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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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ダン ダダン ズギュン ズギュギュン バキュン

次々とバリケードに潜むグラブリンたちがライフルを撃ち、前方より迫るティッカーたちを攻撃した。

ティッカー「敵が射撃を始めたぞ!!心してかかれえぃ!!!」

村に迫るティッカーたちはいきなり前方の一斉射撃に立ち向かうも、

中に何匹か弾に撃たれて倒れた者がいた。

「わっ!!」  「ぎゃぁっ!!」 「うあああっ!!!」

グラブリン「撃て撃てぇ!!もっと撃てぇぇ!!」

「駄目です!!敵軍がどんどん近づいてきます!!」

射撃隊の激しい射撃により、ティッカー軍の戦力が削られつつも、

ティッカー軍は段々とグラブリン隊の防衛バリケードに近づいてきた。

ティッカー「とつげきゃあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

グラブリン「ち、近づいてきました!!」  「ちっ!後退せよ!!!!」

ティッカーたちがグラブリン軍のバリケードを飛び越え、

射撃兵が一斉に逃げ出すが、中には逃げ遅れて敵にかみ殺されたり、

そのまま敵を撃とうとするが、その前にかみ殺される者が数名いた。

「わああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」

待機していたグラブリンの兵士たちが剣やヤリなど様々な武器で、

迫るティッカー軍とついに戦闘に入った。

グラブリンは剣で斬ったり棒で叩いて倒したり、ティッカーは素早い動きで噛み殺していったり、

また、体当たりして気絶させたりしていたりと、それぞれ犠牲者が増えていた。

チャック「むっ!!??」  広場でのバンジョーたちやベスたちも戦争の声が聞こえていた。

バンジョー「この激しい声は!!?」

ベス「戦争が始まったんだ・・・・!!我々グラブリン族とティッカー族のよ・・・・・・!!」

カズーイ「なんですって!!?」

バンジョー「じゃあ、君たちも加勢を・・・・・・・!」

ニラ「戦争が始まったらしゃーない!!わいは味方を手助けに来るでっ!!!」

チャック「俺も行く!!ティッカーどもめ!!」

ニラとチャックは戦争の加勢に広場から出た。しかし、

ベス、スコット、エルマーはまだバンジョーたちの前で武器を構えていた。

ボトルズ「君たちも早くっ!!」

エルマー「いや、俺たちはお前たちを倒そうと思ってね・・・・・。」

カズーイ「何よ!!他の二人はとっくに行ったのに!!」

スコット「あいつらは優しすぎる・・・・・。それより、お前たちは危険な存在だ!

