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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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桜&青井「・・・・・っ!?」

桜と青井はそれを聞いて、悪魔が少年を抱えているところに気づく。

桜「く・・・・っ!!一般人を撃ったらどうしよう・・・!」

青井「目の前に標的がいると言うのに・・・・!!」

黒木隊員「まず、少年を救出しなければならない!!星菜隊員、お願い!!」

星菜隊員「了解!!!!」 狙撃用のライフルを持つ少女隊員が、

黒木隊員の命令で前に立ち、スコープを覗いて空飛ぶ悪魔を狙う。

黒木隊員「月野隊員!!青井隊員!!少年の救出の準備に備えて!!」

桜&青井「はいっ!!!」 そして、二人は走り出す。

星菜隊員がスコープで悪魔の頭を狙う。

星菜「そこだ!!!」 そして、星菜隊員が狙撃を開始。

バキュウゥゥゥゥン  鋭く速い銃弾が悪魔の頭部に命中した。

悪魔「ぐあ!!?」 少年「え!?うわあああぁぁぁぁ!!!!」

落ちていく少年を桜と青井が急いで抱えて救出した。

青井「ギ・・・ギリギリセーフね・・・・;」

桜「大丈夫?ぼく・・・・。」

悪魔「くうぅぅぅ・・・・っ!!よくも邪魔をォ・・・・!!!」

悪魔は怒りと共に桜や青井の前に着地する。

青井「あんたが悪魔ね!!!一体、多くの人たちをさらって、、

何が目的か教えてもらおうかしら!!?」

桜「ぼく!!逃げるのよ!!」 少年「あ・・・・。」

桜は少年を非難させ、青井は悪魔と戦闘する事に。

悪魔「ふっふふふふふ!!教えないわ。だって私、悪魔だもんw」

青井「へぇ・・・!流石は悪魔。とことんの悪ね!!!!」

青井は銃を構え、黒木隊員たちも駆けつけた。

悪魔「ふん。これで完全に包囲したと思ってるワケ?」

黒木隊員「くっ!!総員、一斉射撃!!!!!」

そして、多くの隊員たちが一斉に射撃する。

無数の銃弾が悪魔を襲い、その数発が悪魔に命中する。

悪魔「く・・・・っ!!はあああぁぁぁぁぁぁ!!!!」

攻撃を受けた悪魔はどこからともなく銛を出して、それを振り回す。

鋭く振るう銛が次々と銃弾を弾き返していく。

青井「悪魔の銛!!!?それに、こいつの身体・・・・っ!!!」

隊員たちが射撃をやめ、銛を構える悪魔の姿を見た青井は驚く。

その悪魔の身体。頭部を始め、それぞれの部分に傷があり、

その傷口から機械のような物が見えてくる。そうこの悪魔は機械だったのだ。

星菜隊員「こ・・・これは・・・・!!」 黒木隊員「アンドロイド!?」

青井「もしや・・・!あんたもデスナイトのジャンボロイド・・・・!!!」

悪魔「ふ・・・っ!!よくぞ見破ったわね・・・。では、覚悟はいいわよねェ!!!」

悪魔は銛を構えて、素早く跳んで隊員たちに襲い掛かる。

青井も短剣に持ち替えて迎え撃つ。

青井「くうぅぅ!!」 ガキイィィン 悪魔の銛と青井の短剣がぶつかり合う。

悪魔「ふん!人間のクセになかなかやるわね・・・・・っ!!」

青井「デスナイト・・・・!今度は何を企んでいるの!?ぬああぁぁ!!」

青井は短剣を振り、悪魔を弾き飛ばす。悪魔はそれに耐える。


悪魔「それが知りたければこの私を倒す事ね!!はあああぁぁぁぁぁ!!!!」

悪魔は再び飛び掛り、銛を突き出して青井に襲い掛かる。

青井「っ!!!」 青井は短剣でガードするが、敵の攻撃の方が強く押されていく。

黒木隊員「ああ・・・・っ!!青井隊員が危ない!!」

青井「っ・・・・・!!このォ!!!」  悪魔「はぅ・・・・っ!!」

青井は悪魔の胴体を蹴り出した。悪魔はそれを受けてさがった。

星菜隊員「敵はひるんだ!!後は私の狙撃で・・・・!!!」

悪魔「ちぃ・・・・!!はっ!!!」 悪魔は翼を広げ、またも飛び出した。

青井たち「っ!!?」 青井たちは敵が飛んだ事に驚く。特に星菜隊員・・・。

星菜隊員「どんどんと上へあがっていく・・・・!これでは狙撃が届かない・・・!!」

悪魔「私はミスティー・デビルス。その名をよく刻んでおく事ね・・・・・。

あははははははははははははははははははははははは!!!!!!!!!!!!」

悪魔の名はミスティーデビルス。そして、正体はジャンボロイドであった。

悪魔のジャンボロイド・ミスティーデビルスは夜空の彼方へ消え去った。

黒木隊員「・・・・逃げたか・・・・・っ!!」 少年の声「馬鹿!!!!!」

その時、少年の声が響き、隊員たちが驚く。一同は桜と少年のところへ。

桜が少年に怒鳴られ、動揺。少年が酷く怒っていた。

少年「何だよ!!せっかく幸せになれると言うのにいいぃぃぃ・・・・っ!!!」

少年は泣きそうな表情で怒りの声でそう言う。青井は桜に問う。

青井「何かあったんですか!?月野先輩!!」

桜「この子・・・・。悪魔の誘いを自ら受け入れたの・・・・。」

青井「え・・・・?」

少年「そうだよ!!俺はいつも一人ぼっちだった・・・・!!学校では、

他の人から嫌われ続け・・・!両親からは酷い事ばかり言われて、

ロクなものしか貰ってない!いつも家で独り寂しく引きこもり!!!

