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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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シャリオとサキは誰もいない食堂の中で静かにテーブルでケーキやクッキーを食べていた。

シャリオ「・・・・・・・・・。」

シャリオはフォークでケーキの一部を食べた後、サキが静かに言う。

サキ「・・・・・・・・なんか、こういうのも、悪くないな。」

シャリオ「・・・・・・・うん。今は・・・・二人っきりだからね。」

シャリオの言うとおり、ここにいるのは、彼女とサキだけであった。

時間が立ちと、もう食事は終わっていた。

サキ「ごちそう様でした。」

シャリオ「こちらもごちそう様でした。おいしかった?」

サキ「うん!おいしかったよ。」

シャリオはそれを聞いてほっとした。自分の料理を友人が認めてくれたのだ。

窓から夕日の光が漏れ、その光が二人を浴びせていた。

サキ「よし。じゃあ、私の教室、行ってみる?」

シャリオ「いくいく!」

サキとシャリオはランチルームから出て二人ではしゃぎながら廊下を走った。

まるで、知らない人がもう本当の友達になったかのように・・・・。

二人は三階にあがり、3-4の教室の前に立った。

サキ「ここが、三年生の頃の私の教室だよ。」

二人は教室に入る。一見、背景は普通のよくある教室に見える。

シャリオ「ここがサキさんの教室かぁ・・・・。」

サキ「まあ。懐かしいわぁ。」

サキにとっては、懐かしい風景だった。サキは机一つ一つに声をあげた。

サキ「ここがコーウェンで、ここがリンちゃん。あ、ここはオデロで。あと、ここは・・・・。」

サキはまるで、子供のように友人の名前をあげた、シャリオはそれを見守り、心の中で呟く。

シャリオ(・・・・サキさん。学生時代にも友達が・・・・・・たくさんいたんだね。

それに比べ、私なんか・・・・・・そんなのいないんだ・・・・・・・・。)

サキ「・・・・・・・あはは。なんかここにいると、思い出すなぁ。

修学旅行の頃、漢字検定の頃、文化祭に運動会も・・・・・・。」

サキは今までの学生での思い出を語っている間に徐々に寂しい気持ちになっていく。

シャリオも彼女の寂しい表情を見ると、同情するように切なくなる。

シャリオ「さ・・・・・・サキさん・・・・・。」

サキ「・・・・・あ。ご、ごめん・・・・・。」

シャリオ「ううん。気にしてないよ・・・・・。ただ、友達と放れると・・・・寂しいんだね・・・。」

サキ「うん。そうね・・・・・・。じゃ、次はシャリオさんの教室へ案内して!」

サキは急にけろっと笑顔でシャリオに聞いた。

シャリオ「え!?;ま・・・・まあ、いいけど。ついてきて。」

サキ「うん。」

サキはわくわくな気持ちで、シャリオは不安な気持ちとともに3-4の教室から出た。

一方、SHINE党のシャメルの部屋ではシャメルが何か腹立たしい表情で呟いた。

シャメル「シャリオがいない・・・・・。まさか、あの女と本当に・・・・!?

だとしたら・・・・・・・!」

シャメルはそう言うと、壁にある一つの青いボタンを押した。

すると、食器棚が横に動きだす。すると、その後ろには壁がなく、大きな四角い穴がある。

これは秘密通路。食器棚をドア代わりにしていたのだ。シャメルはその通路に入った。

通路では階段が下の段へと続く。シャメルはその通路を通る。その向こうには・・・・。

まるで、近未来のような部屋だった。そう、ここがシャイン星人の本当の部屋であるのだ。

シャメル「ふふふふふふふ。シャリオ。あなたは逃げられないわ。たとえ、どんなところでもね・・・・!」

シャメルはモニターの前の機械のスイッチを押す。すると、モニターに画面が移った。

画面には、学園の廊下に歩いているサキとシャリオの姿が!

