去らん。」


メガホン『お前たち魔族は全て世を去らねばならないのだ。

そして、魔族によって負に溺れ弱者たちよ。我に救いを求めれ。

さすれば、良き幸運が汝らを待とう。』

メガホンが声を出している間に、

ダークティアーズは傍若無人に暴れ回った。

ウルトラマンダークティアーズ「ヴアアァァァン!!ギャアアァァァン!!」

日下部「何が魔族よ!その魔族なんて、この街に一人もいないわよ!!」

バルワンダー1号はレーザーバルカンでダークティアーズを攻撃する。

ウルトラマンダークティアーズ「グアアアァァァァァオ!!!」

だが、ダークティアーズはそのレーザーバルカンを避けてしまう。


鈴木「ふむ。それにしても、BARめ。

どこまでも俺らに歯向かうつもりらしい。」

幸田「・・・ですが、おかしいです。福崎さん。ウルトラマンになってから、

何だか変です。まるで、暴走しているみたいに感じますが・・・。」

鈴木「いや。あの狂気を見せる暴れっぷりが、

負の感情を露わにしている感じ。負の涙の巨人らしくて良いだろう。」

大里「そうだ。ダークティアーズには、あのような暴れっぷりが一番さ。

さァ。幸田。もっと宣言するのだ。ダークティアーズの言葉を。」

幸田「はい・・・。人類よ。我に従え。魔族よ。我に滅ぼされよ。

この世界は我の物となるのだ。我に歯向かう者は一人でも滅ぼさん。」

その時、大神と緒川が入って来た。二人の登場に鈴木たちが怯える。

大神「そこまでじゃぃ!!MADA!!」

鈴木「・・・ひっ!?ば、BAR!!どうして、ここが!!?」

大神「謎の少女が教えてくれたんだ。おどれらの事を。

そして、あのウルトラマンの事を・・・!」

大里「貴様ら・・・!私たちをどうしようと言うのだ!?」

緒川「残念だけど・・・。逮捕するわ。」

鈴木「そんな事はさせない!!幸田!!福崎に助けを求めろ!!」

幸田「は、はい・・・っ!!」

大神「無駄じゃ。あのウルトラマンは真に暴走しちょる。福崎は、

力を制御できなかったんだ。

恐らく、おどれらの声は一切、聞こえない。」

大里「黙れ!!あれこそが、福崎の意思!!

そして、負の涙の意思なんだよ!!

てめーらに何がわかるっつーんだよ!!奴の気持ちが!!そして、

私たちの気持ちが!!私は私の科学で、

ウルトラマンの力で魔族も人間も支配して、

我ら弱者にとって住み良い世界に変える!!

邪魔すんな!!クソ共が!!」

緒川「あなた・・・!自分たちが何をしているのかわかっているの!?

あなたが科学者の中で落ちこぼれだからって、

こんな事をして良いハズないじゃない!!」

大里「落ちこぼれなりにやっただけだ。てめーのような天才と違い、

私はこれくらいの事しかできないんだよ!!どうよ?私の科学は。

素晴らしいだろう。

他のウルトラマンも洗脳する装置もできる。そして、

例え、福崎が暴走しているとしても、

その暴走を止める機械を作ってやんよ!!!」

緒川「見なさいよ!!このウルトラマンの姿を!!!」

緒川は暴れているダークティアーズの姿を大里たちに見せる。

ダークティアーズは残虐に暴走を続けている。もはや魔獣も同然だ。

緒川「福崎と言う子は、ウルトラマンの力を制御できずに、

本当に負に溺れてしまったのよ!?負の感情に支配されたまま、

強大な力を持てば、とても危険な事はわかっているハズでしょ!?」

大里「ふ、福崎・・・・!まさか、本当に暴走を・・・!?」

大神「可哀想じゃき・・・。救いようがなくなってもたわ。

良えか。負の感情は己の身を滅ぼす事もあるんだ。

その結果が、これだ。」

大神はダークティアーズの方を見て、そう言う。

大里「じゃあ・・・。やっぱり、落ちこぼれだったの?