小遣いなし!!!幸せな事なんか一つも来ない!!!!

そんな俺を悪魔が救ってくれると言うのに、お前らは・・・・・!!!

わああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」

少年は泣きながら走っていった。

桜「・・・・・あの子の心・・・・真っ黒だった・・・・。

・・・・これで、良かったのでしょうか・・・・・。」

青井「デスナイトの陰謀から開放できたのです。寂しいよりはマシです。」

桜「けど、その寂しい人のその後って、奈々ちゃん考えた事ある・・・?」

青井「・・・・寂しい人のその後・・・・。」


光次郎「ええええぇぇぇぇ!!!??隊長の若い頃に・・・!?」

春日「ええ・・・。その頃に昔のあなたのような人がいたわ。

強いて言えば、もしあかりさんと出会わなかった時のあなたね・・・・。」

光次郎「あかりさん出会わなかった時の僕・・・・。」

春日「そう・・・。あれは私がまだ新隊員であった頃・・・・。」


春日留美は子供の頃、両親が怪獣災害で亡くなられ、

施設で育てられていた。それにより、心が閉じかけた事があった。

学園では普通に通っていたが、誰とも友達になってはいなかった。

しかし、虐待もされてなかった。しかし、彼女の寂しい心に変わりはなかった。

高校卒業後、春日は自分の新たな人生を作ろうとSSPへ入隊した。

こうして、春日は晴れてSSPの新メンバーになったのだ。

・・・・が、その時であった。春日がインベーダー捜索のため、

雨が降りしきる町を歩いていた頃、ある一人の少年と出会った。

春日「・・・・・・ん?」  春日はその少年を見る。

少年はまだ中学生くらいで、座り込んでは切ない顔をしていた。

春日「・・・・・どうしたの?君・・・・。」

少年「・・・・ん?誰だよ?あんた・・・・。」

春日「私ね・・・・。SSP。SSPの春日よ。」

少年「っ!!?」 少年はそれを聞いて、いきなり血相を変えて立ち、春日から離れる。

春日「ど、どうしたの・・・・!?お、怯える事は・・・・ないよ?」

少年「黙れ!!!お前らは俺を捕まえに来たんだろ!!?

独りぼっちで出来損ないな俺を・・・・・っ!!!」

春日「え・・・?そ、そんな・・・・。SSPは寂しい人を捕まえはしないわ。」

少年「あの時、俺が学校の奴等に差別された切なさで怒り狂って暴走した!!

そしたら、警察どもが罪のない俺を捕まえようとしていた!!その理由は!!!

俺が怒りで暴れていたからだと・・・・。俺だって好きであんな事したんじゃない・・・!

俺がもっと強ければ・・・・何もできずに、周りの奴等に罵られる事はないのに・・・っ!!!」

少年は怒りの声とともに涙も流した。どうやら少年には理由(ワケ)があったのだ。

少年「・・・・っ!!とにかく、お前とは話す事はない。じゃあな・・・・。」

少年は春日から離れようと歩いた。しかし、春日がそんな彼の腕を握って止めた。

春日「待って!!」 少年「あぁ?」

少年は腕を掴まれて、止めるが機嫌がさらに悪くなった。

春日「ちょっと・・・・・何処か行こ?」

少年「てめーとは話す事はないっつってんだよ!!?馬鹿か!?この雌豚が・・・っ!!」

少年は春日の手を振り放し、ついでに彼女に平手打ちをしようとする。

しかし、春日はそれに対して何もしなかった。これを見た少年は急に動きを止めた。

少年「・・・・・・っ!」 少年はさらに平手打ちしようとした手をおろした。

春日「ありがとう。自分から止めてくれて・・・・。」

少年「・・・・何だよ?何処か行こうって・・・・。」

春日「それは・・・・あなたの行きたいところでいいわ。」

少年「信用できないな。それに、俺は金なんて持ってねェ。

本当はどこかへ連れて行く気なんじゃねーのか?何かの手段で・・・・。」

春日「私はあなたには何もしない。あなたの行きたいところへ、

行けるように協力したいわ・・・・。」

少年「・・・・・ゆめタウン。そこで、欲しかったゲームや本や、

食べたかったお菓子をいっぱい買いたい・・・。」

春日「ゆめタウン・・・・。わかったわ。私、金いっぱいあるから、

いっぱい買ってあげるわ!!さっ!一緒に行きましょ!!」

春日は明るい表情で少年の手を引っ張って、彼と一緒に走って行った。

少年「お、おい!!俺はまだすぐ行くワケじゃ・・・・!」

春日「いいからいいからw」 少年は渋々、春日と一緒にゆめタウンへ向かう。


こうして、春日と少年は彼の行きたかったゆめタウンへ来た。

つづく

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