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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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ルビィ「・・・・君にはできないのか?そんな、

素晴らしく栄光のある称号を抱える事が。」

ゴビ「全くできないよ。

僕には砂漠の人たち全員と仲良くできない。」

ルビィ「でも、君はゴビとしての力で、

スラッバやマム・マムや他の生物たちを、

率いる事ができたじゃないか。

君はその力で昔、盗賊に襲われそうに僕を助けてくれたよね。」

ゴビ「確かにそうだね。・・・でもね、

僕は彼らとは友達になったワケじゃあない。むしろ、

彼らを利用したんだ。まるで道具のように・・・。

それを知った一部の種族が僕に逆らっていたんだ。」

ルビィ「僕は君になら道具にされて良い。だって、

僕、ゴビに従いたいんだもん。」

ゴビ「・・・・いや。僕はもう誰かを道具扱いしたくない。

もうやってられないんだ。この砂漠の支配なんて。

だから・・・僕はこの砂漠を捨てる。」

ルビィ「・・・・けど、ゴビにはこの砂漠にいて欲しいんだ。

君のその力が必要なんだから。・・・あの恐ろしい、

キング・スナケツがいつ復活するか、わからない。

その復活した男を消滅させるには、

現代までに蓄え切ったゴビのパワーがいるんだ。

それ以外ではスナケツを葬る事はできない・・・!」

ゴビ「そんな事、言われても。僕・・・気が弱いし・・・。」

その時、サボテンと砂ウツボの2匹が地面から出てきた。

サボテン「大変だ!ルビィ!ゴビ様!!」

砂ウツボ「キング・スナケツの墓が出てきたわ!!」

ゴビとルビィ「な、何だって!!?」

砂ウツボ「しかも、そのピラミッドの一部が、

急に爆発を起こして穴ができたらしいの。」

サボテン「もしかしたら、スナケツが復活する!!」

ルビィ「何と言う事だ・・・!ゴビ!!

今こそ、君の出番だぞ!!!」

ゴビ「・・・・・っ。」

しかし、ゴビは怯えたような感じで逃げようと、

山々の方へ向かおうとする。

ルビィ「どこへ行くんだ?」

ゴビ「・・・・僕は行きたくない。」

ルビィ「何で!?」

ゴビ「だって、恐いんだもん。スナケツが・・・。

あいつと戦う事が。僕、恐いのが苦手なんだ。それに、

ゴビなんて受け継ぎたくなかったんだ・・・・!」

ルビィ「・・・しかし、先代のゴビである君のおじいさんが、

死を迎える直前までに新たなゴビを選べなかった。

それにより、

近くにいた君をゴビの称号を託さざるを得なかった。」

ゴビ「僕はゴビなんていらない!あんな辛い事が続いたなら、

ゴビなんて受け継ぐんじゃなかったよ!

とにかく、僕は行かない!

僕一人であんな奴と戦うなんて、死にに行くのと同じじゃんか!!

僕は気が弱いんだ!!誰か代わりに戦ってくれよ・・・!」

ルビィ「~っ!」

ルビィは悲しそうな表情で平手でゴビの頬を叩いた。

ゴビ「・・・・・っ!!?」

ルビィ「・・・誰が一人で行けって言ったんだぃ?」

ルビィは優しく微笑んだ。

ルビィ「スナケツと戦うのはゴビ。君一人だけじゃあない。

僕らも一緒に戦うんだ。君の力として。」

ゴビ「僕の力・・・?君らが?」

ルビィ「そうだよ。・・・良いかぃ?

ゴビは皆と一緒に戦う事でその力は発揮するんだ。

ゴビは砂漠を支配する者の証。故にゴビは、

砂漠の者たちと一緒に立ち向かっていくんだ。

あらゆる困難に。

だから、僕ら砂漠の者は憧れているんだ。ゴビにね。

皆、君の味方なんだよ。」

ゴビ「ルビィ・・・・。」

砂ウツボ「そうよ!ゴビ!!私たちはあなたを守りたいわ!!」

サボテン「頼む!俺たちと一緒に闘ってくれ!!」

ゴビ「皆・・・・。」

ルビィ「僕らは君に従う。」

ゴビ「・・・・・・・・。」


バンジョーたちは階段を進み続けた。

レリッカー「間もなく次なる試練の場所だ。」

プルレス「キング・スナケツ・・・・。

さっきのオグフとか言う奴よりも強いかな?」

ターシュー「あのグランチルダに近いくらいの、

強さを持ってるらしいぜ?」

アシナガ「あのグランチルダに!!?

何かヤバくね!?それ!」

カズーイ「・・・・良いじゃない。それ。

そいつを倒せば、一気に強くなれるわ・・・・!」

バンジョー「魔女からチューティを取り戻すのに、

うってつけの試練かも知れないね。」

レリッカー「うむ。皆。心してかかれよ・・・・!」


ついにバンジョーたちは次なる階層へ到着した。

まるで闘技場のように、とても広い部屋の中央に、

巨大な棺桶があった。

クリグミ「こ、恐い・・・。」

プルレス「何!?あの棺桶・・・・。」

アシナガ「一体、何が入ってんだ?」

そして、棺桶が開いた。そこから紫色の煙が出て、

それと共に巨大な何かが出てきた。

ターシュー「お、お前は・・・・!?」

レリッカー「キング・スナケツ!!!」

そう。棺桶から出てきたのは、キングスナケツであった。

キング・スナケツ「ようこそ、最後の試練の場へ・・・。

最後の試練は、我を倒す事だ。我を倒し、

その我よりキングの全てを奪い取るが良い!」

カズーイ「本当は取らせる気ないでしょうが!!」

バンジョー「君を完全に終わらせてみせる!!」

レリッカー「・・・・スナケツよ!

もし、私の話を聞く事ができれば、

聞いて欲しい!!」

キング・スナケツ「・・・申してみよ。」

レリッカー「もし、君が我々を葬ったなら、

その後に何をするつもりなのだ!?」

キング・スナケツ「ふっ。そうだな・・・。

もし、諸君の生命エネルギーを喰らえば、

再びこの砂漠の者たちを支配できよう・・・・。」

つづく

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