私の科学。やはり、何の役にも立たないって言うの・・・。

私は・・・・。私は・・・・・っ!!」

幸田「・・・うえええええええぇぇぇぇぇぇぇん!!!!!」

幸田はいきなり泣き出した。恐らく、何かの後悔を感じたか、

BARに逮捕されるのを恐れているかだろう。

大神「どうすんじゃぃ。鈴木。こうなったのも、お前の責任だぞ。」

鈴木「俺は・・・認めねェ!!あの暴走こそ、

ダークティアーズの本能!!俺にはわかる!!

福崎もわかってくれるハズ!!俺は諦めない!!!

ダークティアーズと一緒に、この馬鹿な世間を変えるんだ!!!」

鈴木はいきなり走って逃げ出した。

大神「おい!!待たんかぃ!!!」


廊下を走る鈴木の前に、複数の警察たちが襲ってくる。

警察「そこまでだ!!MADAのリーダー!!!」

鈴木「う、うわああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!??」


その頃、灰間はあのトリオに何度も多くの打撃を受けてため、

血まみれとなった。

灰間「・・・っ!う・・・。っ!?」

灰間は見た。その目線には、あのトリオが倒れているではないか。

灰間「どうしたんだ・・・!?一体・・・。むっ!?」

そして、灰間の目の前には、あの少女がいた。

あの時、灰間を助けてくれた少女が。

灰間「お、お前が・・・!やったのか!?」

少女「ええ・・・。この3人には眠らせてもらったわ。あの3人、

それぞれ他人に迫害されて、辛い過去を持っていた。福崎は、

負の涙。ダークティアーズの力を制御できずに暴走し、

街を破壊している。」

灰間「何・・・だと!?うっ!?」

その時、少女が右手で灰間の顔に触れ、その右手が優しく光る。

その光に包まれた灰間の傷がほとんど消えかける。

灰間「これは、回復魔法・・・。お前、魔族なのか?」

少女「私はプリムロン。地球と共存するために来た。でも、

戦う力はほとんどない。せいぜい、少しだけ回復させるだけ。

そのせいで、他の魔族にいじめられる事もあるけどね・・・。」

灰間「いじめられる事も・・・!?」

プリムロン「そうね。その事で、地球に逃げて、

地球人と仲良くなろうとしたでしょうね。・・・悪いけど、

私にその鎖を外す力を持ってないわ。でも、信じてる。

あなたならこの鎖を壊せる事を。

MADAの皆さんを憎まないであげて。

あの人たちは世間の犠牲者だから。あの人たちは、

不器用で切ない被害者。だから、あんな悲劇を引き起こしたの。」

そして、プリムロンはどこからともなく、

ウルティメイトペンダントを出す。

灰間「これは、俺のペンダント!?どうやって・・・!?」

プリムロン「鈴木と言う男から密かに奪ったの。あの人は、

ダークティアーズを応援するだけで他の事に気づけなかったから。」

そう。警察やBARに、ダークティアーズやMADAの事を、

全て教えたのは、この魔族であるプリムロンであったのだ。

プリムロンは、ペンダントを灰間の胸にかける。

プリムロン「私はこれから、ダークティアーズ。

いえ、福崎を止めに行く。

あの子を負の涙から助けなければいけない。あの大昔の時代、

負の涙を使った一人の男がダークティアーズとなり、

とても幸せな国を次々と滅ぼした。

でも、それは自分の意思ではなく、

負の涙の意思だわ。その負が変身した者を支配したのよ。だから、

あの負の涙をかき消し、その負の支配から彼を助けたいの。」

その時、プリムロンの身体が光り始めた。

その光がゆっくりと巨大化し、

その光が消えると、巨大な魔獣となった。

ピンクに近い色だが、手足が白黒であった。怪獣らしい体型が、

顔には口がなく、目が緑であった。これが、プリムロンの本当の姿だ。

プリムロン「ピイイィィィヨィ!ピイイィィィヨィ」

灰間「ぷ、プリムロン・・・・!」

ウルトラマンダークティアーズ「ギャアアアアァァァァァァ!!!!!!」

ダークティアーズはビルを思い切り投げ飛ばし、遠くにビルを破壊する。

上川「ミサイル発射!!!」

バルワンダーDXが2発のミサイルを発射する。だが。

ウルトラマンダークティアーズ「イ”イイイイィィィィィ!!!」

ダークティアーズはキックでその2発のミサイルを蹴り飛ばした。

叶野「何っ!?」

ウルトラマンダークティアーズ「ジャアアアァァァッ!!!」

