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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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アンドロイド少女・マリオネットライター    第9話・血のない機械少女

吸血ジャンボロイド・ブラッド・アサルト登場

それは寒い夜の秋田町での出来事であった。平凡な女性が一人歩いていた。

女性はただ歩いていた。それだけで何も起らなかった。だが、時が過ぎ・・・・・。

女性「っ・・・・・!?」

女性の前に怪しい雰囲気を漂わせる黒いマントを見に包んだ女性が現れた。

黒マントの女性はニタァと不気味な笑みを出しながら、口に生えた鋭い牙を光らせた。

女性「こ・・・怖い・・・・・・!!」

女性は危ない人物だと思って逃げた。しかし、女性は奇声をあげながらジャンプした。

黒マントの女性「キエエエエエエエェェェェェェ!!!!!」

黒マントの女性は逃げる女性の前に着陸し、彼女に襲い掛かった。

女性「い、いやああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

黒マントの女性は女性の首筋を噛み付いた。そのため、女性は苦痛のあまり悲鳴をあげた。

数日後、秋田学園の放課後では・・・・光次郎は部活で弓矢の練習をしていた。

梶「喧嘩売ってる?」

梶はいつも通り光次郎に怒っていた。光次郎はただ練習しただけである。

それなのに、なぜ梶が怒ってるか光次郎はそれが気に入らず、苛立った声で返事した。

光次郎「あぁい・・・・・!」

梶「あぁいじゃねーよ!誤れよ!」

光次郎「ごめんなさい。次、気をつけます!」

梶「今度やったらぶっ殺すからな!普通に返事しろ!!!」

梶はそう暴言を吐きながら光次郎から離れた。光次郎は梶の後ろ姿を睨む。

光次郎「ちっ・・・・・・・!!」

梶は後輩に練習を教えている榊を睨んだ。今度は彼につっかかって来た。

梶「うるっせーんだよこらぁぁぁぁあ!!!!!」

梶が怒鳴ると、中学生の子供たちは怯えだした。榊は苛立ちの表情で梶とにらみ合う。

榊「む?なんだよ!?」

梶「なんだよ?その言い方は!!!」

怒り爆発の梶はタオルを榊に投げつけた。榊は表情を変えず、冷静に返事した。

榊「ただ、後輩に教えてるだけだぜ?それのどこがいけない?」

梶「ふざけんな!!前、俺らに喧嘩売って、今度はそんなガキども、教えてんのか?

ガキは何度教えても階級あがんない。悪いのはお前だろ?そして、そのガキども!!」

榊「いやだねぇ。はいはい。俺が悪くございました。俺が犯人。それでおしまい。」

榊は怒れる梶を馬鹿にしながら、子供たちのところに戻る。

梶「次、ガキどもになんか言ったらぶん殴るからな?黙れ!!!!」

梶は怒鳴りながら去っていった。光次郎は密かにそのやりとりを見て、さらに気にいらなかった。

部活は終わり、光次郎は学校から出る。そこに、桜がいた。

桜「お疲れ様。光次郎くん。」

桜は笑顔を振りまきながら光次郎に言った。

疲れた表情だった光次郎は桜の声を聞いて、少し嬉しさを表情に表した。

光次郎「ああ・・・・・ありがとう。」

光次郎と桜は一緒に歩いていた。二人は前回で、仲直りし、友情をさらに深まったそうだ。

桜「それで、部活はどうだった?」

光次郎「うん。相変わらず高校生たちはキ○ガイだったよ。僕がただ練習してるだけで、

いきなり怒ってくるんだもの。」

桜「うん。酷い上司だね。」

光次郎「あんなの上司なんかじゃない!!怒りたいだけ怒るただの不良だ!!」

光次郎は梶たちの事思うとついカッとなって、小さな石を蹴った。

桜「光次郎君は間違ってない。光次郎君は自分のためだけにやっていいんだよ。」

光次郎「え。でも・・・・・・・・。」

桜「大丈夫。その時、私が頭撫でてあげるから。」

光次郎「うん。ありがとう・・・・・・・。」

今まで苛立った光次郎は桜の優しい言葉によって、落ち着いた気持ちになった。

桜「なんか・・・・・こういうの、初めてだね。」

光次郎「え?」

桜「ほら、私と光次郎くん、あのダブルジャンボロイド事件から毎日、

こうして二人で歩いてるんだもん。」

光次郎「あ、言われてみれば・・・・・・。」

桜「あの時の前に、小学生の頃、私と光次郎くんと真奈美ちゃんは3人でよく歩いた事あるけど、

私だけ、時々、あなたたちから放れる事もあった。SSPに入って、

私が隊員でない事を隠して、みんなに黙って任務を行いにいったわ。

そのため、光次郎君に辛い思いを・・・・・・。」

光次郎「・・・・・・・・。」

桜「でも、大丈夫!もう光次郎君だけに私の真実を語ったら、

すっかり光次郎君と胸張って一緒に歩けるわ。」

光次郎は昔の桜がどうしているかを思っていた。それはあまりにも辛い過去だったと思うと、

光次郎も自分だけがズルしたではないかと思って胸が苦そうになった。

光次郎「・・・・ごめん。」

桜「え?」

光次郎「いや、なんか、僕のせいだと思って・・・・。」

桜「光次郎君は悪くないよ。だから、一緒に頑張ろうよ!ね?」

光次郎「・・・うん。」

桜は光次郎君を優しい声で励まし、光次郎は素直に笑った。

ピピピピピピピピピ  その時、桜の計帯電話が鳴り出した。桜は電話する。

桜「こちら、月野!」

電話の相手は野沢隊員であった。

野沢『あ!桜ちゃん!大変な事が起きたの!!すぐ、基地に来てくれる?』

桜「はい!わかりました!」

桜はそう言って、電話を切った後、心配そうな光次郎に言われる。

光次郎「・・・・また、SSPの仕事ができたんだね。」

桜「・・・・・・うん。」

光次郎「でも、僕は信じてるよ!君が必ず僕のところに戻ってきてくれると。

だから・・・・・SSPの隊員として、頑張ってくれ!」

桜「あ・・・・・ありがとう・・・・・光次郎君。」

桜は光次郎君に言うはずのない言葉で言われて、照れた。

光次郎「どうしたの?」

桜「ううん。光次郎君がまさか、そんな事、言うと思って・・・・・。」

光次郎は確かに、人を励ますような言葉はあまり話さなかった。しかし、今は違う。

光次郎は桜と本当の友達になった。だから、今の光次郎は、

愛する人、桜に勇気付ける言葉を言えたのだった。

光次郎「じゃ・・・・・気をつけて。」

桜「・・・・うん!」

桜は光次郎に敬礼した後、すぐに、光次郎から離れ、走っていった。

つづく

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