ウルトラマンティアーズ『何光ってんだ?こいつ。だが、容赦しねェ!!』
ティアーズは光っているヨウゴンを殴る。ところが。
ウルトラマンティアーズ『ぅあっちいいぃぃぃ!!!』
ヨウゴンを殴ったティアーズの手にいきなり火がつき、
ティアーズはその手を痛がり、ヨウゴンからさがる。
日下部「ティアーズの拳が燃えた!?」
火野博士「魔獣ヨウゴンの身体はマグマでできておる!!
魔獣は自分の身体のマグマを活性させる事で、
マグマそのものの熱さを身に纏ったのだ!!!」
そう。ヨウゴンの身体はマグマそのものになったのだ。
ティアーズが触れると、ティアーズにダメージが来てしまうのだ。
ヨウゴン「グウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥ・・・・・」
ウルトラマンティアーズ「・・・・!・・・・・!?」
ティアーズはキックで応戦するが、その足にも火がつく。
さらに、チョップを仕掛けるが、それも無理で、
むしろティアーズはマグマによるダメージを受けるだけであった。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・!」
ティアーズは右足や両手に焼け跡ができて、ひるんでいる。
ヨウゴン「グウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥ・・・・」
ヨウゴンはそんなティアーズにパンチを打つ。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・!!?」
殴られたティアーズは大ダメージを受ける。
マグマの力がヨウゴンを強くしている。
ヨウゴンはもう一度、ティアーズを殴る。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・!!・・・・・・・!!!」
ティアーズはヨウゴンに殴り返そうとするが、
その手がマグマに焼かれる。
ヨウゴン「グウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥ・・・・」
ヨウゴンはティアーズを蹴り上げる。ティアーズは倒れてしまう。
日下部「ティアーズ!!!」
日下部はバルガンの銃弾でヨウゴンを攻撃する。
だが、通じない。
その隙にティアーズはバック転で魔獣からさがって、反撃に出る。
ウルトラマンティアーズ「アームシュート!!!!」
ティアーズはアームシュートでヨウゴンを攻撃する。
少しは効いたらしいが、それでは倒せない。
ヨウゴン「グウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥ・・・・・」
ヨウゴンは口からマグマ光線を発射して、ティアーズに反撃する。
ウルトラマンティアーズ「ウワアアアアアアアァァァァァァァ!!!!!!」
マグマ光線を浴びたティアーズの身体中が爆発した。
ティアーズはこれに苦しむ。
倒れたティアーズの身体中には多少のマグマが蝕み、
その部分が少しだけ燃えている。
ヨウゴンはティアーズに近づき、その身体を踏みつける。
ヨウゴン「グウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥ・・・・・」
ヨウゴンの足に踏まれた、
ティアーズの身体の部分から煙が物凄く出て、燃え始める。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・!!?・・・・・・・!!!!」
ティアーズはこれに苦しみ、カラータイマーが赤く点滅し始めた。
火野博士「いかん!!このままではティアーズがマグマに焼かれ、
溶かされてしまう!!!もう一度マグマ光線を撃たれたら・・・!!」
日下部「助かる方法はないのですか!?
あなたはマグマを研究したから、
マグマの弱点だって知ってるのでしょう・・・!?」
火野博士「・・・・一つだけある。それは、凍らせる事だ。
だが、凍らせるのはかなりの量が必要らしい。だが、
魔獣の身体は巨大なマグマ。成功する確率は低い・・・!」
日下部「では、どうすれば・・・っ!!」
そして、日下部はティアーズに近づいて叫ぶ。
ティアーズはまだヨウゴンに踏まれているが。その時、
空からバルワンダー3号が飛んで来た。
操縦しているのは叶野隊員だ。
日下部「あれはバルワンダー2号!叶野さんだわ!!」
叶野「ティアーズ!!超絶冷凍ミサイルで魔獣を攻撃する!!
巻き添えを受けたくなかったら、離れろ!!!」
ウルトラマンティアーズ『ありがてェ・・・!アームシュート!!!』
ティアーズはアームシュートでヨウゴンの顔を撃つ。
ヨウゴン「グウウウウウウウウウゥゥゥゥゥ・・・・・」
顔を撃たれたヨウゴンはその激痛で、ティアーズから離れる。
そして、ついにティアーズも立ち上がり、ヨウゴンから離れる。
叶野「今だ!!超絶冷凍ミサイル、発射!!!!」
バルワンダー2号は水色のミサイルを発射して、
それがヨウゴンに命中。
ヨウゴン「グウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥ・・・・」
ミサイルが爆発すると同時に、白い煙が噴出し、
それがヨウゴンを包む。それにより、魔獣の身体が一気に凍った。
そして、ヨウゴンはついに氷の塊となってしまった。
日下部「やったわ!!!」
火野博士「後はどこかで処理しないと、後が大変だぞ!!!」
ティアーズは凍ったヨウゴンを両手で運び、
そのまま空を飛び去った。
そして、
ティアーズはヨウゴンをとても高い空の上、
日本海域の上空へと連れて行った。
ティアーズがヨウゴンを投げ飛ばす。ティアーズは考えたのだ。
天空で粉砕すれば、マグマが散らばらずに済むと。
ウルトラマンティアーズ「ファイティウム光線!!!!!!」
ティアーズはファイティウム光線でヨウゴンを爆破した。
粉々になった氷マグマが散るが、すぐに消えてしまった。
BAR基地の司令室で、隊員たち全員と火野博士がいた。
緒川「ヨウゴンが死に、
火山のマグマの暴走も治まり、事件は解決しました。」
大神「しかし、とんでもない奴じゃけ。
地球のマグマを利用するとは。
全く恐ろしい宇宙人じゃった。
魔族もきっとそうするかも知れん。」
灰間「もうマグマはこりごりだよ。」
日下部「私も。もし、
叶野さんが助けてくれなかったら、どうなったか・・・。」
灰間と日下部はマグマ騒動の事で、ぐったりしたい気分であった。
灰間「もうマグマなんて見たくない気分だぜ・・・。」
火野博士「いーや!!まだまだ見てもらうぞ!!!」
火野博士は灰間と日下部に物凄い態度で言う。
灰間と日下部「え・・・・???」
火野博士「わしはこれから、マグマが元通りになったか、
さらに研究する!!灰間!日下部!お前たちも付き合え!!!」
灰間と日下部「ええええええええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!??
そ、そんなああぁぁぁぁ・・・・。」
灰間と日下部はヘナヘナに倒れそうになる。
上川「相変わらずマグマのような熱血ですね。火野博士は。」
叶野「俺も彼の強引なところには参ったよ・・・。」
上川と叶野は火野博士のやる事に呆れ、大神も微笑んでこう言う。
大神「可哀想じゃが、灰間。日下部。そのまま、
火野博士と協力してくれ。熱さで倒れそうかも知れんが。」
火野博士「ってなワケで、休みなくサポートしてもらうからな。
覚悟しておけよ。BARの少年少女たちよ!!」
灰間と日下部「・・・・・マジ???」
その後、灰間と日下部は火野博士の協力で、
マグマの調査に励んだが、とっても疲労してしまいました。
ですが、ご安心ください。終わったら、すっかりと休暇をとって、
疲労も回復する事でしょう。それにしても、
地球のマグマを利用する宇宙人がいようとは、恐ろしい事ですね。
もし、何もない山で噴火が起きそうな感じがしたら、
それは、第2、第3のシャプレー星人が動いているかと思います。
次回につづく
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