ダークティアーズは黒いシューティングスラッシュで、

別のビルを斬る。

多くの戦車も一斉砲撃でダークティアーズを攻撃する。

ウルトラマンダークティアーズ「ギオオオォォォッ!!ギャッ!!」

ダークティアーズはアームシュートで複数の戦車を破壊する。

日下部「まるっきり歯が立たない・・・!このままでは・・・。むっ!?」

その時、プリムロンが現れた。

プリムロンがダークティアーズを止めるために、この街に現れたのだ。

日下部「ま、魔獣だわ!!こんな時に・・・!」

つづく

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日下部の声『はい!その証拠に、

色も声も違うし、私たちを攻撃しました!!』

大神「詳細が知りたい!!モニターに映す準備をしてくれ!!」

日下部の声『了解!!!』

緒川「隊長・・・。何故、ティアーズの偽物が・・・!?」

大神「わからん。これも、魔族の仕業ちゃうんか!?」


そして、ダークティアーズはある街へ飛び、着地した。

ウルトラマンダークティアーズ「ギャウッ!!ウ”ウウゥゥゥ・・・!」

ダークティアーズの姿を見た街の人々は、

その姿をティアーズではないかと困惑する。

男性A「あ!ウルトラマンティアーズだ!!」

女性A「でも、色が違うわ・・・。」 男性B「今日は魔獣がいないのに。」

女性B「一体、何があったのかしら?」

だが、ダークティアーズをティアーズではない者であると気づく者たちもいる。

男の子「違う!!こいつはティアーズじゃないやぃ!!」

女の子「私もそう思うわ!」

その時、ダークティアーズから声が出始めた。

ウルトラマンダークティアーズ『人類よ。聞くが良い。

我が名はダークティアーズ。負の涙の化身なり。

私は悲しい。何故、この世に負が溢れておれらるのか。』

ダークティアーズが喋っている間に、バルワンダーDXが飛んでくる。

日下部「あの偽物・・・!一体、何を喋っているの!?」


BAR基地の司令室でも大神と緒川が、

スクリーンでダークティアーズの姿を見た。

緒川「ウルトラマンティアーズと全く似ているわ!!」

大神「いいや。こやつは真っ赤な偽物じゃき!何て醜い姿じゃい・・・!」

そこに、一人の防衛隊員が走ってくる。

防衛隊員「報告します!!ポイントE-102で、

MADAと言う犯罪グループが潜伏し、灰間を捕えているとの事です!!」

大神「何ィ!?それは本当かぃ!?誰が教えてくれたんだ!!?」

防衛隊員「見知らぬ少女らしいですが・・・。」

緒川「大神隊長。MADAと言うのは・・・。」

大神「うむ・・・・っ!」


ウルトラマンダークティアーズ『人間たちは愚かにも、

争い続け、敗者は地獄に落ち、勝者は天国へと昇天した。それも、

太古の昔から。優しさと幸せなど、今では己のものとなれぬだろう。

容易く訪れしは、怒りと悲しみ、憎しみと悪意である。』

日下部「何を言ってるのかわからないけど、何かむかつくわ・・・!」

そして、多くの戦車やジープ、

さらにパトカーなどがダークティアーズの近くにいた。

警察や自衛隊の皆さんが駆け付けたのだ。警察の中には、

一人の少しだけ太い男がいた。

警察の男「鈴木・・・。相変わらずふざけた真似してるな。

福崎・・・か。まぁ。しょうがねーのォ。負け組だし。」

ウルトラマンダークティアーズ『幼きより莫大な不運を受けた者は、

悪意に走り、死後。必ず地獄に落ちるだろう。しかして、

幼きより莫大な幸運を受けた者も、悪意に走らん。』

ダークティアーズは喋っている間に、ウロウロと歩き始めた。

ウルトラマンティアーズ『人は愚かにも、悪意に走り易き存在なのだ。

そんな人である貴様たちに、我は今でも怒り狂わんとするだろう。』

叶野「データを分析したが、この巨人自体が、

声を発していない。何者かが遠くにいて、巨人が喋るように、

声を出している仕組みがこの街にあるそうだ。」

上川「特殊なメガホンを使っていると言うワケですか!?」

そう。今までダークティアーズが出した声は、

ダークティアーズのものではなかった。

別の誰かがメガホンを使った作戦で、ダークティアーズが、

喋っているように感じさせるようなトリックを使っているのだ。

その時、ダークティアーズが急に醜い声をあげ始める。

ウルトラマンダークティアーズ「グルッ!!グルルルルルル・・・!!

