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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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徳丸「き、消えた・・・・!?瞬間移動だ。」

灰間「あの野郎・・・・!どこへ行きやがった・・・・!!」

その時、野口は悲しげな表情になり、両膝を床についた。

野口「そんな・・・。私の想いが・・・。想いが、

あの知らない人に取られるなんて。もし、食べられたりでもしたら・・・!

どうしよう・・・・。私、取り返しの付かない事をしてしまう!」

野口は頭を抱えながら、切なそうに言う。

野口「大好きな人へあげるハズだったのに、

こんなのって・・・・。うぅぅ・・・!」

野口は泣き始めようとする。だが、

灰間がそんな野口の頭に手で触れる。

灰間「野口。心配すんじゃねーって。」

野口「は、灰間君・・・・?」

灰間「お前の想いは、必ず取り返してやる。あの野郎は、

絶対に俺がぶっ飛ばしてやるから。だから、悲しんじゃ駄目だ。」

野口「う、うん・・・・。」

森下「あ、あの・・・。私のチョコも・・・・。」

灰間「もちろんだ。全部、取り戻す!!」

その時、灰間のシーバーが鳴り出した。

灰間「こちら、灰間!!」 シーバーから上川の声が聞こえる。

上川の声『上川!!至急、BAR本部に来てください!!

この事件における犯人の正体がわかりました!!』

灰間「了解!!すぐに、本部へ向かう!!」


BAR基地の司令室に来た隊員たち。

彼らの前にあるスクリーンには、

多くのチョコを持って走っている青い帽子の少年の写真が写っていた。

大神「これは、緒川が偶然にもカメラで捉えた映像じゃけ。」

日下部「チョコをいっぱい持っている・・・!もしや、

この者が犯人なのでは!?」

大神「その通り。この者は瞬間移動で姿を消す事が得意のようだ。」

上川「まさか、犯人は宇宙人ですか!?」

大神「その可能性は高いのォ。問題なのは、

何故、チョコを多く盗んでいるのかじゃな。」

叶野「もしかして、好物だからじゃないでしょうか?

チョコを盗む以外に、

何の被害が起こってません。星人は食料を集めるつもりで・・・。」

大神「そうか。奴の食料はチョコとな・・・。宇宙人は、

母星ではご飯はチョコによる食事をとっているのか?」

日下部「そんな事より!早くあの宇宙人を探しましょう!!

女の子の想いであるチョコを平気で奪って、

自分だけの食事にするなんて・・・!あいつは女の敵です!!!」

上川「そうだそうだ!!

僕らが食べたいチョコを横取りするとは許せない!!

早くあのチョコ泥棒を倒して、皆のチョコを取り返しましょうよ!!!」

日下部は女性の想いであるチョコを盗む星人を許せず、

上川は自分が食べたかったチョコを横取りする星人を許せなかった。

叶野「落ち着け。二人とも。敵は瞬間移動を使えるんだ。例え、

敵を見つけたとしても、

すぐに瞬間移動で逃げられる確率が高いんだぞ?」

灰間「じゃあ、どうすりゃ良いんだよ?このままじゃ、

宇宙人の野郎がチョコを食べ続けてしまい、

ほとんどの女性が愛を失っちまう!

それを何とか阻止できねェものか・・・。」

隊員たちは悩んだ。どうすれば、

この事件を起こした者を捕まえられるのか。

その時、緒川が慌てて走って来た。

緒川「大変です!!隊長!!」

大神「どうした!?緒川。」

緒川「ポイントS16で廃墟になっている建物で、

無数のチョコの山が発見されたそうです!!」

大神「チョコの山じゃと!?と言う事は、そこが、

星人のアジトかも知れん!!目撃者はどうしている!?」

緒川「目撃者は・・・・死んだそうです。」

日下部「まさか・・・!あの犯人に・・・・!!」

そう。目撃者は多くのチョコが盗まれた場所を見つけ、

BARに報告した。

だが、その後すぐに、あの青い帽子の少年に殺されたそうだ。

その時、通信用のコンピューターが鳴りだし、

上川がそのコンピューターを使う。

上川「大変です!!また、

複数のチョコが盗まれています!!犯人の仕業です!!!」

日下部「敵がまた動き出したそうね・・・!」

大神「これはチャンスじゃ・・・!叶野、上川、日下部は、

例の犯人を追え!!

灰間はその隙にポイントS16の廃墟へ向かえ!!」

隊員たち「了解!!!」


灰間は一人で歩き、とある廃墟な建物に近づき、入った。

その中の部屋はとても暗く、不気味な感じがした。

そこを歩き続ける灰間。そこに。

灰間「・・・・・むっ!?おお!!」

灰間の前に、無数のチョコの山があった。このチョコは全て、

あの少年が盗んだものだった。野口や日下部のチョコもこの中にある。

灰間「こんなに多いの。全部、食べるってのか・・・!」

その時、灰間のペンダントが光り出す。

灰間「・・・っ!?戻って来やがったか・・・・!!」

灰間は後ろの方を向く。そこに、青い帽子の少年がいた。

青い帽子の少年「ほお・・・。お前。BARの隊員だったのか。」

青い帽子の少年はそう言って、

盗んだばかりのチョコを食べ始めた。

青い帽子の少年「むぐむぐ・・・。美味しいねェ。このチョコ。

けど、お前にはやらないよ。

このチョコはぜーんぶ俺の食料だから。」

少年はそう言って、食べているチョコを全部食べてしまう。

一人の女性の想いが消えてしまった。

少年は次のチョコを食べ始める。

灰間「おい。喰ってる途中で悪ィが、お前は宇宙人だろ?」

青い帽子の少年「もぐもぐ・・・。ん?俺の正体を知ってるのか?

むしゃむしゃ・・・・。ちょうど良い。では、見せてやろう・・・!」

次のチョコを食べ終えた少年は帽子を脱ぎ、投げ捨てる。

その時、少年は光と共に姿を変えていく。

そして、醜悪な怪物の姿となっていく。頭が三角に近い感じで、

黄色い一つ目と笑っているような口。首の周りには、

複数のトゲが生えている。顔以外の身体中には、

複数の小さな青い点が付いている。身体の色は、

紫色で、顔が少しだけ黒い。この不気味な人型が、

青い帽子の少年の正体で、悪魔のような宇宙人であった。

この宇宙人の名は、ゼラード星人。

ゼラード星人「これで、わかったろ?さっさと、ここから去れよ。

怖い目やあって死にたくなければね?」

ゼラード星人はそう言って、別のチョコを食べている。

灰間「貴様・・・。そのチョコが、女たちが愛する者へ届けるために、

想いを込めて作ったのがわかってんのか?」

ゼラード星人「だから知らねーって。女なんて、

幸せを捨てても良いんじゃね?いや、地球人なんて、

全員、不幸になって絶望しちまえば良いと思うね。ぶっちゃけ、

俺は女が幸せになるのって気にいらないんだよね?うん。」

灰間「そうかよ・・・!やはり、てめーは残酷な宇宙人だぜ!

てめーのような野郎は生かしちゃおけねェ・・・!!」

つづく

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