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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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カズサ「何かしら?」

クリグミ「・・・・・ごめんなさい。」

カズサ「何で謝るの?あなたは何も悪い事してないわよ。」

クリグミ「でも・・・。僕、お姉ちゃんに色々とやってもらってるし。

いつも僕の我侭を聞いてくれて、い

つも側にいてくれて、守ってくれた。

それなのに、僕はお姉ちゃんにうまく恩を返せない・・・。

ちょびっとだけしか手伝えない。それに、僕。戦いが怖いし、

悪い奴から、お姉ちゃんを守れそうにない・・・。だから・・・。」

カズサ「くすっ。良いのよ。それで。」

カズサはクリグミの頭を撫でる。

クリグミ「っ!?お、お姉ちゃん・・・。」

カズサ「無理しなくて恩返ししなくても良いわ。それに、

戦いが怖ければ戦わなくても良い。あなたは十分に、

私を愛している。それだけで十分よ。」

カズサの手はクリグミの頭から離れる。

クリグミ「お姉ちゃん・・・・・。」

カズサ「それから、あなたは何もできないワケじゃない。

さっき、あの熊と鳥を見つけて、助けてくれたじゃない?」

クリグミ「あっ!」

その時、クリグミは思い出す。自分がさっき何をしたのかと。

それは、数時間前の出来事。

外で倒れているバンジョーとカズーイの前に、

クリグミが立っていた。そして、

カズサを呼び、二人を助けてもらったのだ。

そう。バンジョーとカズーイを救ったのは、クリグミであったのだ。

カズサ「あなたには優しい心がある。その優しさが、

あの熊さんと鳥さんを救ったのよ。」

クリグミ「うん・・・。そうだね。」 クリグミは少しだけ微笑む。

カズサ「じゃ、シチューを食べようか。冷めちゃうわ。」

クリグミ「うん。」

こうして、カズサとクリグミはシチューを食べ始めた。

カズサ(そうよ。あなたは私がずっと一緒にいてあげる。だから、

あなたも私とずっと一緒にいて欲しい。私は・・・。)

その時、クリグミの脳裏に、何かが浮かび上がった。

それは異なる色の4匹のジンジョーであった。

クリグミ「・・・・・会いたいよ。」


その頃、ユミは焼いた魚を持っていき、ミクスや、

3匹の白熊の子供たちと一緒に、その魚で食事をしていた。

グロッギー「むぐむぐ・・・。美味しい!」

ソギー「相変わらず焼いた魚の味は素敵だわ。」

ミクス「・・・・ちょっと熱いけど、確かに美味しいわ。」

ユミ「そうね・・・。焼いただけで、美味しく食べられるなんてね。

あなたたち。いつも、これを食べているの。」

モギー「うん。パパがいつも焼いてくれてるんだ。それに、

その焼いた魚による料理が得意なんだぜ。」

ソギー「焼いた魚カレーとか焼いた魚のサラダとか、焼

いた魚のラーメンとか!」

グロッギー「どれも美味しかったなァ・・・。」

ミクスとユミはソギーが言った事を想像してみる。

そのままの料理らしい。ただし、焼いた魚カレーは、

ご飯の米ではなく、魚そのものにカレールーを付けた物らしい。

ミクス「美味しい・・・のかなァ・・・・。」

ユミ「まあ、白熊は魚を食事としているしね。基本的に・・・。」

モギー「もし、パパが帰ってきたら、お姉ちゃんたちにも、

食べさせるように何とかしてもらってみるわ。」

ユミ「あははははは・・・。あ、ありがとう・・・・。」

ユミは苦笑して、そう言う。その後、すぐに心でこう呟く。

ユミ(けど、あの時のヘリ部隊。一体、何だってのかしら?

グランティかな?それとも、別の勢力かしら・・・。わからないけど、

凄く嫌な予感がする・・・。もし、グ

ランティと同じ戦力を持つ勢力が、

あったとしたら・・・。まさか!?)


ボトルズたちはプレゼント工場へと歩き続ける。その時。

ボトルズ「・・・・・っ!!?」

その時、ボトルズは目の前に何かがあったかのように、立ち止まる。

アシナガ「おう。どうした?」

ボトルズ「ば、バンジョーとカズーイだ・・・・!」

そう。ボトルズが見たのは、バンジョーとカズーイに近い影であった。

その影をボトルズ以外の者たちも見えるようになる。

テル「何!?あの熊が・・・・!!?」

ミル「とうとう見つかったわね・・・。」

プルレス「カズーイさんも一緒だ!やっぱり、

あの二人は生きていたんだよ!わああぁぁぁぁい!!」

プルレスはバンジョーとカズーイらしき影に近づこうと走る。その時。

マンボ「・・・っ!待て!!この影、バンジョーとハネハネじゃない!!」

プルレス「え・・・!?」

マンボは焦ったような声でプルレスを呼び止める。

そう。実はその影は似ているが、バンジョーとカズーイではなかった。

その影の正体は、そう。デスブラザーとヘルシスターであった。


そして、ある高い場所から、

この山に聳える巨大な雪だるまを見ている者がいた。

それも二人。一人は頭の左右にネジが付いたような異形の少年。

一人は銃器に足と目が付いたような生物であった。それはまさに、

フラエとガンズであった。

あの二人がこの聖なる山に来てしまったのだ。

フラエ「・・・・感じるぜ。奴らにまた会えそうな気がする。」

ガンズ「ああ。俺もだ。その時が・・・決戦!」

瀕死のバンジョーとカズーイを、プルレスと同じ仲間である、

緑色のジンショー、クリグミが救いました。ですが、

ボトルズたちの前に、

あのデスブラザーとヘルシスターが現れました。

とっても強力なデスブラザーを相手に、マンボ、テル、ミルは、

どう立ち向かうのでしょうか。そして、久しぶりに登場した、

フラエとガンズ。彼らはここで何をしようと言うのでしょうか。

つづく

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