ヴアアアアアアアアァァァァァァァァァァァ!!!!!!!」

ダークティアーズの身体から赤黒いオーラが出始めた。

ウルトラマンダークティアーズ「ギャアアアアァァァァッ!!!」

ダークティアーズが突然、目の前の建物を破壊し始めた。

ダークティアーズは暴走をし始めたのだ。

男性「暴れ出したあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

人々は悲鳴をあげて逃げ惑い始める。

日下部「攻撃開始!!!」 

バルワンダーDXがレーザーバルカンを連射する。

ウルトラマンダークティアーズ「ユ”ッ!?ア”アアアァァァッ!!」

ダークティアーズは黒いアームシュートでDXを攻撃する。

だが、避けられる。

他の警察「河島警部!!巨人が暴れ始めました!!」

警察の男の名は河島であった。河島は冷たい態度でこう言う。

河島「暴走したか・・・。やっぱり、負の力は危険だよ。

これから物凄い悪さするな。これだから、俺の弟にいじめらるんだよ。

福崎。鈴木なんかと手を組みやがって・・・。」

バルワンダーDXが電気ビームを発射する。だが。

ウルトラマンダークティアーズ「グギャアアァァァァ!!ガアアァァァッ!!」

ダークティアーズは紫色のハイパーリフレクトで防御し、

さらに向きを変えて、跳ね返った電気ビームに別のビルを破壊させた。

叶野「気をつけろ!!奴はティアーズと同様の力を持っているらしい!

日下部!!搭載しているバルワンダーを使え!!!」

日下部「了解!!!」

その時、ダークティアーズが喋っているようにトリックしている、

謎のメガホンがまた喋り始める。そのメガホンがどこにあるかわからない。

謎のメガホン『人間たちよ。負の涙を流している切なき悪鬼らよ。

我に従え。そして、我と共に愚かしい世を正そうではないか。

クソむかつかん勝者共よ。何の意味もなく、

負に溺れし者たちを迫害せり貴様たちは、

我に裁かれるが良い。これは、罰なり。』

メガホンが喋っている間に、ダークティアーズが、

物凄い怪力と暴力で街を破壊して暴れる。そして、

バルワンダーDXの下部の装甲が開き、

そこから、バルワンダー1号が発射した。

DXの機内には、1号が搭載されているのだ。

その1号を日下部が操縦している。

日下部「これ以上、好きにはさせないっ!!」

バルワンダー1号が火薬状バルカンでダークティアーズを攻撃する。

ウルトラマンダークティアーズ「ガアアアァァァ!!ウギャアアァァァァ!!!」

続いてバルワンダーDXもレーザーバルカンで攻撃する。

だが、この程度の攻撃ではダークティアーズを倒せず、

余計に怒らせるだけであった。

その証拠に、物凄い鳴き声をあげながら、さらに街を破壊していく。

河島「あーあ。馬鹿だな。このクソガキ。巨人の力の使い方、

まるで駄目。MADAの連中も馬鹿だ。

魔族と戦おうと言ってるクセに、

魔族に勝った事など一度もない。あいつらはマジでクズだ。

まっ。そんな下衆共も間もなくBARに捕らわれるがな。

・・・・全ては、あの少女のおかげかも知れないな。

何者かは知らんが・・・。」

ウルトラマンダークティアーズ「ギャアアアアアァァァァ!!!ヴア!!」

ダークティアーズは黒いプラズマレイガンでバルワンダー1号を攻撃。

だが、避けられる。

ウルトラマンダークティアーズ「ギャアァァッ!!

