灰間と日下部「わあああぁぁぁぁっ!!?」
火野博士「いかん!!マグマが部屋中に零れて、
一気に燃え始めた!!早く脱出するんだ!!!」
灰間たちは走って、研究所から脱出した。その研究所の全体が、
一気に燃え上がり始めた。これを見た火野博士は驚く。
火野博士「ああ!!わしの研究所が・・・っ!!」
灰間「星人め・・・!やりやがる!!」
その時、3人の後ろにシャプレー星人がいた。3人はそちらを向く。
シャプレー星人「ははははは!!どうかね?シャプレーの科学は?
だが、
地底やでかい火山のマグマを暴走させたのは、俺だけじゃない。」
日下部「どう言う事!!?」
シャプレー星人「俺の手下になったヨウゴンが、
この大地に眠るマグマと同化して、暴走させているのよ!
奴は今、ある山のマグマと一体化して動いている・・・!
このまま行けば、
この日本列島はマグマに支配されるだろう。その時こそが、
我々シャプレー星人の地球征服の始まりとなるのだ!!」
灰間「ヨウゴンとは何だ!?」
シャプレー星人「クククク・・・・!!魔星に住んでいる怪物で、
俺がその星の魔族共からそいつをレンタルしたのよ。
見よ!!あの山を!!そろそろマグマが溢れ出るぞ!!!」
シャプレー星人は近くの煙が出ている山に指をさして、
3人に見せる。
その山の天辺で突如、爆発を起こし、そこからマグマが噴火した。
灰間「わっ!!!」 日下部「こ、これは・・・!?」
火野博士「マグマが充満しすぎたと言うのか!!?
すると、ヨウゴンとやらはあの山の中にいたと言うのか!?」
シャプレー星人「そう。ヨウゴンは山内のマグマと同化して、
こうして噴火させたのだ!!
マグマがあちこちに流れ、こちらにも近づくだろう!」
噴火した山から、
複数のマグマが流れて来た。マグマが流れるところで、
多くの木が燃えて行く。一つのマグマが燃える研究所に近づく。
火野博士「地球のマグマを悪用するとは・・・!!
貴様は許せん輩だ!!!」
火野博士はシャプレー星人に怒りをぶつけるように、叫ぶ。
火野博士はマグマを悪のために利用する星人を許せないのだ。
シャプレー星人「ほざけ!!老いぼれめ!!!」
シャプレー星人は小型銃を出して、
そこからレーザーを1発発射する。
日下部「博士!!危ない!!!」
日下部は火野博士にわざとぶつかって避ける。
二人は攻撃を受けずに済み、
灰間はバルガンの銃弾でシャプレー星人を撃つ。
灰間「こんにゃろう!!!」 シャプレー星人「ぐぇ!!??」
星人は頭を撃たれる。すると、その頭が物凄く爆発する。
日下部「や、やった・・・・!」
シャプレー星人「ぐう・・・・っ!間もなく俺は死ぬ。だが、
ヨウゴンがお前ら地球人をマグマで焼き尽くしてくれよう!!!
うわああぁぁぁぁ・・・・・っ!!!」
倒れたシャプレーの身体が大爆発を起こして、死んでしまった。
火野博士「マグマがこっちに近づいて来る。早く逃げるぞ!!」
その頃、とある街の近くにある山で異変が起きた。
その山の天辺が、
爆発して、噴火が起きた。溶岩が溢れ森に流れて行く。
それを見た街の人々は驚き、注目していく。
男性「あっ!!山が噴火したぞ!!!」
女性「そんな!?あの山は火山じゃないハズよ!?」
男性「み、見ろ!!な、何かが出てきたぞ!!!」
そこから、巨大な怪物の姿が現れた。その怪物は、
前進の色が赤く、眼が黄色くて丸い。身体のあちこちには、
岩のような部分があり、頭には二つの突起があった。
この怪物こそが、シャプレー星人が操る魔獣、ヨウゴンである。
ヨウゴン「グウウウウウゥゥゥゥゥゥゥ・・・・」
街の人々「魔獣だああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
街の住人は魔獣の出現に恐怖し、逃げ惑う。
ヨウゴン「グウウウウウウウゥゥゥゥゥゥ・・・」
山から降りるヨウゴンは流れるマグマと共に街へ向かう。
その足跡にはマグマに満ちている。そして、
ヨウゴンは口から赤い光線を発射して、遠くのビルを襲う。
そのビルがマグマに満ちて、燃え上がってしまう。
その時、空からバルワンダー1号に乗った上川が目撃する。
上川「っ!!上川より本部へ!!
