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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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灰間「わ、悪かったな。たまには俺が早く来る事も、

少しはあるだろうよ・・・。」

日下部「まあ。そう。それより、この後。大神隊長のお呼びで、

今すぐ司令室に来いとの事よ。寄り道は駄目よ?」

灰間「そうか・・・。(そうだな。本当はやりたくねーが、

爆弾をどこに設置すれば良いかわかんねェし、

この際、隊長に基地の事を聞いてみるか・・・。)」

こうして、灰間と日下部は一緒に司令室へと向かった。


司令室に集まった大神隊長と4人の隊員。

大神「我々は魔族と日々、戦っている。その魔族は、

今まであらゆる異変を起こして、地球を襲って来た。そこで諸君。

最近、君たちの周りに異変とかはないか?」

叶野「隊長は何かの異変を魔族の仕業と思われようになったのですか?」

大神「うむ。魔族は地球上にあらゆる仕掛けを使って、

異変を起こし続けておる。今回もまた、

魔族は何かを企んでいるとわしは考えている。」

灰間「・・・・隊長!」

大神「何じゃい?灰間。」

灰間「・・・・この基地に火薬倉庫とかはありませんか?」

大神「火薬倉庫じゃと?その倉庫なら地下のエリアCにあるが、

その倉庫に何か用があるのか?」

灰間「いえ・・・。どのような物か見てみたくて・・・・。」

大神「そうかぃ・・・。」

灰間「では、少しだけ行ってもよろしいでしょうか?」

叶野「数分以内に帰って来い。火薬倉庫など、本来。

お前のような子供が来る場所ではないからな。」

上川「勝手にいじると危険だから、注意してね。」

灰間「はい・・・。では。」 灰間は暗そうに司令室から出た。

そして、大神と叶野はコンピューターのモニターの方を見る。

叶野「・・・・・隊長。灰間隊員は・・・・。」

大神「うむ。じゃが、まだ真実と言うワケではない。」


灰間はBAR基地の地下の廊下を歩いていた。

その時、グランテラの声が響く。

グランテラの声『火薬倉庫とは、

さっそく良い事を言ったじゃないか。ティアーズ。』

灰間「うるせェ。こうでもしないと母さんを返してくれねェだろ?」

グランテラの声『そうだ。だが、その前に俺たちは、

BARの科学の源を奪いたい。

その源を生んでいるエリアも見つけて来い。』

BARの科学は必要だ。その科学の情報を探らずに、

BAR基地を爆破すれば、お母さんは返してあげないぞ?』

灰間「いちいち指図しやがって・・・!やりゃァ良いだろ!?やりゃァ!!」

緒川の声「何を一人で怒鳴っているの?」

灰間「っ!?お、緒川さん・・・・?」

灰間は後ろから緒川の声がしたので、その後ろの方に向く。

そこに、緒川がいた。

緒川「こんなところに来て、どうかしたの?」

灰間「あ、ああ・・・。ちょっとあんたに聞きてェ事があってな。

BARは魔獣に対抗するためのシステムが造られただろ?

そのシステムのあるところへ行きてーんだけど。」

緒川「あら。調度良いわ。私もそこへ行こうと思ったの。

連れて行ってあげる。」

灰間「わかった。」

こうして、灰間は緒川の案内で、

対魔獣用のシステムのある部屋へ向かう。


そして、灰間と緒川は高度な科学で造られた機械だけの部屋に来る。

中央には大きなタワーのような物もある。ここが、

対魔獣用のシステムが搭載されている部屋である。

緒川「このシステムのエネルギーが、他の部屋の機能に繋がっていて。

BAR基地が生きているの。さらに、BARワンダーが、

今でも存在できているのも、このシステムのおかげよ。

私はそのシステムの様子を調べるために来たの。」

灰間「そうか・・・・。この部屋がBAR基地の心臓・・・。」

その時、またもグランテラの声が。しかも、その声は、

灰間だけに聞こえて、他人には全く聞こえない。

グランテラの声『BARを動かすシステムのある部屋が見つかったら、

ただちに部屋に発信機を付けろ。その発信に俺たちが辿る事で、

俺たちがそのシステムを見つける事ができるのだからな。ふ

ふふふ・・・。』

灰間「・・・・・・っ!すみません。緒川さん。俺はここで・・・。」

灰間はそう言いながら、部屋のドアの近くに、

グランテラからもらった発信機を付けた。そ

れに誰も気づきそうにない部分に。

緒川「灰間君・・・・・?」


灰間は地下を歩いた。そして、

火薬倉庫の入り口であるドアの方に近づいた。

灰間「ここが火薬倉庫か・・・。この倉庫の中に、

奴からもらった爆弾を付ければ・・・・!」

灰間は火薬倉庫の入り口に近づく。その時、大神の怒声が響く。

大神「そこまでじゃい!!灰間!!!」

灰間「っ!?お、大神隊長・・・・!?」

灰間は驚き、恐る恐る後ろへと向く。

そこには、大神と隊員たちがいた。

大神「灰間・・・。ワレ。火薬倉庫に爆弾を仕掛けようとしたな?」

灰間「な、何故それを・・・・!?」

大神「オドレのポケットにある爆弾を出さんかい!!!」

灰間「・・・・・・っ!!」

灰間は大神の怒声に驚き、震えながらポケットから爆弾を出す。

灰間「何で・・・。この事がわかったんですか・・・!?」

大神「この基地の全ての部屋に、魔族エネルギーの反応を、

キャッチできてのォ。そのエネルギーを発する物なら、

すぐにでも発見できるき。魔族には、こ

の基地を密かに攻略する事は不可能だ。

灰間。おどれの持つ爆弾には魔族反応があった。

わしらは最初からそれに気づいた。」

叶野「気づいたから、ワザと行かせてやったが・・・。

なるほど。このザマか。」

上川「灰間君・・・。何か、ワケでもあるの・・・・!?」

日下部「灰間・・・・!あんた、

自分が何をしているのかわかってる!!?」

灰間「あんたらには・・・関係ねェだろ・・・・。」

大神「あるわぃ!!灰間・・・!ワレはわしら大人に負けない、

正義の心を持っているハズ。と、言う事は・・・!

ワレは魔族に何かされて、奴

らの奴隷にならざるを得なかったそうだ!

言ってくれ・・・・!ワレは魔族に何をされた!?何か、

わしに協力できるような事があったら・・・言ってくれんか!?」

灰間「ぐ・・・・・っ!!」

灰間は黙り込んだ。だが、徐々に震えが止まらず。

灰間「言えるワケがねェ・・・!あんたらに余計な事をさせたら、

俺の大切な人が死んじまうんだよォ!!!」

灰間は激情したかのように、

爆弾を火薬倉庫のドアの近くに投げつけ、

どこかへと走り去った。

日下部「あっ!!待ちなさいよ!!」 大神「ほっとき。」

上川「けど、隊長・・・・!」

つづく

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