ギャッ!!ギャッ!!ギャッ!!」

ダークティアーズはアームシュートを何発も発射して、

街をさらに破壊する。


ダークティアーズが初めて現れた街に、一つだけ寂しい廃ビルがあった。

そのビルのとある部屋で、鈴木と大里。そして、謎の少年が、

パソコンの画面でダークティアーズが暴れているのを見ていた。

パソコンの前に座っている謎の少年の前にマイクがある。そう。

この少年がマイクを使って、ダークティアーズが暴れている街に、

配置したメガホンを使って、

ダークティアーズが喋るトリックをしたのだ。

つづく

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灰間「何!?もしかして、お前・・・!知ってるのか!?

姫君の涙の伝説の事を・・・・!」

鈴木「ああ。知ってるさ。噂だけな。だが、ダークメイトペンダントの事は、

あの博物館から、情報を得たぜ。・・・ダークメイトペンダントは、

お前の所持していたウルティメイトペンダントとは、

違う意味で造られたのだ。」

鈴木はそう言うと、

右手にウルティメイトペンダントを持っているのを灰間に見せる。

灰間「っ!?お、俺のペンダント!!盗みやがったな!?」

鈴木「ウルティメイトペンダントは、太古の時代で、

ある御姫様の涙で光の巨人に変身する能力を得ただろう。

宝石が涙で魔法のアイテムになろうとは、とても凄いよ。

このダークメイトペンダントも、涙によって造られたのだ。それは、

ティアーズが誕生した後の太古の時代。その時代に、

魔獣たちが地球から去ったが、今度は人間同士の戦争が起こった。

そして、醜い社会ができるようになった。家を失った子、

家族に捨てられた子、迫害される子、大切なものを奪われた子、

醜い人生を送った子。その多くの負を受けた者たちが集まり、

一斉に嘆き悲しんだ。そして、その多くの者たちの涙が、

全てある宝石に集まり、その宝石に不思議な力が宿った。」

灰間「その宝石は・・・・・!?」

鈴木「ウルティメイトペンダントの失敗作さ。詳しく言えば、

本来造られるハズだったペンダントが、

何かの事故で使い物にならなくなった物だな。

その物を、負の受けし者たちが奪い、世間に復讐せんと、

その負の怨念を注ぎ込み、ダークメイトペンダントが誕生しただろう。

まあ、全て俺の推測だがな。ようするに、

マイナスエネルギーが成したってワケだ。」

福崎「そして、そのペンダントで、闇の巨人に変身できるんだよ。

負の涙が、悪のエネルギーが、

ペンダントに選ばれた者を巨人にするんだよ!!」

福崎の胸にかけているダークメイトペンダントが黒い光を放つ。

鈴木「見せてやれ!!福崎!!負の涙の実体化を・・・!!」

福崎は黒く光るダークメイトペンダントを掲げる。

灰間「ま、まさか・・・・!!止めろ!!!」

福崎「うるせェ・・・・!!よく見ろや。そして、怯えれ!!」

大里「灰間翔。お前だけが特別だと思うな。・・・行け。福崎。」

福崎「ダークティアーズ!!!!!!!!」

そして、ペンダントから発する闇が福崎を包む。

その闇が巨大化すると、その闇が消える。

そこから、ウルトラマンティアーズが、

現れた。だが、このウルトラマンティアーズの容姿が少しだけ違った。

目が赤くなり、ラインの色が紫となっていた。顔の表情も醜くなり、

身体がティアーズよりさらに屈強していた。トサカがモヒカンに似ていた。

カラータイマーが変わってないらしい。この醜い巨人こそが、

負の涙が生んだ悪の巨人。ウルトラマンダークティアーズだ。

ウルトラマンダークティアーズ「グルルルルルルル・・・・!!」

灰間「福崎が・・・・ウルトラマンになっちまった・・・!!!」

鈴木「おお・・・!これが、負の涙の塊・・・!!俺らMADAの、

ウルトラマンが今ここに誕生した!!俺の予想は正しかった!!