一刻も早く、首を取った方がいい・・・・・・!!」

ベス「今度こそは決着を着けてやる・・・・・であああぁぁぁ!!!」

ベスが一足お先にヤリでバンジョーを突き刺そうとした。

バンジョー「ぐっ!!やめるんだ!!!僕たちは君たちとは戦いたくないっ!!!」

バンジョーはベスのヤリ攻撃から避けるとそう言った。しかし、その言葉だけでベスが沈むはずがない。

ベス「だああああああぁぁぁぁっ!!!!」  ベスはヤリを振り上げた。

そして、ヤリを振り下ろし、バンジョーの頭を打った。

バンジョー「ぐふうぅ・・・・・・・・っ!!!」 バンジョーは頭をヤリに叩かれた痛みで歯を食いしばった。

カズーイ「バンジョー!!くうっ・・・・・・!」  カズーイはベスに向かって嘴を突き出した。

ベス「な・・・・・・!?う”あ・・・・・・・・・っ!!!」  ベスはカズーイの嘴攻撃を受けて、

バンジョーのところ弾き飛ばされて、木に叩きつけられた。

スコット「ベス!!!!」

エルマー「この鳥がっ!!!!」  エルマーはカズーイに向かってライフルを撃った。

カズーイ「・・・・!?きゃっ!!!」  カズーイは敵の弾が来るのを気づき、それを危うく避けた。

バンジョー「カズーイ!!?」

カズーイ「大丈夫よ!!!」   そこに、スコットが斧を振り回して攻めてきた。

スコット「ぬああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」  スコットはジャンプした。

どうやらカズーイを斬りつけようとしたのだった。

バンジョー「カズーイ!!上から!!!」

カズーイ「くっ!!またあたしを攻撃する気ね・・・・・!!」

ボトルズ「どうやら奴らはバンジョーの戦力がカズーイである事がわかったらしいですね・・・・!」

スコット「この鳥さえ斬ればああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

カズーイ「させないっ!!!」  ガキィィィ  カズーイの嘴とスコットの斧がぶつかり合った。

ベス「なにぃ・・・・・!?」

カズーイ「今よ・・・・・・!!」

バンジョー「うん!!・・・てあっ!!」 バンジョーはスコットの腹に正拳突きを打った。

スコット「ぐはぁっ!!」  スコットはバンジョーの打撃を受け、地上に扱けた。

エルマー「ふっ!やはりやるね・・・・熊と鳥。だが・・・・・・。」

カズーイ「なによ!??」

ボトルズ「危ない!後ろ!!!」

カズーイ「え?」  カズーイは後ろを向いた。そこに、ベスがヤリを突き刺しにかかった。

ベス「ッ・・・・・・・・・・・!!!」 ベスは後ろから密かにバンジョーとカズーイを殺そうとしたのだ。

カズーイ「バンジョー!後ろ!!!」

バンジョー「っ!!?とぅえあっ!!!」  バンジョーも後ろに気づき、回し蹴りでベスを攻撃した。

ベス「うぶっ・・・・・・・!」  ベスは顔の右部分を蹴られ、右のところに扱けた。

エルマー「ちいい・・・・・・・!!!」  エルマーはライフルを撃った。

バンジョー「っ!!」  しかし、バンジョーはそのライフルの弾を避けた。

カズーイ「もうその弾は見切っているわ!!!」

バンジョー「もうこれ以上争うのはやめよう!!それよりも、今は君たちの仲間が戦争している。

仲間たちを助けよう!!僕たちも手伝う・・・・・・・!そして・・・・・・・!」

バンジョーは魔の髑髏を出し、それをベスたちに見せた。

スコット「魔の髑髏!!!」

ベス「なんだって!!?あれは不死の魔術師が捜し求めていたもの・・・・・・!

貴様っ!!まさか盗んだのではあるまいな!???」

エルマー「俺も盗もうとしてたけどな・・・・・。」

カズーイ「確かに頂戴したわ。不死の魔術師を仲間にするためにね。」

ベス「仲間にする!!??一体何を企んでいるうぅっ!!!」

ベスはバンジョーに向かってヤリを突き出す。

しかし、バンジョーは右手でベスのヤリを受け止めた。

ベス「な・・・・・・!?」

バンジョー「・・・・もうやめるんだ・・・・・。君の技はもう慣れてきた。」

ベス「ふざけるなっ!!その髑髏は災いをも起こすんだぞ!!??」

バンジョー「確かにそうかも知れない。でも、奇跡だって起こると思う・・・・・。」

ベス「くっ・・・・・・!」 バンジョーはゆっくりとヤリを放し、ベスはバンジョーから少し離れる。

エルマー「では、もう一度俺が聞こうか?不死の魔術師を利用し、何を企む?」

バンジョー「・・・・・・・妹を助けるためだ・・・・・・!!」

スコット「妹を助けるだと・・・・!?」

ベス「なんだよ?妹って・・・・・!?」

ボトルズ「・・・・・・僕がお話します。」

一方、戦場となった村では、ニラが矢を放ち、敵を射抜く。チャックは剣で敵を切倒していった。

チャック「はああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」  チャックは剣を振り回して、

次々とティッカーを斬り捨てていった。

ティッカー「うわ!!」  「うああ!!」 「が・・・・っ!!」 「あっ!!」 「う”・・・・・!」

ニラ「ふん!!!」  ニラは再び矢を放った。矢に刺されたティッカーは倒れて死んだ。

ティッカー「うあああ・・・・・・っ!!」

ニラ「くっ・・・・・!流石にこの数じゃかまわへんわ・・・・・・!!」

チャック「あきらめるな・・・・・!ああ!!」  チャックは見たティッカーに噛み殺された味方の死に様を。

グラブリン「ぐは!!」  「うあ!!」 「わ・・・・・っ!!」  「あああ!!」  「ごへ!!!」

グラブリンの戦士たちも次々と倒れていった。

ニラ「どんどん味方の数が減ってくわ!!」

チャック「畜生!!こんな時に限って何やってんだよ!!あの3人はよ!!!」

広場では、ベスたちがボトルズの話を聞いていた。

ボトルズ「・・・・・・・・バンジョーの妹、チューティは、

グランティのボス、グランチルダに捕らわれました。」

スコット「グランチルダだと!!!??」

カズーイ「知ってるの!?」

エルマー「ああ。グランティの中でもっとも恐ろしい力を持った魔女だっけな。

そいつの手下どもが我が村を襲ったのだ。」

ベス「俺はそのグランティに家族を殺されたんだ!!!」

ボトルズ「・・・・・ベス・・・・・。」

カズーイ「グランティ・・・・・!あんな悪い行いもするなんて・・・・・・!!」

バンジョー「許さない・・・・・!」

ベス「・・・じゃあ、お前たちはグランティじゃない・・・・のか?」

カズーイ「当たり前よ!!何度言ったらわかるのよ!!!」

バンジョー「僕も、君と同じ、グランティを許さないんだ・・・・。」

ベス「お・・・・お前たち・・・・。」

スコット「だが、我々グラブリン族は他の種族を受け入れる事はできない・・・・。

受け入れる事は・・・・・・・・。」

つづく

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