シャメル「くすっ。マック学園ね。かつて、シャリオが通った学園・・・・・懐かしいけど、

逃がさないわ・・・・・・・!」

シャメルはそう言うと、電送機の方に歩き、それに入る。すると、体が青く光消えていった。

DGC本部司令室

コリス「ねえ・・・・じゃなかった。隊長。」

モモ「どうしたの?」

コリス「サキさんは・・・・・・。」

モモ「えーっと・・・・・たぶん。マック学園・・・・・だっけかなぁ。」

コリス「マック学園・・・・・。」

モモ「サキが若い頃に行った事ある学園らしいわ。」

コリス「・・・・わかった!じゃあ、行ってみます!!何か嫌な予感がするので・・・・・。」

コリスはそう言うと、司令室から出た。モモは呼び止めようとするが、今のコリスには聞く耳がなかった。

モモ「コリス!!・・・・・・・んもぅ・・・・・。」

マック学園・3-1の教室の中にシャリオとサキがいた。

シャリオ「ここが、私の教室よ。」

サキ「へぇ。ここで何かいい事、あった?」

シャリオ「・・・・・ううん。いい事なんて・・・・ないわ。」

サキ「え?で・・・・でも、修学旅行とかは・・・・・。」

シャリオ「・・・・・・確かにあったわ・・・・。でも、私・・・・・友達いなかったの。

どんな状況でも・・・・・・私一人ぼっちだったの・・・・・。」

サキはそう聞くと切ない表情になりシャリオも悲しくなってきた。

サキ「な・・・・・なぜ・・・・・?」

シャリオ「私・・・・・・お母さんに言われたの・・・・・友達を作ってはいけないって・・・・・・・。」

サキ「・・・・・・親の・・・・・命令のせいね・・・・・・。」

シャリオ「うん・・・・・私の親は・・・・・・厳しかったの・・・・・。」

サキ「私の嫌と似ているね・・・・・・・。」

シャリオ「え?」

サキ「私の父はね・・・・・・宇宙科学スタッフの一人なの。

私が幼い頃、父にひどい仕打ちをされたわ。私がアイドル歌手になりたいと言ったら、

いきなり殴って・・・・やめろ!って言われちゃった・・・・・・・。」

シャリオ「・・・・・・・・・・。」

サキ「でも、私は私。私にはやりたい事がある。親に禁止されても、やりたいの。

だから、私は部活のアイドル歌手クラブに入ったの。卒業後、DGCに入隊したけど、

もう一つは・・・・・アイドル専門のプロダクションに入っているけど、

DCの任務でこっちにはあんまり通ってないわ・・・・・・。

あなたも人間でしょ?だから・・・・・・親の無理やりなんか・・・・・・・。」

シャリオ「いや。私・・・・・人間じゃない・・・・・。」

サキ「え・・・・・・?」

サキはそう言って驚く。シャリオは発言を続ける。

シャリオ「私は・・・・・私と母さんは・・・・・・地球人ではない。宇宙からこの星を調査に来た、

シャイン星人です・・・・・・・。」

サキ「しゃ・・・・・シャイン・・・・星人・・・・・・??」

シャリオ「ええ。私たちは地球の調査をしているの。侵略か共存か・・・・わからないけど・・・・・。」

サキ「あ・・・・・あなたは・・・・・・。」

シャリオ「でも!私は・・・・・あなたと・・・・・この星の人と仲良くしたい!!

ごめんね・・・・・今まで黙って・・・・・・・・。でも、シャイン星はこの星を許してくれるかどうか・・・・・。」

悲しく言うシャリオの肩をサキが優しく手を触れた。

サキ「たとえ、シャイン星が許さなくても・・・・・私は・・・・・あなたを許すよ・・・・・・。」

シャリオ「サキさん・・・・・・・。」

サキ「あなたが宇宙人でも、私は友達だよ・・・・・・。」

シャリオ「サキ・・・・・さん・・・・っ1!?」

シャリオは涙を流し、彼女を抱きしめようとすりその時・・・・・・。カッ

いきなり青い光が発し、シャリオは倒れた。

サキ「シャリオさん!!・・・・・っ!?」

サキの前にいきなりシャメルが現れた。

シャメル「・・・・・・・・・・・・・・・。」

サキ「あ・・・・・あなたは・・・・・・・!」   カッ

シャメルはサキに問われるといきなり無言で右手から青い光を発し、サキを気絶させた。

サキ「・・・・・・・はっ!!」

サキは目覚めた。彼女は今、シャメルが使っていたハイテクな部屋。

そう、シャイン星人の基地内にいて、台所で横になっていたのだ。

サキ「こ・・・・・・ここはっ・・・・・・!!」

サキは動こうとするが、手足が銀色のベルトに縛られているため動けない。そこに、シャメルが来た。

シャメル「ふふふふ。お目覚めかしら?地球人のお嬢さん。」

サキ「しゃ・・・・・シャメルさん!!なぜ・・・・?」

シャメル「なぜって?これが、シャイン星の秘密を知った者への行為よ。」

サキ「シャイン星人は・・・・・この地球に何をしようとするの!?」

シャメル「今にわかるわ。丁度、上層部からの指令が出るわ。

私が長い年月をかけて待っていた指令がね!」

サキ「くっ・・・・・・!」

シャメル「・・・・・・もうすぐね。」

サキ「もうすぐ・・・・・・?」

そして、モニターが青く光った。そこから、老人の男性のような声が発した。

シャイン星人上層部の声『シャイン星調査隊地球担当のシャリオ。

ついに決定が下った・・・・・・・この星を侵略せよ!!!!』

シャメル「かしこまりました。」

サキ「っ!!?!?!!???」

サキは驚いた。まさか、シャイン星人がこの星を侵略をするなどと・・・・彼女にとってはありえなかった。

それに比べ、シャメルはこの星の事などなんも思わぬように不気味な笑みを浮かべた。

シャイン星人上昇部の声『かつて、地球は我々の同士を殺したとの情報が入っている。

よって、この地球を我がシャイン星人の占領地を化す。」

シャメル「決まったわね・・・・・。」

サキ「待ってください・・・・・・!」

シャメル「何?」

サキ「あなたの娘は・・・・この星の人たちと友達になる事を望んでいたんですよ!?

あなたはそんな自分の子の願いなんてどうでもいいのですか!??」

サキは学園でのシャリオの寂しいところを思い浮かべながらそう語った。

シャメル「ふーん・・・・・それで?」

サキ「え・・・・・・?」

シャメル「だから?自分の子が何?確かにシャリオは私の子。でも、あの子は裏切ったわ。」

サキ「裏切ったのは・・・・・この星を愛してるからです・・・・・。あの子がこの星を愛するのに、

なのがいけないんですか!!あなたも親なら、シャリオさんの気持ちを・・・・・・・!!」

シャメル「たとえ、あの子はこの星を愛しても、私は元よりこの星を憎んでいたわ・・・・・・。」

サキ「な・・・・・・なんですって・・・・・!?」

シャメル「あなたにはこの星の生物としての生体実験のサンプルになってもらうわ・・・・・。

そのために一度、眠りなさい・・・・・・・。」

シャメルはそう言うと、とあるレバーを引いた。

つづく

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