この巨人さえいれば、俺たちが社会を支配する事ができる!!」

灰間「ふざけた事を言うな・・・っ!!ぐあ!!?」

その時、灰間を縛っている鎖に電流が流れ、その電流が灰間を苦しめる。

大里「お前を縛っている鎖に少し細工してね。死なない程度の電流を、

仕込んでおいた。あと1週間でお前を洗脳するための装置が完成する。」

灰間「ぐっ・・・!!洗脳・・・だァ・・・・!!?」

大里「そう。

私たちはティアーズであるお前の力も使いたくなってね。

だが、お前はきっと反対する。だから、

お前を洗脳して、我らの戦闘マシーンにするつもりだ。」

灰間「そ、それはやりすぎじゃ・・・!うあああぁぁぁぁ!!!」

灰間を縛った鎖にさらなる電流が流れ、灰間は強い感電を受ける。

大里「静かにすれば、電流を止める。」 

大里は壁にあるスイッチを押す。

すると、鎖に流れた電流が消え、灰間は苦しまなくなる。

灰間「・・・・・・っ!!」

鈴木「そろそろ茶番はよそう。行け!!ウルトラマンダークティアーズ!!!

まずは、その偉大なる姿を人間共に見せつけてやるのだ!!!」

そして、天井にある機械のゲートが開き、空が見えるようになった。

ウルトラマンダークティアーズ「・・・・ユ”ッ!!」

ダークティアーズは空を飛び、地上へ出てしまった。

鈴木「さて。洗脳装置が完成するまで、お前はここで待機してもらう。

その前に、鎖を破らんように、体力を消耗させないとなァ。」

その時、例の3人組が現れた。少年、青年、少女のトリオだ。

中年「女じゃねーのが残念だが、まっ。ストレス発散になるから良いわ。」

少年「くくくく・・・!!覚悟せェ。

いっぱい痛めつけてやるからよ。残虐にね。」

少女「私たちの奴隷にならない限り、てめーはボコボコだ。」

灰間「こいつらもMADAのメンバーか・・・!!」

大里「ああ。こいつらも私と同じ世間を憎む者たちだ。かかれ。」

トリオ「うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」

少年は木の棒、中年は釘付きバット、

少女は鉄の棒で灰間に襲いかかる。


街の上空では、バルワンダーDXが飛んでいた。乗っているのは、

日下部、上川、叶野の3人であった。

行方不明となった灰間を探すためだ。

日下部「灰間がまたいなくなるなんて・・・!っ!?」

その時、バルワンダーDXの前に空に浮かんでいる者があった。それは、

ウルトラマンダークティアーズだった。

上川「ウルトラマンティアーズだ!!」 

叶野「どうした!?魔獣でも現れたのか!?」

日下部たちはダークティアーズの事を、

ティアーズである事を勘違いする。

日下部「ティアーズ!!教えて!!灰間はどこにいるの!?」

ウルトラマンダークティアーズ「ギャアアァァッ!!」

その時、

ダークティアーズが右手から黒いアームシュートを発射する。

日下部たち「うわっ!!?」 バルワンダーDXは間一髪に避ける。

日下部「・・・っ!?よく見れば、ティアーズじゃないわ!!」

上川「本当だ!!ティアーズに似ているけど・・・。偽物だ!!!」

そして、ダークティアーズは空を飛び、どこかへ移動する。

叶野「追え!!何かを企んでいるぞ!!」


BAR基地の司令室で、大神と緒川が日下部の連絡を受けて驚く。

大神「ティアーズの偽物じゃと!!?」

つづく

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今日もウルトラマンティアーズとして魔獣から地球を守った、

灰間翔。そんな彼の前に、あの福崎が再び現れた。

しかも、とても恐ろしい武器を手に持って。それは、

ウルティメイトペンダントに似ているペンダントであった。

灰間「俺と・・・同じウルトラマンに!?お前がか!?」

福崎「ああ。そうよ。俺様は手に入れたんだよ?