ポイント49で魔獣が出現しました!!」
BAR基地の司令室で、
上川の連絡を受けた叶野は、大神に報告する。
大神「街で魔獣が出現したじゃと!?」
叶野「はい!!魔獣は噴火した山の中から出たそうです。」
大神「すると、星人は・・・魔獣を使って、
マグマを暴走させたのか。
叶野隊員!魔獣について分析するんじゃ!!わしは、
灰間隊員と日下部隊員に連絡をとる!!」
ヨウガン「グウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥ・・・・・」
ヨウゴンは近くのビルを両手で何度も壊した。
バルワンダー1号はそんなヨウゴンに接近して、
レーザーバルカンを連射する。
攻撃を受けた魔獣は、1号の方に向かい、光線を発射する。
光線を避けた1号。上川は光線を見て、驚く。
上川「ま、まるで・・・マグマの塊のような光線だ。いや、
もしかしたら、これはマグマそのもの。マグマ光線だ!!」
1号はレーザーバルカンでまたもヨウゴンを攻撃する。
だが、ヨウゴンには全く効かない。そこに、バルターボが来て、
灰間、日下部、火野博士が降りて、ヨウゴンに近づく。
灰間「あれが・・・星人の言ってたヨウゴンって奴か・・・!」
火野博士「あの魔獣の身体は・・・まさにマグマだ!」
ヨウゴン「グウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥ・・・・」
魔獣は3人に向かって、
マグマ光線を発射する。3人は慌てて、これを避ける。
灰間たち「うわわっ!!!」 アスファルトが光線にあたる。
すると、そのアスファルトにマグマが付いている。
火野博士「マグマじゃ!!
魔獣の光線がマグマを生み出している!!!」
ヨウゴンはまたマグマ光線で、別のビルを攻撃。
そのビルもマグマによって爆発していく。
灰間「くっそ!!日下部!!
火野博士を安全な場所へ連れてけ!!
俺はバルワンダー1号を援護してくる!!!」
日下部「わかったわ!!死ぬんじゃないわよ!?」
日下部と火野博士はバルターボに乗って、どこかへ走る。
ヨウゴン「グウウウウウウウゥゥゥゥゥゥ・・・・・」
バルワンダー1号はレーザーバルカンで攻撃するが、
ヨウゴンは通用せず、マグマ光線で反撃する。命中してしまった。
その1号の機体にマグマが付いていく。ガラスにもマグマが付く。
上川「わあっ!!機体にマグマが・・・っ!!」
これに驚いた上川は急いで脱出した。1号が爆発して、
炎上しながら墜落した。ヨウガンはさらに暴れ続ける。
灰間は人気のないところで光るペンダントを構える。
灰間「ティアーズ!!!!!」
灰間はウルトラマンティアーズに変身して、ヨウゴンの前に立つ。
ヨウゴン「グウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥ・・・・・・・」
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・!!」
ティアーズはゆっくりと構える。そして、すぐに走って接近。
ティアーズのチョップがヨウゴンの身体に決まり、
次にキックでヨウゴンをさがらせる。
ヨウゴン「グウウウウウウウゥゥゥゥゥゥ・・・・・」
魔獣はティアーズの先攻にひるむ。
ティアーズはさらにパンチする。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・!」
攻撃を受けたヨウゴンだが、怒って反撃を開始。
ヨウゴン「グウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥ・・・・・・」
ヨウゴンはパンチでティアーズを攻撃する。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・!?」
ヨウゴン「グウウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥ・・・・・」
そして、ヨウゴンは身体を赤く光らせた。
つづく
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