お前と同じウルトラマンになれる能力を・・・。

それがこいつだ!!」

福崎は紫色のペンダントを灰間に向ける。そのペンダントは、

形がウルティメイトペンダントに似ていた。

福崎「教えてやるよ・・・!このペンダントの名は、

ダークメイトペンダント。このペンダントは、

てめーの持ってるペンダントと全く同じ能力を持っていてな。

このペンダントで、俺もウルトラマンに変身できるのさ!」

福崎がそう言った後、灰間のペンダントが光り始める。

灰間「・・・どうやら、お前の言っている事は正しいな。

けど、そのウルトラマンに変身して、どうしよってんだ!?」

福崎「くくくく・・・・!安心しろよ。地球は、

俺が守ってやるよ。お前の代わりになァ!!!」

福崎はいきなり灰間に殴りかかる。とても速いパンチだ。

灰間「っ!?」 灰間は驚き、素早く避ける。

福崎「どうよ!?ペンダントのおかげで俺はパワーアップしたのよ!!」

灰間「くっ!!おらあああぁぁぁぁぁ!!!」

灰間もパンチで反撃する。だが、

福崎は片手でそのパンチを余裕に受け止める。

灰間「何・・・・っ!?」 福崎「けけけ・・・!おるぁ!!」

福崎は物凄いキックで灰間を蹴り飛ばす。灰間は壁に叩きつけられる。

灰間「ごは・・・っ!?(な、何つーパワーだ・・・!!)」

灰間は倒れてしまう。そして、福崎の近くに、鈴木が歩いてくる。

福崎「これで良いよな?鈴木。」 鈴木「ああ。アジトへ連れて行こう。」

鈴木は倒れた灰間を抱え、福崎と共に歩き去った。


ウルトラマンティアーズ第41話・しき勇者

ウルトラマンダークティアーズ
慈愛魔獣・プリムロン
登場


BAR基地の司令室では、日下部が何かと怒りそうであった。

日下部「全く!灰間の奴。何をやっているのよ・・・。

とっくに遅れていると言うのに。」

叶野「どうせ。何かの都合だろう。奴はまだ学生だからな。君と同じ。」

叶野の態度に、日下部は苛立ちを覚える。

日下部「叶野さん。言っておきますけど、私と灰間隊員は違うのです。

あいつは色々と忙しいけど、

私はどんな事でも軍事の方を優先しますので。」

上川「でも、たまには休ませても良いんじゃない。今は春休みだし・・・。」

叶野「一番、休みたい奴がよく言う。」

大神「確かに今は学生にとって春休みじゃき。

今やゆっくりすると良えがな。」

その時、テーブルの上の電話が鳴る。大神がその受話器を取る。

大神「はい。BARです。」 受話器から美由紀の悲しげな声が聞こえる。

美由紀の声『あの・・・!うちの息子はまだBARですか!?』

大神「いえ。灰間隊員はまだいません。どうかなさいましたかぃ?」

美由紀の声『うちの息子が・・・。

うちの息子がまだ帰宅してないのです!!』

大神「何ですと・・・!?もしや、灰間隊員は行方不明と!!?」

大神の発言に隊員たちは驚く。


灰間「う、ううん・・・!っ!!こ、ここは!?」

灰間は目覚めた。今、彼がいるのはとても広く大きい洞窟であった。

灰間「っ!?こ、こいつは・・・・!?」

灰間は自分の状況をすぐに理解する。灰間は今、

壁に張り付けられて、手足はもちろん、身体中を鎖に縛られていた。

福崎「よーう!目覚めたか?ミラクルマンさんよ。」

灰間の前に福崎と鈴木、そして大里がいた。

灰間「福崎!!っ!?誰だ!?お前らは・・・・!」

鈴木「・・・我々はMADA(マーダ)。魔族と戦う者たちだ。」

灰間「MADAだと!?聞いてねェぞ!」

鈴木「ふっ。聞いてないのは仕方がない事だ。何せ、俺たちは、

世間の裏側で活動してるんだからな。俺たちMADAは、

この腐った世間を嫌い、その世間を変えようとしている。

それにはまず、邪魔な魔族を退治する。この少年を使ってね。

正確には、この少年が持つペンダントに力で・・だがな。」

鈴木は福崎の肩に触れて、そう言う。」

灰間「・・・もしや、福崎にペンダントを与えたのはてめェか!?」

鈴木「そうだ。俺だ。俺はダークメイトペンダントの素晴らしさを知り、

そのペンダントに相応しき者を探したのさ。」

福崎「それが、この俺よ。」

鈴木「教えてやろう。ダークメイトペンダントの事を・・・!」

つづく

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